田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

農耕と水 人の原点のようだが PCがないとできない

2012年06月30日 | 日記

6月30日(土)  ほぼ晴れ   一日こんげの天気 記憶がない淋しい日々

火曜日の会議を終えてから“農地・水保全管理 ・ ・ ・ ”の資料と首っ引きで過ごす日が続いている。言い分けではないが、昨日も二つの予定のうち朝9時の社協からの頼まれごとを忘れ、電話で呼び出された。夜は急な打合せということで、落語会チケット売り上げの中間集計をドタキャンした。しかし、これは事前に気になっていたのでケイタイにメールを打った。いずれにしても今月、6月中には資料を読み上げて事務局としてプレゼンを出来るようにして欲しいと云われていたがムリむり。。。

滅私奉公ではないが、“田舎暮らしの集大成”とかで“地域貢献の☆彡”・“あなたならデキル”俺たち土木や農事のことはヤルからパソコンの打ち込みだけはヤッテ欲しいと云う。何度も断りを続けていたが、アンタガデキナキャ「地区の申請は取り下げる」などと脅迫めいた言葉も耳に入ったのが火曜日のこと。

俺はパソコンも自分の好きなことだけできればよいとデスクトップの大型画面からノートパソコンに替えた。しかし、事務的な仕事となるとA3サイズの指定用紙に打ち込む作業が多い。また、かかる作業は農水省や長野県の農政課のHPに載せてある電子ファイルとやらをダウンロードすることになっている。書式がExcelで数式も組み込まれていれるので楽なのだが、農地や農道の保全作業のノウハウまでもネットで見ることになっている。ネット環境のcheapな地域、さて、作業のマニュアルは印刷しては大変だ、画面に映し出して見れば楽だが、それは誰がど~するのだろうか? 

俺の基地は北側の部屋なので夏でも涼しくこの先の季節は楽なのだが、この作業は夏のに野外の作業をすることが多いようだ。皆目、見当がつかないまま、昨年までの資料を借りてきて読みあさり、理解に向けて努力はしている。  

今日は6月の晦日、二日間もブログを書かないわけにはいかないので一息いれた。俺が四六時中資料に向かっているときは、AlgoとSalaは俺の足下かイスの後ろで眠りの体勢をとっている。Algoには小さくなったベッドに溢れるように二人で入っているが ・ ・ ・

トニモカクニモ 遅ればせながら 七月二十日には申請書を提出しなければならない!!

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夏の宵 風情はあるが 涼しすぎる

2012年06月28日 | 日記

6月28日(木)  晴れ   乾燥した空気が心地よい 夕方には湿り気の空気が入り込む

早朝にケイタイが鳴った。こんなに早くから ・ ・ ・ と開いて見ると、隣の集落のYさんから、今から資料を持って行こうと思うがよいか ・ ・ ・ 本来なら俺が引き取りに行かなくてはならないところ申し訳ない。田を2町歩、加工用トマトを手広く、それに麦も作っているらしいが、農業専門家から見ると俺の生活は朝が遅い。軽トラの荷台には汚れちゃイケナイから段ボールに入れたと、他には草刈り機や鎌などいろいろな農具が積んであった。彼は涼しいうちに草刈りをしてきたと云いながら、資料を段ボール箱からだして俺に手渡した。

受け取った資料は午前中に眼を通したが、この地域の耕作面積や耕作放棄地、水路の総延長が幾つなど細かい数字が並び、それぞれの地名が書いてあるが俺には場所が何処なのかは判らない。この先数年間、このような地名と取り組まなければならないとなると少々凹む。午後にYさんに二三解らないところを電話で聞いてみると、“ボチボチやりやっしょう”と反ってきた。農地・水保全管理と云う農水省の事業は、田舎の維持管理には金をだすから、「地元の人に頼むよ」っていう都会の発想ってことだろうか?

昼飯を摂ったあとは流石に資料には眼が向かなかった。北側の窓から外を見ると、シモツケの周りを気持ちよさそうに滑空しながら飛ぶホシミスジ。見ていると時間がぽっかり空いた。こう言うときに、髪が伸びて鬱陶しさを感じてしまうので、モウカル(毛刈ル)床屋Yさんに電話をすると今すぐOKと云うことで ・ ・ ・  ・ アタマが軽くなって帰ってきた。

家にもどり集落のSさんに来週開く会議の案内を届けにいき、しばらく話し込んだ。既に太陽は西の山陰に入り6時と云うのに夕方の気配。夏至を過ぎたので急に日の短さを感じる。梅雨時にしては爽やかな風、空気が乾燥して心地よい。

ハタザオキキョウも花を開きだし、夏が直ぐ近くに来ているのを感じる。裏山では夜になるとフクロウが盛んに啼くようになった。この土手の上にある巣穴が最近大きく広げられた。ニホンアナグマからキツネが巣を奪ったのだろうか?朝、まだ暗いころキツネのシャガレ声が聞こえるが姿は見せない。

この土手では、草刈りのときに頭を飛ばされなかったホタルブクロが花を見せてくれた。この花を見ると夏だ。山裾では毎年のことだが夏を短く感じる。今年の夏は暑いと報じているが、朝晩の涼しさは格別で窓を開けると寒い日が多い。

 

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夏の蝶が姿を見せ始め 梅雨明けが近い

2012年06月27日 | 日記

6月27日(水)  曇は多いが晴れ  涼しい風  車の中は熱い

午前中は毎月定例の医者通い、国道142号線にでるところでは信号に捉まった。いつもより長い気がする。後ろにいた車が反対車線にでて一番前に割り込んだ。確かにこの信号は1回に通過できる台数が少ない。俺が走ってきた道も国道254線で同格のように思うが交通量の加減かこちらが長く待つようになっている。暫くして青に変わったが俺が通過するときは既に黄色だった。

道路と云うのは不思議なもので142号線に入ると、望月をノンストップしてトンネルもスルー、その先の二つの信号も青で通過。結局は小諸方面からくる高速道路の架設道路の信号でストップした。佐久病院まではいつもより短時間で来てしまったようだ。駐車場も入口から2台目の車が出るところラッキーなことが続く。水曜日はいつも大混雑をするが今日は比較的すいていた。採血を5本採って、待ちが入り次は注射。サバサバとした看護婦さんの討つ筋肉注射短時間なので痛い。時間短縮で粘度の高い液を注射するのだから後でシコリができる。でも、今日は診察をパスするので此処でお仕舞いとして、直ぐに家に戻った。

午後は役場から送られてきたフロッピーに入った「農地・水保全管理事業」の書類とネットの資料を見比べながら次の会議の下調べをしたが理解に苦しむ。どうにかなるだろうと安易な気持ちで受けたわけではないが、多様な動植物の生態形に恵まれたこの地、地形や植生の資源は豊富だが、PCに関しては高齢者サイドでは人的資源の欠乏期にあるようだ。

しかめっ面をして印刷物とパソコンを交互ににらめっこしているとオカシクなる。休憩ということで庭に出ると眼の前のミニバラ・バレリーナの葉の上でウラギンヒョウモンの♂♀が揃っていた。

このところ単体では見かける蝶だが、♂♀も解らないしこれど雌雄で大きさが異なるとも知らなかった。ゆっくりと翅を開いたり閉じたり裏側の紋様も美しい。レンズをとおして裏側翅の光沢が表せないが、太陽からの斜めの光線が当たった時の美しさは神々しさを感じた。

少し離れた所では始めて見る虫がいた。テントウ虫のようでテントウムシでない ・ ・ ・ この手の解らない昆虫は羽虫の仲間だと聞いた。

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梅雨時を忘れさせる爽やかさ 野菜作りには寒すぎると云う

2012年06月26日 | 日記

6月26日(火)  晴れ   快晴ではないが爽やかな乾いた空気心地よい

朝からの地区の打合せが昼前には終わりやっと静かになった。静かになったと云うよりもこの地域で農業や山仕事をしている人と比べると俺の声は聞こえないそうだ。俺の声が一際上品で繊細なことを云うのではなく、音響学的に表現すると倍音が多く、人の耳には濁声(ダミゴエ)と表現されることにある。会議の録音でも最近のICレコーダーに採った声でも聞きにくい。聞きにくい声に益して発音が不確かなことにもある。単語と単語のツナギや、助詞の発音が流れているのが分かる。だからと云って今更ながら、“アエイオウ”と大きな口を開けて練習することもない。そんなことを思いながら振り返ると、町へ向かう一本道を今帰った仲間が乗り合わせている車が小さく見えた。

昼飯にはまだ間があるので日曜日に草刈りをした山際を歩いてみると、笹の葉の広がる前の角のような細くなったところをテントウ虫が歩いている。よく見ると不思議な紋様だ。黒地に黄色で熊を横から見たような形になっている。この模様が左右両側に一つずつ描かれている。図鑑を見ても同じものが載っていないが、似ているのはテントウ虫ではなくハムシの仲間のようだ。更に斜面を登るように歩くと、こんどは黒地にオレンジ色の水玉が8個くらい付いている。これも水玉と表現してしまうが、よく見ると玉ではなく不思議な形をしている。彼らの不思議は顔にもある。黒い地に白いマークが眼のように見えるが、これが“テントウムシダマシ”の所以ではないが、実際の頭はその先の小さな出っ張りになている。立派な髭も持ち合わせているようでそれなりの威厳さえ感じた。

斜面を降りて畑でジャガイモについているジュニホシテントウ虫を捕殺し、イチジクのところまで来ると、葉の裏でアワフキ虫?が産卵でもしたのこんもりした塊を作っていた。少し離れたところでは更にもう一回泡を吹こうとしているのか、レンズを近づけるとポタッと下に落ちた。無花果にはいろいろな虫が来ているが、それを当てにしている蜘蛛もいる。ゴミクモの仲間コツデゴミグモがアオバハゴロモを捕まえたのか?コツデゴミグモは捕獲して餌とした残りを巣の中央に残す習性があるそうだ。

午後は夜の会議の資料を揃え、プリントしてホッチキス止めをした。一人分のページ数が14ページになるが、会議の進行を上手にしないと意味がなくなりそうだ。資料は会議を終わってからも眼を通してくれることを願ってのこととしよう。。

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朝昼夜 一日が目まぐるしく廻る

2012年06月26日 | 日記

6月25日(月)  曇り   午後からは青空が見え隠れする 風が冷たい一日

畑のジャガイモ3種類の花が咲きそろわない。前にも書いたが、ムラサキの男爵ととうやの白の花は咲いたが、キタアカリが咲かない。キタアカリでもレッドルビーと云う品種は前にも育てたが、今回のは単純なキタアカリ、花の時期が遅いと農業者に聞いたがキニナル存在だ。

ジャガイモ畑から戻るところに薪が積んである。そこを通り過ぎとうよしたところ何か黒いモノが眼の前を通り過ぎた。当たりを見廻すと細い枝が横になっているところに蝶が止まった。一瞬、ルリタテハ?と思ったが翅の縁が違うようだ。広げてくれれば直ぐに分かるのだが ・ ・ ・ しばし、ジッと待つと蜂がアブが飛んできたのに合わせて飛び立った。直ぐ横の薪を積み上げたところへ止まったのでパチリ、太陽光線が眩しいので俺が位置を変えようとしたら、スッっと飛んだっきり当たりには姿を見ない。白樺レストランを一巡したが見当たらなかった。今年初めてのヒオドシ蝶、もう一度あいものだ。

畑から花壇の方へ向かうと生成り色のラッパ状の花を着けていたハスカップが、既に青い実を熟していた。一粒摘んで口に放り込むとスッパイ味の中に僅かな甘みを感じた。もう少し経てばあの薫り高いハスカップが食えるかも知れない。

半袖シャツで家を出てきたので寒く感じる。また、7時前だろうか?一端家に入ろうと梅花卯木の脇を通り抜けるとトラガが盛んに密を吸っている。蝶と蛾の違い、よーく見ると口吻も短いような気がするし、触角が一番の違いかも知れない。蛾の触角はブラシのようになっていうようだ。あとは蝶と何が違うのだろうか?

 

午前中は午後の来客との話に必要な資料を集めたり、昔の資料を読み返したりした。午後約束をした一時半ピッタリに到着、久しぶりにリラックスしながらも緊張感のある話ができた。あとは明日の会議資料を揃え、印刷をしたが印刷枚数が多いので俺のプリンターでは単価が高すぎる。費用はランニングコストから割り出してもらうのだが、これで良いのだろうかキニナルところだ。

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農地も水も大切 ダメモトでもと歩き回る

2012年06月23日 | 日記

6月23日(土) 曇り   朝は空気が冷たい  午後の蒸し暑さは気分のせいか

このところ夢見が悪い。夢が完結しないで目覚めるわけではないが、ウツラウツラしているときの状況と眼を明けたときの状況がことなる。

今朝もまだ暗いうちに眼が覚めて一瞬、自分の位置が定かでなかった。思い詰めたことや、自分ではどうすることも出来ないことがあるわけではない。ないと云うとウソになるが、その理由を云うと周囲の人は「それほど深く考えているのなら ・ ・ ・ おねげぇしますだぁ~」となってしまうので最期まで口にだしては云えない。目覚めの悪い朝にはもう一つ訳がある。これは俺の勝手な思いなのだが、夕べの天気予報で「明日はカンカラカンカン」の晴天だと云っていた。ところが、障子を開けると雲り、夏浅間の脇から太陽が昇るのを期待していた俺が勝手なのだが残念だ。

それでも外にでて北の石積みまでいくと、まだ暗いところでユキノシタの白い逆V字の花が満開になっていた。この花は雨が似合い、晴天の下で眺めても美しさを感じない。小さな花ながら不定形の花びらが梅雨空に似合うので、俺の好きな花の一つになっている

午前中に予定していた、地区の役員を訪ねて願い事をする予定だったが、不在だという連絡が入った。午後には戻るということで昼過ぎに地区の集会所の地区長と待ち合わせを訪ねた。願い事は全国規模で行われている「農地・水保全管理事業」の長を担ってもらおうと云うことだ。この制度の申請期間も延長をお願いして来月まで延ばしてもらうことを役場にお願いしてある。今の時期、地域のどの集落に行ってもこの話題がでないことはないようで、頼まれる側も俺たちの顔を見るなり訪問した意味が解る。低調な物言いの中には否定系を含まないが「確固たる固辞」 の姿勢が見て取れた。夕方には別の方にお願いをせざるを得ないと伺うが ・ ・ ・ 

こうなると地区の役員である俺にお鉢が廻ってくる。俺は非農家でしかも、農村生活キャリアは10年、イヤ日々の生活をこの地で過ごして7年、役不足は承知のことと話すが、作業日報をパソコンに打ち込む仕事を担当しろという。この作業、前任者に聞いたことがあるが、農地保全作業の前後の写真撮影から、作業員の日当計算までいろいろある。近頃の新刊本の案内に「おかれたところで咲きなさい」と云うのがあった。花が開けばよいのだが、5年間の役となると ・ ・ ・ 目途は遠い!!

裏山との境の桑の木が坊主になった

ヤママユ?それとも 鹿の食害か?

少し前までは桑の葉はお蚕様の食料だった

農地の大半が桑の木だった山の暮らし

誰が山の畑を維持するのだろう

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爽やかさに癒やされる ハーブを楽しむ一時

2012年06月22日 | 日記

6月22日(金)  雨   昼前に雨が上がり  午後には青空が広がる

このところホボ一日中パソコンに向かっていが、ブログを書くまでの余裕がなかった。地区の会議や神社の祭りの後始末、集落のことなどいろいろな行事が重なった。庶務役となると、一つの会議でも案内の文書にはじまり会議次第、それに会議が終わったあとに議事録作成がある。これも次の会議まで間があれば問題はないが、関連する会議が一週間を置かずに開かれるとなれば直ぐにでも思慮を作らなければならない。“滅私奉公”ではないが、外仕事もお預けになり少々ストレスが溜まる。ストレスの解消には最適と腹の中で思ったがことが、今日実現する。ハーブを使った癒やしだと言う。

今日は町民活動センターのスタッフで喫茶室を開く。毎年趣向を替えながら来る人に喜んでもらうように企画を練ったのが、“ハーブ”を中心としたお茶をだそうということで、Coffeeよりも俺好みなのが嬉しい。準備は町の観光地白樺高原でペンションをやっているEさんにお手伝いを願った。彼女の美的センスで鬱陶しい梅雨の湿り気もすっかり爽やかになり、来る人が予想もしなかったプレートを前に驚嘆の声を上げている。ハーブの葉はスタッフがそれぞれ庭や畑に生えているモノを摘み取って持ちよったもの。カモミールにスペアミント、ローズマリー、マウロー。テーブルに飾る花もキャットミントやラムズイヤー、立科に咲く花が会場に溢れた。

詳しくは町民活動センターblog: http://blog.goo.ne.jp/cyoukatutowntateshi/e/9cd21852e993e0ffe48995ea9ad52446

5時近くに家の戻て庭と畑を一廻り、ジャガイモの花は“とうや”は白い花、“ダンシャク”はムラサキ、数はまだ少ないが蕾が沢山付いている。しかし、キタアカリは花が遅いのか、まだ蕾の姿も見えない。ことしは草食系テントウ虫“ジュウニホシテントウ虫”が少ないので収穫が期待できそうだ。

紫陽花の蕾に毛虫がいた。カラフルなケバケバしさもあるが美しさを感じる。レンズを近づけると、胴体を回転するように下に落ちた。身の危険を感じたのか?葉の陰に隠れるようにしている。少しだけ離れて見ていると葉の裏側からモゾモゾと歩き出し、その歩きは意外にも早い。葉の表の縁にそって上に向かっていたが、俺が近づくとチラッと俺のことを見た。毛虫と眼を合わせてど~するの? っと思うが、彼の顔を見ると“ヨワッタナァ~”と云うような素振りを見せた。この顔を見てしまったら踏みつぶすなどということはできない。

昨日が夏至で一年中で昼が長い日だった。昨日と今日の日没は同じようなものだが、今日は雲一つ無い快晴。久しぶりに夏浅間が姿を見せた。この時間には俺の住む集落はすっかり日が陰っている。浅間の夕映えはまだ間がありそうだ。

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台風だから浮き足ならぬ 浮き石に要注意

2012年06月19日 | 日記

6月19日(火)   雨  断続的な雨風 予報では 深夜に通過する台風

午前中は草刈りと台風の大雨に備えて裏山の“浮き石”を見回ることを予定していた。朝は台風も遠くにいると言うのに雨は激しく降る。一端止んで俺がそろそろ外へ出ようかと思うと、再び雨脚が強くなった。断続的降る雨に結局は予定を中止、山の神と屋敷神様、地域の守り神、鎮守の杜の御利益を信じて雨に濡れながら裏山へ入ることは台風が去ってからのこととした。

昼過ぎに東の浅間山が見える東の窓を覗くと、中棚には黒く重い曇が南から北へ、その下の白い煙のような曇は下から上へ、そして黒い曇の切れ目に見える灰色の曇は北から南へ流れている。三層の曇がそれぞれ自己主張をしながら方向を変えて流れている。台風を歓迎しているのか?それとも台風は出来るだけお静かに通り過ぎて欲しいと信州の南の入口に出向いているのだろう。

4時を過ぎると風も強く吹き裏山の細い木は大きくゆれている。太い樹は茂らせた枝葉をねじらせながら風にからむ様子が健気に見える。俺が心配する山の“浮き石”は木々の根に抱かれた大きな石は良いのだが、鹿に樹皮を剥がされ立ち枯れした樹、ニホンアナグマやキツネが巣を作るために深く掘ったときに根を食いちぎったために、石が裸にされ、地表にでているのがある。この石の下を雨水が勢いよく流れると坂の向きに依って家の外壁に向かって転がり落ちるのだ。いままで一抱えもある石が落ちてくることはなかったが、昨年の秋の大雨では拳二つほどの大きさの石が夜中に落ちた。幸いにも外壁に穴が開くことはなかったが、日頃の点検が大切と云われた。

ニホンナナグマの巣穴は土手の直ぐ上、樹の根の下の垂直に近い壁に穴を掘っている。この他にも緊急避難口や洪水の水はけ穴なのか、斜面には無数の穴が掘られている。しかし、近頃はすり鉢状に深く広げ直径も1.5mくらいはある。このような穴を使うのはキツネだと近所の鉄砲打から聞いた。余り大きな穴を掘られても度は災害などが起きては困るので、獣たちに退散を願いたいが、ここは屋敷神様の祠があるところ。巣穴も細い丈の棒を差し込むと、しっかり屋敷神様の下に届く。

今夜の台風は雨台風だと報じているが、この巣穴が雨水で満杯になって、ダムの決壊のようになるのも怖い。この際、鎮守の杜の神様に伝言をお願いし、然るべき所に退散をお願いするしかないのだろうか。

雨も大分激しく降り始めた午後6時30分でかけた。今夜も区の役員会がある。各集落の常会長、公民館分館長、老人クラブ連合会長など地区の日頃の運営を担っている役員の連絡会を開く。いままでこのようなメンバーの集まりはなかったと聞くが、コミュニケーションの場としては有意義なものだ。

難しい問題を討議するには人は多すぎるが、各集落やそれぞれの団体の現況と課題が述べられ、順調に何事もない集落、大きな課題を抱える集落と様々な意見が交わされた。中でも、国の施策「農地・水管理支払い交付金」事業では、向こう5年間事業の事務局を司るメンバーの選定が大きな問題となる。また、当該事業で何を採りあげるのかも課題となった。会議は台風の最中、一時間で樹上げる予定が、90分まで延び、8時30分にお開きとなった。

 

一言の裏に隠れる言葉尻 尻を隠さず先にお〇を(哉)

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爽やかとは云えないまでも 明日からの雨模様を見越して

2012年06月18日 | 日記

6月18日(月)  曇り   湿り気のある空気  嵐の前の静けさか 微風

朝は今にも雨粒が落ちて来そうだったが、それもやがて薄日が射し始めると空気は湿り気を帯びた蒸し暑さに変わった。僅かだが風があるので凌げるが、夏日になることは勘弁して欲しい。ジャガイモ畑を一巡りして白樺レストランに立ち寄る。白樺の明るい緑も夏色に変化して足下では、直射日光を好まないのか、チョウジソウが活き活きとしている。

今年は白樺に立ち寄る客が少なく早く夏の暑さが来ないかと俺的には矛盾した気持ちを持つ。辺りを見回すと地面に近い処でじっと白い幹に止まっているサトキマダラ蝶を見つけた。レンズを近づけるとパッと飛び上が上下しながら一廻りしてまた元も木に止まった。この蝶はなかなか翅を広げてくれない。何回も飛び交っては元の木に止まるが、その瞬間がカメラに収めることができない。

亜麻のブルーの花、ムシトリナデシコの強烈なピンクの花が咲き乱れるところに来ると、そのピンクの花の中央に黒い塊がある。よく見ると蜘蛛だ。ハエトリクモの仲間だろうか?足や胴に沢山の棘のような毛が生えている。ここでもグッとレンズを近づけると、彼は危険を察知したのか?尻を高く上げて糸を放ちだした。見ているとヒコーキ雲を出すジェット機のようだ。やがて隣の花に糸が繋がったのか、彼はそれをたぐり寄せるように渡って行った。

このところ一に1回は庭や畑を一巡するようにしているが、裏山との境でヤチヨソウが咲き出していた。昨日?一昨日?その前の日?見たときには折り紙の鶴のような蕾だった。濃い紫にシベが白く美しい花だ。ヤチヨ=八千代だろうか?日本的な美しい色、俺の好きな花の一つだ。

花を一つひとつ見て廻るとそれぞれが異なった咲き方をしている。花の種類によって違うのは当然だろうが、梅花卯木の花はシベにいろいろが形がある。旗のような幅広のものや短く棒状のもの、咲き誇っている花たちの香が風に押されて俺の方に向かってると、咽せるほどの濃い香となる。純白の花に派手な危険視号的な黄色と黒の紋様、トラガが来ている。彼は蛾でありながら蝶と思っているのだろうか?毎年表れるこの花の常連客、蛾にして置くにはモッタイナイ美しさを感じる。トラガは卯木が好きなのか、家の北側にあるタニウツギの花にも姿を見せる。タニウツギ今年は遅れ気味だが、石積みの中で花を開きだしている。

 

木漏陽の 流れにあわせ 渓卯木 (哉)

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神風が渦を巻く 鎮守の杜 田舎暮らしの神髄

2012年06月17日 | 日記

6月17日(日)  雨   曇り   青空が広がる 涼しい風

朝の激しい雨音に困ったものだと思っていると俺が出かける8時頃には僅かのモノ降りに変わっていた。地域の水神様熊野権現十二社の祭りの準備、土地改良区の役員諸氏、俺たち総代5名、そして地域から選出している町会議員2名が手分けして祭りの準備に入った。

一週間前に神社境内の草刈りや社殿内部の清掃などを済ませているので、今日は、ご神木や鳥居などに御幣を捧ける縄を新調した。ご神木は樹齢800年とも1200年とも云われているが、その樹齢は定かでない。大人4人でも手をつなぐことができないほどの幹の太さ、太古の時代から神社を守ってきたのだろう。この神社の謂われは古く町の有形文化財になっている。http://www.town.tateshina.nagano.jp/gaiyo/bunkazai/236/000222.html

社殿を整えた後、集会所で神官の指導で御幣や榊(檜の葉)を揃え、参道の鳥居に捧げることから始まった。このときには青空が広がり陽が射し始めた。社殿内部の祭壇に供物をならべ、五穀豊穣、家内安全、地域を自然災害など全ての災いを守ってもらうことを祈念しつつ灯明を灯した。

神官の祈祷が始まる時には社殿内部は厳かな雰囲気に代わり中央に杯を並べ、両脇には各役員が居並ぶ。神官が御幣を振り神へ、そして役員の前で二度左右に大きく振る。更に境内に向かって大きく御幣を左右に振ったときに、驚いたのは風が巻き起こった。それまで神殿内部には湿り気のある空気が淀んでいたが、神主の御幣の勢いに押されて神風が社殿に吹き込んだのか、板壁に掛けてある奉納札がカタカタと音を立てるほど社殿内部に渦を巻くように風が走った。日頃の信心深さに疑問を持たれる役員諸氏、このときばかりは思わず頭を下げている者が多かった。

その後は参列者全員が榊を手に拝礼し、それぞれ心の中で神への願いを奉り儀式も終盤を迎えた。最期は神官の龍笛により越天楽の奏楽で水の神様十二社の祭りを全て終えることができた。

神社から集会所へ場所を移して「神様のおすそ分け」と称する直会が始まった。ここでも神官の話に盛り上がり、普段の酒とは異なる御神酒をコップいただく人も多く、その分神様とのお近づきが密になるとか、ならないとか ・ ・ ・ 

“近き祖先は仏におき 遠き先祖は神におく” 神仏混合の日本文化を言い表した良い言葉を聞いた。

眼に見えぬ神に向かひて恥ぢざるは 人の心のまことなりけり (明治天皇御製句)

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自転車操業ではないが 一つが終わると次の準備 

2012年06月16日 | 日記

6月16日(土)  雨   曇り   午後には薄日が射すほどに  

雨音がするくらいに降りしきる雨、今日からは本格的な梅雨に入り来週まで降り続くと予報している。今日も明日も来週の火曜日までは雨は降らないで欲しいと云うのが俺的な願望だがそうもいかないない。しかし、朝飯を終える頃には雨も上がり空が明るくなった。

畑の様子を見に行くとジャガイモの花が一つだけ咲いている。それも“とうや”と言う種類の芋で、他のキタアカリ、ダンシャクはまだ僅かに花芽がでている程度だった。畝から外れた草むらでは、草刈りに頭を刈払われたマウロー・タチアオイが地面すれすれで花を開いている。いつもなら丈が高く美しい姿を見せるが、これから高さを伸ばしてくれるのだろうか?

北側の石積みではユキノシタが雨に打たれて元気になている。しかし、彼らは葉を低いところで張り巡らし花軸を高く掲げる。この領域に五色ドクダミが入り込んで、同じように花軸を高く伸ばし、ユキノシタに準じている。

この家の花は木花も草花も白が多いのだが、暗い梅雨空を明るく見せるバイカウツギ雨が降り出して更に元気をだしている。沢山の花を纏めて見るものよいが、一つひとつの花を見ると微妙にシベの形が違うのがある。この植えこみも花が終わると一気に刈り上げられる運命にあるが、それは来年も沢山の花を着けるための準備だから仕方がないだろう。

枝を摘める時期を間違えると全く花が咲かないと言う。確かに、昨年はどっぷりと花を着けてくれたエゴの樹、今年は一重だだけ、しかも僅かに花軸を偶然出せた枝だけが花を開いた。花を見せないエゴなどと云うとへそを曲げられるが、俺が枝おろしをしたのは去年の秋のことだった。

花が咲かない、実が成らない ・ ・ ・ モモクリ三年柿8年と云うが、この柿の木充分に八年は経っている。去年は同じような花を着けたが、結局は一つも実にならなかった。今年も昨年以上に花を着けているが、どうやらこの柿は渋を採るための柿らしい。小さな黒い実がなり其れを樽などに漬け込んで渋を採種するそうだ。今年の木は渋実を見ることが出来るだろうか?

早めに軽く昼飯を摂り家をでた。今日は町の歴女歴男の集まり、たてしな歴史研究会の総会がある。庶務係と云うことで懇親会の菓子やお茶を仕入れて公民館へ向かった。雨が止んだこともあり出足よい。少ない会員ながら4分の3は集まった。総会としての決めごとはすんなりとことなく終わり、次は研修会と称して、町内の小学校や地域で読み聞かせをしたり、町の民話や歴史的人物伝などを大型紙芝居にして上演している団体「立科町お話しバスケット」の皆さんを講師として「堰を拓いた六川長三郎勝家」という人物伝をお願いした。

この公演には語りと共に音楽が流れるがその曲目の選択が素晴らしい。話の内容と絵にマッチした音の表現が効果絶大なものがあった。聞いてるメンバーは後期高齢者が多いが、町の米作りの元祖のような人物伝を耳にしながら皆が感動の拍手で熱くなった。

 

お話しバスケット http://www.pref.nagano.lg.jp/soumu/shichoson/genki/H22yuryo/11.pdf

総会と研修、そして、懇親会と長丁場の会となりながら、4時迄中身の濃い半日となった。

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注意力散漫が露呈する 今日この頃

2012年06月15日 | 日記

6月15日(金)  曇り   明るいが太陽は姿を見せず 蒸し暑い一日 

朝は薄日が射すかのような明るさだったが、やがて曇と湿り気のある空気で色の鮮やかさも失せてきた。早朝の東の空が明るいときに外に出ると、日曜日に草刈りを下ばかりのところで、アカツメクサが花を開いていた。この花も咲き始めはどうって候とはないが、しっかりと円形を保って咲きそろうと見事な花になる。こう言う姿をされては、俺が草刈り機で頭を撥ねることはできなくなる。つい最近まで沢山の姿を見せたウスバシロチョウもこの爪草を食草とする。蝶が少ない今年、責めても好きな花をそのままにして置いてやろう。

チョウジソウもやっと花を開いてくれた。この草はまだ小さい頃に他の草と共に芽を出してきたので、注意をしていたが草刈り機で頭をちょん切ってしまった。後からしっかりと芽を出してくれたが、イツモの年よりも少ないように思えるのは俺の心の傷がそう見えるのだろう。この他にもクリスマスローズも回転刃の犠牲になっている。大きな声では言えないが、注意力散漫なことは自覚している。

注意力のとでは自戒の念を持っているが、今日の午後会議があった。午後イチジから ・ ・ ・ しかし、俺はシチジと間違えていた。その昔、仕事をしている頃は時間で動くことが多かったので、シチジはナナジ、ごごイチジはジュウサンジとハッキリと使い分けていた。深夜に及ぶ作業の時は25時とか26時と云う使い方をした。しかし ・ ・ ・ 今日も90分以上の会議は毒だと肝に銘じていたにも関わらず、180分近く掛けてしまった。ボランティア仲間4人の会議なのでフリートーキング形式で各自が納得をして話を進めたことで時間が掛かったが、結果は疑問も残さずスッキリ会議を終えたことは良かった。

 

来週の話だが、金曜日に喫茶室を開、ボランティア集団町民活動センターのアンテナショップ的に情報発信をするための手立てなので気は楽だが、人がどの位来てくれるのか心配もある。ハーブティーを中心にいろいろな茶を楽しもうという企画を担当者が練ってくれている。時間のある方は是非、立ち寄ってほしい。

 

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あ~ぁ 蛇を前にすると ・ ・ ・ 苦手の克復を試みるが

2012年06月14日 | 日記

6月14日(木) 晴れ  涼しい風 午後は 湿り気の多い空気

曇が太陽を隠すかと思っていたが、今日も青空の方が強かった。青い空と云うよりも何となくぼんやり気味だが太陽の光はくっきりと影を落とす。生ゴミの堆肥の具合を見に行くと、手前の植木鉢にヒョウモンチョウが舞い降りた。近づけば直ぐに舞い上がり再び同じ処へおりる。ウラギンヒョウモン?又は ・ ・ ・ と図鑑を広げるが羽根の中央に二本の白い平行線が見えるのが気になる。いままで同じような蝶をカメラに収めたが、この平行線は気がつかなかった。光線の具合で目立つのだろうが不思議だ。翅を閉じたところで裏面を見るとウラギンヒョウモンのように見える。

生ゴミを堆肥化している段ボールの被いを取るとムッとする熱気が立ち昇った。先週には出来あがった堆肥の半分を畑に入れたので基材が少なくなっている。しかも、昨日入れた生ゴミは普段の2回分あったので少々心配だった。発酵しないで腐敗でもされては困ると思ったが、予想に反して充分な発酵温度を保っているようだ。中に差し込んだ温度計を見ると53℃もあった。冬囲いのままの段ボールを使っているが、そろそろ夏バージョンに変えてやりたい。

 

畑に行くとジャガイモの畝では草食系テントウ虫は姿を見せない。今年は虫が少ないと云うが、確かに今頃のジャガイモ畑はニジュウヤホシテントウムシを追いやるのが大変な時期だ。アスパラでもイツモなら花が咲く前にハムシの被害が多いが、今年は僅かに姿を見るだけだ。このジュウシホシクビナガハムシ、俺は始めの頃テントウ虫の幼虫かと思っていた。いまでもそういう人がいるが、これはレッキトシタ成虫なのだ。彼らの生態はよく分からないが、アスパラで発生してここで交尾から卵まで産み付けるのだろうか?アスパラの幹に小さな穴が開けられているが、ここに卵を産み付けているようにも思える。

昼前のことだが、Mが小さな動物がいると呼ぶ。リビングへ云ってみると前の芝生に狸より小さな茶色い動物が ・ ・ ・ しかし、既に姿がなかった。その代わりに直ぐ近くの芝生と雨落としに境に蛇がいた。ヤマカガシ小さな動物はこの蛇を追ってきたのだろうか?ハクビシンならどう猛さから蛇ぐらいは補食するだろう。俺は蛇は嫌いだ。黄色い地色にドギツイ赤と黒のチェックのような紋様、このような柄シャツを着た人がいた覚えはあるが思い出せない。蛇の横顔を見ていると眼は遠くを見ているようだ。

誰?っと聞いて見たくなるが ・ ・ ・ ヤブヘビになってはいけない(怖)

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閑と忙しさの区別ができない 気忙しさ

2012年06月14日 | 日記

6月13日(水) 晴れ   爽やかな青空が広がる 風が一日中ながれる

このところPCを開と画面に貼り付けた付箋に20日までの予定が眼に入る。会議や集まりなど、取り組むことは言い出した者が先に進めなくてはならないのが世の常か、資料は揃えて印刷を待つものが多い。資料ばかり揃えても肝心なことは皆の考えやヤルキが一つの方向に向かわなくてはどうにもならに。先に進めると云うことでは自然の姿を見ていると真似をしたくなる。

山裾に移り住む時にMがどうしても植えたいと言った梅香卯木、例年より少しだけ遅れたが花を開きだした。透き通った香が風に寄せられて玄関の凹みに溜まる。これほど計算して植えたわけではないが、坂道に沿って植えたことで風との相性が良いのだろうか。天候不順と云われながらも、季節を感じて花を開くのは素晴らしい。また、それを目ざとく感じとって、蜜を吸いに来る虫たち、彼らの感性を見習いたいものだ。

 

日曜日の草刈りで調子がでなかった草刈り機を分解した。エンジンの燃料と空気のバランスが悪いことは青い煙を排気筒から出していたので察しが付く。エアーインテークのカバーを外すとスポンジのフィルターにスラッジが溜まっている。混合燃料特有のものだが、スプレー洗浄して乾くまで待った。その間に先端の刃を外し、更に回転の安定リングを外すと草の繊維か細い糸状のものが絡みついていた。この繊維外して引っ張ってみると指が痛くなるほど丈夫だ。草の繊維ではなく、土手の斜面を保護するネット(テニスコートのネットのようなもの)が張ってあるが、これが千切れて絡みついたものだ。この部分のパーツを全て分解して洗い流しグリスを塗った。グリスガンを持ち出したことで、こんどはエンジンの回転を刃に伝える軸の入っている中にグリスを注入する。全てを組み立ててエンジンを廻す。回転も力強く上がり腹に響く低い音が出るようになった。しかし、手に感じる振動が強いので、2~3カ所刃が欠けてい回転刃はまだ使えるが、ストックの新しい刃と交換した。素晴らしい、振動が収まり回転する軸のブレも収まった。勢いつきもう一台の草刈り機も同じように手入れをした。こちらはエアーフィルターのスポンジが劣化してボロボロになっていた。フィルター交換の課題を残し作業を終えたのは昼になっていた。

エンジン音の煩い音が耳に付いているが、庭を一廻りすると全く音をたてないイトトンボの仲間、ルリイトトンボが俺が覗き込んでいた草むらの脇にそっと置かれるよう止まった。この種のトンボは止まるのも飛び立つのも音がしない。シオカラトンボやアカトンボは小さな身体でも、飛び立つときは“ぶ~ん”と乾いた音をたてる。

夜には 久しぶりに友人夫妻と会食をした。食事を共にしながら田舎暮らしのことから、野菜作り、趣味の話しなど、楽しい一時だった。俺は酒を飲めないのが残念だ。和食でも洋食でも、なんの料理にしても作られた料理に合う酒を口にしながら楽しむと数倍美味いものになるのだろう。

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田舎の要 神社と消防と野の花

2012年06月10日 | 日記

6月10日(日)  晴れ   涼しさを感じる  梅雨入りしながらも晴れ

8時に山裾の集落にある神社へ向かう。この神社歴史は古く寛政7年(1795)に建立された記録が残されている。諏訪社とされる本殿と裏にあるのは更に古い、熊野権現の関係する水の神様十二社の祠がある。来週の日曜日に執り行われる水神様の神事に備え、今朝は地区(五つの集落が集まって区を形成)の役員で境内の草刈りと、社殿の掃除をした。

草刈りも肩に掛ける刈り払い機と手押しの自走式協力草刈り機での作業だが、刈る草と花を楽しむ草とを分けての作業はたいへん。気がつくとこれから花を着ける首を飛ばしてしまったり、この花は何か?などいろいろ難しさもある。それでも、「オカシナ笹がある」の声に近寄るとアマドコロ、葉の裏を見ると白い花が付いている。春先には菊咲きイチゲが一面に咲く境内、地域の宝といたい。

 

神社の作業は2時間で終えて、次は通学路の草刈りに場所を移した。イネ科の草が多く、丈が長くなったものは草刈り機に絡みついていけない。それでも、12時には全作業を終えることができた。休憩なしでの一気の作業は少々身体に応えるが、俺の草刈り機にフケが悪く、草の勢いに機械が負けた。

昼には家に戻るもの、ネット購入した香草の苗を植えるのも痺れる手で覚束ない。昨年の天候不順というか極寒の日が続いたことで、カレープラントが枯れてしまった。また、甘草ステビアもいつの間にか消えてしまったことで、庭仕事の合間のハーブティーに甘味がないのは寂しいと買い足した。Herbは草と翻訳されれば、何も買う必要はなかろうと思うが、精々鹿に食われないようにしたい。 

夕方は区の集会所で消防団の祝賀会への出席ということで役員揃って参上、彼らは日々の消防操作訓練やラパ吹奏の練習の成果を昼の大会で優秀な成績を収めたと報告された。彼らの活動は夜間地域の見守りと定時の半鐘による火災予防。これらの活動は寒さの厳しい冬の夜空に半鐘の音が遠くから聞こえるのは田舎暮らしの至福を感じる。ラッパの練習も鎮守の杜がミュートとなって不協和音を消し去った爽やかな響に換えてくれる。これを耳にするのも田舎ならでのことだろう。

一日が地区の奉仕作業で明けて暮れた心地よい疲れ

エンジンの振動を手のしびれが記憶を呼び覚ます

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