J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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選手等による復興支援活動

2011-04-03 00:14:19 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 J1鹿島・J2水戸は茨城県サッカー協会とともに、“いばらき復興のためにできること”として「WITH HOPEプロジェクト」を立ち上げることになったそうです。これは茨城県復興支援の輪を広げることを目標に、復興支援を茨城県指定の口座・窓口を通じて行うプロジェクトです。
 クラブとしてはJリーグ全体として行っている「TEAM AS ONE」(日本赤十字社を通じた被災地全体への支援)にも継続して取り組んでいくそうで、募金等を行う場合は、「WITH HOPE」と「TEAM AS ONE」両方の募金箱を用意するケースがあるとか。以下、抜粋して紹介。
       
<プロジェクト主な概要>
・フルスローガン
 With hope we can cope(希望と共に乗り越えよう)
・ロゴマーク
 シンプルなデザインの中に、力強く日が昇る様子を織り込み、復興への希望を示しています。
 「日が昇る(日が立つ)→ひたち(常陸)→茨城」という意味も重ねています。
・プロジェクト内容
 震災、原発事故、風評被害などで打撃を受けた茨城県が復興していくため「今、できること」「これからやらなければならないこと」を考え、実行していくプロジェクト。
・支援の輪「circle of hope」
 本プロジェクトの最大の目的は、茨城県復興支援の輪(サークル・オブ・ホープ)を県内、全国へと広げていき、活動に賛同いただける団体の皆様を増やしながら、輪を大きくしていくこと。
 
・義援金の振込、支援物資等
 透明性を確保する意味でも、指定の方法で茨城県に直接振込。
 <義援金振込先・方法>
  茨城県災害復旧対策・復興事業義援金
  http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/soumu/zeimu/kifukin/indexsaigai.htm
 <支援物資相談先>
  茨城県保健福祉部 福祉指導課 電話029-301-3159

【J1鹿島のWITH HOPEプロジェクトについて】
①クラブとしてのアクションプラン
 短期的=チャリティー
  被災地および被災者に対するチャリティーのためのイベント開催や施策を行う
 中期的=防災のシンボル
  茨城県とともにカシマスタジアムを災害に強いスタジアムへと再建し、シンボルとする
 長期的=ブランドアップ
  被災から立ち上がる茨城県とともに成長し、県のブランドアップを図る

②当面の取り組み内容
 避難所等への訪問活動
  潮来市=日の出小学校(サッカー教室)(3/27)
  鹿嶋市=勤労福祉会館、高松まちづくり市民センター(避難所)(3/30)
  神栖市=平泉コミュニティーセンター(避難所)(3/30)
  鉾田市=第一・第二保育所(サッカー交流) 他(3/30)
 チャリティーオークション(インターネット上でのオンライン実施、イベントでの実施等)
 募金活動(主にホームゲームで行う)
 チャリティー物販(Tシャツの販売等で収益を寄付)
 セミナー等の開催(風評被害を防ぎ、抑えるための講座等)
J1鹿島公式HP該当ページ
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/10179

       
【J2水戸のWITH HOPEプロジェクトについて】
 J2水戸および選手会では今回の震災における被災地および被災者支援のため、さまざまな活動を展開。

①これまでの活動
 大洗町への支援物資(食糧、飲料水)のお届け(3/19)
 茨城県社会福祉協議会および水戸市社会福祉協議会災害ボランティアへのクラブとしての登録(3/20)
 上記のボランティア活動として茨城県立スポーツセンターでの支援物資の搬出入作業に本間幸司選手、フロントスタッフが参加。(3/23)
 茨城県を通じ、支援物資としてトレーニングウェアを寄付。(3/24)

(2)現在予定している今後の活動
 選手、トレーナーによる避難所(霞ケ浦総合公園体育館)への訪問(4/2)
 選手会主催による地元小学生を対象としたふれあいイベント(ホーリーピッチ)(4/9)
J2水戸公式HP該当ページ:http://www.mito-hollyhock.net/www/news/index.cgi?no=622

 今後は、茨城県内で支援する企業等がこの「WITH HOPE」のロゴで、左側に自社のロゴが入ったものを使用していき、地域ぐるみでこのプロジェクトを盛り上げていくのでしょう。頑張って欲しいと思います。

 
もし、こちらの2クラブが選手とファン・サポーターと距離を置きたがるクラブであれば、とにかく練習して再開試合に備えるところでしょうが、2クラブとも日頃から選手とともに地域密着を図っているクラブであるため、被災地でもあるのに、逆に選手による社会貢献活動に積極的です。特にJ2水戸は経営的にも心配です。でも、地元行政および県サッカー協会とタッグを組み、公共財としての使命を果たそうとされているのは素晴らしいです。
 特に避難所への訪問は、西日本にクラブではなかなかできない事です。再開後にアウェーで東日本に訪れる事もありますが、そんな時間はないで終わる事が多いでしょう。もし西日本のチームで被災地(東京とかもあります)訪問する所が出れば、これはこれで素晴らしい事ですが、全国的に馴染みのないサッカーチームが来ても「?」でしょうが。被災地訪問以外でも、アウェーの東日本に行って帰るのではなく、何か貢献できたら素晴らしいですね。

コメント
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