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地域に溶け込む川崎フロンターレ10 【J特】

2011-04-23 00:43:48 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 またまたJ1川崎編です。昨日の記事で計算ドリルを作ったという記事でしたが、ちょうど昨日、その「川崎フロンターレ算数ドリル」を、陸前高田市の公立小学校に寄付することとなったそうです。こういう支援はどこも真似できないでしょう。以下、抜粋して紹介。
            
<経緯>
 被災地である岩手県陸前高田市の教師から、川崎市の教師へ「今回の震災の影響で学校教材が不足している」との連絡が入ったそうです。そこから「川崎フロンターレ算数ドリルを提供できないか」との打診があり、陸前高田市教育委員会より正式に提供依頼が出て、4月26日に寄付することとなったそうです。
<寄付先の小学校(陸前高田市の公立小学校>
 いずれも陸前高田市立(計9校)
 小友小学校 / 高田小学校 / 気仙小学校 / 長部小学校 / 広田小学校 / 米崎小学校 / 矢作小学校 / 竹駒小学校 / 横田小学校
<寄付数
川崎フロンターレ算数ドリル 約800部(予備分含む)
<受渡し方法>
 J1川崎クラブスタッフ数名、川崎フロンターレ・クラブマスコット「ふろん太」が社有車にて現地へ直接運搬。陸前高田市立小友小学校の小学校6年生に直接手渡す。他、8校分は教育委員会に配布を依頼


 陸前高田市の小学校3校は津波に遭遇し、気仙小学校は校舎が倒壊。20日になり、徐々に授業が再開されてはいるが、教材不足が学校側を悩ましていたとか。
この「算数ドリル」は小学6年生用で、2009年にアーセナルにならって始めたとか。スポーツクラブが、地域でできる社会貢献活動として予算を組み「楽しんで勉強をしてもらえれば」とユニホーム姿の選手が教材に登場。初年度は市内1校で配布され、10年度から市内全校で採用。今年度から川崎、Jリーグ、川崎市の3者で予算を出し合う形になったそうです。

 この記事では「プロのサッカークラブとは、その存在自体が社会貢献のためにある。最大の貢献は当然、試合でいいプレーを見せ、感動を与えること。その上で川崎は復興支援のために「Mind1プロジェクト」を立ち上げた」とあります。おっしゃるとおり。最大の貢献はサッカーで魅せること。でも、それだけでは「Jリーグファミリー」ではありません。J1川崎は義援金口座や街頭募金等で、現在3,000万円超を集めたとか。「復旧ではなくて復興。一時的な活動ではなく、継続的に支援をしていきたい」と関係者のコメント。サポーター、選手、クラブで意見を出し合って様々な活動を計画しているとか。

 表紙にもなっている憲剛選手は現地入りを希望していたが、スケジュールが合わないため、800冊全部に手書きのサインを入れたとか。800冊ですよ! すごいなと。「数ある支援の一つだと思う。やっぱり、子供は大事。それで元気になってくれれば、うれしいし」と憲剛選手のコメント。かっこいいですね。
 J1川崎がここまで熱心に地域密着を図る理由がもう1つあります。それは、ヴェルディと川崎市の過去の関係です。「読売ヴェルディ」「ヴェルディ川崎」としてJリーグバブル時からブームが去るまで、一つのプロサッカーチームが川崎の地にありましたが、「東京化」を図るそのチームは川崎を去っていきました。その苦い思い出を持つ市民の信頼を得るためにも、フロンターレは川崎市に溶け込まなくてはいけなかったのです。
 こういうハンデがあるから、強いですね。こういう一所懸命に地域に溶け込もうとしているチームを地元に持つ、川崎の人たちがうらやましいです。日本代表選手までがここまで草の根活動を行う、本当にうらやましいです。

J1川崎公式HP計算ドリルページ:http://www.frontale.co.jp/info/2011/0411_2.html
J1川崎関連⑪:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110422
  〃    ⑩
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110413
  〃    ⑨:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110422
  〃    ⑩http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110413
  〃    ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101127
  〃    ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101021
  〃    ⑦:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100908
  〃    ⑥:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100620
  〃    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091019
  〃    ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091016
  〃    ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090823
  〃    ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081218
  〃    ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061011

 今朝の山陽新聞に、カマタマとのTMの模様が出ていました。1-2で負けています。前日の2部練の影響という事ですが、新聞記事はなかなか辛口でしたね。「そうした戦術以前の問題で押し込まれた」「体にむち打ってまで勝ちたいという意識は薄く、」「(チアゴの)運動量が少ない分、前線からのプレスは弱くなる。チアゴが入った時、どう守っていくのかが新たな課題に浮上」など。
 これくらい辛口の記事も珍しいと思います。それくらい不安を残したのか。本番で化ける事を期待しています。当方も仲間と京都に参戦する予定。
山陽新聞WEB該当ページ:
http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/sports/fagi/2011/04/22/20110422120047.html

コメント
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