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岡山シーガルズ56

2015-03-06 00:01:14 | 岡山シーガルズ

 事例紹介コラムです。
 今日はシーガルズの話題です。昨日の山陽新聞朝刊スポーツ欄に「シーガルズ元選手 第二の人生輝く」というタイトルで、現役引退後の選手達のセカンドキャリアの様子が紹介されていました。女子選手と言えば、まず「永久就職」を思い浮かべるのですが、皆さん、しっかり働かれていますね。順番に抜粋して紹介。
   
 岡山シーガルズでは、選手の現役引退に合わせ、地元企業に正社員として採用してもらう新たな取り組みをスタート。現役選手でも地場企業所属となり、社会経験を積むなど他方面で活躍。高校から入団する選手がほとんどで、社会のマナーやルールを日頃から身につけさせるチームの方針。「自分の意思を正しく伝える訓練に」と毎日の練習前には、当番制でスピーチを実施。河本監督も「競技を退いても社会で通用する人間を育てるのが責務」と支援に尽力。
【「挑戦の経験」役立つ 新車販売営業職・小林亜里沙元選手(岡山)】
 シーガルズで10年間プレーし、昨シーズンに引退した小林さんは、6月にスポンサー企業の岡山マツダに入社。野田店の新車販売担当として奔走。当初は迷ったが、熱心に勉強や研修を重ね、半年以上を経て営業職として安定。現役時代は2度の国体優勝を経験し、昨シーズンには控え選手として準優勝に貢献。器用なタイプではなくても、課題に挑戦し続け、何事も投げ出さずに人として大切なことを学んだ経験が今も役立ち、仕事がうまくいかなくても、支えてくれる人達のための期待に応えたいと前向きな姿勢。大阪出身だが、今後も社業に励まれるとか。

【監督の言葉胸に料理 オーナーシェフ・米村信子元選手(大阪)】
 大阪の地下鉄中津駅近くの小さな料理店で活躍。アキレス腱断裂の影響で'11年に引退。現在はスペインバル「ラ・コンチャ」のオーナーシェフ。現役時代に寮で手料理をふるまう機会が多く、その腕前は既に素人の域を超えていたとか。引退した翌春にスペインに単身渡航し、現地の有名店で武者修行。3ケ月間みっちり指導を受け、500以上のレシピを覚え込んで帰国。
 '12年7月に現店舗をオープン。「落ちているほこりに気付かない選手が試合中に相手の変化に気付けるか?」という河本監督の言葉に、料理も同じと来店客の表情や雰囲気で味付けを変えるサービスを実践。海外進出が次の目標とか。
       
【地域スポーツ支援を 鍼灸院開業・藤野郁子元選手】
 企業チーム「東芝シーガルズ」だった'90年代から主力だった藤野さんは、「地域スポーツを支えたい」と故郷の福井市内に鍼灸院を開業。大けがを乗り越え復帰した自らの経験も生かしながら治療を実践。高校卒業後、入団2年目で先発レギュラー入りし、Vリーグ入りに貢献。'98年に左膝前十字靭帯を断裂。懸命のリハビリを経て復帰し、'05年位現役引退。
 その大けががおの道に進むきっかけになったとか。負傷後にトレーナーを手伝ううちに、選手の体と心のケアの大切さを感じ、チーム練習に同行しながら夜間の専門学校に3年間通い、'08年に鍼灸師の国家資格を取得。'12年までシーガルズのトレーナーとして勤務。'13年に念願の独立開業を果たし、3年後の福井国体に意欲。
藤野あや子鍼灸治療院のブログ:http://ameblo.jp/bobuayako/

 いい話ですね。どのスポーツに限らず、セカンドキャリアというのは共通する課題だと思います。2015明治安田生命Jリーグでも、開幕した頃から叫ばれていたテーマでした。さすがシーガルズ。その辺りもしっかりしていますね。思うに、選手達をしっかり街に出しているから、選手が社会経験を積む事ができて、スムーズに就職に至ったのではないでしょうか。これが「試合だけやってればいい」という価値観であればこうはいかないでしょう。こうしてみると、試合や練習だけやってもらえばいいという価値観は、必ずしも選手達にとって幸せな事になっていないのではないでしょうか。本当に選手達の事を思うのなら、川崎さんのように選手達としっかり社会・地域貢献活動に関しても契約を結ぶべきではないかと思うし、できないところにはクラブライセンスで減点されるくらいの事があってもいいのではないかと個人的に思います。
キャリアサポート関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131227

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