ずっと行きたかったけど、なかなかいけなかった美術館であります
川喜田半泥子の様々なゆかりの品を展示している博物館なんだが、
半泥子のそれは美術品だと自分は思うので
あえて美術館としておきたい
ともかくよいものがあるのだ
と、最初から飛ばしていますが、三重県は近鉄久居駅近くにある
山手の近代的な博物館でありました
二階建てになっていまして、一階が企画展、二階が平常展といった感じで
それぞれにゆかりの品が展示されているのであります
今回は、愛蔵品の企画展ということで、
茶道具を中心に展示されていて、さらに興味をそそられてみてきた次第
ちょうど、6月1日の朔日餅を食べにいったついででありましたが、
非常に見ごたえのある展示で、朝一番から見てたんだが
ぽつりぽつりながらも、人が入ってくるので驚いた次第、
愛される人なのではなかろうか、半泥子わ
さて、展示について
まず企画展のほうでは、愛蔵品というだけあって
半泥子が気に入って集めていたそれこれの展示、
特によかったのは、半泥子といえばの一品、伊賀焼「鬼の首」
この迫力、初めて見たけども、同じくお気に入りらしい
破れ袋に通ずる威圧感というか、器の気というものがあった
ずっしり、なんていう効果音がぴたりと当てはまる姿、
素晴らしいことこの上なく、しばらく見ほれてしまった
ほかにも、茶道具シリーズというだけあって、
名工の名品がずらり、特に楽茶碗の数々が素晴らしく
ノンコウはもちろんのこと、千家十職の数々、もうたまらんわ
じっくり静かに、でも心あらぶる感じで見入ったのでありました
いくつかの古い茶器があったけども、
染付を二つにわって、それぞれ別に呼継補修した作品があって
これについて、半泥子が感心しないと言ったという解説が渋く、
そういう美意識の人であったかと
はらはら、感動したのでありました
また、半泥子自らの作品についても、非常に見ごたえがあって
どの茶碗も凄くよかったのでありました
まとまってみる機会がなかったので
もうひとつどういう人か、あれこれいっぱい焼いているから
半泥子らしさというのがよくわからなかったが、
これだけ数が展示されていると、なんとなし
共通するものが理解できるようでよかったのでありました
まぁ、おのぼりさん的に喜んでいただけなんだが
それでも、大きいものが好きだったんじゃないか
鬼の首しかり、ああいう迫力を好んだのかと
感じたのでありました、もう何回か見に行かないといけないが
これはこれで凄くよかった
また、名品慾袋も展示されていました、眼福
その他も、好き放題に焼いていたというわけでなく
目指す型が決まっていたのは間違いない様子で
気に入っていたという井戸茶碗と同じ形を目指したそれが
なんといったらいいか、井戸の畳み付きの部分の形に
類似性を見たようにも思って大興奮でありました
すばらしかった、豪放磊落
そういう気風が伝わるようでよかったのであります
釉薬や土にかなりこだわりというか工夫があったようで、
あれこれと試しているというのも面白かった
本当に好きだったんだと感じ入って
凄く勉強になった、いや、勉強をしていたという事実が確認できたのでありました
特に乾山に対して研究を深めていたようで、
絵付け以外にも手を出したと思われる作品が一点展示されていて衝撃を受ける
先日読んだ、魯山人の話じゃ、乾山は自分で土を触らないから二流だとか言ってましたが
それに対する大きな反証となったのか、
同時代の人として、どんなやりとりがあったか
やたら興味をもってしまったのでありました
また行きたい、そんな風に思ったりしつつ
半泥子熱があがるばかりの昨今である
川喜田半泥子の様々なゆかりの品を展示している博物館なんだが、
半泥子のそれは美術品だと自分は思うので
あえて美術館としておきたい
ともかくよいものがあるのだ
と、最初から飛ばしていますが、三重県は近鉄久居駅近くにある
山手の近代的な博物館でありました
二階建てになっていまして、一階が企画展、二階が平常展といった感じで
それぞれにゆかりの品が展示されているのであります
今回は、愛蔵品の企画展ということで、
茶道具を中心に展示されていて、さらに興味をそそられてみてきた次第
ちょうど、6月1日の朔日餅を食べにいったついででありましたが、
非常に見ごたえのある展示で、朝一番から見てたんだが
ぽつりぽつりながらも、人が入ってくるので驚いた次第、
愛される人なのではなかろうか、半泥子わ
さて、展示について
まず企画展のほうでは、愛蔵品というだけあって
半泥子が気に入って集めていたそれこれの展示、
特によかったのは、半泥子といえばの一品、伊賀焼「鬼の首」
この迫力、初めて見たけども、同じくお気に入りらしい
破れ袋に通ずる威圧感というか、器の気というものがあった
ずっしり、なんていう効果音がぴたりと当てはまる姿、
素晴らしいことこの上なく、しばらく見ほれてしまった
ほかにも、茶道具シリーズというだけあって、
名工の名品がずらり、特に楽茶碗の数々が素晴らしく
ノンコウはもちろんのこと、千家十職の数々、もうたまらんわ
じっくり静かに、でも心あらぶる感じで見入ったのでありました
いくつかの古い茶器があったけども、
染付を二つにわって、それぞれ別に呼継補修した作品があって
これについて、半泥子が感心しないと言ったという解説が渋く、
そういう美意識の人であったかと
はらはら、感動したのでありました
また、半泥子自らの作品についても、非常に見ごたえがあって
どの茶碗も凄くよかったのでありました
まとまってみる機会がなかったので
もうひとつどういう人か、あれこれいっぱい焼いているから
半泥子らしさというのがよくわからなかったが、
これだけ数が展示されていると、なんとなし
共通するものが理解できるようでよかったのでありました
まぁ、おのぼりさん的に喜んでいただけなんだが
それでも、大きいものが好きだったんじゃないか
鬼の首しかり、ああいう迫力を好んだのかと
感じたのでありました、もう何回か見に行かないといけないが
これはこれで凄くよかった
また、名品慾袋も展示されていました、眼福
その他も、好き放題に焼いていたというわけでなく
目指す型が決まっていたのは間違いない様子で
気に入っていたという井戸茶碗と同じ形を目指したそれが
なんといったらいいか、井戸の畳み付きの部分の形に
類似性を見たようにも思って大興奮でありました
すばらしかった、豪放磊落
そういう気風が伝わるようでよかったのであります
釉薬や土にかなりこだわりというか工夫があったようで、
あれこれと試しているというのも面白かった
本当に好きだったんだと感じ入って
凄く勉強になった、いや、勉強をしていたという事実が確認できたのでありました
特に乾山に対して研究を深めていたようで、
絵付け以外にも手を出したと思われる作品が一点展示されていて衝撃を受ける
先日読んだ、魯山人の話じゃ、乾山は自分で土を触らないから二流だとか言ってましたが
それに対する大きな反証となったのか、
同時代の人として、どんなやりとりがあったか
やたら興味をもってしまったのでありました
また行きたい、そんな風に思ったりしつつ
半泥子熱があがるばかりの昨今である