CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】雲霧仁左衛門

2019-06-03 21:10:54 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜時代劇がかえってきた
そんな塩梅で楽しく見終えた雲霧シリーズの1作目であります
終わって、すぐに2作目やってるから
それ済んでからでもよかったんだが、
1作目の筋を忘れてしまいそうなので
メモがてら書いておくのであります

池波正太郎の同名小説シリーズの映像化であります
小説では読んだことないけども、
時代劇コミックで何回か読んだと
その程度の知識で見ていましたが
かなり本格的な時代劇に仕上がっていて
すごい楽しかった
俳優さんは、時代劇御用達ばかりでもなく、
新しい殺陣の手が出てくるかと
わくわくしながら見たのでありますけども、
それよりは、原作通りというべきか、
知恵比べに重きが置かれていて、これもまた
シナリオとなぞかけが見ごたえたっぷりに面白かったのでありました

鬼平の逆バージョンといったらいいのか、
本格の盗賊の仕事がありあり描かれていまして、
そういう意味では、仕掛け人にも近い印象で、
火盗改をほんろうするという内容が
非常に面白い、スリリングな展開と裏切り打算なんかが
交錯する妙を堪能したのでありました

主役の中井貴一さんがかっこよすぎると
思わなくもなかったのでありますが、
一党を取り仕切る姿が見事でありまして、
それでいて、一線を越えたものは
殺すし、死ぬ
このあたりが、最近の時代劇に足らなかったものだと
勝手に感じ入っているのでありますけども
わかりやすく、悪い、よいとしていて
その結末ではあるが、
カタルシスがあって、善悪とかではなく
ただ、物語が面白いと感激したのでありました

大がかりな仕掛けで大仕事を狙うという姿、
火盗改との知恵比べ、その割に、最終的には決闘がみられるという
もう、時代劇の楽しさが凝縮されたような一作で
満足したのでありました
商人が騙されて、その騙されていた筋がわからないまま
名前の通り、雲か霧にように去っていくという
言葉そのままの仕事に感心したのでありました

二作目が、それを受けてのそのあとという感じで
これまた楽しくて仕方ないのであります