CLASS3103 三十三組

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【読書】どん底から最高の仕事を手に入れるたった1つの習慣

2019-06-26 21:03:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
どん底から最高の仕事を手に入れるたった1つの習慣  著:福島 正伸

会話劇で見せる、仕事に関する物語でありました
あまり、うがった書き方はよくないと思いつつも、
ちょっと机上というか、精神論、あるいは、理想論が過ぎる
そうとも思えるほど、読んでいる分には明るい未来に満ち溢れた感じなんだけども、
具体性というか、実際にそうするということもわかるが、
その実践的なところから乖離したようにも思える内容でした

独立志向の強い人物と、安定のため大企業に就職した人物の
二人が、友情を保ちながら、お互いの足らないところ、足りているところを
共有して、お互いの苦難に打ち勝っていくというストーリーで、
これはこれで、よい話だと思える内容だったのであります

当人たちの年齢があがるにつれて、困ってくることが変わる
それぞれの立場から補完しあいながら乗り越えていくというのが
なかなか興味深くて、単純に自分がしたいからと独立するのと
組織の中にありながら、自分のしたいことをするというのは
さほどに差異がないという指摘が、物語として行われていて
このあたりは興味深いと思えたのでありました
結局、独立できるほどの気概や能力があれば、
社会に属しながら、よりよい立ち位置を占めるというか
求められていることに答えられるという
そういう話じゃないかとも思える内容でもあった

うがちすぎるのもいけないし、絶望もしていないのだけども
本書では、ちょっと理想的すぎる話に終始していて
つっこみどころが多いという印象を受けたのだけども、
そういう気持ちによって、新しい未来が開けるというのは
もしかするとそうかもと思えるくらいの
強い意志というか、気合を感じたので
なんとか、自分にも転用できないかと考えたりして
よい読書をしたとメモっておく次第でありました