CLASS3103 三十三組

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【映画】アトミック・ブロンド

2019-06-18 21:40:11 | ドラマ映画テレビ感想
ベルリンの壁崩壊の時代、
東西冷戦のカギになりうる、スパイたちのリストをめぐって、
各国のスパイが死闘を繰り広げるアクション大作

そんな感じでありました
思った以上にアクションがすごくて、
海外の女優さんはすごいなと、感心こえて感動してしまった
すごい体当たり演技というか、力のこもった殺陣で、
殴る蹴るの痛そうな感じが素敵でありました
でも、やっぱり小柄な女性がどれだけ殴っても、
質量のある男には、そこまで効かないよなと
感じてもしまったんだけど、よくできたいたと思うのであります
割と残酷に刺したり弾いたりしたし、すごかったわ

見どころは、そんな血みどろのアクションシーンでありましたが、
スパイが、スパイのための情報をめぐって争うというお話で、
そこまで、知恵比べといった内容ではないものの
誰が、裏切り者なのか、という、典型的な推理トリガーが
かなり面白くて、最終的にどうなんだ、
それなのか、本当にその落ちなのか?と
ちょっと、物語から置いてけぼりをくらったような
唐突といったらいいか、ちゃんとオチてるかなぁと
首をひねってしまうラストだったけども、
おおむね楽しく見られたのでありました
誰が悪いとか、よいとか関係なく、
それぞれが、自分の仕事をして
最後にすべてを手に入れたのが、主人公であったと
そんな話だったんじゃねぇかしらと思うのである

壁崩壊前夜のベルリンというのが、
あんなにスリリングというか、
アナーキーで、アングラな印象ましましだったのが
素敵すぎてたまらなかったところ
そこで、スパイたちが殺し合いしているというのも、
よくよく考えてみると、歴史的な大きなうねりの中で
ある意味しょーもないともいえる、
小事、さりとて、とても重要な情報合戦というのが
なんとも面白くてよかったと思うのである
なんにせよ、命が軽いなと思ったんだが
敵と味方という概念はあるが、
正義と悪という区切りではないというのが
露悪的にも見えるようで、
主人公も、じゃあ、正義の味方だったかというと
さらさらそんなはずもなくというところで
まぁ、にやりとして終わるような感じではあったけども
ちょっと、いろいろ納得いかないとも思うようになったのであります

ともあれ、アクションに満足できる一作でありました