CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】美術館を手玉にとった男

2020-03-26 21:05:32 | ドラマ映画テレビ感想
ドキュメンタリー映画というジャンルなんだろうか
初めて見たタイプの映画であります
出てきたのは俳優じゃなくて、実際の人を追ったもの、
NHKスペシャルのような見ごたえだと思いつつ、
贋作作家・マーク・ランディス氏をおっかけた
映像作品でありました

話の筋というか、実際何が描かれていたかというと
いまいちわからないというか、
盛り上がりもなければオチもないといった感じで、
淡々と、その事実を積み上げたというか、
そういう事件の当事者を追いかけていた
当たり前ながら、ドキュメンタリーまま、といった具合でありました

統合失調症の疑いもあるんだそうだが、
やりとりは割りと普通にできているように見える、
もっとも、字幕で見たから、実際は独特の発音だったり
なんか、喋り方でわかるものがあるのかとも思うんだが
見た感じではごく普通なのでありました
車の運転もできるし、しかも、キャデラックだし、
贋作作家なのはわかるんだが、
仕事は実際何していたんだろうか、そういう疑問はさっぱり解消されないのである

贋作作家として30数年を過ごしていたらしいんだが、
本業はなんなのか、その贋作で別に儲けていたわけではなく、
自身の贋作品を美術館に寄贈するという
不可解なことをし続けていたというお話なんだが、
贋作だと見抜けなかった美術館のキュレーターたちが怒るという、
まぁ、そりゃそうだというところ、
しかし、その贋作の多さと見事な手際が注目されて、
ドキュメンタリでは、その贋作個展が開かれたりしていて
なんとも不思議な気分で見続けたのであります

結局、何かあるでもなく、
彼がその後、捕まるわけでもなかったし、
そこそこ世間をにぎわせたのは確からしいとだけわかり、
その彼を追っかけていた男との邂逅は、
非常に気まずい感じが終始で、まぁ、そのあたりはリアルだなと
思ったりもするんだけども、なんといったらいいか
なんだかなぁと、ちゃんとした感想を抱けなかったのでありました

理解できていないということか
思ったりするんだが、新しい映像作品を見たと
メモっておこうと思うのである
こういうジャンルで人気のあるものも存在するんだろうな
不思議だ