CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】黄色い煉瓦〜フランク・ロイド・ライトを騙した男〜

2020-03-27 21:31:24 | ドラマ映画テレビ感想
個人的に思いいれの深い常滑を舞台にしたドラマでありました
まったく触れてなかったけど、あの伊那って人
イナックスの創始者だよなきっと
そう感じたりしつつ、正直そんな物語の筋がどうしたより
ヤスケンの熱演の凄まじさにあてられて
それだけで価値があると思えるほど
なかなか素晴らしいドラマでありました

地域ドラマだからか、ドキュメンタリ風にしていることもあって
途中出てくる人たちが明らかに現地の陶工とかだよなと
その、独特の雰囲気も含めて楽しめたのであります
ああやってみると、やっぱり、愛知の方言というか
イントネーションは独特だなぁと、
語尾というか、母音のゆれについて考えさせられたのであります
余談

さて、物語は、日本で始めて黄色いレンガを作ったというお話で、
まったく知らない衝撃的な内容でありました
ドキュメンタリの様相もあって、当初情報である、
片腕の詐欺師の真相が、実はそうではなかった、
尾ひれのついた誤った伝聞であったというのは、
なかなか衝撃的というか、そういうことあるのかな、
あるのかもと、思ったりしてしまう展開に釘付けであった

若干、レポート中に、遠い親族だという人に向って
その事実を問い詰めるシーンが、流石に失礼じゃないかと
思わなくもない展開があったんだが、
あれがまた、素人を使ってるからこその妙な緊迫感があったと
思えたりして、なんかスリリングで楽しかったのである

秘伝のところは、鬼気迫るところもあって、
最後のシーンは凄くよかったんだけど
毎回焼いてたときはどうしてたんだろうかしら、
あれだとすぐわかってしまうんじゃないか
とか思ったりしたんだが、あの蓋を閉めないというのが
本当のやり方だったのかしらとも思ったり
なんにせよ、燃え盛る窯をいきなり開けるのは危険極まりないだろうと
スカーレット見ていた身分としては
冷や冷やだったんだが、そういうところはうっちゃってしまい
鬼気迫るヤスケンを見るということが
ただただ幸せなドラマであったと思ったのでありました

凄い面白かったんだが、個人的な興味が強すぎて
面白いと感じているようで心配なところ
こういうドラマをもっと作ってほしいなぁと
素朴な感想をメモりつつ
レビウをつづっておくのである
面白かった、長いのに、長いと感じないできばえだったと思うのである