Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

Campagnolo Record 11s 変速機の取付け

2011-10-16 20:31:32 | Tacurino ロード 組立て
順調に組立てが進んでいる Tacurino タクリーノの新しいロード
今回は前回点検増し締めをした ディレーラーマウントへ変速機を
取付けましょう






使うディレーラーは前後共 黒に赤い帯の箱
カンパニョーロ レコードの 11 速用です






カーボン素材のリアディレーラーの表と裏側です
プーリーケージの裏側のみアルミが使われています






2 種類のプーリー 白いベアリングカバーはガイドプーリー
赤いカバーの方はテンションプーリーで セラミックボールが
使われています




回転部のベアリングにマイクロロンのメタルトリートメントを
塗布しておきましょう 初期の段階でテフロン樹脂が廻れば
良いですね






フロントディレーラーの表と裏 表のプレート(羽)には
カーボンが使われています ちょっと強度に不安を感じる
部分ではあります






前回新たに緩み止め剤を使い点検したバックエンド
このディレーラーマウントに変速機を取り付けます






デイレーラーマウント用のピポットボルトに
カンパグリスを塗布 ネジの固着防止が第一の
目的です






工具を使いディレーラーマウントにボルトをねじ込み
装着します ここで使う工具は トルクスレンチの T 25
なぜこんなのを使うんでしょうね アーレンキーじゃ駄目
なんだろうか ちょっと何故かな?と思ってしまいますね




使用ボルトの形状は 何か考えが有っての事なんでしょう
私の想像力が貧祖でその考えに及ばないんだね

リアディレーラーが取り付きました 何も難しくは無い作業です 
締め付け具合も工具がこれ以上無理 とささやくくらい目一杯で
良いですね ボルトが案外奥に有り長い工具が必要で T25 で
この長さなら工具が捻れて大きなトルクは掛かりません






じゃフロントディレーラーに行きましょう
これは直付け用の変速機で 取付けは正面の
このボルト 1 本です






こちらは 5 mm のアーレンキーを使います
ネジ部には 腐食と固着防止のグリスを塗布




そのネジでフレームの直付け用マウントに
取り付けるだけ 締め込み加減 こちらは
目一杯は少々締め過ぎかな 変速機の目ネジが
切れずに我慢してる処までの力加減は必要だね

こんなの上手く説明出来ませんが 指先に神経を
集中して作業をすると 何となく感じるものです




さてこれで 前後の変速機が装着できました
前の変速機はこの時点では 仮付けで良いですよ
変速の調整をする時に 位置決めは行いますから

次は順番で行けば ブレーキの取付けかな・・・

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ボルトオン バックエンドの増し締め

2011-10-15 20:08:31 | Tacurino ロード 組立て
自転車のリアホイールを装着するバックエンド ロードレーサーでは
そこにリアディレーラーも取り付けします そこには最近ボルトで
止めて有る エンド小物が多く見られますが貴方のエンドは緩んで
いませんか?






これがロードフレームに良く見られる バックエンド
フレームの素材がカーボンやアルミでは エンドに
トラブルが有った場合 修正が難しいので この様な
ボルトで止めるエンド小物が良く使われます






これはこれで良く起こりがちなディレーラーマウント部の
歪み これが起こった時に簡単に交換出来るので良いのですが

知らない間にボルトが緩んでいた これは結構高い頻度で
起こっているはずです 実際ホイールで締め込んでいるので
気付いていない事が多いのじゃないかな






この金物の装着方法もさまざまですが タクリーノの
コズマは 2.5 mm のアーレンキーを使う 小さなボルト
2 本で止っています 

ブルーの緩み止め剤が使われていましたが ここは注意し
新しい間に点検、増し締めをしておいた方が良い部分だと
思います




一旦取り外し Locktite ロックタイトの緩み止め剤
低強度の 222 を使い もう一度確実に取付けをします




エンド小物はアルミ素材にアルマイト加工がされていますが
フレームと接触する部分 ここはゴミ溜めになります 腐食を
防ぐ為 薄くグリスを塗っておきます






ねじ山の雄、雌両方にロックタイトを塗布し
ネジが切れない程度に強く締め込んでおきます

はみ出したロックタイトは固まりませんが ウエスで
綺麗に拭き取っておきます ロックタイトは嫌気性で 
これは空気に触れていると固まらず 空気が遮断されると 
固まる性質を持っています




新しいうちに 点検増し締めをしたリアエンド小物

今、お使いの自転車の点検を是非してみて下さい
緩んでいる方がきっと何人かいらっしゃると思います




タクリーノのロードフレームには ボルトオンされた
小物がもう一つ有ります それはフロントディレラーの
マウント小物






ここは緩んで変速機がぶら下がりました なんて事になると
酷い事になる部分です ここも良くチェックしましょう






小物を取り外すと カーボンフレームには アルミ製らしい
メスネジが建て込まれています 装着方法までは解りませんが

このメスネジ 古くなると外れてしまう事がたまに起きます
その原因は ネジ部、金属の腐食に依るものが少なく有りません




ここのネジにも 先程のバックエンドの処理と同じ様に
ロックタイトの緩み止めを使います




ただそれだけでは無く フレーム側のメネジ部の
腐食を起こり難くする事も考えておきたいですね
防水が必要な部分には 効果的な方法を考えながら
グリスを塗っておきましょう






ねじ山にはロックタイト 締め込み具合は ネジの
線切りをしない程度に 目一杯締めておきます





グリスと緩み止め剤を併用ししっかりと装着した フロントディレーラーのマウント小物
はみ出したグリスは水の浸入防止目的に使ったもの これは綺麗に拭き取ります

新しいフレーム 出荷時の状態を信用していない訳では有りませんが より良い状態にしたく
行う点検作業 こう言う事は使ってからするより使い始めにした方が良いですよね

さて次は前後の変速機を取付けましょう 使うのは Campagnolo RECORD 11s です

コメント (4)
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ウルトラトルク カンパクランクの取付け

2011-10-13 20:17:50 | Tacurino ロード 組立て
組み立て作業を進めているタクリーノのカーボンロード コズマ
今回はカンパのチェーンホイールを取付けましょう このクランクは
ウルトラトルクと言うカンパニョーロ独特の構造です






Campagnolo RECORD 11s カンパニョーロの 11 速用
チェーンホイールです






クランクの裏側を見るとベアリングはここに付いています
ここはシールドがされている訳ではなくボールが見えます




触ってみるとそんなに重い回転では有りませんが
回転部にマイクロロンのメタルトリートメントを
スプレーしておきましょう このトリートメントは
グリスを溶かすので少量にしておきます 
テフロン樹脂が内部に回る程度で良いでしょう






前回取り付けた B.B カップ 右側にはこの
アーレンキーの先で指している所に小さな穴が
開いています






ここにはこのクリップが納まり 内部に先が
飛び出し クランクのベアリングを保持し
クランクの抜け止めの役目をします








右側から取り付けましょう B.B カップの内部と
クランクシャフトとベアリングにもやや多目に
グリスを塗ります 防水と錆止めの為です






右側のクランクを差込みます ベアリングがカップに
入る時に少し手応えが有ります






ベアリングがカップの置くまで入ったら 抜け止めの
ピンをカップに取付けます




先程の穴にピンの先が入っています






左側もする事は同じですが こちらには波型の
ワッシャーをカップの中に入れます






箱から出した新品の左クランクには フィキシングボルトが
取り付けてありますが これは後で使うので外しておきます






クランクをカップに差し込みます 右のクランクと
一直線になる様 位置決めに注意






フィキシングボルトにはグリスを使わず ネジの緩め止め
LOCKTITE ロックタイト 222 を塗布します






右のクランクの穴から 左のクランクのネジを目掛け
フィキシングボルトを装着します 使うアーレンキーは
10 mm です




ここの締め具合 カンパの資料では 42~60 Nm の
トルクが指定されています でもここは大きな力を
掛けても壊れる様な所ではなさそうです 

大きめのモンキーをアーレンキーに掛けて 目一杯
締め込めば良いでしょう その時クランクで支えますが 
この長さでは心配する程 力は掛かりません




クランクが取り付きました 良く回転が重いよって
言われますが それを想像していましたが それ程重い
とは感じないですね マイクロロンが効いているのかな・・

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500 万件pv アクセス 越えましした

2011-10-12 20:32:02 | よもやま話
私がこのブログ Kinoの自転車日記 を開設したのが 2009年1月 始めて記事を
書かせて頂いてから2年10ヶ月が経ち 昨日でアクセス数が 累計 500万件pv を
越えました 皆さん有り難うございます





特にアクセス数を上げるための細工など何もしていません
でも おかげ様で最近は毎日 1 万件pv 以上のアクセスを頂戴しています

自転車に関する事だけ たまに私生活の一部を暴露したり・・・
そんな取り得のないブログですが なるべく綺麗に そして事実をありのまま書く様に
心掛けています 

この写真は獅子唐なのかな ピーマンの様に空っぽでも困りますが この獅子唐の様に
たまにピリッと気の利いた記事が書ければ良いな

今迄に可愛がって頂いた皆さん有り難うございます これからもどうぞ宜しく
お願い致します

             2011.10.12 Kino 木下 拝
コメント (32)
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Campagnolo B.B カップ 取付け

2011-10-11 20:45:11 | Tacurino ロード 組立て
組み立て作業を進めているタクリーノのロードレーサー コズマ
今回はハンガーシェルに B.B カップを取付けましょう 
使うのはカンパレコード 11S です




Campagnolo RECOD 11S カンパのウルトラトルクと言う方式のクランクを装着
する為の部品で この B.B 小物自体にはベアリングの機構は無くクランク
シャフトを受ける為の部品です 今回のフレームの B.B 規格は JIS です






B.B カップの右側 カップ内の波をうったワッシャー
これは左側に使うもの なぜ右側に入っているんだろ
外側のピンはクランクを装着する時に必要な物で 
この状態では直ぐに外せます






こちらは左側 簡単な単なるカップです
ねじ山の黄色い物はネジの緩み止剤ですね




今回使う工具は このいずれかで共にボトムブラケット
ツール シマノのホローテックⅡと共用で使えます




他に使うのは緩み止剤とグリス さあ始めましょう






最初は右側から まずはグリス カンパの LB 100
を使います ハンガーシェル内に腐食防止の為に塗布
今回はねじ山には塗りません






B.B カップのシェルとの当り面にグリスを塗布
ここは防水が目的です やはりねじ山には塗りません






カップのネジ山にはすでに緩み止剤が用いられていますが
さらに LOCKTITE 222 ロックタイトを追加塗布

このロックタイトについては 何種類かの強度検証を
過去にしています その時の様子はこちら 結構面白い
記事だと思いますよ 【 LOCKTITE 強度検証 】






ハンガーシェルにねじ込みます JIS 規格の右側は
逆ネジです

最後に工具を使い締め込みます 最近はトルク管理を
良く言われ カンパの場合この部分は 35 Nm だったかな?
ただカンパは緩み止め剤を使った時は あまり強く締めるな
とも言います

しかしこんなのは感覚 自分を信じます 私はこの工具を
使うなら 目一杯締めておきます これ以上締まらないよ
と感じる処まで・・・






はみ出したグリスやロックタイトは ウエスで綺麗に
拭き取ります






じゃ次は左側 やはりカップにはグリスとロックタイトを
塗布






こちらは正ネジ やはり目一杯締め込みます

ただそうは言ってもむやみやたらに締め込んで
いる訳では無く 工具のハンドルの長さや 部品が
ハンガーシェルに食い込んで行く感覚を感じながらの
作業ですよ





さてこれで B.B カップの取り付けは完了しました 締め込むだけの簡単な作業ですよね

ただ自転車の部品の中で緩めば困る部分では有ります ここが緩めば走行不能 知らずに
乗っていればフレームがお釈迦になる事も有ります その辺を良く考えながら作業を進めれば
良いですね 

コメント (3)
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