森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

へアスプレー

2007-11-11 00:09:47 | 映画
 7日(水)の日に
「今日は、『へアスプレー』を見に行くんだ。」とだんなに言ったら
「予告編見て、共鳴しちゃったの。」と、彼は言った。
ええ、そうさ、そうともさ。ちびでオデブで、だけどキラキラしているトレーシーに共鳴度バリバリ!!


全編ほとんど歌とダンスで出来ているこの作品は、正真正銘の正統派ミュージカル。
目覚めて学校に行くまでの歌「GOOD MORNING BALTIMORE」を、この役をするために生まれてきたようなニッキー・ブロンスキーが、歌い出すと、一気に60年代のボルチモアに引き込まれていきます。

学校では普通の女の子。早く授業など終わって、家に帰って憧れの「コーニー・コリンズ・ショー」を見て、親友のペニーと盛り上がりたいし、夢はそのショーで踊ること。

青い空には国境がない。そして歌とダンスの前には差別なんかない。

まだ黒人差別がはっきりあったボルチモアでは、テレビの放送も「ブラック・ディ」があった。でもトレーシーは
「毎日がブラック・ディならいいのに。」と言う。過激な発言をしている意識などない。もともと誰に対しても差別などないのだ。

「ヘアスプレー」はチビデブ少女の単なるサクセスストーリーではなく、さまざまなメッセージ性を持っている映画だと思う。
そのメッセージは、軽く楽しくまたは時には美しい調べとなって心に伝わってくる。

 もちろん、人種差別と言う社会性の高いメッセージもあるが、私的に気に入っているのは、ジョン・トラヴォルタ演じる母エドナーに向けてトレーシーが訴える
「ママ、世の中はどんどん変わっているのよ。」と言うメッセージ。

「WELCOME TO  THE60'S」ニッキーとジョンで歌うこの曲は覚えて口ずさみたいような感じだ。

太っている体型を気にして、外に出ようとしない母に勇気を促す。その母もエドナーもトレーシーの影響で徐々に変わっていく。

 また、充分な「愛」はあるのに、夫は妻を見ようとしないと言うテーマもある。「愛」があるのなら、その想いを時にはしっかり伝え合うことは大切なことだ。

「TIME LESS TO ME」
ジョン・トラヴォルタと夫役のクリストファー・ウォーケンの歌と踊りはなんとなく笑ってしまうのだが、微笑ましい。

何だかんだと言っても、お約束のハッピーエンド。確かに元気の出る映画だった。




その他、あれやこれや思ったこと。
―本当に衣装が素敵でおしゃれ。
―トラヴォルタってすごーい!!
―ヘアスプレーのCMのシーン。みんなであんまりシューシュー撒き散らしているので、環境に悪そう。咳も出てしまいそう。
―リンク役のサック・エフロンは魅力的。
―トレーシー役のニッキー・ブロンスキーの次回作は・・・?!






コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする