森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

コッツウォルズへ<バイブリー>

2007-11-18 03:33:36 | イギリス旅行記

 カッスルクームに引き続いてバイブリーと言う町も訪れました。カッスルクームは坂を抜けて森の奥というイメージでしたが、バイブリーは森の手前と言う感じの町でした。今気がついたのですが、町というより村と言ったほうがいいのかもしれません。日本の村のイメージとは遠いのでどうも言いづらいのですが。

     

     

 

 この家並みはアーリントンロウといわれる元羊皮の作業場だったところです。この家並みの手前にある小屋には、プレートが貼り付けてあるのですが、そこにはナショナルトラストによって、この村ごと保存している旨が書かれてあります。

 

 

     

 

そしてこの下の写真は、その小屋を過ぎて反対側から写したものです。なんだかこの風景が、とっても好きなんです。

 

 

   

 村の奥のほうに入っていくと、こんな感じです。

 

   

 下のはマスの養殖場です。きれいな公園といった感じです。

 

  

 スワンホテルです。

 

 

このスワンホテルは1650年あたりからの歴史があるそうですよ。春には蔦が新緑の緑で、違った雰囲気になって、これもまた素敵です。

 

 さて、旅行のパンフレットみたいなことばかり書いてきましたが、ここで「こんな添乗員はいやだ~シリーズ」の1を書いておきたいと思います。これは、10年たっていいことばかり覚えているのもいやで、忘れたくないことを書き留めておきたいと言う気持ちから記しておこうと思ったもので、途中批判めいた言葉も出てしまいますがお許しくださいね。

 

 この村には実は有料トイレがあります。この村に着く頃、添乗員さんが、有料トイレの使い方を教えてくれました。・・・無料で入る方法をですよ。ほかの皆さんが、「まあ、お得だわ」みたいな顔をしていたかどうかはわかりません。ただ、私はいや~な気持ちがしたのですよ。

私だって、基本的には有料トイレは嫌いです。だって、トイレのような絶対に必要なものに、お金を取るなんてムカつきます。でもね、こんな小さな観光の村が、あえてトイレを有料にしたのには理由があると思うのですよ。例えば、ナショナルトラストへの寄付的意味合いとか・・・

そう、寄付なんだと思います。だから、1グループで一人お金を払えば全員は入れてしまうシステムのままなのかもしれません。そのとき思い出しましたが、6月に行った友人もこのトイレの話は得意げにしていました。

それで、人のことはどうでも良いのですが、自分はちゃんと払って入りたいと思いましたので、散策後誰もいなくなってから、そのトイレに行きました。さすが有料だけあって、中でダンスが踊れてしまうくらい広かったですよ。

添乗員様、お得になる話は誰もが喜ぶとは思わずに、有料になっている意味とか、常識のある話をしていただきたいものです。

 

トイレの話を長々してしまいましたが、こんなことは「こんな添乗員・・」のお話ではありません。

実はこの村でのお時間は結構余裕があって、半端な時間が余ってしまいました。なぜなら、・・・もう驚いてしまいますが、お店が全部閉まっていたのです。この村の定休日かと思ったくらいです。翌日、なるほどと思うことがあって気がついたのですが、4時を過ぎた頃だったので、お店は閉められてしまったのでした。それで、川の流れを眺めたりよってくるかもと遊んだりしていました。

 集合時間が来てバスに乗り込みました。乗ってきた一人の女性が大きな声で独り言を言いました。

「ああ、歴史のあるホテルでお茶をいただいて、おいしかった!!!」

 

そのとき私は「悔しい~!」と思いました。誰に対してでもありませんよ。自分の迂闊さに対してです。私だって、あんな素敵なホテルでお茶などいただいたら、彼女のように自慢だってしたくなりますよ。

 

でも、走り出したバスで添乗員がニヤニヤしながら

「いや~、僕もね、いつも言うのが後になってしまうのだけれど、あのスワンホテルはカクカクコノヨウナ歴史があって、あそこでお茶など飲んで時間など過ごすことも出来たかと思います。」と言ったとき、

私は振り向いて、遠のくスワンホテルを眺めつつ、添乗員に大根を投げつけてやりました。心の中で。

 

と言うわけで、三日目の観光は終わりました。

コメント (2)
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