森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

青空、そして雨

2009-08-08 02:32:43 | 梢は歌う(日記)
やっぱり、夏の空はこのぐらいの青空じゃなくっちゃね。

家事魂が燃えるってものですよね。
頑張ってしまいました。洗濯に布団干し。

でも夕方、まだ青空だって言うのに、遠雷が。

結構降ってしまいましたね。これは遠くで発生している台風のせいなんでしょう?

だけどその雨が小降りになったころ、近くで花火が上がったのですよ。近くの企業の夏祭りだったのか、予定数消化だったのかも知れませんね。

小雨の中の少し小ぶりの花火。
なんだか奇妙な趣がありました。
儚げな夢のような、そんな感じ。

夏の夜にはいつも、生きている事さえすべて夢のように感じさせる、何かがある様な気がしてしまうのです。そんな感覚、私だけのものではないと思います。
だから例えば山田太一の「異人たちとの夏」みたいな作品が生まれてくるのではないかしら。

その感覚は昼間にはないのです。なぜなら、昼間に存在するのは、滴り落ちる汗とそれに伴う現実ばかりだから。

毎日何もない日はないですね。
亡くなった方を思って心沈んでみたり、逃げている人の事を考えてショックを受けていたりしています。

でもこんな夜中は一人ぼんやりと、むかしむかしの夏の日を思い出しては楽しみましょう。

薄明かりの中吊るしてあった緑色の蚊帳の中、並んで眠る私達。窓はみんな開け放されて、真夜中に浮かれて通り過ぎる人の声が、幻のように一瞬だけ聞こえてくる、そんな夏の夜。
そんな頃からきっと私は、ああ夏の夜は幻の時間。人でない人も楽しげに往来をゆらリゆらりと過ぎていくんだなと言う幻想にとりつかれて生きていたように思います。

さあ、朝日が昇れば、また現と夢の繰り返し。
その揺れる振り子を楽しみましょう。
とりあえず私は映画です。「イチ」ではなく「ハチ」を観に行ってきます・・・。
(何言っているのかなという方は「後の7は何処に行ったのか」を読んでみてください)

と言うわけで、おやすみなさい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする