森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断

2017-03-02 21:10:31 | 映画

今日、この人更新が多いなあと思われる方もいらっしゃるかも。今日は久しぶりのオフなので、インとアウトのバランス調整日。備忘録としてのブログでもあるので、書きそびれている事をあれやこれやの雑用の合間に書いています。映画の感想をひとつ前の記事にも書いたので、続けて映画の感想記事を書こうと思います。 前記事が思いがけず長くなってしまったので、今回は短めにと思っているのですがどうでしょうか。とりあえず大きなネタバレなしでいこうと思います。またテレビなどで放送されて二回目三回目を見る事があれば追記していくかもしれません。

※       ※       ※

 

2月19日に家族と一緒に見てまいりました。

今回の映画、初日から二日間の興行成績が今までで一番良かったみたいですね。たぶん強力な競合作品がなかったからじゃないかと私は思うのですが、たぶんその後もガタンとは落ちてないんじゃないかしら←推理。

と言うのも、二週目以降は口コミがものを言うわけで、私的にはこの作品、「相棒」が帰って来たと言う内容で良かったなあと言うのがその感想だからです。

前作の時にかなり不満だった夫も今回は満足していました。

私は思いました。映画なのだからと、見応えを出そうと映像を派手にする。それは大事な事だと思うのですが、その派手さと言うのは、火薬の量などではないのですよね。そしてヘリコプターを飛ばせばいいってもんじゃない。そんな反省が生きたのか、映画らしい派手さもあり、だけど核心の物語の部分は静かで深い部分があり心に残りました。

映画らしい派手さと言うのは、人の動きの多さではないかと私は思いました。

 

夫が見た後に言いました。

「これ、何かの本当のパレードとぶつけて撮ったのかな。」

えっ !!

と、私は吃驚しました。

そうか。夫殿はそこまで興味がないから知らなかったんだ。

クライマックスのパレードシーンは北九州市の福岡でエキストラ3000人で撮ったのですよね。皆さんエキストラとは思えないほど自然体でイキイキとパレードを楽しんでいる様にしか見えませんでした。

この夫の言葉こそ、この映画の賛辞と言って良いでしょう。

「相棒愛」のある方々が、この撮影に集ってきてそしてこの映画を完成させたのです。

 

徐々に視聴率が下がって来て王者の立場ではいられなくなってきたかも知れない「相棒」が、それでも映画をヒットさせたのは、このような「相棒愛」のなせる業だと思います。

 

最初、この映画もまたテロがテーマかとちょっとうんざりして、見る気も失せていました。でもやっぱり「相棒」、そうではありませんでしたね。

敵役に魅力がなければ、こういう映画はイキイキとしません。対峙する敵も良かったです。

 

オープニングシーン、これから始まる事件の序章。映画らしい映像の美しさにときめきました。

ラストシーン。本編とは関係ないシーンですが、なぜか私は遠い遠雷の光に胸がキューンとなりました。

ゲストになってしまった米沢さん、神戸尊のシーンも長くはないけれど良かったです。カイトのシーンがないのが寂しい~。

成宮君、帰って来て~ !!

 

<やっぱりちょっとだけネタバレ感想>



あの悪代官ヤロー、あんな地団太踏んだシーンじゃちょっと物足りません。もっと大失脚シーンが欲しかったですね。

私たちはこの国の頭。頭は守らなくちゃみたいなこと言っていたけれど、あんな腐ったミカンのようなのが頭についているんじゃ、この国の未来はどうなってしまうんだろうって、まじ思いましたわ。

その中でひとりまともな方がいました。この人が何が重要な事に絡むのかと思いましたが、そうでもなかったので次の話に繋がっていくのでしょうか。

 


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「この世界の片隅に」を観てきました。

2017-03-02 12:28:19 | 映画

いつも行っている映画館では上映しないのかと残念に思っていたら、口コミでこの作品の良さが評判になり上映館が増えて、いつも行っている映画館でも上映してくれるようになって助かりました。

 

「評判通り」と書くと、なんとなく悔しいので、自分の言葉で言うと…と、自分の言葉で言っても、

「この作品を見ると、どうしても人に優しくしようと思えてくるし、当たり前のように続く普通の日常を、本当に大切にしようと思うのでした。」と、

たぶん多くの人が呟いたり書いたりおっしゃっている事と同じ感想なのだと思います。

 

だけどそのみんなが思っただろうその感想を、本当に強く強く思いました。

静かに続いていた日常。

絶対に手放したくない、そして手放してはいけない普通の毎日。

 

もしも闘う運命がこの先にあるのなら、罪のない他国の若者の命を奪い自分の息子や娘たちの命を奪う戦いなどではなくて、数の論理で物事を決めようとする偽物のやつらと闘いたいと私は思います。

 

またのんさんのすずさんの声はぴったりで、その語りも素晴らしかったです。こちらも「評判通り」と言う所ですね。

 

ところで姉に、この映画を見に行く予定だと言いましたら、タオルを持っていった方が良いよとか息が苦しくなった時の為に水は必須アイテムだとかアドバイスを受けました。
だけど泣き虫なんで泣くかもしれないけれど、最初から泣く気満々って言うのもどうなのよ~とニヤニヤして聞いていました。

 

ところがそのオープニング、すずさんが(道に迷って)青い空を見上げます。静止動画のようなその絵は、個人的感想ですがちょっと変な顔。ボーっとしているのだと思います。

でもそこにかかるオープニングの音楽は・・・・・・・。

うっっとなりました。

いくら泣き虫と言ってもですね、まだ本編の物語が何も始まっていないんですよ。

しっかりしろよ~、自分、って思いましたよ。

だけど

だって広島の運命を知ってるじゃん。

この先の日本の運命を知ってるもん。

だから少女が立っているだけでも、この音楽が流れたら、思わず泣きたくなったのでした。

(少々のネタバレ感想は、この音楽の下から。)

 

コトリンゴ -「 悲しくてやりきれない 」

 

映画館なので、もちろん静かに見ていました。でも心の中では、相当煩かったです。お話の内容を全く知らずに見たと言うのも私的には良かったと思いました。

この映画、人との出会いがみんな不思議な感じがしました。夫となった周作との出会いも、バケモノと言う人さらいが介入しているのですが、それが背負った籠の中で人と出会うとは、それはすずさんが作り出した物語に他ならないと思うのですが、実際の所はどうだったのかよく分からない所が、

「なんか、なんかな・・。」っていきなり朝ドラかですが、いやいや逆になんか良かったんですよね~。

今起きている事は夢なの、それとも現実なのか。

最初のリンとの出会いも、本当に座敷童かと思いました。

「ファンタジー映画だったのか。」とお門違いな勘違いをするところでした。

でも淡い想いがあっただろう同級生の水原とは一緒にならずに、よく知らない男性の元に嫁いでいく辺りから、その間違いは払しょくされました。

 

嫁いだ翌日からよく働くすずさん。

それがこの時代の嫁の務めなのでしょう。だけどだからこそ、この先に辛くなって広島に帰ろうと言う選択をしようとしたのだと思います。

ああ、少々の感想をと書いたのでした。少々に留めようと思います。

 

不発弾が時限装置で爆発した時、「ああ、奇跡よ、起きて !!!」と心の中で念じてしまいました。

寝ているすずさんの片腕がない !!

「ああ、利き腕じゃんか !?」って叫びました。

広島に帰る支度をするすず。

「だめだめだめ。今、帰っちゃダメだって。」とドキドキしました。

 

広島に帰っているシーンで、いきなり原爆の時のシーンが挿入されました。爆風で片腕を失いながら、子供の手を引いて逃げる母と子。母は腰かけた石の上で息絶えて、子供はやがてベンチで腰かけているすずの元にたどり着くのです。真っ黒な汚い戦災孤児。その少女はすずの片腕のないその腕にそっと寄り添うのでした。

「おかあさん。」

そんなセリフ、有ったっけ ?

でもきっと、少女の中では母の面影をすずに見たのだと思います。

 

きつかった小姑の径子の存在も良かったですよね。この人の言葉があったから、すずは広島行を留まったのですものね。

何かキラキラする大切なものを手のひらでそっと包み込んだ、そんな感じがこの作品からは受け取ることが出来ました。

「評判通り」で素晴らしく、お勧めできる作品だと思いました。

コメント (6)
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下駄をならしながら、いったんだな

2017-03-02 09:06:04 | 同じ時代の船に乗る

ムッシュかまやつさんが昨日、午後6時5分に都内の病院で亡くなりました。

昨年5月にすい臓がんが発見され9月に公表。

「絶対に復活するから心配しないでください。」と再起を誓っていました。だけど、12月にあった堺正章氏の古希ライブに飛び入り参加をするなど、彼は最後まで生きた人だなと私は思いました。

 

2006年のその時、彼は67歳でした。

永遠は一瞬の中に閉じ込められて、一瞬は永遠に生きて行くのかも知れません。

ー 忘れないよ、あの時を。

 

吉田拓郎 & ムッシュかまやつ M2 ♪我が良き友よ @ つま恋 2006【HD】

 

安らかにお眠りください。


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ひとつずつ終わっていく

2017-03-02 00:17:26 | 梢は歌う(日記)
 
2月29日、肉の日じゃなかったです。
 ハムレット観劇日記【その3】 「ハムレット観劇日記【その2】」の続きです。この記事は敬称略で書かせていただいています。※       ※         ※「ハム......
 

 

上の囲みは、昨年の3月1日に投稿したものです。そしてそこを開くと、その前の年の2月28日に投稿したもので、ツリーになっています。

「肉の日じゃなかった」と言うタイトルに藤原竜也さんのハムレットのパンフの画像になってしまって、申し訳ないような気もしますが・・・・。

 

ブログの記事の中で、後から自分が読んで一番お気楽ながら面白く感じるのは、意外と日記だったりするんですよ。過去の自分に会えると言うか、時には
「こんな風に、あの時の自分は思っていたんだ。」とか感心したりすることもあったりするんですよね。

 

昨年の9月いっぱいで夫が定年退職をしてしばらく家にいました。その時にいろいろな手続きやらなにやらと、いろいろな雑務が生じましたが、それは主に夫が自分でやっていたのですが、それでもお手伝いや一緒にやることもあって結構煩雑な毎日を送っていました。でもその時に夫が
「ひとつずつ終わっていくから。」と言った言葉が印象的で、そして「なるほど」とも思ったのでした。

年を越して2月間近になると、今度は私がやるべき事がいっぺんに起きてきました。書類書や手続きのお出掛け等は苦手です。お電話も嫌です。その苦手な事に追われています。だけど、そんな時、その夫が言った
「ひとつずつ終わっていくから。」と言う言葉を思い出すのです。

私も子供にはエラそうな事を言いますよ。

「何事もドンと塊でとらえるから、受け止める事も飲み込む事も出来なくて、拒絶してしまうのですよ。塊はほぐせばいいのです。小さくして砕いていくのです。」

良い事を言ってるじゃないか、私。

それは主に数学の文章題などを問題も良く読まないで、最初から逃げて白紙でスルーしようとする子供に言ったりするのですが、もちろんこれは導入部分で、子供にこのような抽象的な言葉で終わらせることはありません。だけど大切なのは、その抽象的であってもイメージを膨らませる事の出来る、そんな言葉なのではないかと思ったりもするのです。

 

いっぺんに来てしまった、私のあれやこれや。

ドンといっぺんに捉えないで、ひとつずつ小さくして終わらせている途中です。

 

昨日は地域のケーブルテレビにマンション自体が契約したので、それに伴ってテレビ・電話・ネットもみんな切り替える工事をしました。それを繋ぐ場所の手前に猫たちのトイレがあるので、そこは特に念入りにですが、立ち入る部屋のお掃除も頑張りました。普段は不介入のルート君の部屋もです。はっきり言ってクタクタになりました。

この工事は私には大きな不安要素がありましたが、終わってみればなかなか良い環境になったと思います。でもこれは工事が終われば終わりと言うわけではなく、それが終わると、私には今までのプロバイダ契約の解除とauに出向くと言う新たなるお仕事が生じました。

朝からそのプロバイダ契約解約のお電話を入れ(サクサク済みました。)、auショップに行くと激混みで、待ち時間が2時間と言われましたので来店予約を入れて、当初の予定通り映画を一本見てから再び行きました。それからしばらく待つとケーブルテレビの方から情報が入っていないので10日過ぎた頃にまた来てくださいと言われました。

これはもうはっきり言って苦情レベルなんです。

なぜなら私、わざわざ(ケーブルテレビの会社に)電話をかけていつ行っても良いと確認を取ってあったのです。

その旨も伝え、来た手紙も見せましたが粘っても仕方がありません。

これ、待ち時間をお茶とか飲んで潰していたら、もっと激怒したかもしれません。でも凄く素敵な映画を見たわけなので、まあ良いかって(あまりそんな気分にはなりませんが)思う事にしました。

だから今日は(昨日になってしまいましたが)、午後からは銀行周りをして映画を見に行ったと言う一日になってしまいました。

 

と言うわけで、このネット・電話・テレビの切り替えについては、未だ進行中。

 

ところで私のブログは、結構テーマが絞られていない何でもありブログなのですが、忙しくなってくるとインとアウトのバランスが悪くなっていき、書き切れていない事がストレスになって来るので、明日はまたお掃除しながらブログ更新を頑張ろうと思います。短く書いていく予定なので、お目に留まるものがあったら、お読みくだされば嬉しく思います。

 

 

 

 

コメント (4)
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