森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

オチオチ熱も出せない その1

2021-10-16 01:10:03 | 梢は歌う(日記)

今回の夫のコロナ疑惑騒動と病気の記録を書いておこうかなと思っています。

でもどうせなら、我が家とコロナのあれやこれやを記録しておこうと言う気持ちになり、最初はルート君のコロナ疑惑だった時の話です。

(トップ画像は、先日薔薇園に行った時のものです。)

 

あれはまだ外気が凄く冷たい季節でした。

ルート君から電話が入りました。

現場から会社に戻っての体温測定で、熱があると出てしまったので帰ってくると言うものでした。そして、

「俺はたぶん違うと思う。でも万が一という事もあるので、対応頼む。」と言うもの。

元々彼の会社の体温測定器は、若干高めに測られるそうで、しかもこの日は寒くて、体が冷えすぎた時に、微妙に発熱して体の冷えすぎた体温をあげる時があるじゃないですか。

これはそれかなと、私も思いました。

だけど・・・・・

思い込みは危険です。

じゃあ、何しておく、私 !?

とりあえず、抗菌が続くと言う消毒液でドアノブなどを消毒しておきました。

彼の部屋に入って、やはりたぶんこれからの彼の生活圏になる空間の消毒。2Lのペットボトルと紙コップを部屋に運んでおきました。

帰ってきたら、やはり思っていた通り、既に熱も下がっていたのです。

「一応、今日だけは用心しようか。」と言って、お食事は自室で取ってもらい、ドアノブの消毒をまたし直し、彼のシャワーの後、トイレの後、いちいち消毒しておきました。

洗濯も別で、帰ってきた途端に着替えを全部洗ってしまいました。もちろんマスクと手袋をして、そのお掃除の時に出たゴミも違うビニール袋に入れて捨てました。

家族が病気になっても、これといって大騒ぎをしてやるような事はあまりないな~と言うのがその時の感想でした。

もちろん彼は翌朝からメチャクチャ元気で、仕事にも行き、完全な疑惑騒動に終わったのでした。

 

しかし友人宅の息子君にも同じような事がって、その時の熱は下がらず発熱外来にやはり行くも、巷ではコロナ患者の数がどんどん増えていった頃で、PCRの結果がなかなかもらえず、電話を掛けて催促したら、またの言い方をすると怒鳴ったら、すぐに結果が来たと言う話を聞いたことがあります。

(この話を聞いていたので、如何に患者数が急増中と言えども、少々の不信感が生じ、我が家の場合はここを選択肢から外しました。)

その彼も陰性だったのですが、会社からはなんでか熱が下がってから数日の休みを取るようにと言われたそうです。つまり検査、全くその会社は信用してないって事ですよね。

 

またその頃、保育園でクラスタが起き、知人の赤ちゃんが陽性になってしまい、その家族はほぼ1か月家庭内に閉じ込められた話も聞きました。その赤ちゃんの両親は陰性でした。赤ちゃんを入院させて隔離するかと聞かれましたが、会えなくなってしまうので、その選択はしなかったのです。うつされない様に赤んぼの面倒を見るという事は、本当に大変な事だったと思います。

そして1か月近くの隔離生活も。

バイト先での知人の家族が掛かったり、高校での部活のクラスタが起き、そこから家族感染へと繋がったと言う話も、けっして又聞きの遠い話ではありませんでした。

 

つまり私にとっての、あの数字は決してテレビの中だけのものではなく、けっこう身近に起きていた事だったのです。

 

またある時、バスの中で知り合いに会いました。

「今、病院の帰りなの。メチャクチャ酷い風邪を引いちゃって・・・・。」

「あまりそういう風には見えないよ。」

「もう良くなりかけてるから。それでもやっと診察してもらって、ホッとしたわ。」

 

この人との話の本当の意味を、私はようやく知る事になったのでした。

 

続きます。

 

 

コメント (2)
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