好きだなと思うものが出来ると、そこからいろいろと広がっていくこともあると思います。
今の時代は、ファンとか言わずに「推し」とか言うのが一般的のようですが、その「推し」、つまり好きな人が今後のスケジュールなどを発表などすると、よし、自分もそれに向けて、何かを頑張ろうと言う気持ちにもなったりするじゃないですか。
えっ!?
ならないって?
それは勿体ない。正しい「推し活」は貢ことではありませんわよ。
って、自分の考えを押し付けてもしょうもない話になってしまいますね(^_^;)
でもただ一人の人に愛を感じると言うだけではなくて、ひとつの作品に同じような気持ちになる事もあるでしょう。
「鎌倉殿の13人」はまさにそんな感じのドラマだったんです。
それでも感想は全話書けなかったみたいです。下の方に目次としてリンクしておこうと思います。
だけどこの好きな作品は、そこからたくさんではありませんが、少しだけ広がって、昨年の私の生活をいろいろと彩ってくれたのです。
まずは、これを原作と思ってると三谷氏が言った「吾妻鏡」は漫画ではありましたが読みました。
その感想は→「マンガ日本の古典 吾妻鏡 上・中・下」
それを読んだら、やはり同じシリーズで「平家物語」を読もうかなとなって、だいぶ遅れてからですが読みました。
その感想は→マンガ日本の古典「平家物語上・中・下」
でも2022年は、何でか「平家物語」に由来するアニメなど、多く放送されたように思います。源氏の物語が気になっていると、表裏一体と言いますか、平家の物語も気になっていました。敢えてリンクはしませんが、アニメ「平家物語」や、それが題材になった「犬王」の映画を見て、そしてその原作も読みました。
「鎌倉殿の13人」は北条の物語じゃないかと思うのですが、でもそれは北条の目を通した源氏の鎌倉物語と言っていいと思うので、やはりドラマ前半では平家は気になる存在でした。(どちらかと言うと、私は平家びいきだし^^)
そしてドラマの中では、源頼朝へのクーデターとして描かれた曾我兄弟の仇討ち。
考えてみたらちゃんと知らないなと思って、図書館で予約したら児童書でしたが、私にはちょうど良かったと思いました。
その感想は→「きずなの兄弟と鎌倉殿」&「鎌倉殿の13人☆第23回」
そうか、こういう話だったのかとしみじみとしましたが、同じように気になったのは、頼家が追いやられた修善寺の「修善寺物語」は、同じく「そう言えばどんなお話?」と思いました。こんな風にタイトルだけは知っているけれど、その内容をちゃんと知らないというお話は、けっこうありますよね。ああ、「よね」なんて、皆さまを巻き込んではいけないかしら。
こちらはネット検索で、その物語を知りました。
→http://www.arc.ritsumei.ac.jp/artwiki/index.php/%E4%BF%AE%E7%A6%85%E5%AF%BA%E7%89%A9%E8%AA%9E
もっと詳しいもので読んだような気がしますが、だいたいは上にリンクしたお話で分かると思います。これを知っていると、さりげなく出て来ていた修善寺の頼家の周りでたびたび映し出された面への見方が変わりますよ。
大河館にあった小道具と
修善寺で見たお面の写真。うっかりと宝物殿にあったと思われる本物を見損ないました。
漫画とか児童書とか、ネットでのあらすじとかですが、本当に今の私には、ちょうど良い長さと気楽さです。だけど「マンガ吾妻鏡」は漫画だからと軽く見る事が出来ない重厚さで、1日で三冊イケるかと思ったら、とんでもなかった。侮ってはいけませんでした。
ゆかりの地巡りはもっとしたかったけれど、意外とこれって出来そうで出来ないんですよね。
滋賀県の「義仲寺」には、いつか行きたいと思っているのですが、たぶんそれはいつか。みんなが忘れた頃かも(笑)
それでも修善寺には行きました。
伊豆の義時などのゆかりの地や、伊豆の大河館にも行きたかったけれど、一人旅ではないのでそこは諦めました。
車窓から。
青春18きっぷが一回分残っていたので、それで横須賀に行きました。
「運慶展」が開催されていたからです。
関係のない記事をリンクしたのではなくて、この「運慶展」、地方の美術館開催だったのに、凄く混んでいました。そこの海が見えるカフェで一人ランチと思っていたのに、計画が崩れました。だけど最終回にあんな義時像が出てくるとは思わずに、そこに後にモデルになった像はあるかしらなんて思っていた私。だけど見た作品の中には、物語でも使われた作品もあったように思われ、行って良かったと思いました。
そして観音崎灯台に至る道には、なんと和田の乱に関係のある祠がありました。興味が無かったら、祠自身は雰囲気がばっちりなので写真に収めても、その説明掲示板などはスルーだったと思いました。
因みに「横須賀美術館」は、「星降る夜に」のロケ地でしたね。1話を見て、「ワオ」となった私です^^
そして、私は横浜出身だと言うのに、まったく知らなかった畠山。
石碑とか説明ボードがあるだけなのですが、鶴ヶ峰の街中を彼への想いを胸に歩いてくる事が出来て、なんとなく幸せな気持ちになりました。
彼への想いって・・・・、それは中川大志への想いだったかな(笑)
彼の退場回はまさに神回でしたよね。本当はその日に訪れる予定でしたのに、暴風雨だったので諦めて1か月遅れで訪れたのでした。それも含めて良い想い出です。
2022年も終わりに近づいてくると、徐々に気持ちが高まって来たのは鎌倉鶴岡八幡宮にある「大河館」に行くことでした。
それで、その年の途中から、お話が合う事を知って嬉しくお付き合いをさせていただくようになった大河女子会の皆様を誘って、11月の末に大人の遠足を決行する事にしたのです。ところがひとりの方が、事情があって来られなくなりました。それでも二人で行きました。
そしてその時行かれなかった方と、もう一度今年になって行きました。
この義時像を見たかったし、それに前には気がつかなかったここにも偶然見つけていくことが出来ました。
・鎌倉に行きました《その4 英国アンティーク博物館と再びの大河ドラマ館》
鎌倉に行った時に由比ガ浜とか、ゆかりのお寺周りとかしてみたかったけれど、やっぱりそうそうは回れず、今住んでいる所から鎌倉は近くないと実感しました。
他にも「グランドフィナーレ」に申し込んでワクワクしたり、落選してガッカリしたりしました。
だけどこんな風に、2022年を楽しく彩ってくれたのは、「鎌倉殿の13人」と言うドラマが素晴らしかったからだと思います。
これのスペシャル番組も皆良かったですね。ちゃんとしたタイトルを忘れてしまいましたが、「オープニング13の秘密」のような奴。
本当によく見ると、白い犬が居たり、八艘飛びの義経が居たり・・・・。
総集編も凄くうまくまとまっていて、それを見てもちょっと泣いてしまいました。
録画してあったものは徐々に消しましたが、いまだに消せないのが三谷氏の「鎌倉殿の13人の作り方」(でしたっけ?)と「グランドフィナーレ」の番組です。でもそれも区切りをつけてお別れしていかなくてはと思っています。
HPも昨日の7日に終了してしまった事ですし。
でも代わりに、ウキペディアが詳しくて・・・・好き♪
キャストの皆様の演技が素晴らしくて、シナリオが良くて、でもこのドラマ、スタッフの方々の素晴しさを忘れてはいけないと思いました。ドラマってよほどマニアの方でないとライターさんの名前までは意識するけれど、演出の方の名前を意識する事ってあまり無いように思うのです。そこが映画との違いかもしれません。でもこのドラマ、シナリオの良さだけでは、ここまでにはならなかったと私は思っています。
スタッフの皆様にも、本当に感謝します。
最後に、エバン・コール氏の音楽が本当に素晴らしかったですね。あの音楽が流れてくると、思わずトキメキました。
【高音質】NHK 2022年 大河ドラマ ~ 鎌倉殿の13人 メインテーマ ~ (OP オープニング)【長澤まさみの語り無しVer.】~ THE 13 LORDS OF THE SHOGUN ~
※ こうなってくると、寧ろ抜けてた1か月半は何をしていたのか気になってしまいました。
確かに、なんだか忙しかった。でもまとめてみると、抜けた部分がちょっと惜しい様な気にもなってきます。
また感想などを多くの方々にお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
最後になってしまいましたが、心を込めてお礼を申し上げます。