森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒「20世紀からの復讐」

2008-02-13 23:35:42 | ドラマ(相棒)

 美和子の所にダンボールが届く。いそいそと開ける美和子。
だけど、何なの、この緊迫感溢れる音楽は。ついドキドキしてしまいました。だけど開けて吃驚、玉手箱。薫と美和子のツーショットが載っているトレーナーでした。

あり得ない――

しかも、初デート記念日ですって。熱々ですね。

 その頃、特命係では右京さんが帰り支度。そこへ角田課長が
「ヨッ、暇か」って、帰るんだから暇なわけないでしょう。珈琲もなくて、
「今日の営業は終わりました。」と電気を消されたりして。

なんとなく事件が起きるまでが、特に楽しかったかなと言う今日の相棒でした。

 

どんなお話かはHPのストーリー15話でチェック。

 

 コンビニでの事件は、彼の妻が現れた時から、なんとなく分かってしまいましたね。だから、本当の犯人が怒って出てくるのは充分予想できました。でも、それが薫繋がりだとは思いませんでした。
ただ、その犯人がコンビニ店長の妻に繋がっていた事は、偶然過ぎて、眠くなってしまいました。で、三分ぐらい寝てしまったら、犯人は捕まっていました・・・

 

妻が関係あったことは偶然過ぎると思いましたが、バイクを借りた事から起きた悲劇は、あり得る事だと思いました。有無を言わさず借りてしまったバイクですが、持ち主の人生を載せて走っていたのですよね。

 

トレーナーの通販注文も絡んでいて、今回は「偶然」がわざとかと思うくらいなポイントでした。でも私は「偶然」と言う設定が苦手で重なると、ちょっと辛いのです。

みんなの会話はいつもどおり冴えていたのですが。イタミンとか米沢さんとか。

 

 最後に出てこなかった「花の里」に電話して、今から寄りますとたまきさんにお電話するところがツボでしたね。

 

 

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ドラマのお話のおしゃべりです。

2008-02-13 01:35:38 | テレビ・ラジオ
 先日、姉に会ってお茶など飲んでいたら姉が言いました。
「ねぇ、奈良とか行きたくない?」
それを聞いて、私はピーンときました。

 昔、姉と二人で奈良に行った時、私は「額田大王」にはまっていて、尚且つ「三つ目が通る」にも嵌っていました。ゆえに大和路は、霞みたなびく万葉の世界であって、そして、薬石などが不思議な魅力を讃えて無造作に置かれているSFの世界でもありました。

 でもその後、「日出処の天子」にのめり込むと、なぜもっと意識を持って法隆寺などを見学しなかったのだろうかと悔やまれていました。行けば、見所がたくさんありそうです。でも、なぜ今奈良なのか。

「鹿! 鹿、見に行きたいんでしょ?」  ピンポーン、正解ですね。

「鹿男あをによし」、結構楽しみに見ています。面白いのかそうでないのか、よく分かりません。とにかく不思議ワールドです。先週、結構眠くて、時々意識を失いながら見ていたのですが、
鹿男と鹿の会話のところで
「あの女に話したのか。言わないだろう、普通。」
「で、信じたと言うのか。まさか、あの女・・」
と言う、鹿のセリフ。
―まさか、あの女って何。どんな秘密があるの。ワクワク。―
「馬鹿じゃないのか。」

こけましたね。目もパッチリ覚めました。

 でもこのドラマ、エンディングが素晴らしいんですよね。

ジャジャンじゃジャジャじゃン♪
と、鹿の群れが木立を抜けて走ってくるんですよ。もう、颯爽としていて、ワクワクしちゃうんです。エンディングでワクワクさせてどうするんだと思ってしまうわけですが、半分寝てみていようが、何処が面白かったのか分からなかろうが、もうどうでも良くなってしまうんです。
でも、面白いですよね。「あの女は・・」は馬鹿でも「あの少女」はどんな秘密があるのでしょうね。



 姉は「薔薇のない花屋」と「篤姫」と「鹿男あをによし」が楽しみなんですって。私は「篤姫」と「相棒」はもちろんですが、「薔薇」は見ていなくて「鹿男」は一緒です。後、意外と楽しみにしていて、いいなと思っているのは「斉藤さん」です。
そういえば「相棒」と「斉藤さん」は今日ですね。楽しみですよ。どうでもいいけど、「斉藤さん」って変なタイトルですよね。


 それから、まだ見ているんです。「未来講師めぐる」。
我が家は前から何度も言ってしまっているのですが、リビングに一台しかありません。それで、ドラマは夫婦でいつも見ているんです。この「未来講師」は最初は見るものもないけれど寂しいから、かかっているだけと言う感じでしたが、私はだんだん嵌ってきました。
―ヤダー、コレ面白い。―と思っていたら、コレは宮藤官九郎がシナリオを書いたものだったんですね。私はクドカンワールドに結構弱い。

―何だこれ、馬鹿みたい。―って言うのは、私のだんなの言葉。彼は昔からクドカンのシナリオが結構苦手。

だけど、篤姫の「日本一の男」の中でも書いたのですが、この中の海老沢ユーキ君(勝地涼)が、なんと篤姫の中ではジョン万次郎なんですよ。彼には松山ケンイチのように役によって、まるで違う人を見せるなんて技はないようで、万次郎がまじめなことを言っても、外耳から内耳に音が伝わってくる間にセリフが変わってしまうっす。
「なんちゅーか、自分が消えちまうって言うか・・・。」



見ていないほかのドラマもきっと面白いんでしょうね。「エジソンの母」とかも興味あるのですが、やっぱり全てを見るわけには行きませんものね。
程よく眠くなったので、もう寝ましょう。

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世界遺産ナスカ展―地上絵ふたたび

2008-02-11 15:50:19 | お出掛け日記

 

 2月9日夕方から雪になるかも知れないと不安を抱きつつ、上野の「国立科学博物館」でやっている「世界遺産ナスカ展」に姉と二人で行ってきました。これは2006年3月にも開催されたものですが、要望にこたえてのアンコールだそうです。

  

 ナスカの地上絵って、ロマンがありますよね。見所は「バーチャルで飛ぶ!ナスカの地上絵」なんですが、大画面で見るそれは、なかなか見応えがありました。地上絵もですが、遠くに連なる山々にも感動しました。

 でも、私的には、それは思っていたほどのことではありませんでした。予想外に感心したのは、展示してある土器たちの色鮮やかさでした。

 

 ―どうしてこんなに色鮮やかなんだろう。―
 ―どうして、そのまま残っているんだろう。―

そんな疑問を感じていると、展示と展示の間に、そのみんなの疑問は予想済みというようにその答えが書かれたボードが展示してあるのです。

 

 それらの土器に描かれている絵は、今の世にも通用しそうな可愛らしさです。

 

        

 

こんなものから携帯で撮ったので、分かり辛いのですが、鳥とピーナッツを持った猿。

   ←こんなもの。目盛りつき栞。

 

 私はそれらの土器を見ていて
―物は時代だ。― と言う事を感じてしまいました。

なぜなら、それらの土器ははるか昔の、ある人たちが作ったのです。だけど私たちはその土器を見た時に、その一人ひとりに思いを馳せる事は、ほとんどないのではないでしょうか。そしてその時、私たちはナスカ人という人の集合体に思いを馳せると言うよりは 、ナスカの人たちが生きた「時代」に思いを馳せるのです。つまり、ある個人が作った壷を見て、その「時代」を思うのですね。

      <絵葉書から>

   

 この「ナスカ展」では、地上絵に関して、はっきりと宇宙人が書いたものでも超古代人とか言われているものではなく、ナスカ人が書いたのだと、明言しています。

その理由も書き方の説明もボードにて展示してありました。

なかなか興味深いです。

確かに宇宙人説はロマンがありますよね。でも、ナスカ人が書いたというのでも大ロマンがあります。

 家に戻ってこの地上絵のことが、家族で話題になりました。
「でも、この絵は地上からは見ることが出来ないんでしょ。」
「見る必要はなかったんじゃないかな。見るべき人は自分達ではなく天にいる人、つまり神だったり死者だったりだったんじゃないのかしら。」
「つまり、宗教的なもの?」
「そう思うのが、自然だよね。」

 

実はかなり混んでいて、上の部分に関しては何かを読んでの裏づけのあるものではありません。

ただ、ナスカの地上絵は一筆書きになっています。人々はそこをなぞるように歩き、そして、祈ったと書いてあったような気がします。

情けない書き方ですが、三連休初日は結構混んでいて、なんと寒空の中入場10分待ちだったのですよ。

人と人との間をかいくぐり、感動していました。ナスカの地上絵は瓦礫だらけの平原の瓦礫をどかし、地表を出すことによってその道が線に見えるのです。三歩ぐらい歩ける体験コーナーがあって、そこに立ってみたら、訳もなく感動しました。単純な性格な方がハッピーですね。

 

     お土産に買ったマグネット。

 

 

 土器が色鮮やかなのは、顔料が鉱物系だったのと
釜を作らずに壊れた土器で蓋をして焼くからで、つまり製造の仕方によるものと言うことだったような・・・。なぜ、それが褪せずに保存されていつかと言うと乾燥された気候が、その色を守ったと言うようなことが書かれていたような・・・。責任持てません(汗)

24日までです。

 

この日のランチは上野精養軒にて。写真はコチラにあります。
 


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篤姫「女の道」

2008-02-11 01:23:26 | ドラマ (大河)
 この時代に、ここまで自分の気持ちに正直に発言することは、あまり考えられない。だけど、思いがけない事に「なぜ」と思うのは当たり前のこと。すっきり出来ない気持ちに、あってはいけない感情だと分かっていても「迷う」と発言する於一。私の中では、そんな人間的な彼女に好感度が高い。

 「この時代」と書いたのだが、いつの時代にもいろんな人はいたはずだ。そんな風に物事をはっきり発言するのははしたないと言われても、そういう風に生きることが自分らしいと、生き生きと生きていた女性もやっぱりいたのに違いない。


 斉彬からの養女の申し出に、沸き立ち浮かれる周囲の反応をよそに、於一の気持ちは晴れない。斉彬がどうして自分を気に入ったのか分からないからだ。
こんな気持ちのまま、大切な家族とはなれてお城には上がれないと感じている於一に、聞きに行けばよいと尚五郎はアドバイスをする。

 斉彬は二心ない於一の言葉に心安らぎ、また風変わりだった自分の母に於一が似ているからだと答えるのだった。心の底を見せぬと言われている事、弟との確執、子供を失った悲しみを語る斉彬に、於一は養女になることに腹を括る。


 「女の道は一本道。引返すは恥にございます」


 この言葉はこの物語のテーマのようなものだと思うが、何処で出てくるのかと思っていたらここで出てきた。城に於一を送り出すときの菊本の言葉だが、知っていた言葉であっても、胸に響いてきた。

だけど、なぜ菊本は死の選択をしたのだろう。

どうも彼女は軽度のアルツハイマーではないかと、思われるような節があった。この先、姫の負担にならないようにとでも言うのだろうか。

一緒に見ていた、だんなが言った。

「そんな死に方をしたら、この子がどんなに傷ついてしまうかを考えなかったんだろうか。自分のせいだと思ってしまう。」

本当にそう思う。なぜ、今死を選ぶ?
次回の「書置き」公開まで、最大のサスペンス!

だけど今回、あらすじなんかも読んでいなかったので、本当に吃驚した。
蚊帳の中でじっと姫の寝顔を食い入るように見ていた菊本は、嬉しいとはしゃいでいたものの、手から離れていく寂しさをじっと耐えているもう一人の母のようだった。



 さて最後に尚五郎。
通じると思われていた恋の道は、一夜明けたら完全に閉ざされてしまっていた。
於一の父の報告に、ばたりと倒れてしまったり、西郷の結婚式によって泣き崩れてみたりで、一見情けない。
だが、自分の想いは於一の重荷になるからと、このまま伝えないようにと思う尚五郎は、男らしいと思った。

万次郎の助言もあって、やっぱり伝える方向に行ってしまうのかもしれないが、想いを伝えないと言う選択も、決して悪いものではないと思う。なんでも自分の気持ちが大切みたいな世の中だが、相手の気持ちを思って、自分の心を飲み込むことは大切なことなのだ。

だけど、この於一のことだけを思うと、たぶん伝えた方がいいんだろうと思う。城にあがっていく於一への贈り物は「思い出」というか・・・・
予告編ではいい感じだったので、そこも気になるところだ。



 
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「相棒」琥珀色の殺人

2008-02-06 23:38:35 | ドラマ(相棒)

 冒頭から、男が殺しの偽装工作をしている。ウィスキーなどを入れ替えているが、見ているだけでは何がどうなっているのか分からない。

 この男、シーズン1の7話「殺しのカクテル」のバーテン三好。

私はシーズン1の頃は「相棒」をちゃんと見ていなかったんです。昼間再放送とかしてくれたら、嬉しかったのにな。

でも、それを見ていなかったとしても、何の問題もなかったですね。

 

 偽装工作は不自然なウィスキーの入れ方をして、犯人はウィスキーに詳しくない人だと思わせるためのものでした。三好がいろいろ苦労したと言うのに、右京さんは始まって9分で偽装工作を見抜いてしまいましたね。早すぎですよ。

 でもあれやこれや、あれやこれや。

推理ドラマとして、面白かったですねぇ~。

手を抜いた「あれやこれや」の部分はHPのストーリー14話でチェック。

 

 今週の右京さんはウィスキーネタ、葉巻ネタの知識の博識度も高かったのですが、その経済力も高いことが判明。二日続けて6万円の出費ですよね。あの12万円は経費では落ちませんよね。薫はお辞儀と可愛い瞬きだけでいいのか~と思ってしまったりして。

 でもようやく薫ちゃんの舌も活躍できて、良かったです。

 

ようやく活躍と言えば、捜一トリオも近頃地味めだったのに今回はテンポ良く笑わせてくれました。

 

そして最後は、いつもどおり心優しい終わり方でしたね。カクテルを作ることを封印していた三好が、ホームスィートホームと言うカクテルを作り、みんなで飲むシーンは、三好の本当の意味での再生を意味していたように思います。

ホームスィートホームは家に帰れなくなった客を帰すために作られたカクテルでした。

 

「どなた様もいつか必ず、帰れますように」。

 

いつか必ず自分のいるべき場所に帰ろう。なんとなく、そんなホットカクテルを飲みたくなるような雪の降る夜のドラマでした。

 

 

 だけど、私、ちょっと思ってしまいました。いくら模範囚でも、殺されたやつが酷いやつだったとしても、殺人の服役が7年・・・。

・・・?!

 

 

 

                           

<追記です>

「ホームスィートホーム」のカクテルで検索して、いらして下さった皆様へ。名前しか載っていなくて、お役に立てていないと思います。あまりにその検索ワードでいらした方が多かったので、胸が痛くなってしまいました。

 

ホームスィートホーム」のレシピは、いつもお世話になっている
「§相棒馬鹿」様のところに、ドラマを見て実際に作られた事のある方がコメント欄にて書かれています。(凄いですね
私がお知らせするまでもなく、皆様御存知のことだと思いますので、こんな風に書かせていただくのも恥ずかしい限りなのですが、少なくとも私の友人や、姉などは知らないはずなので書かせていただきました。

 

 でも、昨日来ていただいた方には、後の祭りなわけで・・・

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ホテル~!<3> 私、切れましたわ!

2008-02-05 09:13:55 | イギリス旅行記
前回の「シャンディ~!」のホテルでは、翌朝も不愉快なことがありました。でも、それは私の身に起きたことではなく、友人に起きた事でした。そのホテルは団体客と個人客との朝食を、どうも分けていたようなのです。団体客の私たちにはフルーツは付かず、シリアルなどもなく、飲み物も珈琲やお茶以外は一種類のジュースに限られていたようなのです。
 
 でも私たちがレストランに行くと、私たちのツアーの人たちの、特におば様方のテーブルの上には、いつもどおりの朝食が山盛りになっていました。だから私は朝食を取ろうと並んでいた私の前の人が(バイキング方式なので)、ホールの責任者の怖そうな顔をしたおばさんに
「あなたが取るのはここまでで、こっちからは違うのよ。」みたいなことを言われていなければ気がつきませんでした。でも、日本人は柔軟なんです。そう言われれば、後ろの人に即伝達して、取りません。
 


 私たちは三人なので、座る時に少し気を使います。適当な所を選んで座ろうとすると、先程のホール責任者のおばさんが飛んできて、そこに座るなと言うのです。
私たちは、吃驚しましたが、にっこり笑って、
「じゃあ、どこに?」
と言ったら、案内してくれました。しかも席を替わってくれてありがとうと精一杯の笑顔を作って、その大女は去って行きました。その時は・・・


 私たちはそのことを、話題にしながら朝食を取っていました。
「ここは下手だよね。日本だったらあんなやり方通用しないわ。値段が違うツアーの場合は食事が違うこともあるじゃない。それで、交渉しているなら仕方がないんだから、別に食事には拘らないけれど、同じツアーでこんな風に差が出るのは不味いわよ。」と私は言いました。

 しっかりと相手に伝わるようにお知らせを明確にするか、怖い顔をして見張って居ればいいのです。嘘です。にこやかに笑顔で「ここまでです」と言えばいいのです。

半端なことをしているから、オバタリアンに予定外に持っていかれてしまうのです。また、このオバタリアンたちは、後で、
「知ーらない。みんな美味しく頂いたわ。」と、粗食に耐えた他の人の気持ちなど考えもしないで言っていたので、恐ろしい限りでございます。

ゆえに大女もイライラしなくてはならないわけです。でも、私たち三人はハイハイと大人しいもんです。が、その大女が、また通りすがりにやってきて、友人に
「なんで、オメーはそんなもん飲んでんだよ。」と言いました。

いえいえ、本当は
「あなたは、どうしてそのトマトジュースを飲んでいらっしゃるんですか?」といったのかも知れませんが、なんたって英語ですから日本語のような丁寧語はないわけです。怖い顔で言われたら、先の「オメー」と聞こえてきます。


 イギリスの食事で何が極端に少ないかというと、みずみずしい葉物の野菜です。友人は健康と美にとても気を使う人なので、普段飲んだ事のないトマトジュースなどを選択して飲んでいました。私はリンゴジュース。もう一人はコーラ。私とコーラの人は飲み終わっていましたが、好きでないのに飲んでいたトマトジュースの彼女は、まだ半分残っていたのです。

 私たちはそこで初めて飲み物にも制限があることを知りました。
大女は私たちに向かって何かを言ったわけではなく、その友人に向かって言いました。友人はあっけに取られていました。私も、いったい何があったのか分かりませんでした。
でも、その大女が仕方がないわねと言うジェスチャーをした時に、私の中で何かがぷちっと切れてしまいました。私の知り合いの中にはこういう時、他人事のような態度をとる人もいますが、私はそういうタイプではないんですね。たぶん友人も同じだと思います。一人の不快はみんなの不快。一人の怒りはみんなの怒りです。


それで、その後私たちはどうしたのかと言うと、ご期待に添えなくて申し訳ないのですが、何もしなかったのですよ。ただ、
「ふざけるんじゃないよ。」と言って、ナプキンをテーブルの上に投げ捨てて席を立っただけなんです。まあ、情けない。でもね、この怒りを人にぶつけると言う行為は難しいことなんですよ。このことに関しては、日頃から思っていることがあって、いつか記事にしたいと思っているんです。(でも、結構派手なパーフォマンスだったかな?)

ところでこの記事を読んで、自分達が間違えたのに注意されて逆切れしただけじゃないと思われた方は、まさかいませんよね。はっきり言って違いますが、そう思われた方がいらしたら、私の表現力不足ですね。


あの大女は、食べ物をプレートに取る時から、威圧感がありました。直接
「ここから先は取らないで。」と言われているおじ様はオロオロしていました。なので、私は後ろの人に伝達したのです。その時どうして飲み物のことも言わなかったのでしょう。
「あんた達のは入り口にあるやつよ。ほら、ドアの横にひっそりと目立たないけどあるでしょう。」と言ってくだされば、私は友人達にも後ろにいる人たちにも伝えてあげたのに。


 しかも、通りすがりに間違えてしまっている人を見つけたら、どうしますか。その人に言う必要があるでしょうか。じゃあ、どうすればいいのでしょうか。吐き出せとでも?





このホテルのこのお話は「イギリスの」と言う冠を付けたら、他のイギリスのホテルに気の毒です。本当は前の「シャンディ!?事件」の・・事件?・・記事の後ろに三行位で書こうかと思ったのですが、忘れたくない経験だったので書くことにしました。この出来事の私の分析と推理は、他の記事とまとめて書く予定。
やっぱり堅いですね、私の旅行記・・・(汗)











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篤姫「日本一の男」

2008-02-04 00:20:00 | ドラマ (大河)

 「頑張れ、勇気を出せ」と応援したところで、その先の未来を知っていると、どうも空しく感じてしまった、尚五郎青春物語。

 

 「私にとって日本一の男。」
尚五郎には言葉の真意は、もちろん分からない。分からないゆえに苦悶するが、一途な気持ちは勇気を搾り出す。於一の父に、於一を妻にほしいと言いに行けた事は、本来なら「やったな尚五郎」と感じ、その行動は奇跡を起こしたと言う物語を生み出すが、もちろんそうはならない。グリコのおまけのようなお話。なくてもいいがあったら嬉しいおまけ。

 

尚五郎ばかりではなく、於一の形にならないような淡い気持ちも伝わってきた感じだった。

 

いつだって、青春は苦いものなのさ。だからこそ青春は麗しい。

 

 

そういえば前日の夜遅くも、私は尚五郎に勇気を出せとか、どうでもいい応援をしていたような気がする。「ロス・タイム・ライフ」だっけ。売れているなぁ、瑛太。

 

またも、そういえば、ジョン万次郎登場。

「自分、アメリカのプレジデントちゅうのにあったんす。マジありえねって言うか、プレジデントは入れ札で選ぶんすけどね。」

と思わず聞こえてきてしまって、マジ困っちゃう~。
こっちは金曜の深夜に、ローラースケートはいてホットドッグ売っているよね。

 

だけど、このドラマの初回にモリソン号のことが出てきたが、戻ることが出来なかった漂流民の音吉の事は触れられてはいなかった。
幕末と一言で乱暴に括ってしまいそうだが、確実に時代が動いていたと言う事が、ジョン万次郎登場で感じたことかも知れない。

 

 その他ちょっと思ったこと。
いい人キャラに感じていた忠教は、ちょっと違う人かも・・・

どうでもいいけど、引っ張りすぎ。私飽きましたわ。
そんな事言いながら、全て矛盾で成り立っている私の心が
「ああ、尚五郎が可哀相だよ~、切ないよ、悲しいよ~。」と言っていたら、私にとっての日本一の男?????が
「どうでもいいだろう。お芝居なんだから。」って言っていた。

あなた、それを言ってしまったら・・・・・

 

<なんだか喉が痛い。薬飲んでもう寝よう。>

 

 

 

 

 

 

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我が友エミリーへ

2008-02-02 03:27:59 | ’08/12/7までの未整理日記
 

 今でもどこかに捨てずに取ってあるのだろうか。
13歳の私は23歳の私に手紙を書いた。23歳の誕生日、私は10年前の私からの手紙を読んだ。

封筒の表には、鉛筆でかなり綺麗な字にしようと気を使って書かれた「23才の私へ」と言う文字が書かれている。それでも、幼い文字だった。

 実はこの手紙にも思い出がある。苦い思い出だ。私はこの手紙を、本当は12歳のとき書いた。「22才のわたしへ」と言う表書きを書いて、机の中に大事にしまっておいた。
だけど、ある日幼馴染の友人が、その机の引き出しを勝手に開けて、その手紙を読んでしまった。そしてこともあろうか、学校に行ったら、その事が噂になっていた。変なことをしている、結婚とか恋人とか、ませたことが書いてあると言って、教室の片隅の少女達がクスクス笑った。

 でも、不思議な事に私の中には、そのことで怒ったという記憶がない。ハァ~とため息ついて終わりだったような気がする。別に寛大なのではない。私は彼らに自分を分かってもらおうとかも思っていなかったし、その行動は変だと諭す必要も感じなかった。どうでもいい人たちだったからだ。

ただ、ケチがついた手紙は破り捨てるしかなかったが、私は諦め切れなかった。一年、その手紙を放置した後、13歳の時に書き直したのだった。だけど、その一年は私には大きな一年だったかもしれない。ただ純粋に未来の自分に語りかけた「22才の手紙」と違って、書き直すことによって、その手紙の内容は芝居がかったものになってしまった。つまり10年後の私が読んで、どんな反応をするかと言うことを想定して書かれたものだった。その反応は「失望」と言うものだった。なぜなら、この手紙は完全にエミリーの真似である。

 「赤毛のアン」の作者の自伝的小説である「可愛いエミリー」のシリーズは、私の愛読書だった。その頃の私は、夢を住居にしているような少女だったが、そんな私にエミリーはその行動から思考までを支配する親友だった。

 小説の中のエミリーが10年前の手紙に失望して、暖炉で燃やしたように、私も自分に失望してその日を演出するように、大いなるくだらない夢を並べ立てて手紙を書いたのだった。

その仕掛け爆弾はキッチリ10年後に弾け、23才の私は計画通りに失望した。何でこんなくだらない内容の手紙を10年もしまっておいたのだろうと、むかついた。ただ、私はその手紙を燃やしもせず捨てもしなかった。時々読み返しては「馬鹿みたい」と苦笑いをしていた。今でもどこかにあると思うのだが、すぐには出してくる事は出来ない。そして、思い出だけが残ったのだった。



今だったら、私は未来の私にどんな手紙を書くだろう。
「ラッタ君とルート君は結婚していますか。私に孫はいますか。ローンは後いくら残っていますか。腰痛とか大丈夫ですか・・」
もう、止める。やっぱり馬鹿みたい。



                               



ねえ、エミリー。私、あなたのことを、ずっと忘れていたよ。小説の中のあなたを友人のように愛していたね。
あれから私も大人になって、一生懸命生きてきたんだよ。時には辛い事もあるけれど、心の底から疲れてしまうこともあるけれど、それでも生きていかなくてはならないんだよね。
そんな時、私は鏡を見つめて笑ってみるの。私は私の人生の主人公だから、パッと目を見開いて、背筋を伸ばしてね、そして、得意の自画自賛。「なかなかじゃない、私。」なんてね。
ここまで生きてきた私の過去は、全て私の財産で、これからやってくる未来の布石。エミリー、あなたが懐かしい。あなたは私を作った欠片だから。




私は10歳の誕生日の時、
「凄い!!  わたし、もう10年も生きたんだよ。」と思ったことを覚えている。子供の私には10年は大きな年月だった。10回の春と夏と秋と冬と思い出がたくさん。その先の年月なんて、はるか彼方の山を登るように感じたものだった。

それから何回、私は春と夏と秋と冬を迎えた事だろう。でも、誕生日が来るたびにやっぱり「凄い!!こんなに生きた。」と思ってしまう。登っていた山はそろそろ下りかも知れないが、その山の大地をしっかりと踏みしめて生きていこう。
<日付けが変わって書いているのも、私らしいかな・・>

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