ある意味、山場。
直江状の事はこのドラマが始まってから知りました。歴女じゃないのよね、私。
だから、みんなが直江状を読んでいるシーン・・・
回覧板のように回っているのかと思って吃驚しました。
―アッ、同時に何通も出したのね。
家康にだけ出したら握りつぶされて知らん振りされたらオシマイだものね。―
結構マジの夫婦で会話してしまいました。
デモなんか腑に落ちない。誰がいつそんなに何通も書いたんだって?
原本はないけれど複写が何通か残っている事から、こういうシーンが生まれたのかもしれないのですが、大河って結構影響力があるのよね。それを思うと、「いいのかなあ、こういうイメージの押し付け」って、ちょっと思ってしまうのです。
まあ、そんな硬い事はこの辺にして、だってドラマですし・・・。
家康のヒステリーはちょっと愉快。彼を本気で怒らせた男なんですよね、兼続は。
みんなで書状を少しずつ読んでいく所、小学校の国語の授業を思い出してしまいました。
「ハイ、次の人。」なんてね。
そんなところが面白くもあり退屈でもありという感じでしたが、それでもとにもかくにも「直江状」と言うことで良いんじゃないかと思いました。
妻夫木君も、なんだか貫禄が出たような、小栗君も復活しましたと言う髪型でした。そんなところも良かったかな~。
三成挙兵。
奥方達が一同城に集められ・・・
なんか見たシーンです。先週も「功名が辻」の三成と思わず比較してしまいましたが、こちらもフムフムと見てしまいました。あそこで「茶番な・・」みたいな事を呟いていた奥方はどちらのお方?
大谷吉継(津田寛治)の登場も良かったですね。
ええと、「良かった」「気になった」は、もうこのぐらいかな・・・
後は・・・
何ナノ~!!!
私、景勝が可愛そうになってしまいました。
えっー、逆じゃないのって誤解されそう。
だって、あんなアホに描かれちゃって。どう考えたっておかしくないですか。上杉があそこで追わなかったのは、違う理由があったと思うのですよね。たとえそこだけ史実であったとしても(あり得ないけどね)、「だってドラマ」「どうせドラマ」なんだから、どうにでもなるはずなのになぜそれを選択したのかしらと思ってしまいました。
日本全国、あの時同時に
イラ~ッとしたんじゃないかな・・。
剣を振り下ろす兼続。殿を切るわけにはいかない。でも振り下ろしたのは、兼続のせいいっぱいの意思表示だと思いました。迫真の演技で、シーン的にはいいんだけどさ、論点が納得いかないよ~。
一晩寝たらセリフを忘れてしまったのですが、
「・・・・・、・・か。」と最後の兼続のセリフに「か」が付いていましたね。
普通だったら袂を分かつシーンですよね。
しかも気持ちに蹴りを付け前に進もうとする兼続でしたが、
正しき道を生きる、だから守れ、と言っていたように聞こえてきました。
ちょっとおどしていない?。
でも遠く離れた友を思って、祈る気持ちだけは伝わってきて、そこはジーンと来たのでした。
次週は「関が原」。
小栗君の気になるシーンも予告にあって、楽しみにしています。
でもこれが37回でなかったら、この先はどうでも良いヤと放り出したかも知れません。ここまで来たら、もうイジかも・・・・。
最後まで見届けますよ、たぶん。