森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「ムサシ 激動の123日間の舞台裏」

2009-09-13 14:38:42 | テレビ・ラジオ
ムサシ特別版 [DVD]

ポニーキャニオン

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≪ミーハーモードです≫
見ましたよ~
だんなを寝かしつけて。

9/12(土) 24:45~25:40 テレビ朝日
 「ムサシ 激動の123日間の舞台裏」~蜷川幸雄と若き俳優たち~

そう、こんな夜中におじさんは起きてちゃダメよ。こんな時間は若者と妖怪の時間なんだから。・・・って私は妖怪?
まあ、我が家の「ヌシ」みたいなものだから良いってことで。

遅筆堂とまで時には言われる井上先生の舞台を遣る覚悟を、蜷川さんのインタビューで感じました。
あんな決意があったのか、凄いなって再認識しました。

初日なんか開いて当たり前。観客はそう思っているでしょう。でもその裏では、最後の本が来たのが2日前。
「俺、竜也と朝練しちゃったから~。」と小栗君が言っていましたね。
初日の緊張感は凄まじかったと言っていました。

初日に行かれた方は、その舞台裏の話には、ことさら興味深かったのではないですか。

私と言えば、ぜんぜんチケットが当たらなくて、観に行ける見当も付かなかったのに、それでも申し込みにはワガママにも初日から数日は常にわざと外していたのは、私の舞台を観に行くのは一回だけと決めているからだったのです。もしも時間とお金がそちらの方にワガママに使えるのでしたら、初日からの進化系を楽しむ贅沢を味わえたかも知れませんね。

遣られている方もいらっしゃるでしょう?
その贅沢、ちょっと羨ましいです。

蜷川さんも言っていましたね。
―なんとなくあった隙間が、徐々に埋まっていった(言葉は不正確です)
勉強してきた。
彼らは上手くなった。―


ちょっと興味深かったのは、小栗君、藤原君、杏ちゃんのインタビューと言うか三人の語らいの中で、お互いにキツイダメだしをしあった、そういうことを言える相手だったと言う言葉。
切磋琢磨出来る相手がいるということは素晴らしい事ですね。
「さいたま」では遣りすぎた所もあったとか、客席までセリフが伝わらなかった所もあったとか・・・

ムムム~。その言葉って、なにげに他の皆さんのブログの感想に遠慮がちに書かれていたマイナス面ではないですか。彼らは知っていたんですよ。そして満足していなかった。そしてそこの問題点点を埋めていったのですね。

いや~、プロだわ。


三人の語らい部分は、先日のWOWOWでの「ムサシ」放映時のものとかぶっている所もあったのですが、今回はそこでは語られなかった先のエピソードもありました。
禅寺の禅修業の時、小栗君が打たれている姿に横にいる竜也君がニマ~と笑ってしまったら、竜也君も打たれてしまったと言う話は、既に知っていました。でもその後、誰かがくしゃみをして、また笑ってしまったら、
「こらっ、ここを何処だと思っているんだ!」と叱られた話。

なんか若いって良いなぁと思ってしまいました。ヤンチャ坊主たちっていう感じですね。その先も会話は続いているのですが、発売されるDVDにそちらの映像もついているらしいです。

ムサシは来年5月にロンドン、7月にはニューヨークの大劇場から招かれて上演されるそうですね。そこまでは追いかけて行くことも出来ませんが、そこでのお話も楽しみです!


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だましゑ歌麿

2009-09-13 01:57:26 | テレビ・ラジオ

 水谷豊、17年振りの時代劇。
じゃあ17年前の時代劇って何?
「勢揃い清水一家 次郎長売り出す」・・・かしら?
ちなみにその時は森の石松役。

面白かったですね、今日の「歌麿」 。
あらすじは→こちらでチェック

物語の展開も面白かったのですが、最初の歌麿が愛する妻を失った時の嘆きが凄くて、まだ何も物語が始まっていないのに、ジーンときてしまいました。水谷さん渾身の演技だと思いました。
「ダメだよ~、早く、早く起きてくれよ~。」
深い嘆きが伝わってきましたね。

そしてこのドラマで一番印象的だったのは、絵師として会心の絵を描き終えたときのぶっ飛んだ歌麿の姿であり、
「ああ、やっぱり水谷豊は演技派なんだなぁ。」としみじみと思ったのでした。

歌麿の絵が随所に出てくるのが嬉しかったです。あの最後の鳳凰(?)の絵は素晴らしかったですね。ネットで探しても見つかりません。あの絵の情報が欲しいと思いましたご存知の方いらっしゃいますか?

ドラマ展開も簡単単純でなくて良かったですね。なんだか最初、わけが分かりませんでした。でも、「だましゑ」と言っているのですから、良い意味で騙されているんだろうと楽しんでいました。

最後のアレはちょっと反則じゃと思いましたが、騙されちゃった(汗)

「えっ、あの女の人も~・・・!!」なんて言ってしまいました。でも、ポロリと・・・。
思わず苦笑ですが、「○○探偵・・・」時代劇版!?
まあ、いいか。
騙されて楽しかったし。

脇も良かったですね。中村橋之助さんはもちろん、市原悦子さんも。市原さんの「うの字」には笑えました。他の皆さんも良かったです。
それに長谷川平蔵はやっぱり悪者にはしませんでしたね。

ちょっと贅沢な感じがした二時間でした。


 

だましゑ歌麿 (文春文庫)
高橋 克彦
文藝春秋

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コメント (6)
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