「イワチドリ」(岩千鳥)は、本州中部以西と四国に分布し、
渓流沿いの岸壁などに着生する、小型の球根性野生ランです。
桃紫色の花は、径1㎝位で、唇弁が裂けて「大の字」のような形です。
5月初め、花茎を数cm~10cmほど伸ばして開花し始めです。
咲き進んできました。
1枚葉で、地下に1~2㎝の細長い球根(根茎)を持ち、よく殖えます。
5月中旬の、満開の姿です。
花後は鉢を半日陰に移し、冬は軒下において、雪下越冬です。
「ナツボウズ」(夏坊主)の名で、通販入手した木ですが、
ジンチョウゲ科の落葉低木「オニシバリ」の別名です。
花が咲くだけで、実成りを見たことがないので
雄株だと思っていましたが、今年初めて、赤い実を生らせました。
3月に咲いた花、良い香りがするので、開花時は玄関を飾りました。
4月下旬、水やりの時に、
緑の実が着いているのに気付き、ビックリ!
5月下旬、実が色付き始めました。
6月初めには赤く熟しました。美味しそうですが、有毒らしい。
美しい実付きを、しばらく玄関に飾りました。
4号鉢植えで、樹高30㎝、
漸く樹が充実してきた、ということでしょうか。
今は葉を落とし、休眠に入りました。
実が落ち始めたので玄関外に出したら、
ヒヨドリの親子が来て、赤い実を食べました。
その後も毎日、庭で餌をせがむ雛鳥の声がするので、
完熟すれば毒性も弱まる?
「セッコク」(石斛)は、日本の中部以南に分布し、
岩上や大木に着生する、ランの1種です。
江戸時代から栽培された古典園芸植物として、
長生蘭とも呼ばれます。
コルク板に着生させた、この2種は、長年維持されてきました。
草丈10cm程で、5月の開花時には、ほのかな香りを漂わせます。
「銀竜」は、覆輪葉の白花です。
「南京丸」は、斑入り葉の白花です。
春から秋は、ヘゴ板を庭木に取り付けて、
冬は無加温の納屋に入れます。
遅れましたが、鉢植えの椿、八重咲の6種をまとめました。
4月中旬から5月上旬にかけて咲きました。
「春の台」(ハルノウテナ)は、淡桃色地に紅の縦絞りが入ります。
大輪の蓮華咲きで、終盤にはこんな花色になるものも、
「プリンセス雅子」は、白地に紅の縦絞りが入り、
蓮華咲き~ボタン咲きの大輪花なのですが、
若木に1輪だけが、葉に挟まれて綺麗に開けないまま、終えました。
以下の4種は、新潟県の木、雪椿の園芸品種です。
「春日山」は紅色地に白斑が入る、
ボタン咲き~獅子崎になる大輪花ですが、1輪だけの開花でした。
「錦キリン」は紅色の獅子咲き中輪花です。
「津川絞り」は剣弁咲きで、淡桃地に赤の縦絞りが入る、
花弁数が多い千重咲きです。
「夕鶴」は、トキ色に縦絞りが入る、中輪花です。
5月に咲いた西洋オダマキは、
日本のオダマキよりも草丈が高くなります。
赤花や、八重咲種はいつの間にか消えましたが、
庭や鉢で勝手に芽生えている青紫のオダマキ、
果樹の下で、ミズヒキやニラと競って雑草のようです。
鉢やプランターで芽生えると、鉢の主を圧倒してしまいます。
近くの空き地、イチジクの木の下で咲く桃色のオダマキ、
繁茂するスギナに負けず、草丈を50cmにも伸ばして開花。
自宅裏のコンポストや貯水用機の脇でも、
次の2種は、草丈が高くならずに、鉢植えにも向きます。
1つは「カナダオダマキ」、赤と黄色が鮮やかです。
花弁の基部から、長い距が突き出ています。
次の「風鈴オダマキ」は、中国・チベットが原産です。
開き始めの花、
青紫のガクに、白い花弁の2色咲きで、
ミヤマオダマキとの交配種のようです。
特徴は距(きょ)が無いことです。