「ヤマボウシ」はミズキ科の落葉高木で、山地の谷筋などに自生します。
基本種は白花ですが、庭には紅花の苗木2種を植えました。
「サトミ」は、富士山で採取した種子から、
実生・選別を繰り返して生まれた品種だそうです。
花弁に見えるのは4枚の総苞片(葉が変形したもの)です。
5月上旬、開化し始めは苞(ほう)が立ち上がっています。
5月中旬です。
5月下旬、苞が横に開いてきました。
4枚の苞に囲まれた中心に、花の集合体があります。
まだ蕾で、開花していません。
上部についている花を、日に透かして見ました。
樹高は3mを超えて生長しています。
5月末の花です。
中心部の球状の粒々の集まりが蕾で、その開花姿をアップして見ます。
薄緑色の4枚の花弁、1つの雌しべに4本の雄しべです。
6月になると、苞は色褪せて散り始め、小さな果実が残るのですが、
今年は梅雨入り後の降水量が少なく、水を好むヤマボウシは、
果実が茶変し、殆ど生育せずに落果してしまいました。
毎日、たくさんの鉢植えにジョウロで1鉢ずつ水やりするので、
庭木にまで手が回りません。
実は無くても、丸みのある葉は綺麗な紅葉を見せてくれます。