「西別コケモモ」(西別苔桃)はツツジ科の常緑小低木で、
北海道東部の亜高山~高山の林縁・草地・礫地に自生します。
ポット苗を4号深鉢に植えて、樹高10cm程です。
5月上旬に咲いた花は、ピンクを帯びた壺型の花です。
メシベが1本長く伸び出し、黄色いオシベが周りを囲んでいます。
5月下旬、花弁を落とした後、小さな果実が出来るのですが、
昨夏の酷暑で1個も稔ることなく、果穂が枯れました。
参考に、美しい赤い果実を過去画像で、
8月中旬、
9月初め、
9月下旬です。
「桜月夜」(サクラヅクヨ)は、肥後サザンカの1種で、
桃色の一重~半八重咲き大輪花です。
多数のオシベが放射状に広がる梅芯咲きが特徴です。
上が咲き始めで、下が終盤の花です。
12月上旬、蕾が膨らんで、
花弁が開き始め、
花弁の幅が広く、大輪の花を咲かせました。
寒さでしばらく開花を休み、
2月中旬になって、時間をかけて開き始めました。
開花しました。 花弁数が多い花の例です。
2月下旬に入った昨日、2輪が開花中で、まだ蕾もあります。
5号深鉢植えで、樹高70cm程です。
「キルタンサス」はヒガンバナ科の半常緑の多年草です。
南アフリカ原産の球根植物で、冬咲き種と夏咲き種とがあり、
夏は休眠状態の冬咲きタイプを2鉢栽培しています。
桃色花は7号深鉢植えで、たくさんの花を咲かせています。
寒い玄関で1月下旬に咲き出して、晴天の日に庭雪の上で、
2月初めの花、
30cmほど伸ばした花茎の先に、数輪の花を咲かせます。
花は細長い筒状で、斜め上~下向きに咲かせます。
2月上旬の花、
2月中旬の花、たくさんの花が咲き揃ってくると、
花茎が垂れ下がってくるので、リング支柱で支えています。
まだ枯れた花が無く、3月まで長く咲き続けます。
「アオキ」(青木)はアオキ科(またはミズキ科)の常緑低木で、
青々とした葉と、赤い果実が特徴です。
日本原産で、北海道南部から沖縄に分布します。
(北海道と本州北部日本海側は、変種のヒメアオキが分布)
庭に鳥が運んで来たと思われる種子から、芽生えたアオキです。
自宅北側の塀際で、ブルーベリーの樹の脇に芽生えました。
殆ど日陰になる場所ですが、樹高120cm程に育ちました。
雌雄異株なので、雄株なら伐採したのですが、雌株でした。
春に赤い実を着けながら、雌花を開花させました。
前年、果実が赤熟するとヒヨドリが食べ食べ尽したので、
3月末、防鳥網を掛けました。
4月上旬、緑の葉や茎の中に赤い実がきれいです。
実の付いてない枝先には花蕾が育っていました。
4月中旬、開花しました。 褐色を帯びた紫色の4弁花です。
枝先に小花を穂のようにまとめて着け、
雌花は雌しべ(花柱)が1個だけです。
(雄花は4個の雄しべを着け、果房は大きいが実は着きません)
4月下旬、
花弁が萎れて、花の終盤です。
この後、赤い実は鳥に食されました。
7月上旬、細長い緑の果実が着いています。
庭のアオキは1本だけで、雄花がありません。
他所にある雄木の花粉を、虫が運んでくるのでしょうか、
秋に肥大した緑果は、ブルーベリーと一緒に冬囲いされ、
雪に囲まれた中で、まだ緑色です。
果実の赤熟するまでの変化は(2)で、
「フリーダ」は、オレンジ色の大輪花ですが、
今年は1個の蕾しか成長せず、ようやく開花しました。
開花が遅れて、本来の花色ではありませんが、
1月中旬、開花できる蕾に成長したのは1個だけでした。
本来なら蕾もオレンジ色なのですが、ピンクになっています。
2月中旬、ようやく花弁を開き始め、
その6日後、開花しました。
シャコバサボテンは開花時の気温や日照によって花色が変わって来ます。
本来の「ブリーダ」の花色を過去画像で確認します。
3年前の1月上旬の花、
5年前の12月中旬の花、オレンジ色の花がたくさん咲きました。