flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

高松塚古墳

2008-06-27 00:00:22 | いにしえびとの睡

(奈良県高市郡明日香村平田 特別史跡 国宝)
 明日香村へは、約13年振りに訪れる。以前は、いわゆる歴史好きが訪れる地であったように思うが、最近はお出かけスポットの一つとなっており、そこに存在するものが何であるかはどうでもよいようで、例えば石舞台古墳がお墓であることを最後まで知ることなく帰っていくといった有り様である。
 午前中、大阪造幣局の桜の通り抜けを訪れていたため、この地へは昼からとなった。村内をスポット的に訪れようと思ったが、史跡の各区間の距離が長いため、レンタサイクルを利用することにした。そして先ず、高松塚古墳へ向かった。
 
 石室解体修理のため覆いが設けられた高松塚は、以前の光景と大きく違っていた。壁画の劣化対策によって行われた措置であるが、悠久の年月を持ち堪えてきたものが、ここにきていろいろと問題が起きているのは、どういうことであろうか。
 高松塚古墳は7世紀末から8世紀初頭の古墳終末期に築かれた古墳であり、直径23m,高さ5mの円墳である。昭和47年(1972)の発掘調査によって極彩色の壁画が検出され、一躍話題となった。

 高松塚壁画館を見学し、中尾山古墳へと向かった。

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コメント (6)
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