(島田陣屋遺跡 愛知県新城市野田字西郷 1992年10月20日)
昭和53年、島田陣屋跡を訪れていた私は、畑の隅から寄道式(豊橋市瓜郷遺跡出土のこの地方の弥生式土器編年式)の高坏基部片を採集した。豊川(とよがわ)に面する緩斜面であるこの地は、遺跡として認識されていなかったが、環境から考えて遺跡が存在することは何ら不思議ではないと考えていた。今回訪れると、島田陣屋跡が都市計画道路(野田城大橋線)築造に伴い発掘調査されていた。同月31日に再び訪れると、弥生土器や土師器及び遺構が検出され、弥生時代の遺跡であることが裏付けられた。 土塁
1992年10月31日
1993年3月5日 調査終了とよがわ方面を望む
1995年10月22日
市道西郷南田線工事
1995年11月19日
1996年2月4日