flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

岡寺山継松寺

2018-09-11 00:00:00 | ほとけのいおり

(三重県松阪市中町 2005年12月10日)
 寺伝によると、天平十五年(743)聖武天皇の勅願により行基が創建したという。その後、天平勝宝二年(750)傍を流れる阪内川の氾濫により堂宇が流失するが、伊勢湾の海中より本尊を拾い上げた二見の漁師三津五郎右衛門正信が弁財天のお告げを受け、出家して継松と名乗り、寺を再建したことから継松寺と改名したという。延暦二十一年(802)空海がこの寺に逗留し、不動明王、毘沙門天王を刻み本尊の脇侍として祀ったという。慶長十七年(1612)松阪藩主古田重治により、市内石津町から現在地に移されている。
        

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