京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 “覚めつつありて・・・”

2010年03月17日 | 日々の暮らしの中で
  
              

「春眠」 …を、むさぼっているわけじゃあない。けれど“どじょっこさんやふなっこさん”よりもこの季節に乗り遅れている気がしてならない…。

“あと4日”で回復はとっても無理だと思った。ゴボゴボ咳き込んだりしても申し訳ない。あきらめた。娘さんが無料招待券をもらったからと南座「三月花形歌舞伎」今日昼の部に誘われていつもなら即答のところ、さすがに自信がなかった。
3階の桟敷席から「宙吊りではけていく亀次郎さんに手を振りました」とメールが。

この娘さん、かの有名な音楽学校こそ受験に失敗したが、今は大阪の劇団に所属し夢を追っている。小道具さんとの協力で舞台の裏を知ることが続いたあとにやっと付いた短い台詞。母親の演劇好きをそのまま受け継いでいる。

劇作家志望の若者相手に戯曲講座を開いたと言う土田英生氏の文章を今夕目にした。
講座後、どうすれば食べられるようになるのか・どうしたら売れるのか・コネを作るには…という質問が集中したそうだ。ノウハウ・方法を会得する以前にもっと大切なことがあると氏は言う、結果を求めるのではなく何かに熱中すること、その気持ちの中にこそ生の充実があるはずだ。本来の姿を見失ってしまっては悲しい。「好きこそ物の…」と。
                              

夢見る夢子ちゃんは学生時代だけにして、と娘に頼むのだとか。研究生2年目、根性あり。信じませんぞ~、果たして本音かいな?? 

そんな友が再びメールをくれた。5月13日千秋楽13列目という席でチケットが送られてきたと。劇団☆新感線30周年興行『薔薇とサムライ』。
その特集を演劇雑誌の『レ・プリーク』が扱っている、また今週号のAERAでも触れているとのことだ。立ち読みしてこよう!

教えられながら、友と過ごす楽しみも捨てがたい。うん??ちょっと元気出たかなあ…。




コメント (4)
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