小学校3年生の女の子、ホリ―・エヴァンスは、念入りな計画のもと「サイエンスプロジェクト」を立案。野菜の種を蒔いたプラスティックコップをいくつも箱に詰め、空に向けて放つのです。
やがて空に野菜が充満し出します。キャベツ、キュウリ、ライマメ、アーティチョーク、ウド…、すべてが巨大なサイズで。そして、やはり巨大化したブロッコリーがホリ―の家の裏庭に!「いったい何が起きたの!?」と沈むホリ―ですが、何やら宇宙人らしき生物が登場してくるようです。
新たに読み始めることになった『JUNE29、1999』というタイトルの絵本。彼女の部屋には、左にヘリウムの入ったタンクが見えています。箱詰めのカップに水が行くように何本ものチューブです。土入りの袋、種の箱があります。「温室効果」「光合成」という分厚い本まで。少女の生物や科学への興味の深さを想像します。絵から読みとれる様々なことをもとに話題は発展。そこに「英会話」が存在してくるわけです。
ベッキー先生が、左上の肖像画を「キュリー夫人」だと言われました。素直に受け入れたのは一瞬、「アインシュタイン」という名も口にされましたから一変、生物学者のダ―ウィンではないのでしょうかと。ろくな知識もないくせにです。
舌を出したアインシュタイン、顎ヒゲを蓄えたダ―ウィンの写真はよく知られるところですが、それ以外の姿だってあるはず。うーん、どっち!? ちなみに11月24日はダ―ウィンの『種の起源』初版が出版されたことにちなみ「進化の日」とされています。まちまちな声が飛び交ったまま…。
結局、私はつい先ほどベッキー先生が最初に言われたキュリーさんかもしれないと思い直すことにしました。理由は簡単です。私は若い頃、「尊敬する人物」を書く欄にいつもキュリー夫人と書いていたからです。彼女の伝記を読んでいましたが、女性を挙げることにこだわったからに過ぎません。少女ホリーがマリ・キュリーを尊敬しているというのもよいものです。