京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

山茶花明かり

2019年12月18日 | 日々の暮らしの中で

夕暮れどきの境内の一隅に明かりが点ったように山茶花が咲きついでいる。
「山茶花列島」という言葉が使われていたのは、増田れい子さんのエッセイの中ではなかったか。冬の初め、あちこちに紅や白、薄紅、斑入りの白(紅)などの色で、八重あり一重ありと、その姿を見る。冬を迎える花として今、列島を飾る花。

午後も3時を過ぎて、ようやく雲間から日が漏れるような一日だった。
白居易の詩「晩秋閑居」に倣えば「初冬閑居」。折よく訪れる人もなく、なんとなく山茶花を眺め歩く。

昨夜就寝中から微妙に喉が痛くて、困ったことだと焦りを感じている。早く治すために即、薬を服用すべきか、明日までもうちょっと様子を見たものかと迷うところだ。
結局、暗くなってドラッグストアに走った。一緒に買ってきたのど飴を舐めたところ、痛みが嘘のように消えた。
コメント (6)
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