京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 遊びの中に休養あり

2009年07月12日 | JESSICAの日本滞在記
【平城遷都1300年祭 開催まで、あと174日】

地下鉄一本で直通、近鉄奈良駅に着ける便利さ。たまには時間のかかる移動も、地上に出てからの風景を楽しんで、苦になることはない。ただただJessieのご機嫌麗しくあれと願うばかりの1時間弱。

平城京遷都1300年祭、いずれまた様々な催し物がある。私には地元感覚で、大好きな奈良、楽しみにしている。
    

興福寺の阿修羅像。少年の面持ちと評されるが、写真家故入江泰吉さんの表現によると―「どこかで視る者を拒んでいる」と。左の顔は唇をかみ、こらえているよう。右の顔には内面を見つめる厳粛さが漂い、正面の顔はひそめた眉が決意を感じさせる、……とか。自分の心が動くときのお顔は、見るたびに違うかもしれない。
東京から、北九州市へと「国宝 阿修羅展」は移る。いつお戻りに??

怒りの形相で、ミニカーを投げつける日などあってほしくないものだ。
  
一度は鹿を見に行こうと計画。Jessieにとっては今回が4度目の奈良となるが、これまではいっさい記憶にないらしい。頭をコンコンとこ突かれたたことも忘れているようだ。な~~んだ、今日こそ!
全行程、完歩。良く歩いた!

今日は、昨日とはうって変わって、「魚釣り」(のつもり)。池を一周(2キロほどか)3時間かけて楽しんだ。
  

このへっぴり腰、棒きれで魚を釣っているそうな。釣れた―。泥にまみれた草!!
母娘の会話・・変な親子はいったい今度は何を相談してるのやら。

「のどが渇いた~」3歳児よりも早い母親の一言が出た。アヒルに鴨に、亀さんに声かけて、棒きれ片手に、歌を歌って。♪もしもし、かめさ~~ん
猿沢の池にもたくさんの亀さん、亀は千年、となると平城の都を知っているんだろうか~。

完全休養の2日間。さっ、また月曜日だわ~~
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4 コメント

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へっぴり腰の向こうに… (yattaro-)
2009-07-13 10:43:14
日本全国を行脚中の“興福寺の阿修羅像”
上野美術館に並んで観に行った…という友達からの話も聞きました。
阿修羅さん、いつお帰りなのでしょうね。

鹿と戯れ、オシャマに走り回り、猿沢の池ではへっぴり腰のお魚釣り…。その向こうに、絵に描いたような幸せなひとときが見えますね。

平城京遷都1300年祭、後174日ですか。
賑わうんでしょうね。

「手を打てば……」中学修学旅行の印象として、この言葉が頭にこびりついている猿沢の池。平城遷都と合わせて今一度訪れてみたい場所です。
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ytattaro-さんの修学旅行ね・・ (kei)
2009-07-14 00:27:39
平日は幼稚園ですから、週末ぐらいしか遊びに出られません。外の空気を吸うことは大いなる気分転換にもなります。のんびり・ゆっくり。

どんな催し物があるのか、楽しみですね。
母も修学旅行の際の思い出として、張ってあったチェーンを飛び越えようとして膝小僧をけがしたとかよく口にしていました。ずいぶんと思い出の内容が違いますが。この近くで宿をとって、母と二人で旅行したことも。いっぱい思い出もある奈良です。大好きなんです。

泥を棒きれでほじくって、魚が取れるようです。棒の先でちょんちょんと叩いてます。
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阿修羅 (rabbit125cc)
2009-07-16 00:09:59
古代ペルシャの聖典に出てくる最高神アフラ・マズダー。
古代インドでは魔神アスラ。
サンスクリット語で「asu」が「命」、「ra」が「与える」という意味。
また、「a」が否定の接頭語となり、「sura」が「天」を意味することから、非天、非類などと訳されることもあった。
時代と共に人(宗教)によりその姿や性格までも変えられた神様。
その姿は見る人の心を映すようで、最高でした^^

近くまで来たので、見てきました~!
もうすぐお帰りになられると思いますので、もう少々お待ちください^^
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見る人の心・・、rabbit125ccさん (kei)
2009-07-16 20:56:40
命・与える・・

ふつうは怒りの形相で3つの顔が表現されているそうですが、この興福寺の阿修羅像にはそれがない。懺悔の心を込めたとされているとか・・・
3つのうちのどのお顔に、見る者の心が映し出されるのでしょう・・・それぞれです

下関から足を延ばされたことになるのですね。

 

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