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池のふちを棒きれで叩きながら歩く。するとコイもカメもあとをついてくる。
カメが水中を泳いでやってくる。甲羅からはみ出して見える4本の短い手足。左右を交互にスピーディーに動かして、水をかいてぐんぐんと向かってくる。速い。
「もしもしー、カメさーん!こっちや~」
3歳児の呼ぶ声に数匹のカメ、数知れぬコイが集まってくる。
どうしてそんなにのろいのかと亀はいつも侮られてきたが、もし水の中で競争していたら、ウサギに勝っていたかもしれない。汚名返上のチャンスあり。陸の上で対等に戦おうとしたことがそもそもの誤り、己の本分知るべしだったのだ。
水中の杭に到達、前足を乗せて、体半分はい上がり、首を伸ばして見上げる目線と合う。エサを欲しがるかのようにじっとこちらを見つめて待っている。見ている、聞こえている。なぜか感動の域。やけにカメがいとおしく感じる。
食パンの耳の切れ端を投げ入れてやる。気づくと岸壁に垂直にへばりついて、首を伸ばして欲しがっている亀がいた。めがけて投げてやるが、彼の口には入らない。今少しの所も、群がるコイの大きな口でパクリと持っていかれてしまう。
お~い、カメさん、どうしてそんなにとろいのよ。やっぱりカメはのろいか…。
しかし、コイを相手に、本分を越えたところで無謀ともいえる挑戦を繰り返す姿には、おかしみと共に敬服の念すら湧いてきそうだ。
首を伸ばしこちらを見上げる姿との出会い。知らなかった新しい発見に感動できたおかげで、一つ新しい見方を得た気になる愉快さ。挑戦していかない限りは未知の世界にも入っていけないし、感動も得られないってことなのだろう。
(写真は猿沢の池・亀の話は京都宝ガ池でのこと…)
カメが水中を泳いでやってくる。甲羅からはみ出して見える4本の短い手足。左右を交互にスピーディーに動かして、水をかいてぐんぐんと向かってくる。速い。
「もしもしー、カメさーん!こっちや~」
3歳児の呼ぶ声に数匹のカメ、数知れぬコイが集まってくる。
どうしてそんなにのろいのかと亀はいつも侮られてきたが、もし水の中で競争していたら、ウサギに勝っていたかもしれない。汚名返上のチャンスあり。陸の上で対等に戦おうとしたことがそもそもの誤り、己の本分知るべしだったのだ。
水中の杭に到達、前足を乗せて、体半分はい上がり、首を伸ばして見上げる目線と合う。エサを欲しがるかのようにじっとこちらを見つめて待っている。見ている、聞こえている。なぜか感動の域。やけにカメがいとおしく感じる。
食パンの耳の切れ端を投げ入れてやる。気づくと岸壁に垂直にへばりついて、首を伸ばして欲しがっている亀がいた。めがけて投げてやるが、彼の口には入らない。今少しの所も、群がるコイの大きな口でパクリと持っていかれてしまう。
お~い、カメさん、どうしてそんなにとろいのよ。やっぱりカメはのろいか…。
しかし、コイを相手に、本分を越えたところで無謀ともいえる挑戦を繰り返す姿には、おかしみと共に敬服の念すら湧いてきそうだ。
首を伸ばしこちらを見上げる姿との出会い。知らなかった新しい発見に感動できたおかげで、一つ新しい見方を得た気になる愉快さ。挑戦していかない限りは未知の世界にも入っていけないし、感動も得られないってことなのだろう。
(写真は猿沢の池・亀の話は京都宝ガ池でのこと…)
何故か微笑みが止まらない…。
女三代の、幸せで楽しいゆるやかに流れるひととき。
ええですね~。羨ましいですね~。
と言いながら、yattaro-も昨年までは随分似たような経験をさせてもらっていました。
そして最後は、人生の奥深さに結びつくあたりは、keiさんのkeiさんたる世界?ですね。
カメさんにはカメさんの思いがあって必死にがんばってみるんですよね。
そんな姿をゆったり眺めるのって、ほんとに、ええですねー。
こんな思い、しっかり胸の奥に貯め込んでおかなくてはいけませんね。
3歳児と過ごす日本の夏を…。
そんなことが知りたくなってしまいました。
あの小さな体で人間を見上げて、見ているのか!?と思うと不思議な気持ちになります。
ぐんぐん向かってくる速さ、そのひたむきさ?
首を伸ばしてこちらをうかがうかのような仕草…
いずれをとりましてもなぜか感動モノでした。
面白いものですね~
「もう早くかえろー」という思いがあると、こういうことには思いが向きません。よほど暇だったか、気持ちにもゆとりのある日だったはずです。
Keiさんは亀を見ても鯉を見ても、ただ見ると言うだけでなく、深い見方をなさっていて敬服致しました。
私ならそこまで考えないでしょう。
背中をさすって見たりもしていましたが、自分に顔が近付くと怖さもあるのですよね。大人とは目の高さが違うことがあるでしょうか。
その表情を見てこちらは笑っています。
カメの知らなかった一面を初めて見たような感じです。
なんでも興味を持って見れば違った世界が見えるんやろ~~、なんて軽く感じたくらいのことを、こじつけ気味に書いただけです。深さなどはないのです。
それにしましても、カメさん、おもしろかったです。それなりに表情があるんですね~、なんて、やけに今回は我ながら感心ばかりしています。
元来怠け者の私(うさぎ)ですが、亀を見習い努力することもはじめましたw
もう、亀さんにも負けません。
そこにいた亀は、ミシシッピーアカミミ亀ではなかったですか?
山口にも亀山公園っていう公園があるのですが、池の亀はほとんどこの亀でした。日本古来からの固有種はかなり姿を消したようですよ。
ミシシッピーアカミミ亀=みどり亀
うさぎさんが勝ったのですよね。
昔話の筋書きからは、
ブログの文脈はおかしい。
自分でも気づきました。