京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

映画「Tomboy」

2021年11月16日 | 映画・観劇
2年は会わずにきた友人と、彼女の妹さんとで映画の約束の日だった。京都に出てくるというので四条烏丸で待ち合わせる。上映の前に食事を共にし、再会を喜ばせてもらった。孫を連れて万博公園内の映画館に行ったのはいつだったかな。ましてや自分の選択で見る映画となると…??


10歳の少年っぽい、ボーイッシュな少女(「Tomboy」)ロールは、引っ越し先で近隣の子供たちにミカエルと名乗って遊び仲間に加わる。男の子でありたかったのか…、よくわからなくもあった。
妹をウザイと言った子相手に取っ組み合いの喧嘩をする。それを機に、母親にワンピースを着せられ、仲間には女の子だったことが知れていく。
少年のようにふるまうが全てはうまくいかない。「どこか別の所に行きたい」と父親に漏らすが、引っ越しの多い暮らしがどういう理由からだったのかもわからなかった。母親は娘がミカエルと名乗って少年のふりをしていることを本当に知らずに来たのか。5歳の妹は知っている。

ラスト。遊び仲間で唯一の女の子に、ロールという自分の名前を名乗ることができた。少し笑みが浮かんでいたと思う。わかってもらおうと努力しても、理解が得られないでいる孤独とはまだ少し違うような気もする。ロールのロールとしての日々がここから始まるのだろうか。夏の終わり。明日から学校が始まるという日だった。

孫娘が生まれたとき訪れていた家の庭に現れた、オオトカゲ?リザード


ビックリしている私に、娘の夫は、いつものことのような顔で「彼の名はトムだ」と言ったのを思い出していた。

映画のタイトルは「Tomboy」。ボーイッシュ。おてんば娘。おきゃん。
ちょっと娘にLINEで訊ねてみた。 Who put the “tom” in “tomboy”?
Tomboyには“攻撃的”の意味も含み持つ、と娘。そうか…、“男みたい”と言う言葉がある…。よく言って“おてんば”…、Tomの名の意味はボーイ…。
娘がネットからいくつか関連のページを示してくれたが、あとで辞書引き引き読んでみることにしよう。

思わぬところに関心が向いたが、なあんとなくわかったような、そうでもないような…。映画と同じような気分のまま…。


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2 コメント

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再会 (Rei)
2021-11-17 21:00:54
再会と映画でよい1日をお過ごしになられました。
同じような年頃のお孫さんがいらっしゃる
Keiさん、
そんな視線からもご覧になったのでしょうか?
家の庭に現れた、オオトカゲ?>さすがオーストラリアです。
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10歳…、Reiさん (kei)
2021-11-17 22:31:56
「空白」という映画に誘われたのですが、その時は不安もあって断りました。
普段会っていないだけに気分は微妙でしたが、皆ワクチン接種も済ませていますし、
幸い館内はすいていました。

木に登って、地を這い。初めて見たときはぞくっとしましたが、
どこででも目にするようになって平気になりました。
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