『銭谷五兵衛と冒険者たち』童門冬二著より。
「海に国境はない」。
この理念に共鳴した多くの人間が出会い、一時代の活躍が描かれている。
江戸時代後期の豪商、北前貿易を推進し海運業者として財を築いた銭谷五兵衛。
武士、商人、町人もが相当な力を持って北方貿易をしている現状がある。
「海とは、何だろう」と龍馬。
「この不思議なもの、心揺さぶるもの。何か自分の心の底に埋もれている無限の力、出口を求めて噴き出ようとしている得体のしれない力……。それを引き出してくれるもの。」
時代の動揺の中で心をを揺らす、熱っぽい竜馬が描かれている。
「人間はどんな時代になっても、国と国の間に、あるいは人間と人間の間に垣根を作りたがります。そればかりでなく、自分の心の中にもいつの間にか囲いをつくって、そこから出ようとしなくなる。そういう境をどんどん突き破って、海の街道を自ら先頭に立って進んで行こうとする精神はこれからますます必要になってくるんですよ」と、語っている。
童門氏の時代小説の大ファンである私は、彼の描いた龍馬像を思いながら、今日のNHK大河ドラマ「篤姫―龍馬死す―」を見た。
国のありようを思い、行く末の危機感を抱き、時代の先駆けとなって生きた人間のエネルギー。
篤姫の毅然とした姿にも心揺さぶられる。人の心をとらえる「徳」。
山岡宗八が家康に言わせている。
「大将と言うものはな、…惚れさせて心服させよ」が極意だと。
竜馬があの時代を生き抜いていたとしたら…、何を日本にもたらしただろう。
「海に国境はない」。
この理念に共鳴した多くの人間が出会い、一時代の活躍が描かれている。
江戸時代後期の豪商、北前貿易を推進し海運業者として財を築いた銭谷五兵衛。
武士、商人、町人もが相当な力を持って北方貿易をしている現状がある。
「海とは、何だろう」と龍馬。
「この不思議なもの、心揺さぶるもの。何か自分の心の底に埋もれている無限の力、出口を求めて噴き出ようとしている得体のしれない力……。それを引き出してくれるもの。」
時代の動揺の中で心をを揺らす、熱っぽい竜馬が描かれている。
「人間はどんな時代になっても、国と国の間に、あるいは人間と人間の間に垣根を作りたがります。そればかりでなく、自分の心の中にもいつの間にか囲いをつくって、そこから出ようとしなくなる。そういう境をどんどん突き破って、海の街道を自ら先頭に立って進んで行こうとする精神はこれからますます必要になってくるんですよ」と、語っている。
童門氏の時代小説の大ファンである私は、彼の描いた龍馬像を思いながら、今日のNHK大河ドラマ「篤姫―龍馬死す―」を見た。
国のありようを思い、行く末の危機感を抱き、時代の先駆けとなって生きた人間のエネルギー。
篤姫の毅然とした姿にも心揺さぶられる。人の心をとらえる「徳」。
山岡宗八が家康に言わせている。
「大将と言うものはな、…惚れさせて心服させよ」が極意だと。
竜馬があの時代を生き抜いていたとしたら…、何を日本にもたらしただろう。
keiさんがおっしゃる竜馬の言葉が耳に残っております。はるか沖を眺めながらその先にあるものを想像し、どんなにか強い憧れを持ったことでしょう。
「もしも」は歴史に禁句と言いますが「使節団」に加わることが出来たら、日本は・・・これも想像するしかありませんね。
坂本竜馬が暗殺されたことほど、世界における日本の地位向上を遅らせた事件はない…と思っている一人です。
我が人生の師は、坂本竜馬なんですよ。といっても司馬遼太郎さんの描かれた坂本竜馬像ではありますが。
40年前、竜馬を読み始めて夜更かしをして、会社を2度も遅刻したほど熱中しました。
私の“エッヘン”は、若き竜馬が何事かをなして、故郷の乙女大姉に書き送った手紙の最後に添えられた、得意満面・自慢の感嘆詞の受け売りなんですよ。
ですから時々小さな声で エッヘン なんです。
四国に渡る時はなんとしても、桂浜に行って竜馬像の足を撫でてきます。
いつの時代もそういう人が勇気をもって突き進むことで、進展してきているのでしょうかね。
あの「長州ファイブ」でも、明治の時代をリードする人間達のドラマですよね。
のめりこんでいたのですね!
なるほど“えっへん”!