Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

クアラルンプール観光

2007-04-01 03:07:58 | 東南アジア
クアラルンプール立ち寄りは友人のお宅訪問が目的だったので特に何をしたいという希望もなかったのだが、中国系マレーシア人のジェニーちゃんはいつも通りフルパワーでやる気満々だったので観光に連れ出してもらった。

まず最初はKL自慢のペトロナス・タワーへ。

今では「アジア一」の称号は台湾に持っていかれたと思うが、相変わらず観光客には人気の様子。朝早く行かないとだめ、と言われたが早起きするのがいやだったので10時半ごろに行くと、ツインビルの真ん中をつなぐブリッジ部分の展望台への入場が「本日の16時になります」。ここは入場無料なのだが一時に上がれる人数の制限があって、予約不可、先着順、だから早く行かないといけないのだ。
高いところは好きだけどビルの屋上まで上がれるわけではないし、べつにいいよ、というわけでなかなかおしゃれなみやげ物売り場を覗いただけで撤収。

ビルの下層階はショッピングモールになっているのでここをうろついて、ジェニーの友人と待ち合わせて昼食。この友人がムスリムなので、飲茶をすることにしたのだが「ハラル」対応かどうかまず確認。マレーシアの中華は面白いことにほとんど豚肉を使わない「ハラル」なのだ。だから肉まんも肉しゅうまいも中身は豚ではなく鶏。でもお味はちゃんと中華でした。

夕方は郊外へ蛍を見に行く。KLから1時間半ほどのクアラセランゴールというところで、海に注ぐ手前の川辺に蛍が群生しているという。
まだ明るいうちに船の乗り場を確認。

でも蛍見物は当然暗くなってからなので、まずは腹ごしらえ。

道をしばらく戻った川べりにレストランが密集する一角があり、その一軒でシーフードの夕食。
 ホタテのしょうが蒸し
 インゲンの炒め物
 蟹のカレー炒め
 魚の辛酸スープ蒸し(うまい!)
これで一人1000円は安いでしょう。

おなかも一杯になり、空も暗くなったところで船着場からボートに乗り込む。観光客が大勢来ているが10人乗りのボートは次々出るので待つこともない。モーター付きのボートだが音はとても静かですべるように川を遡る。と、川べりの木の枝がチカチカ光る。ちょうどクリスマスツリーの電飾のように白っぽい光がひっきりなしに点滅するのだ。大昔、子供の頃に日本の田舎で見た蛍は緑がかった色で光って飛び回っていたように思うが、ここのは白っぽくて枝からほとんど動かない。しかもとまる木の種類が決まっているらしく、特定の木にだけびっしりいる。だから電飾のように見える。

30分ほどの見学中、お客も静かに見ているのでこれはいい。私はまったく知らなかったが日本人も結構来ていた。夕食とのセットならこれはいいコースだ。

2日目、ジェニーの妹サリーもやってきて近くの食堂で朝食。

ひき肉とだしじゃこのような小魚を炒めたものが乗った麺、これで3リンギット、約100円。安くておいしい。

この日はKL市内から30分ほどのFRIM(森林研究所)へキャノピー・ウォークをしに行く。ここは国立の施設で、ジャングルを再生、研究しているところ。ピクニック・グラウンドやハイキング・ルートができていて、市内からすぐのところとは思えないほど緑が多い。

キャノピー・ウォークはこの敷地内でも一番高いところにあって、キャノピー自体は地上から30メートル、全長150メートルとたいしたことはないのだが、ここにたどり着くまでが一苦労、駐車場から1時間半ぐらいハイキングをすることになった。道は整備されているし、のぼりもそれほどきついわけじゃないが、何しろ熱帯、暑いのだ。汗だくになってキャノピーにたどりつくと、ここからは市内が一望。緑のにおいもして、これは気持ちがよかった。
 

運動をした後はマレー風のからーい魚などを食べて、

シャワーを浴びてから空港へ。

たった2日間だったが、クアラルンプール、思った以上に楽しめた。
これも我が友人のおかげ、ありがとう、ジェニーちゃん。

いまいちPRのへたなマレーシア観光局ももっとがんばれよ。マレーシアは文化の多様性といい、自然の豊かさといい、シンガポールなんかよりずっと魅力的なんだから。

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コメント (2)
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