Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

デカン高原大横断 5

2007-04-12 01:00:55 | インド
3月24日 旅のハイライト、デカン高原最大の遺跡ハンピ。

南インド最後のヒンドゥー王国、ヴィジャヤナガラの16世紀の都跡である。

まずは北端にあるヴィッタラ寺院。

回廊で囲まれた敷地内に本殿、マンダパ、山車などが建っている。

 パンフレットや絵葉書に一番良く登場するのはこの山車。しかし隣のおじさんで分かるとおり、意外に小さい。細かい細工は見事だが。

 
本殿正面のオープン・マンダパと柱。この柱の細い部分はそっと叩くと音が響くようになっていて、その昔は柱一本一本に楽士が付いて音楽を奏でたとか。つい2,3ヶ月前までその音を聞かせてもらうことができたが、どこぞの外国人が柱を強く叩いて折ってしまい、今は触れなくなってしまったんだそうだ。寺院いっぱいに響く柱の音楽を聞いてみたい。

 
境内の建物は柱も屋根も彫刻でびっしり覆われている。

 しばらく歩いてスーレーバザール。
この大通りの両側は花街だったそうだ。

その突き当たりにあるアチュタラヤ寺院の門にはそのせいか妖艶な美女の彫刻が。
 

さらに歩いて丘の上からヴィルパークシャ寺院を眺める。正面の大通りはハンピ・バザール。
 
 バザールの「遺跡」には人が住み着いてしまっていて、ここは学校になっていた。

この日も暑かったのでバザールの屋台でスイカを買って一休み。
 「フィフティーン・ルピー」のはずが支払いの時には「フィフティ」になって添乗員F女史、ぶり怒り。観光地はこれだからね。
 お子ちゃま達は涼しげです。

 ヴィルパークシャは今も寺院として機能していて、中は参拝客でいっぱい。ムスリムの女の子たちも遠足で来ていて、へーと思ってしまった。

 門前のポスト。ここに投函したはがき、4月7日にはちゃんと届きました。

 午前の観光はこれで終了。暑い中を3キロ以上歩いたのでのどが渇いた。ココナッツは一個10ルピー。

昼食はホテルに戻って、その後しばらくお昼寝タイム。これは助かった。

午後は宮廷地区の見学。
 
王妃の浴場。
 
同じく王妃の住まい、ロータス・マハル。
どちらもイスラム建築の影響を受けているのが面白い、ムスリムは敵だったはずなのに。
なんでも飲み込んでしまうヒンドゥーらしさ?
 立派な象舎

王室礼拝堂だったハザーラ・ラマ・チャンドラ寺院。
 
 
外壁がラーマーヤナの彫刻で覆われている。
 外塀もフリースでぎっしり

 水路も残る階段池。
思ったより小さく、造りも以外に雑なのでちょっとがっかり。

最後は王のプラットフォームで夕日を待つ。
 

が、途中で太陽は雲の中へ。全員そそくさと撤収。皆さん、疲れていたんですね。

この日の夜はホテルのアーユルベーダに予約を入れていたので、夕食をパスして直行。このホテルの食事はいまいちだし、連日の食べ疲れでちょうどいい。
はじめに椅子に座って頭をオイルマッサージ、次に台に寝そべって顔のマッサージ、それから額にオイルをたらすシロダーラ、全身のオイルマッサージ、最後にスチームバスで90分、1550ルピー。ハイデラバード出身のオーナー・ドクターに施術してもらって、気持ちよかった!

ハンピ観光はまだ続きます。

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コメント (3)
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