Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

インドでトイレについて考える

2007-04-22 01:44:04 | 雑談
インドのトイレはきれいだ。

もちろん日本のホテルやデパートのトイレのようなわけにはいかないが、例えば田舎の小汚いドライブインであっても、問題なく足を踏み入れて気持ちよく使える程度にはきれいにされている。

理由を考えてみた。
1.インド人は紙ではなく水を使う。だからインドのトイレは「水洗式」だ。ゆえに日本の昔のポットン式よりきれい。
2.インドには必ずお掃除をする人がいる。カースト制度にも係わることだと思うが、こういう人たちはこの仕事だけを一生懸命やって暮らしている。だからきれい。

トイレの話となれば較べたくなるのが中国。同じ10億以上の人口を抱える大国だが、こちらのトイレ事情は悲惨の一言。大都市でこそ今はきれいになったが、田舎に行けば文字通り足を踏み入れることさえできないようなトイレがごろごろしていて、そんな公衆トイレしかない町に泊まることになった時には本当にどうしていいのか途方にくれた。(どうしたかはご想像にお任せします。)

インドと中国というのはこと食べることと出すこととなると優先順位が正反対でおもしろい。
つまり中国の場合、どんな田舎町に行っても必ず食堂が一軒や二軒はあって食べ物に窮することはない。が、その町一番の宿泊所に泊まると、部屋はきれいでテレビまであっても、その部屋にトイレどころか洗面台も付いていないことがほとんどなのだ。
逆にインドの場合、田舎町には食堂どころか屋台のようなものすらろくにないことが多い。これまたカーストのせいもあって外食の習慣がほとんどないのだ。しかしその町でましな方のホテルに泊まれば、部屋にはバスルームがあって水洗のトイレと水の出るシャワーぐらいはついている。
優先順位のちがいとしか言いようがない。

 四川省、マトゥの招待所にて。
夜明けの薄明かりの時間に行くのが気持ちよく使うコツ。

インドのトイレで面白いのは男性用、女性用の表示。文字を読めない人が多いからか、わかりやすーい絵が描いてある。
 
 インド映画のスター風?
 
女性はやっぱりサリーじゃなきゃ。

でもこのたくし上げ方はちょっとリアル過ぎ?

 
これはブータン、プナカ・ゾンのトイレ。ちゃんとゴとキラを着ています。

ついでに歴史的トイレ。

タミルナードゥ州パドマナーバプラムの王宮にて。18世紀。
 
どちらかが王様、もう一方が王妃様のトイレ。

時代も場所も飛んで、リビア、サプラータのローマ遺跡。

社交的トイレ。

こちらは現代、トリポリのレストランにて。
 このレストランのテーマは「海」なので、
カダフィ大佐も「海」だった。 

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コメント (4)
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