Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

デカン高原大横断 6

2007-04-14 00:42:17 | インド
3月25日

朝ホテルを出ようとすると、従業員のおばさんがランゴーリを描いているところだった。
 
ランゴーリとは石灰や米の粉で模様を描く南インドの風習で、玄関前を掃除してこれを描くのが一家の主婦の朝一番の仕事らしい。本屋にはこの模様のパターン集まで売っているから決まりはなく、それぞれ自分たちで考えてデザインしているようだ。
街中や移動中も良く見かけた。
 


午前中は再びハンピ遺跡へ。

 小さいガネーシャ寺院 
 
大きいガネーシャ寺院 
 ヘムクート寺院群の一つ 
 クリシュナ寺院 
 ナラシンハはヴィシュヌの化身


ハンピ遺跡はとにかく広大で、盛時はどれほど華やかな都だったことだろう。
今は砂色一色の寺院や宮殿も色とりどりだったことだろうし。
空間恐怖症かと思うほどの彫刻の密度はいかにもヒンドゥー的。

途中お弁当を食べながらまた北に移動してアイホーレへ。
6-7世紀、チャルキヤ朝のいろいろな形式の寺院がたくさん残っているところだ。

始めに見たのはホーチミリ寺院と石窟寺院。
 
 どちらもシーバ神でいっぱい
 絵葉書売りはどこの遺跡にもいっぱいいたが、この子は一番気が利いていた。写真を撮ってやったらうれしそうに握手してきた。がんばって偉くなれよ。

 
前方後円形のドゥルガー寺院。西インドで見た古い仏教石窟の形をそのまま地上に再現したものだ。周りの回廊が美しい。
  
 彫刻も繊細で美男子だ。

 屋根の形が独特なラードカーン寺院。
 中から見る窓がきれい。 
 スーリヤ寺院。

ここの寺院群は規模は小さいがどれもユニークで美しい。彫刻の完成度もハンピよりずっと上だと思う。時代を遡る方が上質な細工というのはどこでもよくあることだが、なぜなんだろう。

ここからホテルのあるバーダミまでは25キロ。早めについたのでまだまだ明るく暑い。小さなホテルだが中庭にプールがあったので久しぶりに一泳ぎ。落ち葉をかきわけながら泳いだ。

この晩のホテルの宿泊客は我々の他はヨーロッパ人二組。やかましい日本人の団体はさぞ迷惑だったろう。すいません。

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コメント
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