田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌でしかできない50のこと〔29〕国営滝野すずらん丘陵公園

2021-01-10 17:29:53 | 札幌でしかできない50のこと

 さすがに国営である。その規模がでかい!一日では遊びきれないほどである。ただ、冬季の場合はその規模を縮小しているが、それでも親子が冬の遊びを満喫できるさまざまなアクティビティが用意されている。

     

「札幌でしかできない50のこと」№29は「国営滝野すずらん丘陵公園」である。ガイドマップ上で№46にリストアップされている。そこには「雪が降ったら遊ぶ」と題して次のような説明文が載っている。「夏も冬もアクティビティ満載の公園。冬にはスキーができるほか、200mを滑り降りるチューブそりもあり、南国出身の雪初心者であってもスノーアクティビティが楽しめる。春から夏は園内の花が見頃となり、滝めぐりもできる。」とある。

     

 私は過去何度もこの公園を訪れているが、今日(1月10日)改めてブログにアップするために、そして新たな魅力を発見するために訪れた。今日は日曜日の上、晴天にも恵まれて多くの親子が公園を訪れていた。

   

   ※ 東口駐車場にはたくさんの車が駐車していました。

   

   ※ 公園東口の入口です。

 冬季の滝野すずらん丘陵公園は「滝野スノーワールド」と称して、チューブそり、スキー・スノーボード、スノーシュー、歩くスキー・クロスカントリースキーなどのアクティビティを用意している。スノーシューやクロカンスキーは一般向けの者であるが、その他は主に親子を対象としたものである。特にスキーは幼児対象の緩やかなゲレンデが人気なのだが、今日はまだ雪不足ということでゲレンデは解放されていなかった。したがって多くの親子はチューブそりのところに集中し、順番待ちで長蛇の列ができていた。また、その横では持参したプラスチックそりでそり滑りに興じていた。

   

   ※ 一見平面のように見えるファミリーゲレンデですが、積雪不足のため閉鎖しています。

   

   ※ チューブそりの順番を待つ長蛇の列です。

   

   ※ チューブそりで滑走中です。

 一方、ゲレンデは解放されていないものの、多くの幼児が平面で行われていたスキー教室でスキー操作を学んでいた。

   

   ※ 東口休憩所(スキーヤーズサロン、軽食コーナー、売店)の建物です。

   

   ※ スキー教室で幼児たちがレッスン中です。

 公園にはスノーシューコースも用意されているのだが、やや初心者向きのコースのために私はスノーシューを用意はしていたが、それを履くことはなかった。

 公園はこうしたアクティビティとともに、公園内にある「アシリベツの滝」と「鱒見の滝」の氷瀑を見物するという楽しみがあるが、その二つについては明日レポすることにする。

 その「鱒見の滝」へ向かう途中に、国営の公園には相応しいと思えない宗教施設が目に入った。小さな川を挟んだところその施設はあったのだが、橋を渡って確かめてみると「弘法寺奥の院 鱒見の滝道場」という看板が掲げられていた。川向いは国の区域外なのだろうか?ただ、「滝野すずらん丘陵公園」は区域の境は高い柵で囲まれている。ここにはそうした柵は無かった。あるいは公園に指定される前から宗教施設が存在していたために、特例として併存することにしたのだろうか?真相はいかに???

   

   ※ 「鱒見の滝」に向かうルート上から見える施設です。

   

   ※ 近づいてカメラに収めました。

 私がこの公園を訪れるのは主として冬期間である。前述の紹介文では園内に咲き誇る花も見ものだという。次回は夏に訪れてみたい。 

                                 

《国営滝野すずらん丘陵公園 概要》

〔住  所〕札幌市南区滝野247番地

〔電  話〕011-592-3333

〔開館時間〕9時~16時(ホワイトシーズン 12月23日~3月31日)

                9時~17時(グリーンシーズン 4月20日~11月10日)

〔休    園〕4月1日~4月19日、11月11日~12月22日

〔入園料〕 一般 450円(15歳未満は無料 ※ グリーンシーズンのみ)

                ホワイトシーズンは入園無料

〔駐車場〕 有(普通車420円)


札幌でしかできない50のこと〔28〕回転寿しトリトン 円山店

2021-01-07 16:33:25 | 札幌でしかできない50のこと

 ネタの新鮮さといい、そのボリュームといい、数ある札幌市内の回転寿し店の中では随一だろうと思われる「回転寿しトリトン」である。「札幌でしかできない50のこと」の中に唯一ランクインしたのも納得である。

                         

 久しぶり(およそ一か月半ぶり)のシリーズ復活である。コロナ禍とあって、残りにリストアップされているススキノなどの飲食店などはなかなか足を向け難いのだが、危険を避けつつボチボチと取り組んでいきたいと思う。

   

 さて、「回転寿しトリトン円山店」は、実は我が家からは最も近い回転寿し店で、我が家では少なくとも月に一度は利用している寿し店である。ところが私は今まで一度も店に足を踏み入れたことはなかった。というのも、我が家ではもっぱらテイクアウトで利用して家に持ち帰り、家庭内でビールで喉を潤しながら味わうのを常としていたからである。

 本日、初めてブログにアップするために店内で食してみることにした。

 「札幌でしかできない50のこと」の№21にリストアップされているトリトンは「1,000円あったらうまい寿司に使う」と題して、次のような紹介文が載せられている。「回転寿司といえ侮れないのが、札幌。トリトンでは1貫あたり130 ~573円とリーズナブルであっても上質なネタを提供し、地元の人も通うほどだ。おすすめは、活ホッキやホタテ、ボタンエビなど。中心地ではないので、比較的並ばずに入れる。」とある。

   

 午後1時を過ぎ、平日でもありそれほどお客さんはいないだろうと踏んで出かけたのだが、なんと96席ある店内は満員状態で待たされる羽目となった。

 それでも少し待つと一人用のカウンター席に案内された。スタッフからは「コロナ禍のためチェーンコンベアに寿司は載せていません。タッチパネルから注文いただくと、職人さんが直接渡してくれます。」と説明された。

   

 私は生来生ものが得意ではないため、寿司ネタも食べられるものが少ない。好物の〆サバ、炙りサーモン、マグロ、甘えびなどをタッチパネルから注文する(つまり寿司通が好むようなレアなネタなどはほとんど食すことが出来ない)と、ほどなく職人さんから手渡された。

   

   

   

 トリトンの寿司は、当初そのネタの大きさが半端ないくらい大きくて驚いたものである。最近は少し落ち着いてきたようにみえるが、それでも十分に大きい。大きさだけではない。ネタの新鮮さも売りの一つであり、シャリ(寿し飯)とのバランスも良い。私はその寿司を堪能し、満腹になるまで味わった。といっても食した寿しは12貫である。普通の人の2/3程度ではないだろうか?希少で高価なネタがなかったこともあり合計1,254円也の昼食だった。

《回転寿しトリトン 円山店 概要》

〔住  所〕札幌市中央区北4条西23丁目2-27

〔電  話〕011-633-5500

〔開館時間〕11時~22時

〔休    日〕年末年始

〔座席数〕 97席

〔駐車場〕 有

 

七草がゆ

 本日は「七草がゆ」の日だそうである。そこで我が家の朝食も七草がゆの朝食となった。

 便利な時代である。スーパーへ行くと、七種の野菜(?)がブレンドされたものが一袋に入って販売されているらしい。さらには「粥」もパッケージされたものがある。インスタントに七草がゆが食せるのである。

 お世辞にも美味しいとは思えないが、一年の無病息災を願い、有難くいただいた。

                                         

                                                                                                                          

 

 


札幌でしかできない50のこと〔27〕レトロスペース・坂会館

2020-11-10 16:00:52 | 札幌でしかできない50のこと

 知る人ぞ知る「レトロスペース・坂会館」である。民間の資料館として密かに人気の資料館である。館内には懐かしい品々、あるいはちょっと怪しい品々などが所狭しと陳列されていた。

     

   ※ レトロスペース・坂会館です。以前はこちら側から入れたのですが、現在は建物正面から…。                  

 「札幌でしかできない50のこと」登録№047は知る人ぞ知るレトロスペース・坂会館がランクインしている。

 ガイドマップでは「サブカル資料館で迷う」と題して次のように紹介している。「館長が30年以上かけて集めたレトロなアイテムが、所狭しと並ぶ資料館。テレビからマッチ箱、ランジェリーまでありとあらゆるものがディスプレーされ、歴史ある大衆文化を伝えてくれる。見学は無料で、撮影も可能。隣は『坂ビスケット』の工場。」と紹介されている。

 実は私がこの「レトロスペース・坂会館」を訪れるのは初めてではなかった。記録を調べてみると2011年6月に友人の紹介で一度訪れている。そして今回、「札幌でしかできないこと50のこと」にランクインしたことを知って、再び訪れようと思ったのだ。

 以前とは違い、入口が資料館横の売店のところになっていた。そこで店員の方に許しを得て(無料)資料館に入った。入った途端、そこはめくるめく世界の始まりだった。もうそこは陳列された物の説明や、時代考証などは関係なく、ありとあらゆるものが所狭しと陳列されている。その数はどれくらいなのだろうか?おそらく館長の坂一敬氏も数えきれないのではないだろうか?

   

   ※ 館内は写真のように陳列品がびっしりと並んでいます。

   

   

   

   ※ 戦争の遺物でしょうか?防毒マスクが並んでいました。

 全国各地のこけしや古い電話機、鉄瓶、タバコやマッチのパッケージ、雑誌「平凡」などの昔懐かしい品々の展示は普通の資料館でも見ることができる。ところがその隣に突然女性の水着の写真が壁いっぱいに張られていたり、ちょっと奥まったところには女性のランジェリー(下着)などが目に飛び込んできたりすると、目が点になるというものだ。

   

   

 ともかく凄い量の懐かしい品々がこれでもかという感じで満載に展示されている。私はあまり多くの写真を撮ってはこなかったが、ともかく昭和ワールド満載である。

   

   ※ 昔懐かしい月刊誌「平凡」が並んで陳列されていました。

   

   ※ こちらはマッチ箱のデザインを陳列したものです。タバコもありました。

 館内の一角には昭和後期一世を風靡した懐かしのスター「山口百恵」さんの写真を掲示した一角があった。そこでもさすが坂会館である。山口百恵の水着姿の写真をしっかり張ってあった。

   

 これほど楽しませてくれる坂会館が無料で開放していることが信じられない。どこかで読んだことがあるが、民間の博物館的施設を有料で公開するには高いハードルがあるとか…。私は帰りに売店で入場料代わりに(株)坂ビスケット(館長の坂氏が以前社長をしていた)が製造・販売するビスケット各種を購入させていただき、資料館を後にした。                   

        ※ 購入した坂ビスケットが製造・販売している製品の一部です。

《レトロスペース・坂会館 概要》

〔住  所〕札幌市西区二十四軒3条7丁目3−2

〔電  話〕011-632-5656
〔開館時間〕11時~18時30分 

〔休    日〕日、祭日、土曜日不定期休

〔料  金〕無料

〔駐車場〕 有  


札幌でしかできない50のこと〔26〕北海道神宮

2020-11-07 16:15:15 | 札幌でしかできない50のこと

 私にとって北海道神宮は毎年初詣に参るなど比較的馴染みのある神社である。秋も深まった11月2日、改めて訪れてみたが、七五三のお祝いする家族連れなどで賑わっていた。ところで北海道神宮が多くの神社とは違い、その向きが北東を向いていることをご存じだろうか?                             

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№024は北海道総鎮守の「北海道神宮」が入っている。

 ガイドマップでは「6万坪の鎮守の森に包まれる。北海道総鎮守の神社。桜と梅が同時に見られる季節や、6月の『北海道神宮例祭』は多くの人が訪れる。自然に囲まれた場内で心を落ち着けていると、ひょっこりエゾリスが顔を見せることも。」と紹介されている。

   

   ※ 北1条通り(表参道)にある「第一鳥居」です。

    (この鳥居だけ逆光のため反対側から撮影しました。

   

   ※ 第一鳥居の延長線上にある「第二鳥居」です。

   

   ※ 前二つの鳥居とは全く反対側の動物園側にある「第三鳥居」です。

   

   ※ いわゆる裏山道側から入る「円山公園口鳥居」です。

 北海道神宮は、北海道の歴史が浅いのと同様1870年(明治3年)に開拓判官・島義勇開拓三神を携えて仮社殿を建立し、開いたのがその始まりとされる。だからその歴史はまだ150年余りと歴史は浅い。今、その北海道神宮の本殿横には開拓三神を携えてきた島義勇の大きな像が立っている。

   

   

   ※ 北海道神宮本殿の拝殿です。

         

         ※ 「北海道開拓の父」とも称される開拓判官・島義勇像です。

 さて、歴史の解説は他の方のより詳しい解説にお任せして、私が時々訪れる北海道神宮の光景で意外に思うのがコロナ禍に遭う前、外国人観光客の姿が想像以上に多かったことだ。これはどう解釈したらよいのだろうか?単に観光コースに含まれていたからなのか?それとも日本人の心の拠りどころである神社というものに接してみたいという思いの表れなのだろうか?今回はコロナ禍のためそうした光景に出会うことはなかったのだが…。

 北海道神宮は紹介文にもあるように広い森の中に桜や梅の木がたくさん植わっている。春にはその桜と梅の花がほぼ同時期に咲き、多くの市民が訪れ春の到来を楽しむところでもあり、私も毎年のように訪れている。

   

   ※ 北海道神宮内の梅園です。

   

   ※ こちらはソメイヨシノを中心とした桜の園です。

   

   ※ 神宮内のほぼ中心部には献木によって造成された「明治の森」があります。

 また、北海道神宮には境内末社として「開拓神社」(北海道開拓功労者37柱を祀る)、「穂多木神社」(北海道拓殖銀行物故者御霊を祀る)、「鉱霊神社」(北海道鉱業会物故者御霊を祀る)の三末社がある。

   

   ※ 末社の一つである「開拓神社」です。

   

   ※ こちらは「穂多木神社」です。

   

   ※ 「鉱霊神社」です。   

 北海道神宮を訪れる時、私が密かに楽しみしていることがある。それは神宮境内に出店している北海道銘菓の一つ「六花亭」が神宮茶屋店で食することのできる「判官さま」と称する餅菓子を味わうことができるのだ。1個110円と安価なお餅を目の前で焼いてくれ熱々のお餅を頬張ることができる。残念なのは、以前は1個100円だったものがいつの間にか110円に値上がりしていたこと。さらに以前は熱々のほうじ茶が無料で提供されていたのが、無くなってしまっていたことだ。コロナ禍の影響で経費節減を図っての措置だろうか?残念である。

   

   ※ 北海道神宮内に出店する「六花亭神宮茶屋店」です。

   

   ※ その神宮店でしか味わえない「判官さま」の餅菓子です。美味しいです!

 さて、リード文の北海道神宮の正面が「北東」を向いていることについてである。我が国の神社のほとんどは南向きが多いそうだ。その理由は太陽の光が最もあたる位置ということらしい。そうした中、北海道神宮がなぜ「北東向き」かというと、それは当時北海道進出を目論んでいたロシアからの守りを固めるという意味があったようだ。ちなみに私は この日第二鳥居と神宮本殿の延長線上に立って、磁石で確認したところ真北から30度東に寄ったところで針は止まった。したがって正確にいうと、北北東向きというのが正しいのかもしれない。

       ※ 昼過ぎに本殿に通ずる参道から撮った一枚ですが、逆光ですね。    

 北海道神宮の境内はさまざまな碑がたくさん立っていることでも知られている。私は3年前にそれを調べてみたことがある。そのことについてレポした拙ブログがあるので参照してほしい。(こちら⇒ その① その②)碑はまだまだあるかもしれない。興味のある方は調べてみてほしい。

     

《北海道神宮 概要》

〔住  所〕札幌市中央区宮ヶ丘474番地

〔電  話〕011-611-0261

〔開門・閉門時間〕時期によって違いあり。(例:4/1~10/31  6:00~17:00) 

〔休    日〕無

〔駐車場〕 有

                                    

                                                                                                      

 


札幌でしかできない50のこと〔25〕味百仙

2020-11-01 16:09:50 | 札幌でしかできない50のこと

 海鮮系の居酒屋は本州からの人には人気が高いそうだ。その中でもマンガ『美味しんぼ』に取り上げられたこともあるという「味百仙」は期待が高かったのだが、私には「?」という印象だった。                                    

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№049は海鮮系の居酒屋の代表として「味百仙」がランクインした。

 ガイドマップでは札幌の居酒屋は海鮮系をはじめ素材のレベルが高い店が多いが、札幌駅のすぐ近くにあるこの店も例外ではない。お通しから、北海道らしい食に満足できるだろう。焼酎や日本酒の種類が豊富。漫画の『美味しんぼ』で紹介されたこともある。」と紹介されている。

   

   ※ ビルの入り口に掲げられた店の案内を示す行灯が掲示されていた。

 居酒屋に独りで入るのはどうかな?という思いもあり、息子に同行を頼んだところ快諾してくれたので、先日27日(火)夜に訪れた。店は札幌駅の北口の近くのビルの地下1階にあった。入口は華美な看板などはなく、むしろごくありふれた行灯(電気照明)が置かれただけのものだった。店内の様子もどちらかといえば「昭和の居酒屋」といった感じで、カウンター席、テーブル席、小上がり席とあったが、いずれもひなびた感を感じさせる店内だった。

   

   ※ こちらは地下の店の入り口におかれた行灯です。

 私たちは予約していたこともあり小上がり席に案内されたが、その席も今では当たり前の掘りごたつ式ではなく、単なる畳敷きの席だった。

   

   ※ 店内の様子です。(この日は取材であることを忘れて撮った写真は少ない)

 私たちはまずはビールで乾杯した後、息子は日本酒、私は焼酎に移った。日本酒は紹介のように数多くの種類があったが、焼酎の方は芋、麦、米とそれぞれ2~3種程度で決して種類豊富とは思われなかった。

       ※ 店内に掲げられていた日本酒各種です。(さすがに日本酒の種類は多かったようです)

 酒の肴の方は海鮮系がメインというのに、私は残念ながら生もの系は得意ではない。息子の方はイカの沖漬け、牡蠣、蟹内子オイル煮などを頼んだが、私の方はホッケの開きと、サラダくらいしか頼まなかったはずだ。ホッケの方は、形はそれなりの大きさだったが、お世辞にも脂がのったものとは言い難く、ちょっとがっかりの味だった。息子の方の肴も絶賛するような声は聞かれなかった。

   

   ※ 取材であることを忘れ、一口口にしてから慌ててホッケの開きを撮ったところです。

 店で特徴的だったのは、メニュー表が手書きの上にスタッフによると二通りしかないということで、客席間を持ち歩いて注文を受け付けるという仕組みだったが、メニューくらい客席分を用意してほしいものである。また、注文を受けたり、酒や肴を運んだりするスタッフの女性はジーパン姿のごく庶民的な店といった雰囲気だった。

 そんなありふれた、そしてやや昭和チックな居酒屋だったが、店内は満員に近い状態で繁盛していた。やはり『美味しんぼ』の影響なのだろうか?私がもし本州の知人を招いたとしても案内したいとは思えないお店に映ったのだが…。取材費(?)9,000円超は高い取材費についた思いだった。                           

 私たちはすぐ隣の現代的な居酒屋で飲み直したのだった。                                            

《居酒屋 味百仙 概要》

〔住  所〕札幌市北区北7条西4丁目宮澤興行ビル地下1階

〔電  話〕011-716-1000

〔開館時間〕17:00~24:00  

〔座席数〕 30席(カウンター席、テーブル席、小上がり席)

〔休    日〕日曜・祝祭日

〔駐車場〕 無

          

                                                                                                               

 


札幌でしかできない50のこと〔24〕ジンギスカン 義経

2020-10-10 19:20:13 | 札幌でしかできない50のこと

 ジンギスカンといえば北海道料理の定番の一つである。その中で「義経」は隠れた名店として通には名の通った店だという。今回「札幌でなければできない50のこと」にリストアップされたことから初めて訪れてみたが期待に違わぬ美味しさだった。

                                        

   ※ 「ジンギスカン 義経」の暖簾です。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№036は北海道の肉料理といえばジンギスカンと言われるほど道民に愛されているジンギスカン料理店の代表(?)「義経」である。

 ガイドマップでは「ラムはしゃぶしゃぶにする」と題して、次のように紹介している。

 「ジンギスカンが食べられる居酒屋。味付きのジンギスカンに加えて頼んでほしいのは、名物の『ラムしゃぶ』だ。臭みがなくて食べやすく、残ったスープに入れる締めラーメンも人気だ。店員さんの気さくな人柄にもファンが多い。」

 私は焼肉が大好き!というほどではないが、それなりに食す方であるが、妻が全く肉を食さないこともあり、市内の焼肉店に出向いて食すということはほとんどない。

 だからジンギスカンについても、さまざまな集まりの懇親会の会場として「サッポロビール園」や「アサヒビール園」、あるいは「ツキサップじんぎすかんクラブ」などに行った経験はあるが、市内にあるいわゆる市井のジンギスカン店にはほとんど足を踏み入れたことがない。

 今回、初めて「義経」のような個人経営のジンギスカン店を訪れた。

 「義経」はJR札幌駅北口から徒歩10分ほどの北大南門近くにあり、創業が昭和37年という老舗である。午後5時開店ということで、私は5時を少し回ったくらいの時刻に入店した。本来なら人気店らしいのだが、折からのコロナ禍もあり、私が行った時には焼肉を食していない中年のカップルが店の名物女将と談笑している人組だけだった。

   

   ※ 店内はカウンター席とテーブル席、そして奥には畳間の宴会席もあるとのこと。

   

   ※ カウンター内で向こう向きに座っている方が名物女将と称される方のようです。

 私にカウンター席に座ると、スタッフが注文を聞きに来たので「まずはジンギスカン一人前(750円税別)を、その次にラムしゃぶ(900円)をいただきたい」と申し入れた。飲み物は生ビールにした。

   

   ※ おしながきですが、リーズナブルな価格設定です。

 最初にジンギスカン肉を焼くとき独特のジンギスカン鍋がガスコンロに架けられた。(ここの店は味付きジンギスカンを提供するからであろうか、鍋には油を落とす隙間が入っていないタイプの鍋だった)そしてジンギスカン一人前が運ばれてきた。付け合わせの野菜はカボチャ、タマネギ、モヤシの三種だった。ジンギスカン肉を運んできたスタッフは「焼き方は分かりますか?」と問うてきた。道産子の端くれとして「えゝ、なんとか」と返答したが、初心者のつもりで聴いておくべきだったかな?  

 味付きジンギスカンは、ジンギスカンの通から言わせると「邪道」と言われることもあるが、私はこちらの方が好みである。ジンギスカン特有の臭みも抑えられ、甘過ぎない味付けは美味しかった。駅近くにあり、道外客も多いに違いないジンギスカン店としては賢明な選択のように思える。(ジンギスカン初心者にはあの独特の臭みが強敵とも聞いた)

   

   ※ 北海道のマークが象られたジンギスカン鍋です。

   

   ※ こちらが味付きジンギスカン一人前です。

 続いて、鍋を取り換え「ラムしゃぶ」である。こちらは付け合わせの野菜も豊富だった。ハクサイ、長ネギ、モヤシ、トウフ、シラタキが付いてきた。スタッフから「赤身が消えるか消えないくらいの間に食すると良い」とのアドバイスをいただき、そのことを忠実に守りながら、ほど良い加減のところで用意されたやや甘めのあっさりとしたポン酢たれにつけて食した。こちらも外れではない、満足すべき味で、さすがにランクアップされる一店である。

   

   ※ 昆布だしとなるしゃぶしゃぶの鍋です。

   

   ※ ラムしゃぶ一人前です。

 ところが!ジンギスカンを一人で食するなどということは味気ないことこのうえない。ジンギスカンばかりでなく、焼肉一般はやはりワイワイガヤガヤと談笑しながら楽しく食するのが常道ではないだろうか?先述したようにまったく肉を食さない妻と家庭で食する焼肉の方がずっーとましだということを実感した。

 なお、紹介文にもあるが、90歳を超えた名物女将をはじめ、スタッフの方々がとてもフレンドリーなのが印象的だった。機会があれば友人を連れて再訪したい。                                                                                   《ジンギスカン 義経 概要》

〔住  所〕札幌市北区北7条西5丁目

〔電  話〕011-716-6801

〔開館時間〕17:00~23:00   

〔休    日〕日曜・祝祭日

〔駐車場〕 無


札幌でしかできない50のこと〔23〕札幌市こども人形劇場こぐま座

2020-10-07 16:15:40 | 札幌でしかできない50のこと

 「こぐま座」は日本初の公立の人形劇場だということである。設立は1976年だというが、私は恥ずかしながらこれまで訪れたことはなかった。「さっぽろでしかできない50のこと」にリストアップされていたことから、この度初めて訪れてみた。                                       

   

   ※ いかにもこども人形劇場といったかわいい外観の「こぐま座」です。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№015は日本で初の公立の人形劇場として設立された「札幌市こども人形劇場こぐま座」である。

 ガイドマップでは「公園で人形劇を観る」と題して、次のように紹介している。

 「中島公園内にある。公立としては日本で初めての人形劇専門劇場。紙芝居や腹話術の 公演もある。料金は公演により異なるが、ほとんどが3歳以上300円前後。公園散策の合間に親子で立ち寄ってみるのもよいだろう。週末はほとんど公演を行っている。」

 札幌市内には、こぐま座のほかにもう一つ、東区に姉妹劇場として「やまびこ座」という人形劇場があり、私はそこを2度ほど訪れているが肝心の本家であるこの「こぐま座」は傍を通ることは数限りなくありながら訪れるのは初めてだった。

 「こぐま座」は土・日・祝日に公演していると知ったので10月3日(土)の午後2時開演の部を観ることにした。

   

   ※ 開演前、スタッフたちが人形を手に呼び込みをしていました。

 劇場には開演20分前に入場した。ところが観客は私一人である。「これは心細いなぁ」と思いながら開演を待った。ところが開演10分前頃から親子連れが次々と入ってきた。そして開演前には定員30名(コロナ対策)のところ20名近くが入っていたようだ。観客の中心である子どもたちは開演前ギリギリまで劇場前の公園の遊具で遊んでいて、それから入場するということのようだ。

   

   ※ 開演前ステージにおろされていた緞帳です。

 この日の演目は「ごきげんなライオン」「銀河鉄道の夜」の二本立てだった。

 「ごきげんなライオン」のほうは、いわばオーソドックスな人形劇で大きな人形と分かりやすいストーリーで子どもの受けも良かったようだ。

 一方、「銀河鉄道の夜」は題材としても幼児には難解なうえ、紙芝居の枠のような中で小さな人形を操るステージは、凝った演出にも見えたが、子どもたちにはまったく受けなかったようだ。

   

   ※ 「銀河鉄道の夜」の一場面です。

 人形劇の世界もおそらくさまざまな試行錯誤が繰り返されているのだろうと思われる。ただ、その原点は子どもの中に豊かな心を育むことではないだろうか?突然訪れた外部の者が生意気云って申し訳ありません。

 それはともかくとして、札幌市の人形劇場が公立としては全国初めての施設であり、その後設立された公立の人形劇場のモデルとなったと聞いて、少しは誇らしく思った私である。札幌の子どもたちな豊かな心が育まれるようこれからも寄与していただきたいと思った。                                                                                                           

《札幌市こども人形劇場こぐま座 概要》

〔住  所〕札幌市中央区中島公園1番1号

〔電  話〕011-512-6886

〔開館時間〕9:00~17:00   

〔休    日〕月曜日(月曜が祝日のときは火曜休館)

〔駐車場〕 無

 




札幌でしかできない50のこと〔22〕さっぽろ地下街

2020-10-05 17:06:49 | 札幌でしかできない50のこと

札幌の地下道は全国的にみてもかなりの普及率ではないだろうか?地下鉄大通駅を中心に近年は東西南北にかなり長くなっている。その中においても「さっぽろ地下街」は長くその中心で在り続けている。今回改めて「さっぽろ地下街」を中心に歩いてみた。                                                

   ※ 札幌市中心部の地下道全体の図です。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№010は雪国である札幌だからこそその優位性が際立つ「さっぽろ地下街」である。

 「さっぽろ地下街」についてはガイドマップでは「晴れの日も雪の日も潜る」と題して、次のように紹介している。

 「地下鉄大通駅周辺には長い地下道が張り巡らされており、中心部にはオーロラタウン、ポールタウンというショッピング街がある。雨や雪の日でも濡れることなく移動できる地下道は、雪国らしい発展のひとつ。」

 札幌の地下道は2011年にJR札幌駅地下と地下鉄大通駅地下が繋がって「札幌地下歩行空間(通称:チ・カ・ホ)」が完成したことにより、札幌中心街の地下道が一つに繋がった。このことはガイドブックが言う、札幌の中心街において晴れの日も雪の日も札幌人は地下に潜ったまま用件を果たすことができるようになった。

 その札幌の地下道の全体を表す図がウェブ上で見つかったので、拝借して掲載することにする。

 図が札幌中心街の地下道であるが、「地下街」となると、これは紹介文にあるように各ショップが途切れることなく繋がっているオーロラタウン(310m)とポールタウン(400m)を指すことなのであろう。オーロラタウンとポールタウンは1971年(昭和46年)に開通しているから来年で実に半世紀の歴史を刻む地下街である。その長さは( )内に示したとおりであるが、その後札幌市の地下道は伸び続け、先の図のような現況である。図をみるかぎり総延長はかなりの長さとなる。特に東西に延びる地下道は直線で1.7キロにもなり、真っすぐ伸びた地下道としては全国一を誇るそうだ。

 私は過去に札幌の地下道全てを歩き、歩測によっておおよその距離を計測してみたが、そのときは総延長が7.7キロと出た。(その時のブログの投稿はこちら)したがって、現在の札幌の地下道の総延長はおおよそ7.7キロくらいということだろう。  

 私は某日、この記事を書くために写真を撮りながら改めて地下街を中心に地下道を歩いてみた。すると、やはりコロナ禍のためか通常より人々の往来は少ないようだった。

 まず、地下鉄大通駅から札幌テレビ塔に向かって伸びる「オーロラタウン」をテレビ塔側から大通駅に向かって歩いた。オーロラタウンはポールタウンに比べると人々の往来がやや少ないと感ずる。このことはオーロラタウンに出店している経営者にとっては残念な ことと思われるが、ポールタウンが繁華街のススキノに通じているのに対して、オーロラタウンの場合はテレビ塔で行き止まりとなってしまっていることがその要因と考えられる。(もっともオーロラタウンと繋がる形で地下鉄「バスセンター前」駅まで伸びている地下道もあるが…)

   

   ※ オーロラタウンの地下鉄大通駅側の入り口です。

   

   ※ オーロラタウン東端の札幌テレビ塔に通ずる階段とエスカレーターです。

   

 ※ 朝早い(午前10時過ぎ)ためまだ閑散としているオーロラタウンを東端から写しました。

 ポールタウンに比べて、オーロラタウンの特徴は「小鳥の広場」とか、「オーロラプラザ」、「オーロラスクエア」といった店舗以外の施設の充実も図っている点だろう。一方のポールタウンの方は店舗以外に目立った施設は目に入ってこない。

   

   ※ オーロラタウンに設けられた「小鳥の広場」です。

   

   

   ※ イベントなども催される「オーロラプラザ」の空間です。

   

   ※ オーロラタウンばかりでなく、ポールタウンでも目にした閉店した店舗です。(コロナ禍の影響が出ているようです)

   

   ※ ポールタウンの地下鉄大通駅側の入り口です。

   

   ※ ポールタウンもいつもと比べると人々の往来は少なかったようです。

   

   ※ ポールタウンはもう一つの商店街の狸小路とも繋がっています。

   

   ※ ポールタウンの南端は写真の地下鉄「ススキノ」駅とも繋がっています。

 先述したが完成後50年が経とうしている「札幌地下街」を中心として、その後札幌市内の地下道は伸び続けている。特に地下鉄大通駅と地下鉄札幌駅が地下で通じたことにより、札幌の地下道は全てが通じることになった。このことによって札幌の中心街のうちかなりの範囲が地下で繋がった。このことはガイドブックの紹介文にもあるように、「雨や雪の日でも濡れることなく移動できる…」というメリットが生まれた。特に半年間深い雪に埋もれる(ちょっとオーバーな表現だが…)札幌にとっては有益なインフラである。 

    

   ※ 地下鉄大通駅と地下鉄札幌駅とを繋ぐ地下歩行空間(チ・カ・ホ)です。  

   

   ※ チ・カ・ホを通過し、地下鉄札幌駅のフロムナードの様子です。

                                                

    ※ 地下道の中では最も人通りが少ないと思われるさJR札幌駅北側の地下道です。

    ※ 今回の写真は朝早かったこともあり、いずれも行き交う人が少ない印象を与えます。また、私が意図的に人の姿を避けて撮影していたこともお断りしておきます。                                                               

《さっぽろ地下街 概要》

〔住  所〕札幌市中央区(地下鉄大通駅周辺)

〔電  話〕011-231-6060(札幌市都市開発公社代表電話)

〔営業時間〕10:00~20:00   ※一部店舗により営業時間が異なる。

〔定休日〕無

〔駐車場〕大通地下駐車場の無料駐車券の利用制度あり

 


札幌でしかできない50のこと〔21〕食事処 ながもり

2020-09-23 18:25:38 | 札幌でしかできない50のこと

 市場で扱う新鮮な魚介類を調理して提供する「食事処 ながもり」は小さな食堂だったが満員の盛況だった。お目当ての「開きほっけ定食」は素材が売切れ、「鮭ハラス定食」に変ってしまったが、脂がのってとても美味しい一食だった。                                   

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№014は北海道の新鮮な魚介類を豊富に使った料理が評判の「食事処 ながもり」である。

 「食事処 ながもり」についてガイドマップでは「朝食は市場で食べる」と題して、次のように紹介している。

 「札幌に来たら、市場で新鮮な海産物を楽しんでみたいもの。食事処ながもりがあるのは、すすきのから徒歩圏内の二条市場内。『うに・いくら合せ丼』などの丼のほか、地元の人は『開きほっけ定食』といった定食も目当てに通う。営業は朝7時から。」

   

   ※ 肩を並べるように軒を並べているため、店を見つけるのが大変だった。

 実は私はこの「食事処 ながもり」を見つけるために私は二条市場に二度通ったのだった。一度目は二条市場内をぐるぐる回ったのだが見つけることができなかった。二度目には入念に下調べをし、おおよその目途を付けて行ったのでなんとか見つけることができたが、かなり目立たないので見つけるには苦労する店である。

   

   ※ その店の奥まったところに「食事処 ながもり」が暖簾を下げていた。

 食堂の前面には他の市場の店同様に新鮮な魚介類を販売していて、その脇を通って奥のほうにある小さな食堂(25席)に入った。私が入店したのはガイドブックでお勧めの朝食ではなく、正午過ぎの昼食を摂るためだった。入店すると観光客と思しきカップルや威勢の良い兄さんたちで席は占められ、端に僅か一席のみ空いていたところに私は座った。

   

   ※ 店内に入ると観光客とおぼしき人たちで満員状態でした。

   

   ※ 豊富なメニューは壁いっぱいに張られていて、選択に迷います。

 お客さんたちのオーダーの様子を聞いていると、かなりのメニューの素材が売り切れてしまい、注文することができなくなっているようだった。ガイドブックでお勧めの「うに・いくら合せ丼」は私が「いくら」アレルギーのため、「開きほっけ定食」をオーダーしたところ、「開きほっけ」もすでに売り切れということで、「鮭ハラス定食」(880円)となってしまった。ガイドブックでお勧めのように朝早く訪れることが肝心のようである。

   

   ※ 何の飾り気もない「鮭ハラス定食」です。

 お客が立て込んでいたこともあり、定食が出されるまでやや時間がかかったが、何の飾り気もない焼いた鮭ハラスとみそ汁・ご飯が付いただけの定食が出てきた。しかし、鮭ハラスが絶妙だった。甘塩がかけられ脂がのったハラスに私の舌は踊った。やはり市場は新鮮さが魅力である。目移りするくらい豊富なメニューも同様かと思われる。事実、私より早く席を立ったお客さんは退店する際に「美味しかったよー!」と声をかけていかれるお客さんがいた。下町的雰囲気の飾り気のない店であるが「食事処 ながもり」お勧めである。                                                                                            ※ 食堂を出て、店舗部を見るとほとんどの商品はすでに売り切れていました。                                                                                    

《食事処 ながもり 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南3条東1丁目8 二条市場内

〔電  話〕011-222-6733

〔営業時間〕7:00~17:00   

〔定休日〕無

〔座席数〕25席(全てカウンター席、個室無)

〔駐車場〕無(周辺にコイン駐車場有り)


札幌でしかできない50のこと〔20〕ショコラティエ マサール

2020-09-21 15:16:02 | 札幌でしかできない50のこと

 ショコラティエ(Chocolatier)とは、フランス語で「チョコレートを製造・販売する人」を意味するそうだが、北海道の素材をふんだんに使った北海道発の高級チョコレー

トメーカーの本店を訪ねました。                          

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№022は北海道発のチョコレートの専門店「ショコラティエ マサール」である。

 「ショコラティエ マサール」についてはガイドマップでは「パンオショコラはショコラ専門店に任せる」と題して、次のように紹介している。

 「北海道の素材をふんだんに使ったショコラの専門店。見た目も美しいショコラの数々はもちろん、見つけたら買いたいのが『パンオショコラ』。たっぷりの道産バターと甘過ぎないショコラが合わさった逸品で、早めに売り切れることが多い。」

 ショコラティエ マサールは我が家からそれほど遠くない。甘いものがそれほど得意ではない私は妻にお願いして同行してもらいショコラティエ マサールを訪れた。店のエントランスは高級ショコラ店らしく前面に木々を配し落ち着いた雰囲気である。

   

   ※ 樹木をふんだんに植栽した店の前です。

   

   ※ こちらも別角度から撮ったお店のエントランスです。ハロウィンの前にアピールしています。

 店内に入るとショコラを中心として豪華な感じでデコレーションされ商品が陳列されていた。また、店内の片隅には「サロン」と称するイートインのスペースが設けられていて、たくさんの人たちが購入したショコラ類を味わっていた。(サロンは予約制だという)

   

   ※ お店のドアを押すと、そこにはコロナ対策の注意書きと、ハロウィンのポスターが…。

 私たちは多くの商品から品定めをしたが、普段からあまり甘いものなど求めない我々には何が良いのか分からなかった。そこで店側が展示していた人気№1の「ショコラブラウニー」(1,2 00円)と№2の「パッレトショコラ」(1,000円)を買い求めた。それからはばら売りで小品をいくつか買い求め、さらにケーキとプリンを購入した。占めて税込み4,283円となった。こうした取材にも資金が必要な所以である。

   

   ※ 扱われている商品が品よく陳列されていました。

 帰宅して日持ちしないイチゴショートケーキの「ガトーフレーズ」を食したが、私の庶民的な舌の感覚では、他のケーキ店のものとの違いはよく分からなかった。ただ、妻が「これは美味しいよ」と言った「ソレイユ」(320円)と称するオレンジを煮詰めたものにショコラが半分付いたものは、オレンジピールの苦みとショコラの甘みが絶妙にマッチしてとても美味しく感じた。№1、№2は日持ちがするので孫たちが遊びに来た時でも一緒に味わってみたいと思っている。

   

   ※ こちらはハロウィンを意識したラインナップです。

 紹介文でお勧めの「パンショコラ」は残念ながら売切れのために買い求めることはできなかったが、北海道発の高級チョコレートメーカーとして来札する客人に、また私たち地元の者にとっては記念日などに買い求め店として貴重な存在のように思えた。

※ 買い求めたショコラ類は、私の写真よりお店のHPの写真の方がはるかに美味しい感じが表されているので、拝借しました。

                                                

   ※ 人気№1だという「ショコラブラウニー」サクサクとした食感で美味しい!

   

   ※ 見た目が楽しい「パレットショコラ」まだ味わっていません。

         

     ※ 「ガトーフレーズ」と命名されたイチゴのショートケーキです。 

   

   ※ 苦みと甘みのバランスが絶妙の「ソレイユ」です。

   

   ※ 単品で買い求めた「ファインティーヌ」です。私にはやや甘かった。

      

   ※ こちらも単品で買い求めた「ココアアーモンド」です。     

                        

《ショコラティエ マサール 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南11条西18丁目1-30

〔電  話〕011-551-7001

〔営業時間〕月、水~日 10:00~17:00

〔定休日〕火曜日

〔駐車場〕有(10台程度)