田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌でしかできない50のこと〔19〕中島公園

2020-09-18 15:19:10 | 札幌でしかできない50のこと

 札幌市の中心部にありながら自然豊かな中島公園は都会のオアシスといった存在であり、いつも多くの市民が憩っている。併せて市民が楽しむことのできる様々な施設が魅力を一層高めている。

  

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№037は札幌市の中心にあって市民の憩いの場となっている「中島公園」である。

   

   ※ 中島公園を象徴する(?)「菖蒲池」です。

 「中島公園」についてはガイドマップでは「ボートは呑む前に乗る」と題して、次のように紹介している。

 「札幌は都会ながら街中に多くの公園があるが、中島公園もその一つ。園内には コンサートホールや天文台などの施設があるほか、夏はボートに乗ることができる。飲食街、繁華街であるすすきのからは、歩いて約10分だ。」

 中島公園は、1886年(明治19年)に「中島遊園地」と指定された札幌市では最も歴史のある公園の一つである。札幌市の中心に近いこともあり古くから博覧会、物産展、品評会などの会場として度々活用されてきた公園でもある。

    

   ※ 周りのビルを写し込まないように写したつもりの「菖蒲池」です。  

  現在は「菖蒲池」を中心として樹木が茂り、芝生が広がり、市民が憩う絶好の場として親しまれている。中島公園には概要の中で記したようにさまざまな施設が点在しているが、私の場合は自宅からはやや離れていることもあり、憩いのために訪れることはなく、数は少ないがサッポロコンサートホールKitaraで開催されるコンサートに参加する際に訪れることが多い。その他では春の桜を愛でること、あるいは知人が来札した際に案内することで訪れたりすることが多い。

   

   ※ 札幌市天文台

   

   ※ 札幌市こども人形劇場こぐま座

   

   ※ 北海道立文学館

   

   ※ 札幌市中島体育センター

   

   ※ 札幌コンサートホールKitara

 紹介にあるように菖蒲池にはいつもボートが浮かんでいるが、今回訪れた時はおりからのコロナ禍とあって、ボートの営業は休業中であった。

 公園内には国の重要文化財に指定されている「豊平館」、日本庭園内にある「八窓庵」など重要な建築物も保存され、市民の憩いの場であるとともに、札幌市にとっては大切な文化的施設が保存されている公園でもある。

   

   ※ 国の重要文化財に指定されている「豊平館」

   

   ※ 池越しに見た「豊平館」

   

   ※ 中島公園内にある日本庭園

       ※ 同じく重要文化財の茶室「八窓庵」                                          

 都心に近く緑豊かな中島公園は、市民にとっても、札幌を訪れる観光客にとってもなくてはならぬ公園である。                                          

       ※ 公園内や公園の外周を流れる加鴨々川                           

                               

《中島公園 概要》

〔住  所〕札幌市中央区中島公園1

〔電  話〕011-511-3924(中島公園管理事務所)

〔営業時間〕個々の施設については、それぞれ定められた時間あり。

〔定休日〕公園としては特になし

〔主な施設〕・菖蒲池 ・豊平館 ・中島児童会館 ・札幌市天文台 ・日本庭園 

・八窓庵 ・札幌市こども人形劇場こぐま座 ・札幌市中島体育センター

 ・北海道立文学館 ・札幌コンサートホールKitara  ・中島公園庭球場


札幌でしかできない50のこと〔18〕くさかカバン店

2020-09-16 15:42:02 | 札幌でしかできない50のこと

 狸小路8丁目は狸小路商店街に入るのか?という疑問を抱きながら「くさかカバン店」を目ざした。事実、7丁目まではアーケード街であるが、8丁目はアーケードもなく、商店街の態をなしていないように見えたが、そんな一角に「くさかカバン店」はひっそりと店を構えていた。 

      ※ 狸小路8丁目にひっそりと店を構える「くさかカバン店」の店先です。             

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№033「くさかカバン店」である。

 「くさかカバン店」についてガイドマップでは「メイドイン札幌を持つ」と題して、次のように紹介している。

 「狸小路8丁目にある鞄店。20年ほど鞄をはじめとした革製品を製作している『日下公司』の革のアイテムを中心に、札幌ゆかりの作家や職人の革製品も販売している。工房も併設。金~月曜日のオープン」

 つまりこの紹介によると、店内に構えた工房を「日下公司」と称し、その工房で作られたものを含めた革製品を販売しているのが「くさかカバン店」ということのようだ。

 「くさかカバン店」はアーケードがない狸小路8丁目商店街(商店街というのかなぁ?)の一角にひっそりとした店構えで建っていた。ウィンドウには扱っている革製品がたくさん飾られていたが、ガラスが光を反射して写真には上手く写らない。

   

  ※ 狸小路8丁目を概観したところです。商店街という雰囲気には見えない街並みですが…。

 入りづらい雰囲気だったが、思い切って入店してみた。するといかにも職人といった雰囲気のご主人と、その奥さまと思しき女性がいた。客はもちろん私一人。これはもう何かを買わなくちゃいけない雰囲気だった。

   

   ※ 店内に入るとさまざまな革製品が陳列されていました。

   

   ※ いかにも高級そうな革製のリュックサックです。

 私は小物を中心に私の小遣いで購入できそうなものを物色して店内の展示物を見て回った。すると主人もそれを察したようだ。積極的に私に商品の説明をしてくれる。

 そうして迷った末に、私は金3,300円の値札が付いた「小銭入れ」を購入することになった。こうした取材にもけっこう資金が必要なのである。

   

   ※ 私が買い求めた小銭入れ(右)と、サービス品のストラップです。

 歴史のある本州各地の都市と違って、札幌においては「日下公司」のように職人気質の質にこだわる店は希少ではないかと思われる。そうした意味において札幌では貴重な存在ということで「札幌でしかできない50のこと」にランクインしたのではないか、と想像されたのだが…。                                                                                           ※ 店内の片隅にはたくさんのミシンが並べられ、工房のを兼ねていました。                         

《くさかカバン店 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南3条西8丁目7-3

〔電  話〕011-210-7388

〔営業時間〕11時~19時(日曜日は17時まで)

〔定休日〕火・水・木曜日

〔駐車場〕無

 


札幌でしかできない50のこと〔17〕狸小路商店街

2020-09-09 16:20:11 | 札幌でしかできない50のこと

 札幌では最も歴史がある(?)商店街「狸小路商店街」である。あらゆるジャンルの商店、飲食店が軒を並べ、その猥雑感が魅力の一つである。時代の推移に伴いその姿を変貌し続けながらも、今なお札幌の中心商店街であり続ける狸小路商店街を改めて訪れてみた。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№040は「狸小路商店街」である。

 「狸小路商店街」について、「札幌でしかできない50のこと」のガイドマップでは次のように紹介している。

 ※ 写真は各丁目ごとにじゅん追って紹介していくことにします。まずは狸小路1丁目商店街です。

   

   

   ※ 1丁目商店街は、狸小路でも端になるためか閑散とした感じが漂っていました。

 「1873年(明治6年)に誕生した。全長約900mのアーケード型商店街。チェーン店から個人経営の飲食店まで200店ほどが軒を連ね、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す。狸小路5丁目にある狸神社は、商売繁盛や恋愛成就といったご利益がある。また、7丁目にはシンガポール料理店や居酒屋など、飲食店が集まる」と紹介されている。

   

   ※ 2丁目になるとやや人影が見えるようになってきます。

 私は買い物で「狸小路商店街」を訪れることはあまりないが、映画館に行ったり、イベントに参加したり、街へ出るために通ったりと、これまで何度も訪れていた商店街だったが、今回9月の某日にブログの作成のために改めて訪れてみた。

   

   

   ※ 3丁目は一部工事中とあって、キッチンカーのような店が数店出店していました。

 私は1丁目商店街から7丁目商店街に向かって歩きながら、周りを眺め、写真を撮りながら歩いた。8月に訪れた時は商店街が賑やかに飾り立てられていたが、この日はそうした装飾品はすっかり取り払われ、少し寂しい感じのする商店街だった。

   

   ※ ボケた写真の多い拙ブログですが、これは酷すぎる!最も賑やかな4丁目を写したつもりですが…。

   

   ※ 4丁目商店街の通路に行列が…。

   

   ※ 行列の先を覗いてみると「カレーぱんだ!」とのこと。カレーパンは今ブーム?

 コロナ禍の前はいわゆるインバンド客が押し寄せ、商店街の半分は外国人ではないかと思われた光景もすっかり様変わりしていたが、日本人の買い物客も多くはなかった。

 私は何度も訪れているとは言っても、「狸小路商店街」について深く考察したことはない。そんな私から見て、1丁目から7丁目まで7つの商店街を見ると、大きく3つくらいに分かれそうかな?と思う。

   

   

        

    ※ 5丁目には狸神社が祭ってあります。上の写真はそのご本尊?

   

  ※ ディノスサッポロが閉館して寂しかったが、ここに新たに「サツゲキ」が誕生しました。

 一つは、3・4・5丁目あたりが中心に近いとあってやはり一番の賑わいを見せているかな?と思われる。この界隈はいわゆる各種さまざまな商店が軒を並べている感じがある。

 続いては二つ目は、1・2・6丁目はやや寂しくなり、出店している業種にも飲食店とか、古着屋さん、老舗の店などやや雑多な店構えが多くなり、界隈を通る人たちの数もやや少ない感じがしている。

   

   ※ 7丁目はアーケードからして他とは一線を画しています。

   

   ※ 通りがちょっと暗い感じがしますが、それがディープ感を一層深めます。

   

   

   

   ※ 他の商店街では見られない商店や飲食店が並びディープ感を深めてくれます。

 最後にちょっと特殊なのが7丁目商店街である。ここまで来ると俄然飲食店が多くなる。その飲食店も韓国やシンガポールなどマニアックな店が多いような感じを受け、猥雑感を感じさせる。私は以前に狸小路の先達に連れられてそうした店の一つに案内されたが、独りではとても入店する勇気が持てないでいる。

 と「狸小路商店街」を理解しているが、あるいはまったくの誤解かもしれない。

 いずれにしても、札幌地下街の商店街などと比べると、種々雑多の店が軒を連ねて醸し出す猥雑感が「狸小路商店街」の魅力のような気がする。私は歴史の古い江戸の街の駅を降りたところにある雑然とした商店街が好きである。歴史の浅い札幌にあって、比較的古くから商店街を形成した「狸小路商店街」が少しはそうした雰囲気を醸し出しているところが魅力に思える。時代と共に、姿を少しずつ変えながらも、札幌の中心街の商店街として逞しく変貌し、生き残ってきた「狸小路商店街」はこれからも札幌市民に、そしてインバンド客に愛されながら逞しく生き続けていくのだろうと思っている。                                                                                             

《狸小路商店街 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南2条・3条西1~西7丁目

〔電  話〕011-241-5125(札幌狸小路商店街振興組合)

〔営業時間〕店舗による

〔定休日〕店舗による

〔駐車場〕契約駐車場有り

 


札幌でしかできない50のこと〔16〕中国料理 布袋

2020-09-04 15:56:42 | 札幌でしかできない50のこと

 「中国料理 布袋」はごくごく普通の街中にある食堂である。建物もかなりくたびれている。ところがこのお店が近隣のサラリーマンに大受けなのである。それは料理の味とボリュームが他を圧倒しているからと思える。札幌の庶民の味の代表としてランクインしたことに納得である。                      

   

   ※ ご覧のようにけっしてオシャレではない「布袋」の外観です。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№032は中国料理の「布袋」である。

 「布袋」は札幌市の中心街に近い南1条西9丁目、電車通りに面したところに店を構えている。その建物はかなりくたびれていて、お世辞にもきれいな店とは言いかねる。そんな店が平日のお昼時になるとサラリーマンが列を作って並んでいる光景を私は何度も目にしてきた。私自身もこれまで2度ほど入店して麺類を食しているが、やや濃い目の味付けとボリュームに圧倒されたことを記憶している。

 今回、「札幌でしかできないこと」にランクインしていたことから、改めて訪問することにした。私が訪れたのは午後1時過ぎだったが、平日ではなく土曜日だったこともあり待つこともなく入店でき、すぐに座席に座れたが、それでも店内は満席に近い状態だった。

   

   ※ 店内も典型的な街中の庶民的な食堂です。

 店内もきれいとは言い難い。そして厨房も丸見えなのだが、そちらも雑然とした中で調理人が3人ほど忙しく立ち回っていた。

 メニューは中華のありふれた食堂のように多彩なメニューが用意されているが、私はガイドブックが「ザンギは食べておく」という推奨文に従い「ザンギ定食」(940円)を注文することにした。「ザンギ定食」にはAとBがあった。A定食はザンギが7個、B定食はザンギが4個に「小麻婆」が付くという。私はザンギを7個も食する自信がなかったので「ザンギ定食(B)」をお願いした。

    

   ※ 店内には高名な方なのでしょうか?「布袋」の額が飾られていました。

 しばらくして出された「ザンギ定食(B)」のザンギを見て驚いた。一個のザンギの大きさが想像以上に大きかったからだ。定食であるからザンギのほかに、ご飯、みそ汁、小麻婆、モヤシとキャベツのサラダ、お新香が付いていた。お新香を芸術的な薄さにカットしていたのにはちょっと苦笑した。

   

   ※ 私がオーダーしたザンギ定食(B)です。

   

   ※ ザンギ一個がこの大きさです!

 それはともかくとして、ザンギの大きさには圧倒された。味の方は塩加減がちょうど良く美味しかったのだが、美味しく感じたのは2個目までだった。残り2個はかなり無理をしてお腹に押し込んだ感じだった。

 他の人はと見ると、やはり若い人たちは勢いがある。7個も平気で食べている人たちがいた。私はザンギ4個をようやく押し込んだが、麻婆の方はほとんど残してしまった。

 私が座っている間もお客は次々と店内に入ってきた。さらにはテイクアウトのお客さんもかなり目立った。

 というように、「布袋」は札幌の庶民の味としてかなり有名な店である。札幌を訪れた観光客が立ち寄るかと言われれば、「?」であるが、少なくとも札幌市民からは高い評価を得ている店であることは間違いない一店である。                                                                                         

   ※ 店内には「布袋」が監修するおみやげ(?)も販売されていました。                                      

《中国料理 布袋 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南1条西9丁目1

〔電  話〕011-272-4050

〔営業時間〕月・火・木・金 11:00~21:30

      水       11:00~14:00

      土・祝     11:00~21:00

〔座 席〕24席(カウンター6席、テーブル18席) その他2階に宴会場有

〔定休日〕日・第3土曜日

〔駐車場〕無


札幌でしかできない50のこと〔15〕札幌大通地下ギャラリー500m美術館

2020-09-01 16:37:37 | 札幌でしかできない50のこと

 地下鉄大通駅とバスセンター前駅を結ぶ地下コンコースを利用して、美術館に仕立てるという卓越したアイデアは新進気鋭の芸術家たちの格好の作品発表の場となっているようである。

   

   ※ 500m美術館の始まりには、このようなギャラリー名が表示されています。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№009は札幌の地下鉄大通駅からバスセンター前駅まで通ずる地下通路を活用した「札幌大通地下ギャラリー500m美術館」である。

   

   ※ 500m美術館は、地下2階コンコースから、さらに下の地下3階の通路にあります。

 「500m美術館」(略称)は2006年から「さっぽろアートステージ」の美術部門として期間限定で開催されていたものを2011年11月から常設化し、通年を通じて展示・観覧ができるようになったということである。かくして「500m美術館」は日本最長の美術館として誕生したということである。

 以来、「500m美術館」は、定期的にテーマを設定して展覧会を行ってきた。現在は5月16日から11月18日までを期間として「反骨の創造性」と題して4人の芸術家たちの展覧会が開催されていた。

        

        ※ 今次展覧会のテーマを表示したリーフレットです。

 4人の芸術家とは、坂巻正美、藤木正則、鈴木涼子、露口啓二という4人であるが、門外漢の私にとっては初めて聞く名前ばかりだった。

 4人はそれぞれ自分の作品に対するテーマ(題名)を掲出していたが、それによると…、

 ① 坂巻正美氏は「けはいをきくこと…北方圏における森の思想シリーズ『羆(シシ)に生(な)る』2020と題して、羆の毛皮に包まれた猟師(かな?)たちの全身像を写し出した等身大の写真などを展示していた。

   

        

 ② 藤木正則氏は、「魔法の国(台北)の空にはためく/Ver.500と題して、大きな旗の実物を展示するとともに、その旗を立てているところの写真を展示していた。

   

 ③ 鈴木涼子氏は、last breath(最後の呼吸~私の訳)と題して、森林の中(と思われる)写真を展示していた。

   

 ④ 露口啓二氏は、「『On_沙流川』より」と題して、沙流川の流れを写した写真を展示していた。

   

 そして全体のテーマが「反骨の創造性」である。門外漢の私にはそれら具体的な展示物とテーマとが結びつかないのである。展覧会の片隅には「反骨の創造性」に関して説明するリーフレットが置かれていたが、それを読んでも私にはちんぷんかんぷんである。ことほどさように、私にとっては芸術家たちの言説は理解しがたいことがこれまでも多々あった。そのことが一層、私が美術館から遠ざかる一因となっているのだが…。

   

 ※ 500m美術館はご覧のように地下通路の片側の壁面を利用して展示スペースとしています。

 まあ、私のことはどうでもよろしい。判る人は判っているのだから…。美術館という敷居の高い展示場とは違い、新進気鋭の芸術家たちにとってはもう少しハードルが低い発表の場となっているのではないだろうか?「500m美術館」がそうした発表の場、そして市民が気軽に芸術に触れる場として、これからも在り続けてほしいと願いたい。          

《札幌大通地下ギャラリー500m美術館 概要》

〔住  所〕札幌市中央区大通西1丁目~大通東2丁目

     (地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前を結ぶ地下コンコース内)

〔電  話〕問い合わせは011-211-2261(札幌市文化振興課)

〔照明点灯時間〕7:30~22:00(無休)

〔観 覧 料〕 無料


札幌でしかできない50のこと〔14〕アンティークショップ36号線

2020-08-30 16:04:45 | 札幌でしかできない50のこと

 好事家たちにとっては垂涎の的なモノが溢れている空間なのかもしれないが、門外漢の私にはその価値さえ測りかねるモノたちのオンパレードだった。アンティークショップ「36号線」を覗いてみた。

   

  ※ 大正時代の銭湯をそのまま活用したという「アンティークショップ36号線」の外観です。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№041「アンティークショップ36号線」である。

  「36号線」とはユニークなネーミングであるが、店そのものが国道36号線沿いにあり、ススキノの中心街から少し外れた豊平川に近いところに構えている。店の外観は、大正時代の銭湯をそのまま店舗に利用しているとあって、建物自体が骨董品的な風情を醸し出している。

   

    ※ 店の前にもこうして骨董品が並べられていました。中央の椅子には2,500円の値札が付けられていました。

 店の前からたくさんの骨董品が並べられていたが、扉も開いていて入り難い雰囲気ではなかったのが良かった。店の中に入ってみると、それこそ所狭しとびっしりと骨董品の山だった。店の中には先客がいて、若いスタッフとあれこれと話をしていた。

   

  ※ びっしりと骨董品が陳列されている店内です。右側にはLPレコードが並んでいます。

   

   ※ 古い食器などが並べられていたコーナーです。

   

   ※ これは時代物のコーヒーミル?あるいは焙煎機?

 私のような冷やかし客は敬遠されると思っていたが、先客がいたことでスタッフの方も特に私のことを意識されなかったことは幸運だった。

 それでも「何か一つくらい購入しなくてはならないかな?」思いながら、ざあっと店内を見て回ったが、一つだけあまり古くは感じられなかったが冬用の和式カンジキが1,000円の値札が付いていた。部屋のインテリアとして相応しいかな?とちょっと食指が動いた。しかし、結局は家のゴミにしかなりそうにないと思い直して購入することはしなかった。

        

      ※ 私が食指を動かしたカンジキです。ちょっと新しい感じですね。

 ということで、私はスタッフに注目されないうちに店内の写真を数枚撮らせてもらい、そそくさと店を後にしたのだった。

 「36号線」は創業後30年を経た札幌市でも中堅のアンティークショップだという。そのネーミング、建物の外観、場所柄などから札幌の代表としてランクインされたのだと想像される。

        

    ※ 昔の電話機はガラスケースの中に入って展示されていました。値段は28,000円と出ていました。

日本の中では歴史が浅いとされる北海道のアンティークショップが本州などからの観光客の注目の存在であるのかどうか測りかねるが、あるいは北海道ならではという逸品が眠っているのかもしれない。門外漢の私には何とも言いかねるが、ぜひ好事家たちから注目される店であり続けてほしい「アンティークショップ 36号線」である。

《アンティークショップ 36号線 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南5条東3丁目9

〔電  話〕011-521-5391

〔営業時間〕11:00~19:00  

〔定休日〕水曜日

〔駐車場〕無


札幌でしかできない50のこと〔13〕もいわ山 山頂展望台

2020-08-28 16:44:51 | 札幌でしかできない50のこと

 札幌の夜景が「日本新三大夜景」の一つに認定されていることは多くに知られていることだと思う。その夜景を見る絶景ポイントが「もいわ山 山頂展望台」である。これまで何度も山頂からの夜景を眺めている私は、今回は昼の山頂の様子をレポすることにした。

   

   ※ 「藻岩山 山頂展望台」より札幌市街の中心街を望んだものです。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№011は札幌市街地を見下ろすよう聳える藻岩山の「山頂展望台」である。

 今回訪れようと思ったのは、8月31日で「さぁ!まわろうSAPPORO~見どころ施設無料月間~」の制度を滑り込みで利用しようと思ったからである。しかし、情報では「藻岩山ロープウェイ」は大人気で1時間以上の待ち時間が必要と聞いたので、それを避けて「藻岩山観光自動車道」を利用することにした。藻岩山観光自動車道は13年前に札幌に転居したときに利用して以来だったから、初めて利用するのと同じ気分だった。これまで何度も自らの足で登った藻岩山を車で登るのは不思議な気持ちある。

   

   ※ 「藻岩山観光自動車道」の料金徴収所です。

   

   ※ 観光自動車道は藻岩山の緑濃い山中を往く道路でした。

 自動車道は「藻岩山ロープウェイ」の終点、「ミニケーブルカー」の始発駅に駐車場があった。そこからは足で登っても、と思っていたが始発駅に行ってみると5分程度の待ち時間で乗ることができたのでミニケーブルカーを利用して山頂駅まで上った。

   

 ※ 観光自動車道の終点「藻岩山ロープウェイ」の中腹駅、ミニケーブルカーの始発駅です。

   

   ※ ミニケーブルカーです。このような箱が二つ連なっています。

      ※ ミニケーブルカーが山頂駅に近づいたころ、後ろを振り返ってみたところです。                                        

 山頂駅の3階が展望台となっているが、多くの市民、観光客が眺望を楽しんでいた。

 これまで何度も何度も見ている光景だが、夜景ではなくとも札幌が一望できる山頂展望台は他に代え難い素晴らしい光景である。

   

   ※ 山頂駅には、3階の展望台をはじめ、レストランやホールなどを備えています。

   

   ※ 展望台のシンボルの一つ、カップルから人気の「幸せの鐘」です。

   

   ※ 展望台からの別角度の光景です。中央部に札幌ドームが望まれます。

   

   ※ 展望台から中腹駅、駐車場を望んだところです。

   

   ※ 山頂駅の隣には「藻岩山観音奥の院」の建物が建っています。

 私は札幌に転居直後、妻とはもちろん、知人や友人が来札した時には夕食をよく展望台のレストランで楽しんだものだ。夕暮れ時から刻々と時を刻むにつれて夕景から夜景に変わる様を眺めながらの夕食は至福のひと時でもあった。

 調べてみると「日本新三大夜景」の都市とは、長崎市、札幌市、北九州市の三市だそうだ。日本を代表する夜景の一つとして選ばれたことは、札幌に住む一人として誇らしいことの一つである。札幌を訪れる多くの人にその夜景を楽しんでほしいと思う。    

《もいわ山 山頂展望台概要》

〔住  所〕札幌市南区 〔標高〕531m    

〔電  話〕問い合わせは011-561-8177

〔アクセス〕・ロープウェイ+ミニケーブルカー(往復)1,800円

        ・藻岩山観光自動車道(中腹駅までの往復)1,200円


札幌でしかできない50のこと〔12〕千秋庵本店

2020-08-26 15:53:37 | 札幌でしかできない50のこと

 本年4月24日に新ビルにリニューアルオープンした「千秋庵本店」は想像していたよりは小ぶりな店構えだった。自社製品をもれなく陳列・販売していたが、地価の高い街中では賢明な戦略なのかもしれない。

       

   ※ 新装なった「千秋庵本店」が入っているビルです。「千秋庵」は真ん中辺の細い入口です。(写真はウェブ上から拝借)

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№038は札幌の老舗菓子店「千秋庵本店」である。

 「千秋庵」というと、“出てきた、出てきた、山親爺♪ 千秋庵の山親爺♪”というCMソングが一躍ヒットした羆を象り、バターとミルクがたっぷり入った「山親爺」という煎餅を思い浮かべるが、最近は「ノースマン」という餡入りお菓子が人気らしい。

 「千秋庵」が札幌を代表する菓子メーカーとして「札幌でしかできない50のこと」にランクインしたのは、その圧倒的な歴史にあるといえるのかもしれない。千秋庵の始まりは、1860(万延元)年、秋田出身の藩士・佐々木吉兵衛が箱館で創業したのがそもそもの始まりとされている。その後暖簾分けをする形で、1921(大正10)年に「札幌千秋庵」が創業したのが現在の「千秋庵本店」の始まりとされ、ちょうど創業100年を迎えようとしている押しも押されもせぬ老舗である。

   

   ※ 「千秋庵本店」の入口です。

 「千秋庵札幌本店」は中央区南3条西3丁目という札幌の一等地に本社ビルを構えていたが、ビルの老朽化・解体に伴い2017(平成29)年に移転していたが、この度跡地にビルが新築されたことに伴い再入居したということのようだ。ビルは複合化され、「千秋庵本店」はホテルやコンビニなどと共に、その一角に入居した形となっている。

   

   ※ 店内に入って正面には老舗菓子店らしいデコレーションが施されていました。

 店内正面には昔の和菓子を作る道具などを飾り、老舗らしさを演出している。店内にはおそらく自社で生産する全ての製品が陳列されていたと思われる。私は、千秋庵の代表的な菓子である「山親爺」と「ノースマン」を買い求めた。

   

   ※ 自社製品の数々を陳列・販売していました。

   

   ※ 箱入り5枚組の「山親爺」です。相変わらずに美味しかったです。

   

   ※ ヒット商品の「ノースマン」です。左2枚は餡子入り、右はかぼちゃ餡入りです。

 店内には観光客とみられる男女が椅子に座って買い求めた菓子を味わっていた。テーブルはないもののベンチがあり、その場で味わうことも可能のようだ。

 そして旧店でも有名だった、店の地下90mから汲み上げ、千秋庵のお菓子づくりにも使用されている「札幌の美味しい地下水」が自由に飲むことができるようになっていた。

        

   ※ 店の地下90mから汲み上げた「札幌の美味しい地下水」が飲めるようになっています。

 北海道では今、多数の菓子メーカーがしのぎを削っているが、千秋庵も老舗メーカーとして、北海道を代表する存在であり続けてほしい。

   

   ※ 千秋庵のヒット商品「山親爺」にちなんだ小物が販売されていました。

《千秋庵本店 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南3条西3丁目3-17 千秋庵ビル1F

〔電  話〕011-251-6131

〔営業時間〕9:30~20:00 

〔定休日〕 無(無休)

〔駐車場〕 無


札幌でしかできない50のこと〔11〕モスコミュール大倉山

2020-08-24 16:54:50 | 札幌でしかできない50のこと

 宮の森の丘を上り詰めた最奥部、大倉山のすぐ下に位置するレストランバー「モスコミュール大倉山」は、札幌市内の夜景が見下ろせる絶好のロケーションだった。私たち夫婦はちょっとだけリッチな気分でディナーを楽しんだのだった。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№034はレストランバーの「モスコミュール大倉山」である。

 実は、この日(23日)の翌日が私の誕生日とあって、妻にリクエストして訪問が実現した。

 「モスコミュール大倉山」は宮の森の中でも坂を上り詰めた住宅街の最奥部に位置している。愛車のナビの性能がイマイチなのか、番地がずれたところに導かれたのだが、スマホのアプリで確かめなんとか辿り着くことができた。

   

   ※ 「モスコミュール大倉山」のエントランスです。

   

   ※ 札幌市街を遠望できる大きな窓を備えた客席を外から眺めたところです。

 前記のようなこともあり出不精の妻を説得して、二人で夜景を眺めながら誕生日ディナーを楽しむために夕方6時半過ぎに訪れた。

   

   ※ 窓際のカウンター席の後ろにはボックス席が二つありました。

 「モスコミュール」とは、「とてもメジャーでスタンダードなカクテルの一つ」という意味らしいが、お店のコンセプトとしては「札幌の夕景を楽しみながら食事やお酒(特に各種のカクテル)を楽しんでほしい」というねらいと拝察した。店内は、大きな窓が札幌市街に向かって開けており、私たちが入店した時には誰もいなかったこともあり、窓に向かったカウンター席に案内された。

   

   ※ 私がオーダーした「NON Alcohol Mojito」です。

   

   ※ 妻がオーダーした「Fantasy」です。

   

   ※ 前菜の「ジューシー野菜ステックサラダ モスコミュール特製ディップ添」です。

 さて私たちがオーダーしたのは、まず飲み物は私が運転していたこともあり、私は「NON Alcohol Mojito」、妻が「Fantasy」、前菜として「ジューシー野菜ステックサラダ モスコミュール特製ディップ添」、メインディッシュとして私が「角切りベーコンのアマトリチャーナ」、妻が「シソと大根おろしの和風ハンバーグステーキ 柚子カツオ風味ソース添」であった。

 私の飲み物「ノンアルコール モヒート」は、ミントとレモンの皮、炭酸水が程よくマッチして、アルコールは入っていないものの美味しい飲み物だった。

 主菜のパスタもトマトの酸味が極細のパスタに絡み付き、一気に食してしまうほど美味しかった。食に関しては日頃けっこう厳しめの評価をする妻からも特に何もなかったことは満足した味だったようだ。

   

   ※ 私の主菜「角切りベーコンのアマトリチャーナ」です。

   

  ※ 妻の主菜「シソと大根おろしの和風ハンバーグステーキ 柚子カツオ風味ソース添」です。

 夕景は黄昏から、真の夜景へと刻々と移っていく光景を二人で飽きもせずに見入っていた。

 

  ※ 私たちの席から見た札幌の街が時間と共に暮れなずむ光景です。

   

   

   

 お酒を介して在店が長くなると、それなりの予算を必要とするお店であるが、抜群のロケーションと、静かな音楽が流れるお店の雰囲気は、また何かの記念日に訪れてもいいなぁ、と思われるお店だった。

 最近、札幌の夜景が注目されているが、こうしたお店に出向いて夜景を楽しむのも一興かと思われる。道外から客人を招いた時などに利用するには格好のお店の一つといえるかもしれない。「札幌でしかできないこと」の一つである。                           

《モスコミュール大倉山 概要》

〔住  所〕札幌市中央区宮の森4条12丁目10-17

〔電  話〕050-5572-6195

〔開店時間〕18:00~翌0:00(LO.23:30) 

〔開店日〕 月、木~日、祝日、祝前日

〔定休日〕 火・水曜日

〔座席数〕 14席(カウンター6席、ボックス8席)

〔駐車場〕 有(4台)

 

 


札幌でしかできない50のこと〔10〕札幌芸術の森

2020-08-22 18:46:44 | 札幌でしかできない50のこと

 札幌の郊外に約40haという広大な森の中にアートに関するさまざまな施設をそろえた「札幌芸術の森」は、まさに北海道ならでは、札幌ならではの施設の一つではないだろうか?そこは薫り高い芸術作品が生まれてくる雰囲気に満ち満ちていた。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№045「札幌芸術の森」である。

 「札幌芸術の森」は、札幌青年会議所が「さっぽろアートパーク構想」を提唱したことに端を発し、さまざまな議論を経て1986(昭和61)年に札幌市芸術の森地区に開設した。

  

  ※ 「札幌芸術の森」の全体マップです。ウェブ上より借用しました。

 芸術の森には、下記の概要に記したようにアートに関する多くの施設が集積されている。私は今回、その全てを一応一回りしてレポすることにした。

   

   ※ 「札幌芸術の森」のエントランスです。

   

   ※ そのエントランスをまっすぐ進んだところに、伊藤隆道作の「空と地の軌跡」と題する作品が立っています。

 芸術の森の最奥部に位置しているのが「野外ステージ」である。私は毎年のようにPMF の野外コンサートを楽しんできたのだが、今年は中止となり残念である。人っ子一人いない野外ステージは寂しそうだった。

   

   ※ まったく人がいない野外ステージを初めて見ました。

 続いて、その手前にあるのが「アートホール」である。ここは主として音楽家たちの練習室、ホールなどを備えた施設である。

   

   ※ たくさんの音楽家たちが練習する部屋やホールを抱えた「アートホール」です。

 さらに一段下がったところに芸術の森全体を管理する「芸術の森センター」とその背後に「野外美術館」が存在する。

 野外美術館はちょうど札幌市の施設の無料開放に合わせて開放されていた。(入館料700円、65歳以上560円、中学生以下無料)「野外美術館」には深い森の各所に74の作品が展示されている。私は以前に冬季開放も含めて何度も訪れているので、今回はその一部を鑑賞するだけにとどめた。「野外美術館」はノルウェー人の世界的彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの作品5体が展示されている。彼の作品がノルウェー以外に展示されているのは札幌だけだと作品の傍に説明があった。私は若き日にノルウェーの首都オスロを訪れた時に、ヴィーゲラン公園を訪れたことを懐かしく思い出しながら作品を鑑賞した。

   

   ※ 野外美術館前に立つ、ライモ・ウトゥリアイネン作の「昇」という作品です。

   

   ※ 野外美術館のシンボルレリーフとされる向井良吉氏の作品です。

   

   ※ ヴィーゲランの5作のうち2作を掲示します。写真は「トライアングル」です。

   

   ※ こちらは「母と子」と題する作品です。

また、アイヌ人の彫刻家砂澤ビッキ氏の作品「四つの風」は彼の代表的作品の一つだが、四本の木製の柱からできていた。しかし、年月の経過とともに朽ち果て現在は1本しか立っていなかった。ビッキ氏は木製の作品を敢えて戸外に展示することに対して、次のように言っていたという。

「人が手を加えない状態つまり自然のままの樹木を素材とする。したがってそれは生き物である。生きているものが衰退し、崩壊していくのは至極当然である。それを更に再構築していく。自然はここに立つ作品に風雪という名の鑿(うがつ)を加えていくはずである。」

   

   ※ 砂澤ビッキ作「四つの風」ですが、すでに3本の柱は朽ち果てて倒れています。

 「芸術の森センター」からつづら折階段をくだり下りると、そこに「工芸館」、「クラフト工房」、「陶工房」、「木工房」など各種の施設が並び、芸術の森の最北部には「札幌芸術の森美術館」が建っている。

   

   ※ 工芸館の建物です。

   

   ※ 工芸館の前の池の中にはマルタ・パン作「浮かぶ彫刻」が展示されています。

   

   ※ クラフト工房の建物です。

 「札幌芸術の森美術館」では現在「蜷川実花展」が開催されていたが、私は彼女の芸術の良さが良く分からないこともあり入場はパスした。

   

   ※ 「札幌芸術の森美術館」の建物です。多くの人が入場を待っていました。

 芸術の森には、そのほかに「有島武郎旧邸」や芸術家たちが練習や制作に励むアトリエなどが散在している。

   

   ※ 移築して展示されている「有島武郎旧邸」です。

 日本全国には、「札幌芸術の森」と同じような素晴らしい施設がたくさん存在しているものと思われる。ただ、「札幌芸術の森」のような広大な面積を有しているところは数少ないのではないだろうか?資料によると「札幌芸術の森」の面積は約40haだという。それは札幌ドーム約8個分の広さに相当する。これほど広い敷地の中に芸術に関するさまざまな施設が集積しているところは、それほど多いとは思われないのだが果たして実態はどうなのだろうか?そうした意味において「札幌芸術の森」は「札幌でしかできないこと」の一つにランクインするのは当然と思われる。札幌を訪れた他県の方々はぜひ一度訪れてみる価値のあるところだと思われる。

 

  ※ 野外美術館の作品を多くカメラに収めましたが、その中に一部を紹介します。 

   

   ※ 入場して直ぐに目に付く新宮晋作「雲の牧場」です。

   

   ※ ちょっと気に入った作品。朝倉響子作「ふたり」です。

   

   ※ 特別の人らしい作品。レイモンド・カスキー作「ポートランディァ」です。

   

   ※ 深緑の周りに異様な存在感を誇る福田繁雄作「椅子になって休もう」です。                           

《札幌芸術の森 概要》

〔住  所〕札幌市南区芸術の森2丁目75番地

〔電  話〕〈代表〉011-592-5111

〔開館時間〕9:45~17:00(6月~8月は9:45~17:30) 

〔休館日〕 4/29~11/3は休館日無 11/4~4/28は月曜日休館 12/29~1/3は年末年始休

〔駐車場〕 第1~第4駐車場まで多数あり(650台)

〔主な施設〕・札幌芸術の森美術館 ・クラフト工房 ・工芸館 ・有島武郎旧邸

      ・野外美術館 ・芸術の森センター ・アートホール ・野外ステージ 他