札幌市の緑道めぐりに続いて、都市緑地めぐりをそーっと始めて見ることにした。札幌市の公園検索システムによると、札幌市で登録されている都市緑地は126件にのぼる。これら全てを巡るのは現実的でない。そこで私が考えたのは?
まず「都市緑地」とは何ぞや?ということである。あまり難しくは考えたくないが、「都市緑地法」という法律がある。そこでは概略次のように説明されている。「都市緑地法は、都市において緑地を保全するとともに緑化を推進することにより良好な都市環境の形成を図り、健康で文化的な都市生活の確保に寄与することを目的として制定されました」とある。
※ 「山口緑地」の広大な中央ローンです。
素人の勝手な解釈であるが、「都市公園法」というのが昭和31年に制定されたのに続き、「都市緑地法」はそれより17年遅れて昭和48年に制定されている。昭和40年代というと日本は戦後荒廃から立ち直り、経済が右肩上がりの状態が続き、都市の乱開発が進みだしたころと認識する。そうした乱開発から都市の環境を守り、可能な限り緑を残そうとした立法だったのではないかと推測するのだが…。
それはともかくとして、札幌市の126の緑地は大小さまざまであることが分かった。最も広大なものは「豊平川緑地」で1,237,932㎡、反対に最も狭隘なものは「平岡しらかば緑地」で僅か314㎡である。そこで私はとりあえず面積50,000㎡以上の緑地を拾い上げた。するとちょうど20件の緑地を選定することができた。この20件の緑地をまず巡ろうと…。
※ 「曙西緑地」の通路の部分です。
ところで面積50,000㎡というとどれ位の広さか?素人にはなかなかその大きさ掴みづらい。そんなときよく引き合いに出されるのが「東京ドーム何個分?」という例えである。そこで東京ドームの建築面積をみると46,755㎡と分かった。ちなみに札幌ドームの建築面積は55,226㎡である。私はこの二つのドームの外周を歩いたことがある。すると、東京ドームの方は敷地ギリギリにドームが建設されていることが分かった。一方、札幌ドームはドームの部分の外側にも建設物が多少広がっていた。この違いが建築面積の違いとなっているのでは?と思われた。そうしたこともあり、まったくアバウトでドーム一個分を50,000㎡として緑地の大きさのだいたいを掴む目安としたい。
※ 長~い、長~い「中の川緑地」の散策路です。
今日(7日)、私は「山口緑地」(444,280㎡)、「曙西緑地」(51,047㎡)、「中の川緑地」(126,001㎡)の三つを巡ってきた。山口緑地はドーム約9個分、曙西緑地はドーム約1個分、中の川緑地はドーム約2.5個分ということになる。
明日から順に実際の緑地の様子をレポすることにしたい。
https://blog.goo.ne.jp/sakag8/e/ac97ca8dc8cd5c71b9c1144f3f3d0191
坂口さんは当然訪れていると思っていました。何せ私は「小金湯さくらの森」について坂口さんのブログでその存在を知ったくらいですから…。私などよりずーっと札幌についても詳しいのではないかと思っています。
ただ、ここから先の札幌の緑地はマイナーなものが多くなってくると思いますので、さすがの坂口さんも未体験のところかな?と思っていますが…。