田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

迫力のサウンド 札幌ブラスバンド 

2025-02-02 20:00:34 | ステージ & エンターテイメント
 団員82名が紡ぎ出すサウンドは迫力十分にhitaruの高く広い場内に響き渡りました。北海道の社会人吹奏楽界をリードする自負が感じられた定期演奏会でした。また客演で札響のチューバ奏者の玉木亮一氏の演奏も見事でした。

      

  昨日(2月1日)夜、札幌文化芸術劇場hitaru札幌ブラスバンドの第37回定期演奏会が開催されたので聴いてきました。
 札幌ブラスバンドについては、一昨年の11月23日に、旭山公園通地区センターで開催された「ふれあいコンサート」に出演した際に聴いて、「これは他の社会人バンドとレベルが違うぞ!」感じたので、今回の定期演奏会には迷いなくチケットを購入しました。

 午後6時開演しましたが、まず演奏者(団員)の多さに驚きました。とても目測で数えられる人数ではありません。幸いプログラムに全員の名前が記載されていましたから、それを数えてみるとなんと82名でした!おそらく札幌の社会人吹奏楽界では最大では、と思われます。
 その82名が紡ぎ出す音(サウンド)はもう迫力十分です。最初の曲「イーグルクレスト序曲」から会場内を圧倒しました。

 例によって、 この日演奏された曲目紹介すると…、
〖第1部〗
 ◇ジェームズ・バーンズ/イーグルクレスト序曲
 ◇ジュリー・ジル―/美しき人生
 ◇マーティン・エレビー/チューバ協奏曲 (チューバソロ 玉木亮一)
〖第2部〗
 ◇福島弘和/吹奏楽のためのエッセイ Ⅱ
 ◇オットリーノ・レスピーギ/交響詩「ローマの松」
      第1楽章 ボルゲーゼ荘の松
      第2楽章 カタコンブ付近の松
      第3楽章 ジャニコロの松
      第4楽章 アッピア街道の松

 以上でしたが、さすがに定期演奏会ということで遊び(?)はなく、いずれもが本格的な吹奏楽曲が並んだような印象です。
 私に専門的な評はできませんが、一人ひとり力量が確かだからでしょう、全体が紡ぎ出す音に乱れを感ずることはありませんでした。
 ただ、私のような素人には本格的な楽曲が多かったせいか、第二部に入るといささか疲れのようなものを感じたのも事実です。
 興味深かったのは、チューバのソロを担った響の玉木亮一さんの演奏です。チューバソロなどなかなか聴く機会がありませんが、この日はチューバの細やかなテクニックを十分に聴かせてくれました。

          

 これだけの多人数の奏者をまとめる音楽監督兼指揮者の米田浩哉さんの力量も相当なものだと拝察します。略歴を拝見すると、札幌ブラスバンドの指揮だけではなく、他団体やオペラの世界でも活躍されている方のようです。
 また、札幌ブラスバンドは吹奏楽コンクールにも積極的に出場し、北海道を代表して全国大会にも度々進出しているバンドだということです。そうした名声が多くの後輩たちを惹き付けて今日があるのだと思われます。

     

 札幌ブラスバンド…、ちょっと古風なバンド名ですがこれからも注目していきたいと思います。




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