私たちのシニアの生涯学習G「めだかの学校」の会員の中にペルーの世界遺産として超有名な「マチュピチュ」を訪れた体験のある方が二人もいるとは!?驚きながらも盛り上がったDVDフォーラムとなりました。
昨日(1月27日)午後は、私たち「めだかの学校」の今年2回目の学習会でした。
今回はDVDフォーラムとして会員が保有するNHKが制作した「探検ロマン世界遺産」の中の「マチュピチュ」と「アンコールワット」の巻を視聴し、全員で感想を交流しました。
昨日(1月27日)午後は、私たち「めだかの学校」の今年2回目の学習会でした。
今回はDVDフォーラムとして会員が保有するNHKが制作した「探検ロマン世界遺産」の中の「マチュピチュ」と「アンコールワット」の巻を視聴し、全員で感想を交流しました。
最初に「インカ帝国 驚異の空中都市~ペルー・マチュピチュ」を視聴しました。諸兄もご存じのとおり、マチュピチュはアンデス山脈の山中、標高2400mの断崖絶壁に忽然と現われる、まるで空中に浮かんでいるような集落跡です。
マチュピチュは1440年頃に建設が着手され、1533年にスペインによって征服されるまで約80年間、人々の生活が続いてたと言われていて、意外に短命だったようだ。
石造りの住宅群(約200戸の住宅があった)と、切り立った斜面に造られた段々畑が観る者を慄然とさせる様は圧巻です。住んでいた人は750人程度とみられているようです。
映像では、マチュピチュの頂上に太陽の神殿をおき、夏至と冬至が正確に分かる窓などが取り付けられ、太陽を使った暦も作成していたと言われています。
また段々畑では主にトウモロコシが栽培されており、それを発酵させてチチャという酒の一種を作っていたそうです。このお酒は現在もペルー人に愛飲されていると DVDは伝えていました。
さて、ペルーの世界遺産で最も早く(1983年)世界遺産に登録された「マチュピチュ」にこの日の学習に参加した13人の中から二人も訪れた体験者がいたと聞いて驚きました。二人は期せずして同じような思い出を語ってくれました。それはマチュピチュが位置する高さは標高2400m程度ですが、マチュピチュを目ざすための根拠地となるところがクスコという都市なのですが、このクスコの位置がなんと標高3,400mの高地なのだそうです。二人共に高山病のような病に悩まされたと語っていました。
なお、「マチュピチュ」は現在世界遺産は膨張し1,199件が登録されていますが、文化遺産と自然遺産の両方の価値が認められた複合遺産はわずか39件しかないそうですが、、「マチュピチュ」はその一つだということです。
続いて視聴したのは「密林の巨大都市~カンボジア・アンコール遺跡群」と題されたDVDを視聴しました。こちらはカンボジアの国旗にもデザインされているようにカンボジアにとっては世界に誇れる世界遺産ということなのでしょう。
アンコール遺跡群とは、9世紀ころからクメール王朝によって数々の王が石造建築を競って建造したものを総称する名称ですが、その遺跡群を代表するのが最も壮大な「アンコールワット」なのです。DVDも大半をアンコールワットに費やしていました。
アンコールワットは12世紀前半に当時の王が王宮の隣に新しいヒンドゥー教寺院を建設したのが現在のアンコールワットの始まりだそうです。
しかし、国内事情は複雑を極め、途中では仏教寺院として改められるなど、幾多の変遷をしてきているようで、壁に彫られた像の一部が破壊されたりした跡も散見されました。
さらには建物が朽ち果てることで忘れ去られたり、近代になって政争が激しくなり、保存が困難となるなど幾多の変遷を経過しながら今日を迎えたようです。
現在は政情も一段落し、日本を始め各国の支援を受けて保存事業が展開されているとDVDは伝えてくれました。
視聴後の感想交流では、古来の石材の積み方に工夫が見られたこと、また石材を遠くから筏で運搬する際に石材を水中に没しながら運搬することで石の浮力を利用していたことなどに関心を寄せる感想が多かったようです。
マチュピチュも、アンコール遺跡群も、どちらも石材を運び、積み上げるには機械力もなかった時代に人々は知恵を絞り、私たちには想像もつかない方法を考案しながら、後世に残す素晴らしい建造物を構築していたことに改めて人類の素晴らしさを見る思いでDVDを見入っていました。