こんばんわ。
今日は、高崎第二機関区で最期まで定期運用に就いていた上越形のノーマル機のうち、最後まで残った130号機から続く、131~136号機を一挙にご紹介したいと思います。
高崎第二機関区配置のEF58は、すべて上越仕様となっていますので、ヒサシ(正式にはツララ切りと言っておきましょうか)・ホイッスルカバー・薄型のスノープローを装備し、正面窓はHゴム化、パンタグラフはPS15となっています。また、東日本地区配置の車輌は、関西から転入してきたものを除き、基本的に原形の側面エアフィルターとなっています。
昭和56年5月 東北本線 南浦和~蕨間にて 荷物列車を牽く131号機
突然背後から来たので、しょうもない構図になっております。高い草もカブっていますし・・・。どアップになったおかげで、番号だけはハッキリしています。
昭和53年頃 大宮駅にて 12系を従えて停車中の133号機
特急列車を撮影中に来た12系を牽引する133号機の図。本来この9番線は東北本線の番線になりますので、高崎線の列車ではなく東大宮操車場への回送列車ではないかと思われます。
夕暮れの大宮駅。ホームの青森方には屋根が無く、隣には貨物の群線があった頃。新幹線がある現在とは想像もつかないほど様子が変わってしまいました。
昭和55年10月 東北本線 蕨~西川口間にて 急行「鳥海」を牽引する134号機(再掲)
過去ログで「鳥海」を特集したときにアップした写真です。かなり晩年の頃となっていますので、3両目の荷物車はマニ36からマニ50に置き換わっています。最後尾まで写っていないのが残念なショットでした。
昭和56年2月 東北本線 蕨~西川口間にて 大宮工場からの出場車を牽引する135号機
都会の雪景色を行く135号機牽引の回送列車。マニ37+マヤ34+スハフ12+マヤ34+スハフ12・・・といった面々を無造作に連結した珍編成。確か、平日の夕方に設定されていたスジの列車だった、と記憶しております。
昭和56年9月 東北本線 南浦和~蕨間にて 12系臨時急行を牽く136号機
12系客車を使用した臨時急行「佐渡」ですかね。上越新幹線開業前ですので、最大級に優等列車が走っていた頃で、臨時列車のシーズンともなれば客車急行も設定され、EF58が登板する場面も多く見られました。
昭和57年1月 東北本線 蕨~西川口間にて 定番荷物列車を牽引する136号機
高ニ区EF58が牽引する荷物列車の晩年の頃。後ろの方に未だマニ36やマニ60が連結されており、よき時代の荷物列車を髣髴させるシーンです。
残念ながら132号機の写真が見つかりませんでした。今後見つかるようなことがあれば、改めてアップすることにします。
東北本線の荷物列車にまで活躍した高崎第二機関区のEF58たちですが、この写真の後、昭和57年11月のダイヤ改正では90号機と130号機を除いてすべてが引退してしまうという、EF58の勢力図さえ塗り替えてしまう程の大転機が訪れるのでした。