23日までの夏休みが終わり、きのうきょうとは土曜日日曜日なので休みということで、結果としてきょうまで夏休みみたいな格好となっていますが、子どもたちの心境や如何?
自分のガキの頃のことを思い出すととっても気が重かったなあ~。 宿題が終わってないとかいうのではなく、2学期が始まり(昔は3学期制でした。今は2学期制)また学校かあと思うと憂鬱になったわけです。何しろ夏休みは自然の中で遊び惚けていた?と言ってもいいでしょうから。
広瀬川でのオイカワやハヤの”ツーツー仕掛け”での釣り、虫取り、何しろ周りにはガキどもがいっぱいいましたから遊ぶことには不自由はしませんでした。しかも、今と違って確かに夏は暑かったと思いますが、今時の応な異常な暑さの夏ではなかったと思います。いかにも夏らしい夏と言っては美化しすぎかな。春夏秋冬という四季が確かにあったように感じます。
広瀬川は広々としたところや深いところ、浅瀬や急瀬とかいろいろ変化に富んだ流れをしていましたね。その中でどこが安全か、どこが危ないか自分たちで理解したうえで遊んでいたような・・・。何しろ魚がいっぱいいましたから。今は完全に貴重な魚となってしまいましたが、”オイカワ”が主流でした。川中どこにでもオイカワはいまして、小さな網を使って、石で輪をつくって、その輪の中に魚を導いての一網打尽?。オイカワは場所にもよったのでしょうが、多い時はバケツ一杯も採れました。オイカワのフライはよく食べた(食べさせられた?)なあ。
一方竿でもオイカワは釣れました。だいぶ前にも書いた記憶はありますが、1.5メートルくらいの竿(時には棒切れ、木の枝)に2メートルくらいの水中糸をつけ、針は小さい返しのあるハリを使いました。これだけで浅場の流れのあるところで糸を下流に流し、竿を腕で引いたり戻したりして掛けるのです。エサはつけています。そのエサも現地調達で、浅場の川底の石にくっついている石虫を使いました。
掛かるときは仕掛けを上流に引いたときですので、大体はきちんとハリがかりがします。その小気味よい手ごたえがいいのですねえ。この釣り方を我々は””ツーツー””と呼んでいました。掛るのは圧倒的に追い川です。たまに別の魚、ハヤなんかが掛かると喜んだものです。今とは違って、我々がガキの頃はハヤの方が貴重な魚でした。変われば変わるものです。近くの広瀬川の流れももうすっかり変わってしまいましたし。
そういえば、昔は近くにというか地域に、川が近いからかガキどもを相手にする小さい釣具店がありましたね。澱にもあったし、八幡町にもありました。一銭店屋もありましたが。そう思いだすと、かえって昔の方が生活しやすかったと言えませんか。
必要なものは(最低限というべきか必要なものというべきか)周りにそろっていましたね。そうじゃありませんか。便利さや量的なものでは負けるかもしれませんが、昔の方が自然の中で人間らしく生きていたと言えるのかなあ。無条件で昔はよかったとは言いたくはありませんが、それぞれの年代が人間らしく生き生きと生きていたのではないでしょうか?!
もう夏休みもお終いです。あしたからは学校再開です。侘しさを感じますが、子どもたちよ!元気な姿を見せてください。