鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

8月も終わりです。

2013-08-31 21:59:56 | 思いつくまま

 今午後10時。 なぜか急に強い雨が降ってきました。 音を聞いただけでも大粒の強烈な雨だと分かります。 この雨は何を表わしているのでしょうか。 何を意味しているのか、何を伝えようとしているのか。

 きょうの””あまちゃん””を見ました。いよいよ2011年3月11日がやってきました。 あきちゃんは翌日の公演を、ユイちゃんはそれを見るために東京を目指しています。 ユイちゃんの身に何が起きるのか、新聞に載った週刊誌の広告では、ユイちゃんは津波に襲われて亡くなるのかと思っているのですが、果たして9月2日の放送ではどうなっているのか、非常に不安ですね。 3月11日をこのドラマではどのように描くのか深い興味が前からありました。大地震と巨大津波をどのように描き、その後の動きがどうなるのか、・・・。

 きょうの朝日新聞の記事です。 『バイオリン 郷古さん優勝』 写真入りの小さな記事ですが、県内版の記事ではありません。 写真を見ると何と逞しくなったことかとびっくりです。 郷古 廉(すなお)さん、19歳の快挙です。 彼を初めて知ったのは今から6,7年前のことです。 東二番丁小学校でPTA主催で開催された、郷古 廉君(当時は中学1年か2年生でした。細身の素直な可愛い少年という感じでした。)のことを思い出したからです。

 女性のピアノの先生に師事していたようなのですが、ピアノとバイオリンの素晴らしい演奏にしばし聞き惚れたからです。 演奏が終わってから彼が言った言葉、それが忘れられません。 『弦が切れてしまった。』と。 バイオリンの絃は4本ありますが、途中で1本切れたので残りは3本、つまり3本でクラシックの曲を演奏してしまったのです。

 聞いていた我々には弦が切れたこと自体全く分かりませんでした。 もう彼はそれ以前から世界的な演奏会の少年の部で優勝していたようでしたが、今回の記事ではティポール・バルガ国際バイオリンコンクールで優勝したとのこと。同時に聴衆賞と現代曲賞も受賞したと言います。 宮城県は多賀城市出身で、実家は大震災で被災しています。

 

 きょう午後4時30分以降の河原の状況です。河原で体を動かしている人たちの様子です。 その前にいつもの市街地のビル群です。

 

 その前に本流と分流の様子です。

 

 

 親子連れが河原で遊ぶ姿が多く見られます。

 

 分流も減水のためイギリス海岸が現れ始めました。 

 

 

 この分流はあと2か月後くらいに多くのサケを待ち受け、憩わせ、産卵させることになるのでしょう。 そうなって欲しいですね。 鮎が駄目だったからなおのことそう願いたいです。

 

 ここからが河原で遊ぶ子どもたちの様子です。 親子も。

 

                        

 

                    

 相変わらず牛越橋下は、若者のバーベキューで賑わっています。

 

                      

 犬を3匹釣れてきた親子の3人連れ、お父さんがフリスビー?を投げ、犬が走って行って空中キャッチする訓練をしていました。 

  

 50メートルくらい全力で走って、振り返って口で捕まえるのですから大したものです。

                      

 フライフィッシングの人が二人いました。 この人はフライの練習中です。

 

 こちらの人は自分でまいたフライでの実釣です。春は釣れたが、今は釣れないとのこと。魚がいない!!と。

                       

 

 最後になりましたが、きのうきょうと広瀬川に入りませんでしたが、今月のきょうで広瀬川の鮎とは終わりとします。 三日前か活けて置いた鮎も死んでいました。

 きのう午後、北上川では竿を出せなかったので、その代り広瀬川で竿を出そうかと思ったのですが、体力気力が減退したため止めました。 きょうは活けて置いた鮎が生きていれば最後の広瀬川での鮎釣りをしようかなと思ったのですが、もうお亡くなりになっていましたので、釣りはできず、今年の地元での鮎釣りはお仕舞い、納竿とすることにしました。

 組合の通知では9月16日までは鮎釣り可、17日から不可ということですが、2週間以上も残して終了とした次第です。

 その後は毛鉤でのハヤ釣りを楽しもうかと思っています。 もしかしてオイカワが釣れないかと期待しているのですが。

 

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已むに已まれず

2013-08-30 14:28:07 | お知らせ

 突然ですが、みなさん お元気ですか? 私は元気です。と言いたいところですが、そうは言えません。 自分の愚かさは重々承知なのですが、それにしても、なぜ今年はこうも厳しくどうしようもない事象(何か懐かしい、手垢にまみれた言葉です。)が続くのでしょうか。

 もう完全に今年の自然は人間界に牙を剥いているとしか言いようがありません。これでもか、これでもかと人間の甘い考え、気持ちをいとも簡単に打ち砕きます。 こうなればもう無条件降伏以外ありません。 もうどうとでも好きなようにやってくれ!!と空に叫ぶよりほかはないのでしょうか。

 きのうの北上川の紫波町付近の水位計は、-1.10前後で推移していました。ここ2,3日はいい感じで減水傾向にあったのです。 目標は去年の8月の -1.17 前後ですが、そこまで行かなくても何か心がうきうきするような数値が表示されていました。

 そしてそ実行するまでの間夫婦間ではいろいろあったのですが、きょう東北道を北上することにしました。

 そうそう我愛車にも今年ようやくついたのです、つけることができました、ETCです。 大蔵卿の許しが出まして夏に入る頃に取り付けたのです。 でも初めて使ってみた気仙沼行ではなぜかETC専用レーンのバーが開きませんでした。 ここでも馬鹿さ加減を露呈してしまいましたが、何のことはないカードが古かったのです。 ETC専用のカードではなく、いろいろな買い物等もできるカードなのですが、それにETCの機能もついているということでした。 さすがに今回は間違うことなく、きちんと新しいカードを持参して、無事ETC専用レーンを通過することができました。 何となく嬉しいものですね、別に通行料がタダになるというわけではないのに。

 行先は矢巾町の北上川です。去年8月17日に初めて行ったところ、長徳橋下流の瀬でした。 天気予報では小雨模様ということでしたが、また出かける前の水位計ではまだ-1.0前後でした。 宮城県と岩手県境前後が一番雨が強かったかな、他は小雨。 これは無理だなと思いつつも、こうなればと意地を張っての北上です。

 午前8時30分に到着しました。 中洲は辛うじて見えました。

 

 中洲は見えますが、中洲に行く手前の流れがとても深く感じられました。 本流は中洲の向こう側です。

 

 

 橋下流のトロ場です。

 

 足元を見るとこうなっていました。 階段の5,6段の高さまで水が出ていたのですね。

 

 もう昼前には戻りました。 水位計を見たところかなり変化していました。増水していました。 きのう29日ときょう30日の、午前8時と9時の比較です。

          8月29日        8月30日

 午前8時     -1.10        -0.73   37センチの増水

 午前9時     -1.10        -0.67   43センチの増水

 きょうの6時では、-1.00でした。 支流を一杯従えている大河ですから、何でも飲み込んで静かに増水していくのでしょう。 写真からは伝わってはこないでしょうが、もしもこの中洲に一人きりということになったら、もうその恐怖は表現できないくらいのものでしょう。

 

 これだけだと暗い話で終わってしまいますので、ここで去年の写真も併せて掲載します。去年の8月17日です。 中洲はこのような状態でした。 草も中洲に生えていました。 それだけ長い間中洲であり続けたというわけです。

 

 下の写真は上流側

 

 下の2枚は下流側の様子です。 この滔々と流れる広い長い押しの強い瀬で入れ掛かりを経験しました。 堪りませんでしたね。 川底に沈めると、ガサゴソと前当たりがあって、一気に竿が下流に持って行かれます。 折れそうなくらいに曲がる竿で耐え、少し下りながら左岸の浅瀬に誘導して引き抜く、これの繰り返し。 10連荘くらいだったかな。

 

 過去のことは美化され、甘く優しく形容されてしまうものですが、そういうことを差し引いても強烈な印象を与えられた大河での鮎釣りでした。 もうこういう経験は不可能ということだけはないようにしたいものですが、果たしてどうなることやら。 今年は本当にもう駄目なのでしょうか?

 

 これは午後からの釣果です。

 

 午後から広瀬川で竿を出そうかなとも思ったのですが、体力温存としました。 今夜はお祭りの集まりがありますので、少しは資料等の整理もしておかないと、・・・。

 

 

 


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過ごしやすい一日で、

2013-08-29 16:08:21 | お知らせ

  きょうの最高気温は26.4度とかで、爽やかな秋晴れ?となりました、まだなって欲しくはないのですが。 あすは30度を超えるとか。 でももう30度をこえるのは明日が最後かもしれないと言っていたような。 しょうがないですよね、きょうを入れて三日でもう9月になってしまうのですから。

 ということで?一体どうしたのでしょうか、東北楽天ゴールデンイーグルスは。 きのうは金子投手だから、おまけに楽天の投手が美馬ではこれはもう駄目だな、と8割以上は勝のを諦めていました。 そしたら2対1で勝ってしまい、おまけにマジック28が点灯してしまいました。晴天の霹靂?ではないようで、確かに確実に実力をつけ、強くなってきています、楽天は。でも優勝が確定するまでには二山も三山もあることでしょう。 選手は若い人が多いので、この際思いっきり呻吟して欲しいですね。 すべては将来のために必要となります。

 そこいくとどうしたのでしょうか、ベガルタ仙台は。 きのうは引き分け。 8月の成績としてはいい結果を残しているのですが、成績が中の下では大いに物足りません。 なんといっても、まぐれであっても去年は2位になったのですから、もう少し意地というものを見せてほしいものです。

 

 今広瀬川の河川敷では除草作業が行われています。 今年はこれで何回になるのでしょうか。 何かしょっちゅう草刈りをしている感じですが、きれいになるのは悪いことではありません。 バッタたちにとっては迷惑なことでしょうが。 

        

          

 

 そして広瀬川はますます減水しています。

 

 すっかり岩肌が露出しています。

 

 釣り人はいません。

 

 分流も危機的状態でしょうか。

 

            

 写真の下流はそれなりに水深があるトロ場となっていて、じっとして水中を見ていると、結構な数の魚が泳いでいるのが分かります。 たいていはハヤでしょうが、鮎もいてもおかしくはないでしょう。 大きいのは20センチくらいでしょうか。 後は10から15センチくらいの魚です。

 

       

 この写真に見覚えはありませんか。 著者は青崎有吾、現役の学生です。 左側の「体育館の殺人」は去年10月15日発行です。これで第22回鮎川哲也賞を受賞していますが、平成生まれでは初めての快挙ということです。

 そして今年8月16日発行の著作が「水族館の殺人」です。 私画いろいろ世話になった人の甥にあたります。 これから読みますが、皆さんも騙されたと思って是非とも買って読んでください。本屋さんの日本のミステリーコーナーにあるはずです。

 100円高くなっています。 「体育館の殺人」は1700円×1.05、 「水族館の殺人」は1800円×1.05 となります。

 知人が言うには今度卒業ですが、就職はしないで作家として自立していくとのことです。凄い意気込みです。 またそれだけの実力を感じさせる逸材とみました。 これからどのように羽ばたいていくのか、大いに興味をそそる若手ミステリー作家です。

 青崎有吾(あおさき ゆうご)の「水族館の殺人」、「体育館の殺人」と併せてよろしくお願いします。

 

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見上げてますか?

2013-08-28 16:47:44 | お知らせ

 みなさん、見上げていますか、夜の星を、ではなく昼の雲を。 今ごろの雲は夏から秋に変わっていくところでしょうか、いろんな雲が空を背景にそれぞれ好き勝手な?雲模様を描いています。 雲は天才である、とか天才は雲が好きであるとかはどうでもいいのですが、ハッとさせられるような雲に出会うことがありますので、外回りの人は地面や建物ばかりではなく、家の中にいる人はテレビや新聞ばかりでなく、気分転換にもなりますので、空を見上げてみてはどうでしょうか。

 次の3枚はきょう午後2時10分頃の雲です。

 

          

 

 ということで、雲を見ながら川へ向かいました。

 どうしたのでしょうか? きのう活けて置いた2匹の養殖オトリ。 1匹は全く未使用、もう1匹だってそんなに使ったわけではないのに、丸一日後に行ってみたらもう死後硬直もいいところ、真白くなっていました。 

 仕方がないのでその元気な1匹の養殖オトリを曳舟に入れて、牛越橋の下流を目指しました。

 

 水量は少しずつ減少しています。 牛越橋下流の瀬はこんなにも大きな石が目立つようになってしまいました。 写真の一番上の方の右岸側で竿を出しました。 午後2時20分頃かな。 一見すると流れはいい感じで、川底も思ったよりはきれいなのです。 垢ぐされが、どういうわけかあまり見られなくなっていました。 もしかして掛かるかなと思いましたが、掛かるはずがない、多分今日で広瀬川の釣り納めだという気持ちの方が強かったですね。

 でもどういうことでしょうか、オトリが元気に泳いでくれたからでしょうか、開始5分で心地よい当たりが伝わってきました。 あまり大きくはないということが分かりましたので、その場を動かずに引き抜きました。 オトリよりちょっとだけ大きい野鮎です。20センチ未満ですが、手の感触は丸く感じ、もしかして抱卵しているのかなと思ってしまいました。 抱卵していてももうおかしくはないですね。 産卵の準備行動に入りつつあるのかもしれません。

 きょうはオトリを交換しないで、養殖オトリ1匹だけで釣り下ることにしました。 よく泳いでくれるということもあり、これだけで何匹掛かるか?挑戦してみようと思いました。 そのため、1匹掛かったのでまだ広瀬川での納竿は先延ばしにすることにしました。本当に勝手ですね。

 その後右岸側の、8月上旬にそれなりに掛かった瀬を攻めていきましたが、ハヤも掛かりません。 先の1匹は誠に僥倖ということでしょう。 そううまくいくはずがありません。

 一旦オトリを曳舟に入れて下ります。 西道路のトンネルが切れている下の急瀬へ向かいました。 その前の段々の瀬から釣り下ったのですが、掛からず、そのままの流れで岩盤底の急瀬へ。 背バリ使用でした。 急瀬に乗せたところ、何か竿が曲がります。でもそう大きい曲がりではなく、エビになった時の抵抗感でしたので、そのままにしてしていたのですが、オトリを下流に持って行こうと竿を立てたところ、動きません。 ちぇっ、根掛かりか!?ついていないと思いながら竿を前後に煽りました。

 3回目くらいの煽りのとき、少し動きました。 これはもしかしてガラガケの仕掛けに掛かってしまったのかなと思いましたが、少しずつ動くのです。 少し下流側に動き始めたら、今度は一気に流れに乗って下りました。 掛かっていたのです!! 慌てて下り、竿を立て左岸に誘導したのですが、抜く前にバレテしまいました。

 最初のエビみたいに感じたときに掛かっていたのでしょう。 ハリ掛かりした野鮎は自分の身に一体何が起きたのか理解できなかったのでしょう。 それで白泡のなかでオトリと一緒に泳いでいたのではないかと思います。それが竿で煽られるものですから、何とかしてハリを外そうと下流に走ったのだと思います。 こういう経験は過去に何度かありました。

 {回顧談} 一番悔しいのは、かなり前の最上川の朝日町での釣りですが、右岸から竿を出していた時、大きな石の陰で目印がフワフワしているのです。 そのときはこれは掛かっているなと思いました。 慎重に竿を立てないと伸されてしまいかねないので、できれば下流に下ってくれるように長いながら竿を立てたら、敵ながら天晴でした、一気に対岸へ、左岸へ走ったのです。 こちらは立っているところから下ることは出来ても、それ以上立ち込むことは無理なところでした。 それを知っているはずはないと思うのですが、掛かり鮎は一気に対岸に走り、あっという間にプッツンでした。親子丼ぶりです。 悔しかったですね。

 その後おもりも付けて急瀬を攻めましたが、掛かりませんでした。 3時45分に納竿です。 でも久しぶりに鮎の感触、引きを楽しみました。情けない話ですが。 

 掛かり鮎、貴重な1匹は活けてきました。

 最後もまた空の雲です。4時過ぎです。

                (北側)

 (北西側) 

  (南側)

 P.S, また出会いました。

          


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あと2週間くらいなのに、・・・

2013-08-27 21:27:15 | 広瀬川

 8月もあと4日でお仕舞い。 もうあっという間に9月。 9月1日日曜日は町内会主催の敬老会か。 9月下旬にはお祭りもあるし、9月は何かと忙しいのです。 でも9月は鮎の最後の月、せいぜい2週間くらいで釣期も終わってしまいます。 健康には最大限留意して、少しでも悔いが残らないように、地元、山形。岩手の河川に、通えるならば通いたいです。

 ということで、きょうで広瀬川は最後の釣行にしようかなと思いながら、オトリを購入してきました。 2匹で1200円。 店の奥さんだけでは鮎をとれないので、私も網を持って二人で共同してのオトリ取りとなった次第です。 オトリ鮎用の水槽があまりに大きく立派すぎるのです。 養殖オトリがいっぱい入っていればいいのですが、少ないのでオトリ鮎を網で掬うのは大変なのです。

 最後の広瀬川という意識でしたが、それは ”釣れなければ” もう諦めようということです。そういう覚悟で向かった先は、この前不完全燃焼もいいところだった、澱橋の下流の瀬です。

 澱橋下流中洲のさらに下流の平瀬から竿を出すことにしました。 時は午後2時25分。広瀬川はさらに減水しています。

 

 そうです、この前ここの左岸には地元の?釣り人が友釣りをしていた、そして掛けていたところです。 左岸の浅瀬では鮎が跳ねているのです。 養殖オトリはよく泳いでくれたのですが、その鮎を追ってくれる鮎はいませんでした。 きれいに上泳がせができたのですが。

 釣りに関しては私ははっきり言って ”短気” です。 同じところでじっくり粘ることは非常な忍耐を必要とします。 そこで釣り下ります。 段々瀬です。

 

 ここで泳がせて掛からなかったら、更に下流の岩盤底の急瀬に入ろうと思っていました。 掛からないので下ろうかなと決めた瞬間です。

 低音ながら大音量で、バアーン(バリバリというよりはバアーンかドッカーンという強烈な雷鳴でした。)という音が空中から襲ってきました。 びっくりしましたね。 と同時に瞬間的に恐怖を感じました。 今までも何度か雷や雷雨のなかで竿を出してはきましたが、きょうほど怖い!恐ろしい!と感じたことはありませんでした。

 不意打ちに圧倒されたという感じか。 雷鳴も遠くから徐々に近づいてくるというのであれば、心の整理、気構えができているので、そんなに驚くことではないのですが、頭上からの轟音は効きます、堪えます。 

 確かに空は暗くなっていて、今にも大雨が降り出しそうな気配はしていました。西側の空の様子です。 2時50分頃か。

 

 何か原子雲みたいな感じでした。

 

 一方で東側はこうなっていました。

 

 雷鳴は続かないのです。 雨も降りだしません。 こちとらは慌てて竿を畳み、河原に置いてから、水中糸を手繰り寄せ、養殖オトリ鮎を回収しました。 2回目の雷鳴は15分後くらいでしたでしょうか。

 正直言って、どうしようか迷いました。 もう大丈夫かもしれない、いままでは釣れなかったが、雷のお蔭で野鮎が追うようになるかもしれない、何て自分に都合のいいことを考えたりもしました。 馬鹿ですねえ。 命あっての物種です。  結局は納竿したままで、釣りは終了となりました。 2時25分から2時50分くらいでお仕舞です。 もちろん釣果はなし、0です。

 帰宅するために澱橋に向かいます。中洲を通り越して本流の左岸に着いたとき改めて気が付きました。 ここにこういう珍しい植物が繁殖していたのを。 これです。

 

                      

 

 そうです、ガマの穂です。 こんなに自生していました。 大きいです。

                    

 ガマの穂は、池や沼の浅いところに群生する植物ということですが、川でも底が泥状であれば生育はするのですね。

 

 

 最後は、家に向かう途中の堤防の中心部の様子です。

 

 ここは散歩の人、犬、ランナー、河川敷で遊ぶ子どもたち、自転車等が通ります。 そこにこともあろうに例の猫が寝そべっていました。 凄い度胸です。 見習いたい!くらい。

    

 どうです、この堂々とした子猫の様子。 歩みを止めて、カメラを徐に取り出しているときも、その様子を見ているのですが、逃げようとはしませんでした。 天晴!!

                    

 


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きょうの広瀬川

2013-08-26 22:07:30 | 広瀬川

 仙台市内の小学校はきのうで夏休みは終わり、きょうからまた学校です。 というわけで今朝は久しぶりに立哨となりました。 25日が日曜日のため翌日が立哨日となるからです。 子どもたちとも久しぶりに会えて嬉しかったですね。 ほとんどの子どもは日に焼けて元気な格好で、荷物を一杯抱えて登校しましたが、片手以下ではありますが、元気がなく下向きでの登校の子どももいました。何か気になりますね。

 一年生の男の子、本当に小さいのですが元気いっぱいで、話しかけるとたくさんの返事が返ってくる子、いい意味で4月の頃の初々しさがまだまだ残っている子もいますし、大きな欠伸をする子、坂が多いのでもう疲れたあと座り込みそうな子とかいろんな個性の持ち主の子どもたちがいます。 すくすくと育って欲しいものです。

 きょう午後の河原の様子です。

 その前に24日の写真を3枚ほど。

 

 もうススキの時期になってしまいました。

                         

 そしてやけにトンボ(アキアカネ?)も多く感じられるようになりました。

      

 ここからはきょう26日午後3時過ぎの様子です。

 

           

 岩盤がまたしても露出してきました。減水が続いています、広瀬川は。

 

 母親と子どもたちの川遊び 

 本流との合流点近くの分流での川遊びです。 これは上流生きの分流とそこから見た下流の分流です。

             

 この部分の分流は結構な水深があります。

 

         くるみも熟しつつあります。

 牛越橋下流、水力発電からの放水路下流の右岸から竿を出している人がいました。

  辛抱の釣りですね。

 牛越橋の下でバーベキューの準備でしょうか? 平日なのですが。

              

 下の写真の黒い点々、何だかお分かりですか? 何十羽いたでしょうか? そうです、カラスです。 この辺ではよくバーベキューが行われているところです。 

 

 アップしてみるとこのような状態です。 大きなゴミみたいなものは見当たらないようです。

 

 最後も雲の写真です。 午後5時40分頃の東の空です。

 

 雲の表情、形態、飽きませんね。


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脱原発みやぎ日曜デモ

2013-08-25 16:42:30 | お知らせ

 8月の最後の日曜日、例年なら釣り仲間とどこかに釣行している時期です。 そうでなくても地元の広瀬川には入っていたであろうと思うのですが、今年の現実は全く厳しく、今までにないような異常事態が起きています。 全国的にも地域によって、大雨だったり、異常渇水だったりと両極端、この狭い日本で、さらに地域によって極端な天候が続いています。 地球温暖化ということで片づけられるような問題ではないでしょう。 今地球全体が人間界に対して怒っている、ということなのかもしれません。 今年一年だけの問題ではなく、これからも続いていくような大変な問題となりそうで、困ってしまいますね。 唯一と言っていい楽しみが叶えられないとうことは・・・。

 そうではあっても朝方はきれいでした。 今朝5時45分頃の東の空です。

 

 びっくりしたのは西から吹いてくる川風です。 涼しいを超えて、薄いパジャマでは寒いくらいの風でした。 日中はそれなりに暑くはなりましたが、今朝の寒いくらいの風には驚かされました。

 昼前になるとこんな雲というか、空模様でした。

 

 その下では化石愛好家?が崖を掘っていました。

 

 

 ここで採集できるのは貝の化石です。ホタテガイのが圧倒的に多いと思います。 崖に行かなくても、手前左岸の岩からも採集できます。

 

 きょうは8月最後の日曜日につき、脱原発日曜デモの日です。 行って来ました。 4月からですので、きょうで5回目の参加となります。 この会としては52回目ということです。毎週金曜日にもやっていますので。

 きょうの会場は錦町公園でしたが、公園では若い人たちの合唱が聞こえてきました。 歌っているのは、あの懐かしいカン?の歌、#心配ないからね、君の・・・・#だと思います。「愛は勝つ」でしたでしょうか?  この歌には思い出があり、長男が中学1年生くらいのとき、県民会館でのコンサートに二人で行ったことがあるからです。 後にも先にも長男と二人だけでコンサートに行ったのはこれだけですね。 さびしいけど。 彼らは手話付で歌っていました。 そうなのです、きょうは市民広場で「24時間テレビ」の公開収録がなされているので、それに出る前の練習風景のようです。

 

 さて先月から活躍している先導車の前でまずは集会。 いろんな人々からの報告がありました。 福島第一原発の汚染水が漏れていた問題、レベル3の問題というのに、一番落ち着いているのはほかならぬ「日本」だということです。 世界は強い警戒心をもっているというのに。 もう完全にわれわれはマヒしているのかもしれません。 それと権力側が情報を統制していて、正確な情報を素早く提出するということをしていないためということもあるでしょう。 権力はとかく隠したがるし、ウソを平気でつくということは肝に銘じておくべきことだと思います。

 下の写真の右端の情勢のカメラマンはドイツ人です。 英語での発言を翻訳してくれる人もいました。 彼女としてもこういう各地の集会が今後どうなっていくのか、非常に興味を持っているということでした。

 

               

 この黒づくめの細身の人もカメラマンで秋山という東京から来た人です。 なんでも「ビデオ忍者」と言われているとか。 本当に細い男性で、全身黒装束。ある意味不気味、いかにも忍者らしい。

 

 2時45分、いよいよデモ行進出発です。

             

 以下の3枚は繁華街のデモ行進の様子です。

 

               

 

 


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きょうの広瀬川

2013-08-24 21:07:22 | 広瀬川

 日中は結構暑くなりましたが、それでも朝夕だけではなく、日中の外気も心なしか涼しさを感じさせるような、処暑に相応しい陽気となっています。

 まずは午前10時頃の澱橋上流の広瀬川の様子です。 NHKのテレビカメラが入っていました。 インタビューしているところのようです。 自転車で外出した時に撮ったものです。

 

 カヌーイストの集まりのようです。 澱橋の上下はトロっぽくなっていますので、カヌーの練習にはちょうどいいかもしれません。 今年はここでは鮎釣りにはなりませんので、大いに利用してください!

                

 

 次は仲の瀬橋からの眺めです。 地下鉄東西線の橋梁です。

 

 左側が西公園、右側が国際センター方面です。 さらに右側はこうなっています。

 

 また地下にもぐることになります。 この橋を西公園から見ると下のとおりです。

 

 本屋からの帰りもこの仲の瀬橋を通ったのですが、そのとき下流側にカヌーが2艘ほど見えました。 澱橋から仲の瀬橋までなのか、もっと下流までいくのか、分かりません。

 

 最後は午後2時過ぎの澱橋下流の様子です。 下流にも大きな中洲が出来ています。 橋の上から見ると中洲の左右の長い瀬もいい感じに見えます。 とくに左側の長い急瀬から早瀬はいい流れとなっています。 ①

 ということで広瀬川の最後の鮎釣りは、ダメもとでこの下流域に入ってやろうかと思ったわけです。

 ① 

 2匹のオトリのうち、1匹は瀕死の状態なので使い物になりません。 でも大きい方のもう1匹はそれなりに元気でした。 これが広瀬川での最後の1匹となるのかという気持ちで、生簀から引き舟に入れました。 もちろん間違って野鮎が掛かったりしたら、オトリとなったあゆは大自然に開放するつもりでした。 釣れなくても放流するつもりでしたが。

 不思議なことにこの付近の川底の石は垢ぐされしていないのです。もちろん浅いところの石は垢ぐされです。でも流れがあるところの石はそれなりにきれいなのです。 きれいではあるが滑りません。 流れはいいし、流芯は結構水深があるようだし、笹濁りのような申し分のない川相に感じられました。

 だからオトリ鮎さえ生きのいい鮎であったなら、面白い釣りができたのかもしれません。 でも肝心のオトリ鮎ですが、見るも無残な姿格好となっているのです。 もう鼻はいまにもちぎれそうなくらい幅が狭くなっていること、ハナカンがいつ外れてしまうか大きな不安が伴うので、少しでも安心感をもとうと背バリを装着しました。

 尾びれはちぎれて丸みを帯びているし、逆バリを指す尻ビレのところはもうこれ以上ハリを刺すところがなくなっている状態で(それでも私はなるべく皮一枚に逆バリを打つようにしています。)、背バリを打ったところは周りが白っぽくなっているし、満身創痍と言った状態です。 見ただけで気の毒だなと思ってしまうくらいで、きのうからの変わりように驚いている始末です。

 それでも2時35分に①の流れに入れて泳がせていると、軽い当たりが伝わってきました。やったあ~、慎重に丁寧に引き抜く体制へ。 しかし、小さい、小さくてもいい、鮎であってくれれば、という祈りは無残にも裏切られました。 ハヤでした。 (でも気持ちとしては最悪の場合はハヤをオトリにして泳がせようかと思ったので、ハヤも曳舟に入れておきました。)

 もうその後はハヤさえ掛かりません。 背バリに加えておもりもセットしました。それで釣り下ります。瀬の終わりは人いトロ場で、トロが続いた後は平瀬から早瀬、そして段々瀬となっています。 ②

 ② 

 実は中洲の下流右岸側にひとりの釣り人がいて、何やら長い竿を持ち出して屈みこんでいました。 そのうち竿を担いで左岸に向かいました。左岸から竿を出そうとしていました。ということはここで鮎が釣れたので、それをオトリとして友釣りをしようとしているのだなと思った次第です。

 私も下ってきて、②の右岸瀬頭から竿を出しました。 辛うじてオトリは流れに入っているように思うのですが、野鮎からの反応はありません。 先に左岸に渡った地元?の釣り人は左岸から浅いところを泳がせていました。もっと本流を泳がせればいいのにと余計なことを思ってしまいます。

 この段々瀬からチャラ瀬や平瀬③が続き、左にカーブするところ付近からは岩盤底の急瀬⑤となります。ここにはやはり地元?のガラガケの人④が竿を振っていました。 すれ違う時に何匹掛かっていますか?と聞いたら5匹とのこと。 何時から何時までで5匹かは不明ですが、やはりそれなりにいることはいるのです。

 ③ 

     ④ 

 ⑤ 

 私のオトリは⑤に入れたら、おもりは3号と大きくしたためか、根掛かりして ”ハイッ ソレマ~デヨ” 2時35分か3時30分で終了、納竿です。 ハヤは放流しました。

 ところで先の友釣り師なのですが、掛けていました。ゆっくりとした引き寄せです。

 

 

 私は暇?なので、彼の釣りを川の中の大きな石に座って見ることにしました。

 

 見られるのは嫌だった?のか、そのうち左岸沿いに釣り下っていきました。

 ということできょうの釣りはお仕舞です。 きょうで広瀬川では納竿しようかなと思っていたのですが、まだほんの少々納竿の時期は伸びるかもしれません。 まったく釣れない鮎釣りのブログ、面白くないことでしょうが、これも現実なのでご了承ください。

 そうそういつもとは違った空とビルの風景です。川の中からの撮影です。

 

 こちらはいつもの見慣れた風景です。 きょうの午後3時50分頃ですか。

 

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いよいよ本当にお仕舞か、広瀬川

2013-08-23 16:03:49 | 広瀬川

  きょうは8月23日金曜日です。 20日にキャスティグ仙台南店が新装開店しました。新装開店と書くとパチンコ店みたいですが、同じところに新しく立て直しました。 旧名称は、フィッシャーマン南仙台店でした。

 20日は行けなかったので、翌21日の午後行ってみました。 平日だし、オープン二日目だし、もう混んではいないだろうと思ったわけです。 しかし、まあすごい?混みようでした。 駐車場に入るのに並ばなければなりませんでした。 建物の1階部分が駐車場のほか、前同様建物の前の敷地も駐車場です。 前の倍以上の駐車スペースができた感じですね。

 心ウキウキ?の状態で2回に上がっていきました。 親子や夫婦、ひとりでの来店者で館内は賑わっていました。 館内放送やカランカランという鐘の音もいやがうえにも購買意欲を高めようとしています。

 お知らせのハガキでは、、「メガストア でっかく オープン!」とうたっていて、大抽選会やレジでの20%オフなんかもあるようでした。 私としては「鮎釣りコーナー」がどうなったのか?それだけが興味があったわけで、探してコーナーに行ってみたわけですが、正直なところガッカリしました。 あまりに少ない、他のコーナーと比べて少なすぎる、面積も品揃えも。

 でもまあ、これが今の釣り業界での鮎釣りの実態ということになるのでしょうか。ルアーやロッド、リール等海釣りやバスのコーナーは人気ですね。 川釣りは、鮎も入れて相対的に弱いです。 絶対的にも重きが置かれていないですね。

 結局鮎釣りコーナーでは何も買わずに、『中古品・新古品コーナー』で1000円ばかり買ってきました。 むかしからあった魚籠やタモが100円とか200円、300円で売られていて、生簀用に改良すれば面白いかなと思って買ってみたわけです。 そうそう鮎バリのでっかいの、13号・14号・15号のハリが50個から70個入りの袋で10袋で100円でしたので、こんなにあってもどうしようもないのですが、興味本位で買ってみました。文化財としての価値を見出したわけですね。

 

 ということで、きょうの広瀬川です。広瀬川と言っても、牛越橋から澱橋の間の広瀬川ですが。 性懲りもなくきょうも広瀬川で竿を出してきました。 全く同じところで、よくやるものです、われながら。 時間は10時50分から12時50分の2時間です。

      

 結果は申すまでもなく、釣果ゼロ です。 今よく売れているのは、百田尚樹の「永遠の0」ですが、これから終盤まで広瀬川も 永遠の〇 が続くかもしれません。

 

 そこ流れの強い平瀬でも、瀬頭でも全く掛かりません。 掛かりそうとさえ感じません。 鮎が跳ねたりはしています。 全くいないわけではないが縄張りを持つような鮎はいないということですか。 そうそう、上の写真の中央の右岸浅瀬ですが、たまたまそこに目が行ったら、浅いところで巨大な背びれが見えました。 二ゴイでしょうか。 ガラガケをやっている知り合いの人は、ここでよく二ゴイを掛けていると言っていました。

 

 上流の方の8月上旬はそれなりに掛かってくれたのですが、どんなに瀬を攻めても掛かってくるのは、正確には引っかかってくるのは”アオノロ”だけです。 全くもって感じ悪いです。 接続している部分に必ず引っかかってきます。 下の付け糸とハナカン回り糸の接続部分が一番多いですが、ハリにもかかってくるので始末に悪い。

 

 ハヤさえ掛からない。 ここでも面白いものが流れてきました。 きょうの仙台は朝から薄曇り、最高気温も26度とか。 水温は23度でした。 上流から大きな桃がドンブラコと流れてきました。 この前は船に乗っている人が下ってきましたが、きょうはお母さんと小学生の男の子が流れてきました。

 裸で寒くないのか?聞いたら水温は結構暖かいから平気とのこと。大きな浮き輪、魚取りようの網を3個もって、お母さんはぴったりとした上下の服を着て、水中メガネをしていました。お母さんの方が流れと楽しく戯れている感じでした。珍しく感じるとともに、なかなかいい光景だなと思った次第です。 

 何が釣れるのか?と聞いてきたので、「鮎です」といい、子どもに鮎を見せ、触らせました。 そういういいことをしても鮎は掛かってくれませんでした。

 

 この左側の人は友釣りでハヤが掛かったとのこと。下の人はガラガケです。

 

 

 川から上がってきたらいました、堤防をゆっくりと歩いている例の猫が。 私の姿を見て?立ち止まり、お行儀よくお座りです。 まるでさあ、どうぞ写真を撮ってくださいと言わんばかりに感じましたが、思い入れが強すぎますか。

            

   

 


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ちょっと広瀬川

2013-08-22 22:40:06 | 広瀬川

  朝夕はめっきり過ごしやすくなりました。 空気が違います。 涼しさが感じられます。 ということは焦ります、もう終わりが近いのかと。 まだ時は8月22日、みちのくの鮎釣りはあと20日は大丈夫。 とはいってももう残り少ないのは確か。 

 広瀬川はますます減水傾向にあります。 これが最上川や北上川であればとっても嬉しいのですが、世の中は、自然界はうまくいきません。 喜ばせては裏切ります、この繰り返し。

 今年のみちのくの各河川はおかしいです。 何かが狂っています。 ずーと雨が降らないかと思えば、もうたくさんというくらいに降り続ける、絶好の河川環境かと喜ぶと必ずその反動が、猛烈な否定が襲ってきます。

 もうめちゃくちゃです。 半ば、半ば以上に諦めてはいますが、それでも貴重な残り期間に2回くらいは爆釣を味合せてほしいと思う、願うのですが、願うこと自体がいけないことなのでしょうか。 愚痴になってしまいます。

 

 きのうは久し振りに午前中に竿を出したので、きょうは午後からとしました。 もちろん活けているオトリが元気であるということが前提条件ですが。 午後3時から4時20分です。

 きのうまではもっぱら瀬ばかり攻めていましたので、きょうはトロ、それも深いトロにオトリを入れてみようかと思った次第です。

 

 そうです、西道路のトンネルが途切れているところのトロ場です。 石碑では「観音淵」の下流になるのですが、われわれは子どものときからいわゆる「松淵」と呼んでいたところです。  滝がいつも流れているところから、大きな平らな岩盤が右岸左岸に分かれて沈んでいるところの下流部分です。  ここです。

 

 この付近はむかしむかしは、プールが普及する前は絶好の水泳場だったのです。 むかしは今よりはるかに深かったです。 右岸には飛び込むのに適した大きな岩盤が聳えていて、泳ぎに自信がある人は4,5メートルも高いところから飛び込んでいたものです。

 正式な河川の水泳場所であり、季節には見張り台が建てられ、監視員もつきました。外国人もやってきたものです。米兵の家族を中心とした進駐軍(その前は占領軍)ですが。 ミルクアイスやあずきアイスが5円で売られていました。 自転車の荷台に積んできたものです。 

 (古い話で恐縮です。) 必ず1年に一人は水死していたと思います。初めていわゆる”どざえもん”を見たのもこの場所です。 そうそう近くの女学校の洗礼行事を見たのもここでした。 牧師さんや女学生たちが白装束で川に入り(胸近くまで)、牧師さんが学生を抱えて瞬間的に沈めるのですね。そういう洗礼を興味を持って見たものです。 (この辺で止めときます。)

 泳ぎに適した深いトロ場があるのはもう1か所、上流の「賢淵」がありましたが、こちらは今はすっかり埋まってしまって、むかしを忍ばせるものはもうありません。

 竿は久しぶりにシマノのアドバンフォースで、水中糸は0.35号です。 3時スタート。 ここのトロ場には岩盤と岩盤の間に流れができています。 そこにオトリを入れて泳がせたのですが、掛かりません。 時に3時15分、掛かったのではありません、いや掛かったことは掛かったのですが、鮎ではなく、根掛かりでした。 何と言うことでしょう。 ついていません。

 このところあまり根掛かりがなかったのですが、前回頃から増えてきました。 鮎が掛からなくなると、逆に根掛かりが多くなるというのは経験として実感しています。 入れ掛かり等になっているときは不思議なことに根掛かりもしません、しても外れます。

 でも釣れなくなると根掛かりが増えて、しかも外しに行けないことが多くなります。皮肉なものです。 結局15分で根掛かりし、オトリ鮎もろともパーとなりました。 オトリは2匹ですので、残りは1匹のみ。 どちらかというとのこりの鮎の方が大きくて元気でした。 トロで根掛かりでしたので、またもや瀬に戻ります。

 

 瀬とは言ってもすぐに瀬ではなくて、その手前からオトリを入れます。 じっと水中を見ていると何か鮎らしき魚がヒラを打っているように感じるのです。 それでもしかしてここで掛かるかもと勝手に自分に都合のいいように解釈して、オトリに友達を連れてくるようにお願いします。

 でも掛かったのは段々瀬の始まりのところでした。 一気に竿が絞られ、鮎は下流に逃げます。瀬に乗られましたので、伸されないようについていくのが高齢の鮎釣り師には大変なのです。 足元は滑るし、転ばないように注意しながら掛かり鮎を左岸に寄せつつ、タモを持って引き抜きの準備をします。

 22センチクラスの丸々と太った鮎です。 時に3時25分頃です。 腹掛かりでも背掛かりでもなく、脇掛かりですか。3センチくらいの大きな斜めの傷ができてしまいました。  さっそくオトリを交換して同じところから下流の瀬を泳がせますが掛かりません。

 仕方がないので、50メートルくらい上流に向かい、平瀬を狙ってみることにしました。ここです。 平瀬のようには見えないかもしれませんが、水深もそれなりにあり、押しが強いのです。 

 (上流側)

 (下流側)

 鮎はよく泳いでくれました。 そうそうここでは複合メタルの0.1号と太い糸にしました。 付け糸も丈夫な仕掛けで、25センチクラスの鮎は何ともないと安心しながらの釣りができます。 元気な鮎は斜め上流右岸寄りに泳ぎます。

 そしたらゴンゴンというような当たりが伝わってきました。 居たんですねえ、ここにも追う鮎が。 急瀬ではないのですが、アドバンフォースが大きく弧を描きます。 これがたまらない。青空を背景に白い竿が弧を描きます。 右岸い逃げようとするのを左岸に引き寄せ何とか引き抜きました。 25センチ近くあったでしょうか。背掛かりでした。だからなおのこと抵抗が強かったのでしょう。 4時頃のことです。

 大きいのですがオトリを交換して平瀬を泳がせますが掛かりません。 徐々に下って瀬に入りますが、瀬でも掛かりません。 大きすぎるオトリはややもすると周りの野鮎からは敬遠されるのですよね。 意外と掛かりません。

 瀬も終わりとなり大きく左に絞られる岩盤底の急瀬に入れましたが、・・・。まさかまさかのアンビリーバブル!!またしてもここで根掛かりです。 ついていません。 オトリ2匹でスタートし、根掛かりでマイナス1、1匹掛かって2匹に、さらに大型が掛かって3匹になったのに、またしても根掛かりでマイナス1、結局手もとには2匹のみ。1匹が入れ替わりました。

 根掛かりでもハナカン周りで切れるのであれば、水中糸はその後も使えるのですが、今回は複合メタルの上の付け糸から切れてではなく、外れてしまったのです。0.1号の複合メタルは1回の使用でパートなってしまいました。

 ということできょうの釣行は3時から4時20分で終了です。 2匹掛けましたが根掛かりで2匹失いましたので、±0ということで終わりました。うまくいきません、何もかもが・・・。


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広瀬川の終焉?

2013-08-21 21:28:21 | 広瀬川

 夏の甲子園大会。惜しかった、残念。岩手県と山形県の代表校がともに準決勝まで残ったのですが、花巻東は延岡学園に、日大山形は前橋育英に敗れてしまいました。

 

 両校とも勝ってくれて、決勝戦がみちのく勢同士なんてすごいなあと期待していたのですが、無理でした。

                           

 まあ、そこまでいかなくてもせめてどちらか一校が残ってくれれば面白かったのになあと思ったのですが、それも儚い藻屑と消え去りました。 両校とも消えてしまうなんて・・・。最悪のパターンとなりました。

  

 最悪のパターンといえば、楽園ならぬ楽天です。 東北楽天ゴールデンイーグルス。 私は勝っているときのみの””いい加減な、身勝手なファン””ですが、それにしてもこのところの楽天の≪投手崩壊≫はひどすぎます。 頼れる投手は、田中と則本の二人だけとなってしまいました。

                           

 戸村とか美馬とか、どうしてこうも度胸がないのでしょうか。 守るべきことなんかなんにもないのに、攻める野球を忘れている。コントロールが悪いのは仕方がない、悪いなりに思い切った投球がなぜできないのでしょうか。 情けないったらありゃしない!!

 

 不甲斐なさに腸が煮えくり返るような感じですが、ここまで投手陣が崩壊したのは、その責任は、一番責任が重いのは実は、他ならぬ、他でもない、監督ではないかと思うております。 監督、そうです星野監督、投手出身の星野監督です。 (監督の投手の起用方法については何回も苦言を呈してきましたので、今回は別角度から。)

                       

 あの試合中苦虫をつぶした、しかめっ面をしていてはベンチのムードは良くなるはずがありません。 喜怒哀楽が激しいのは仕方がありません。それはそれでいいと思うとります。ばってん、周りの誰でもを不幸にしてしまいかねない、渋面、これはいただけません。 勝負に勝ち負けは必然です。 負けているときほど内面にかかわらず、外面は少しでも明るい方向に持って行くべきです。

    

 楽しいから笑うのではないのです、笑うから楽しくなるのです。 顔の表情は大切です、重要です。ましてや指揮官となると何倍も大切なこととなります。 そこで極端ですが、提言します、提案ですが、星野監督にはしばらく”休んで”もらっては如何でしょうか。 本当は解任して欲しいのですが。 びっくりしましたか。 楽天に星野監督は必要ですか。 選手がやる気を出しさえすればいいのですから、それにふさわしい監督を起用すればいいのです。 無茶苦茶を言っているのは承知の上での提案でした。

    

 (写真の説明: いつものアブラハヤ。 ショウリョウバッタは釣りからの帰宅途中に撮りました。 セミは昼頃家の網戸に止まったアブラゼミ♀です。)

 ここから本題です。

 きのう現在で、5匹の鮎のうち3匹は死んでいました。 うち小さめの鮎1匹は腸を食いちぎられていました。 そして頭と胴体は切り離されていました。 これはどう見ても、殺人ならぬ殺魚の犯人(魚)はカニでしょう。 カニの被害を最小限にするように何らかの手を打たないといけません。 でも2匹は元気でした。

 きょうも2匹は元気かというと、そう簡単に信じるわけにはいかないのですね。午前中生きていたのに、午後には死んでいたという事実があったからです。 まあ、その心配は杞憂になりましたが。 元気な2匹の鮎を曳舟に入れて、上流に向かいました。 その2匹というのは、一番のチビ鮎と一番大きい鮎です。

 釣りの時間は9時25分から12時20分です。

 段々瀬のすぐ上の早瀬 ① に大きい方の鮎を入れました。 でも掛からないんだなあ、これが。 川を見ていたら底で鮎が泳いでいるかのように見えたので、これはもしかして釣れるかもと期待したのですが、甘かった。

 ① 

 この下の段々瀬にも入れたのですが、何の変化もなし。 それで上流へ向かいました。

 ② 

 ③ 

 ④ 

 ② ③ ④ いずこもいい川相をしていますが、まったく掛からないのです。 掛かりそうにもありませんでした。 鮎はどうしたのでしょうか? どこに行ってしまったのでしょうか? 

 ⑤

 ⑤の右岸際の瀬でようやく当たりがありました。 当たりは例によって強烈なことはなく、その後の引きが強いのです。 ようやく掛かったものですから、慎重に溜めようと下り、鮎を右岸から左岸の浅瀬に誘導します。 何とか寄ってきてもなかなか抜けません。

 ままよ!とばかりに抜いたら、タモの中でハリスが切れてしまいました。 掛かり鮎は無事キャッチです。 背掛かりで24センチクラスの堂々とした鮎です。 10時25分です。 よし、これで回転はよくなるかなと内心喜びつつオトリを交換して泳がせますが、駄目です。 いません、鮎はいません。

 もしかして瀬ばかり攻めているからいないのかもしれません。トロ場や深いところにはもしかして、鮎が溜っているのかもしれません。 とは思いつつもその後も攻めるのは瀬ばかりです。

 トロや平瀬は川底の石を見ながら下ります。 どこもかしこも川底の石は垢ぐされ、アオコが一杯です。 石は滑りますが、ハミ跡はありません。 新鮮なハミ跡が見当たらないのは当然として、古くなったハミ跡も見つかりません。 見えるのは小さなハヤとメダカ並みの小魚だけです。

 今度は ① の右岸側から段々瀬を攻めてみようと下ります。 ⑥は右岸側から見た段々瀬です。

 ⑥ 

 左岸からひとりの友釣り師が竿を出していました。 彼がやってくるまで、この周辺には釣り人は誰もいませんでした。 平日の水曜日ですが、年金生活の釣り師は一杯いるはずです。 でも誰もこの辺の広瀬川には入っていませんでした。 見捨てられた広瀬川。 可哀そうな広瀬川。

 でも、この段々瀬の一番上の方で掛かりました。 掛かり鮎はこの広い段々瀬を縦横無尽に泳ぎ回り、瀬の一場下の右岸側で取り込みました。 時に10時55分頃です。 21センチくらいの鮎です。 これでようやく2匹。 たったの2匹か、鮎のいない川ではよく釣れた2匹というべきか。 みなさまの判断にお任せします。

 釣り下っている最中のことです。たまたま上流側を見たら、小舟が一艘下ろうとしていました。 瀬まで来て、右岸側に接岸。 ⑦ 

 ⑦ 

 その後私の真横を下っていきましたが、河原や川底の不要物、迷惑な大きい物体を回収しているようでした。 でもとっても不安定な小舟です。 特別採捕許可証をもっている組合員のようです。

 段々瀬の下流の急瀬 ⑧ ですが、全く掛かりそうもありませんでした。

⑧ 

 その後さらに中洲の上流まで行きましたが、釣果はゼロでした。 生きていた2匹の大小の鮎は放流し、釣った鮎を活けてきました。

 ””3時間で2匹””という結果(貧果)です。

 


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上手くいかない!

2013-08-20 15:38:07 | お知らせ

  北上川は水位が高い。 あと30センチくらい下がって欲しい。 最上川は、いつも参考にしているところの水位は8.59で、望ましい水位より約20センチ高い。 でも左岸へチからなら竿を出せないことはない。 ということで、今年初めて最上川に行ってみることにしました。 友釣りだけの仕掛けでは心脆ないので、ガラガケ用の仕掛けも用意し、アユルアーの仕掛けも準備しました。 準備だけは万全です。 そのため竿も4本準備しました。

 6時25分に家を出ました。 きのうから雨が降ったようで(夜中に気が付きませんでした。)、道路は濡れています。 まだ小雨と霧雨の中間のような雨が降っています。 PCで山形県寒河江付近の天気予報を見たところ、午前9時くらいまではくもり、その後小雨模様ということでしたので、釣行実行としました。

 でも、関山のトンネルを抜けても、いや抜けてから逆に空は黒く強い雨が降ってくるではありませんか!!こんなはずじゃない!と心の中で叫んでも後の祭り。 こりゃ無理だわ!と思いつつも引き返せないこの情けなさ、往生際の悪さ。 自分でも不甲斐ないと思います。 まあいいさ、行くだけ行って、駄目ならそう、温泉があるさ!!温泉に入って帰ってくればいい、そう思ってしまういい加減さ。腹立たしくなりますが、このところ山形で温泉に入っていないので丁度いいかもと自分を納得させます。

 目指したのは寒河江の湯~チェリーのある最上川です。 目的地に近づけば近づくほど釣りは無理だなと感じてしまいます。 腹も減ってきたし、コンビニでおにぎりやサンドイッチを買いました。 飲み物は安い店で予め買っておいています。 140円が90円未満で買えますから。 (こんなことを書いてどうなるのだろう、何の意味があるのかと自問自答しながら書いています。この心境をお察しください。)

 途中で寒河江川を渡ります。 なんですか!今年の寒河江川は。 釣りになったことがあるんでしょうか。 きょうも強い濁りです。 本来なら8月4日は、ダイワ鮎マスターズの東日本ブロック大会の会場となるはずでしたが、場所が変更になったようです。 何と可哀そうな寒河江川であることか!!月山を源流とするために本来はきれいな水が流れてくるはずなのですが、今年はきつい濁りがとれないまま、シーズンを終わってしまいそうです。

 

 結局現場に到着しましたが、やる気は失せ、自分には無理だと納得し、竿は出しませんでした。変わりにタオルを出しました。 入川ではなく入浴です。 その前に午前9時過ぎの湯~チェリー付近の最上川です。

    平塩橋のそばに掲示されていました。

 よく見ると何というか普段は使わない言葉を使っているなと思うのですが。 パッと見には「河道整備工事」かなと思ったのですが、正しくは「河道整正工事」です。 荒れているのをきちんと整備し直すのではなく、前からあったのがはっきりしなくなったので、正しく整えるということなのでしょうか。 何にしても車で入れないようにはしてほしくないです。 車と人間が共存できるように「整正」してほしいです。

 

 いつも車を止めるところですが、こんな高いところまで水が上がったのですね。 物凄いとしか形容の仕方がありません。

 

 この時点では濁りは全く気になりませんでした。 水量はやはり多め。 釣り人は全く見えません。 ガラガケの人でもいれば、やる気になったのかもしれませんが(こうして人のせいにする?)。 下の3枚の写真は上流から下流側の様子です。

 

 地元のラジオを聞いていたのですが、最上川の上流の村山地方(山形市等)は寒河江よりも強い降りだったようで、そうであればここも濁りが入り、増水してくるはずです。 そういうことも配慮して、安全第一で行こうと思った次第です(天晴!)。

 

 画面の上部の岩盤がもっとむき出しになっている状態ならベストなのですが。

 

 ということで、最上川には入らずに、湯~チェリーに入ってきました。 300円で3つの温泉に入れます。42度の温泉が二つ、44度が一つあります。 しょっぱいのとそうでないのとが隣接しているのが不思議です。

 頭から全身きれいに洗ってきました。さっぱりしました。

 帰りは、お土産として東根市の農家の産直でスイカと桃を買いました。

 ということできょうの午前中は雨の中のドライブということで終了したわけです。  お付き合いありがとうございます。


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『はだしのゲン』を各家庭に!

2013-08-19 21:12:57 | 思いつくまま

  これは2013年1月25日第3刷の『はだしのゲン わたしの遺書』(朝日学生新聞社発行)です。 第1刷は2012年12月20日で、作者の中沢 啓治三が亡くなったのはその前日の12月19日です。本の場合は約1ヶ月の先付が慣習となっているようなので、実際にはほんの少しだけ生前に発行されていることになります。 みなさんはもう読みましたか。

       

 第1章から第8章まであり、それぞれ「母の死」、「ピカドン」、「残酷」、「生きる」、「出会い」、「上京」、「『はだしのゲン』誕生」、「肺がん」という見出しがついています。

 ちょっと前になりますが、17日の朝日新聞の記事を見つけてショックでした。 恐れていたことがここまで来てしまったか、と思いました。

  ①  (8月17日の記事)

 ②  (18日の天声人語)

 ①の記事によると、松江市の教育委員会が作品中の暴力描写が過激だとして、各校に閲覧の制限を求め、昨年12月の校長会で全巻を書庫などに納める閉架図書にするように指示したということです。 そのため、現在は市立小中学校の図書館で当然貸し出しは行われず、教員が校内で教材として使うことができるだけになっています。 

 私としてはすべての小中学校にあるのかなと思っていましたが、小学校35校、中学校17校のうち約8割の図書館が蔵書していただけとのことです。

 事の発端は、昨年8月に「ありもしない日本軍の蛮行が描かれており、子どもたちに間違った歴史認識を植え付ける」から、小中学校から「はだしのゲン」を撤去するようにとの市民からの陳情が市議会にあったためです。 (多分新しい歴史教科書をつくる会みたいな団体に入っている愚かなあさましい輩からのためにする反対でしょう。)

 議会としての「教育委員会の判断で適切な処置をするべきだ」という意見に基づき、松江市教育委員会が協議して閉架を決めたといいます。 何と言う軽率な判断でしょうか。 こんな判断をしたりするから教育委員会不要論なんてことまで出てくるわけです。 (裏には議会の圧力があり、教委として撤去ではなく配架という折衷案みたいなことで決着を図ろうとしたのかもしれません。議会からの圧力がなくても、教委としては必要以上に議会に対しての配慮に留意したということは十分考えられます。)

 この松江教委の対応について、中沢啓治さんの奥さんのミサヨさんは「信じられないし、悲しい。戦争や原爆の悲惨さや嫌味が分かっていないのではないでしょうか。」と話していると。

 みなさんはどう考えますか。 妥当な対応だと納得しますか。 ここには子どもたちの感性や柔軟性に対する考えの違いがあるようです。 私は子どもたちの強さや感受性を信じたいと思っています。 大分前にもこのブログで書いたことを思い出しました。

 私の母校である八幡小学校にも原爆を扱った分厚いハードカバーの本がありました。「はだしのゲン」は当然まだまだ発行されていません。 小学校3年か4年の頃、怖いもの見たさに恐る恐るその本を開いてみた記憶があります。 カラーの写真に衝撃を受けました。 正直言って恐くて気持ちがいいものではありませんでした。 でも見なければならないと思い、必死の思いでページをめくった記憶があります。何日間かトラウマのようになっていたかもしれません。それくらい強烈でした。 原爆との最初の接点です。

 『こどもたちは【困難に負けず強く生きる】という作品の本質を見抜く力を持っている。子どもたちを信じて自由に読ませてあげてほしい』というNPO法人代表の渡辺朋子さんのことばに大賛成です。

 小学校だけならまだしも、中学校も対象にしているということは一体どういうことでしょうか。 中学生ともなれば社会との接点も多くなり、自分の考えもしっかりしてくる時期であるし、過去の歴史を学びつつそこから将来へ向かって羽ばたく準備をする貴重かつ重要な年代です。 小中学生をひとまとめにして子どもたちと括ってしまっているのは大きな認識の誤りです。 中学生に対する侮辱といってもいいのではないでしょうか。 先生としての資格に疑問が付いてしまいます。

 現在「はだしのゲン」は英語・ロシア語・フランス語・ドイツ語・韓国語・ギリシャ語・スペイン語・ポルトガル語・ウクライナ語・ポーランド語・インドネシア語・モンゴル語・タイ語・タガログ語・エスペラント語・スウェーデン語・フィンランド語・トルコ語・中国語(進行中)に翻訳されているそうです。(同書P193)

 

 第7章「はだしのゲン」誕生 のなかで中沢さんは言っています。

 六歳のぼくの網膜に焼き付いている原爆の姿を「はだしのゲン」で徹底的にかいてやろうと思ったのです。戦争で、原爆で、人間がどういうふうになるかということを徹底的にかいてやるぞ、とね。

 「はだしのゲン」は、被爆のシーンがリアルだとよく言われますが、本当は、もっともっとリアルにかきたかったのです。けれど、回を追うごとに読者から「気持ち悪い」という声が出だし、ぼくは本当は心外なんだけど、読者にそっぽを向かれては意味がないと思い、かなり表現をゆるめ、極力残酷さを薄めるようにしてかきました。 (P 179)

 ・・・・・

 けれど、ぼくは「原爆をあびると、こういう姿になる」という本当のことを、子どもたちに見せなくては意味がないと思っていました。原爆の残酷さを目にすることで、「こんなことは決して許してはならない」と思ってほしいのです。

 また、被爆後、人間の悪い本性をさんざん見てきましたから、「はだしのゲン」の中では、優しさや思いやり、家族愛も意識してかきました。やはり、次の世代の子どもたちには、人間の嫌な部分ではなく、よい部分をバトンタッチしてやりたい、そういう思いで「はだしのゲン」をかき続けました。(P 182)

 

 「はだしのゲン」の連載は、「週刊少年ジャンプ」(1973年・昭和48年~)から「市民」、「文化評論」、「教育評論」(~1985年・昭和60年)という雑誌を渡り歩いてかき継がれました。 中沢さんの執念が感じられます。

 また、2009年に英語版をオバマ大統領に送ったのだそうですが、本人の手元には届かなたったようだと。 「核なき世界」を目指すと演説したオバマ大統領に期待をこめて、二人の娘さんに読んでもらいたくて、加賀友禅の風呂敷に包んで送ったのですが。(P 196)

 松江市の教委が小中学生に「はだしのゲン」を読ませないのであれば、みなさんに提案です。 この際「はだしのゲン」を各家庭で購入しようではありませんか!!日本国憲法同様、各家庭に必ずなくてはならないものとして、平和主義の象徴として「はだしのゲン」を各家庭で常備し、末永く読み伝えていきたいと考えます。

 

 

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石巻市立大川小学校

2013-08-18 15:40:07 | お知らせ

  大川小学校については今までも何回かお知らせしていますが、15日気仙沼の帰り寄って来ました。 その後どうなっているか写真でご紹介します。 県外からの人たちもたくさん来ていました。  

 (過去の記事は、2011年10月27日と28日、2012年3月21日と22日です。 写真を比べていただければ、変わっている部分と変わっていない部分が分かると思います。)

 ご冥福をお祈りした後、少しでも多くのみなさんに知って欲しくて写真を撮らせていただきました。

 

 

 木造の構造物が建てられていました。 どこかの海上保安庁?からの寄進のようです。

 

 今年の3月11日に新しく慰霊用の祭壇が造られていました。 山の手前です。

 

 ここには「Angel of Hope」の像と、以前は最初の写真の祭壇の右側にあった「子まもり」像もここに移されていました

 

                      

  

       

 さらに奥の方にまだ建造中の仏像がありました。 仏教関係者の寄進のようです。

 

 北上川掛かる大橋。 ここの左側に向けて避難中に大津波にあってしまったわけです。 今までも何回も書いてきましたが、何度でも書きます。 なんですぐそばの山に逃げなかったのかと。 十分な時間があったはずです。

 

 以下は小学校の現状です。

 

 

 

 

 大川小学校事故検証委員会のホームページがあります。 詳しい話し合いの状況が掲載されていますので、是非ともご覧になっていただきたいと思います。

 

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サイズ バラバラ

2013-08-17 21:03:37 | 広瀬川

 きょうも暑い、そして楽天も、とくに田中が熱い!! 開幕から17連勝で負けなし。 去年から通算21連勝、ともに日本プロ野球新記録を樹立し、なおかつ更新中です。 まだ24歳です。 これからどうなっていくのでしょうか!? アメリカリーグではどこまで活躍できるのか?! 今から楽しみですね。 楽天からいなくなるのは寂しいですが、育ってさらなる飛躍を求めて飛び立つのだと考えれば納得せざるを得ませんね(or得ませんか)。

  (我が家への訪問客)

 メスのアブラゼミです。 ちょっと元気がなくなっていましたので、もっと草木のあるところにそっと離しました。 

 

 それにしても楽天監督の星野何某、あのしかめっ面、何とかなりませんか???なんであんな苦虫を摺りつぶし、なおかつ苦い薬を飲んだ後のような、渋柿を口の中に詰め込んでしまったような、奥さんから罵倒され、罵詈雑言を浴びせられ一言も返す言葉がないときのような渋面、見ているものを不愉快にさせ、不快指数を上げるような顔の表情、何とかならないでしょうか???

        

 きょうのサヨナラ敗けなんて監督の責任です。投手交代の拙さが相手を勝たせてしまった、折角9回の表に同点になったというのに!!!左打者だから左投手といういつものワンパターン思考、どうにかなりませんか!!!ここまで楽天が快勝しているのは、他ならぬ選手個人、ひとり一人の努力の賜物に他なりません。

                 

 

 まあ、愚痴はこのくらいにして、広瀬川です。 水量はそれなりに安定しています。 でも垢ぐされが出ています。 きれいな食み跡は見られなくなりました。 そしてこれが一番肝心ですが、鮎が少なくなってみたように感じます。

 16日からは投網も解禁です。 きのう朝から投網を打っている人を見ました。 もうそんな時期になったのか~、なんかガッカリしてしまいます。 投網だから一網打尽ということはありません。 何と言っても鮎の数が少ないのですから、投網だからと言ってたくさんの鮎を捕獲できるとは限りません。 体力を使う割には割の合わない漁法かと思います。 なんてことを言って自分を慰めたりして・・・。

 きのう釣り友が広瀬川に入りました。 午後一杯奮闘して釣果は2匹、努力は報われたとはとても言えません。 それだけ現在の広瀬川は厳しい状況になっているということです。その2匹をきょうオトリとして、ありがたく使わせていただきました。 20センチと22センチくらいの大きさです。

 竿を出した時間は、午後3時20分から4時30分。 場所は、中洲の本流側を釣り下ることにしました。 釣り友の実績で牛越橋下流は厳しいと判断し、もしかしてという淡い儚い期待を胸に決断しました。

 水中糸は前回のもの(ナイロンの0.35号)をそのまま使用。 釣果は3匹です。

  

 見てください、このサイズのばらつき。 掛けた順番は、中型、小型、大型の順です。

    ① 

 第一投?目は①の瀬尻です。 そしたらすぐに、きれいな帯状に見えるところで掛かり鮎が平を打つのが見えました。 白い魚体がのたうつ姿が見えましたので、アッ掛かった! と嬉しくなりました。 でもキャッチしてみると 写真の中型の鮎です。 幸先がよかったのですが、大きさにガッカリというところ。

 オトリ鮎を交換しないでそのまま泳がせます。  

     ② 

 10分くらい後でまた軽い当たりがあり、野鮎が掛かりました。②  でもかならず付きまとうのですね、バラシが。 またしても抜いたときに飛んできたのはオトリ鮎のみ。 最初に掛かった鮎と同じくらいの大きさと推察いたしまつる。 さらにオトリをそのままにして同じところ②に投入。 そしたら、何となく鮎が流されているような抵抗があり、竿を立ててみると掛かっていました、最初の鮎よりも小さい鮎が。 それがこれです。

    

 どうですか、この対比、アンバランス!! こんなに小さいのにそれでも背掛かりです。 12か13センチくらいですね。 当然天然鮎だと思います。 健気!

 この下流には結構きつい瀬が続いていますので、オトリをもう1匹のより大きいオトリに代えて、なおかつおもりを付けて泳がせましたが掛かりません。 さらに下ります。

 川底全体が岩盤底で、流れに沿っていろんな形、いろんな大きさ、いろんな深さの溝が掘られているところです。

   ③ 

 ③の瀬にオトリを入れたところ、一気に竿が下流に持って行かれます。 いわゆる”竿がひったくられる”という状態です。 強い当たりを感じることもなく、下流に走られてしまいました。 典型的な広瀬川の鮎ですね。 居ればすぐに掛かるのです。 惜しむらくは”居る数”が少ないのです。その鮎が最初の写真の大型の鮎です。これも背掛かりです。

 その後続かず、釣り下り、美術館下の大きい岩盤の溝 ④ へオトリを入れます。 ここも鮎g啞いればすぐに追うところですが、ウンともスンとも言いません。

   ④ 

 それで潔く今日は納竿としました。 4匹掛かったが取り込みは3匹でした。 大きいのはたったの1匹のみです。

 ④の下流左岸の様子です。 若者たちがタープを張り、川で遊んでいました。 左側の草で見えませんが、左側で3人がバシャバシャと泳いでいました。

       


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