鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

増水後の広瀬川

2011-05-31 21:37:45 | 広瀬川

 昨日今日と私にとっては肌寒い日が続きます。明日も最高気温が15度くらいと今日と変わりません。実感としては5月は結構暖かい、少なくとも6月よりは暖かいというイメージがあるのですが、今年の5月は想定外の暖かさだなあという感じです。

 昨日と比べて広瀬川の水量はかなり減りました。それでもまだ多いですが。澱橋下流の今日の午後の様子です。

 

 上下の写真は澱橋から撮ったものです。あまり変わったところは見られませんが、よく見るとショベルカーの先の方(下流側)の仮設道路が水没したままのようです。

 

 下記の4枚の写真は右岸側の自動車学校から撮ったものです。

 

 仮設道路が部分的に流されているようです。

 

 上の写真の左側に仮設道路の先が見えます。

 下の写真では右側に仮設道路の石積みが見えます。

 

 そこではショベルカー1台とキャタピラー付トラック2台が作業をしていました。

 

 ショベルカーといえば、下流の仲の瀬橋でも活躍しています。橋の上流で右岸側の整備をしています。

 

 それを仲の瀬橋から見たのが下の写真です。ここはほとんどが砂地のようです。こうやって見ると、澱橋下流だけでなく、仲の瀬橋の上下も釣りにはならないようです。期待はできません。残念です。

 

 そして仲の瀬橋下流に建設中の地下鉄橋梁にもショベルカーが見られました。動いてはいませんでしたが。

 

 明日からアユ釣りが解禁となる地域の皆様方、明日は思いっきり楽しんでください。お祭です。川に入れて、鮎に触れるということに喜びを見出して、自然に感謝しながら竿を出されてはどうでしょうか。

 でも、羨ましいです。いい釣果を得られますように祈っています。

 いざ!出陣!です。    祈 釣運長久!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

よく降りました。

2011-05-30 21:19:09 | 広瀬川

 昨日からよく降りました。今朝方の降り方はまさに土砂降り。それもそのはず、今日の午前9時20分までの3時間で80.0ミリの雨量を記録したとか。これは5月としては観測史上最多といいます。

 5月に台風が2個も上陸したのもかなり珍しいですし、関東地方等の入梅もかなり早かったし、この分では今年の天気には振り回されそうです。一体どんな天気になることやら。多分順調なことはないでしょう。荒れに荒れるかも。それとみちのくではヤマセがおきて冷夏になるかもしれません。広瀬川は河川工事とあわせてアユ釣りにはいいことはないと思ったほうがいいでしょう。結果的によければ、それはそれで最高ですし。(こういう考え方はよろしくないですが)

 というわけで、今日の広瀬川は大増水です。何回かに分けてお知らせしますが、今日は澱橋下流の河川工事のあとがどうなっているか3日間の写真で比較できるようにしてみます。そのためまた写真が多くなります。27日、29日、30日の三日間です。大体は夕方近くの模様です。

 まずは、27日です。上流側から下流に向けて4枚の写真をみてもらいます。本流は左岸側となっています。

  

  

  

  

 次は29日の写真です。左岸側と右岸側の一部が違っています。3枚です。急瀬から右岸側の石積みの状況と左岸側に出島というか突堤みたいなものができています。

 

              

  

 そして今日です。

 

 この上下の2枚は高いところから撮ったものです。

 

 以下の4枚は川に降りて撮ったものです。

 

 右岸と左岸を分けるようなものは何一つありません。一面の濁流と化しています。

 

 これで左岸側に盛った仮設道路(?)の土や砂はかなり流されてしまったことでしょう。それだけでなくかなり削られてもいることでしょう。工事がまた一からやり直しということにならなければいいのですが。

 

 下の写真は左岸側のものです。手前の一部が頭を出していますが、後はすっかり水没しています。苦労してつくり上げた仮設道路がどうなっているか。原型を留めていればいいのですが。増水した川の力は凄まじく、一夜にして流れを変えたりもしますので。

 流れは右にカーブしていますので、水流、水圧はなかり強くかかっているはずです。

 

 5月ももうすぐ終わりです。関東地方以南、以西にお住まいの鮎釣り師の皆様方、台風の影響はどうでしたでしょうか。6月1日の解禁は無事迎えられそうですか。川に入れそうですか。 お祭ですから竿を出せればいいのですが。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

解禁間近なのに、・・・

2011-05-29 22:00:43 | お知らせ

 みちのくでは、メジャーな鮎釣り大会は7月に山形県小国川で開催されます。毎度のことです。大会に出るのが毎年楽しみになっています。懐かしい顔ぶれに会えるのも楽しみですが、大会に出るということ、大会に出て技術を競うということ、これが堪りません。適度な緊張感がいいです。挑戦する気持ちというのですか、これは何歳になっても持ち続けたいですし、挑戦した結果どうだったのか、惨敗かそこそこいい線をいっているのか、一喜一憂するのも楽しみです。過去を振り返れば、もう現状は惨敗、完敗の連続ですが、そういう時は「(この歳でも)参加することに意義がある」と自分に言い聞かせることにしています。そして、自分で自分を褒めてやります。

 ということで?今年も申し込みました。ダイワの大会はネットから申し込みました。便利です。でも、参加者が多いと抽選で落とされる可能性があります。ダイワの大会は、ダイワ製品以外の竿でいい成績を出すのが願いです。

 シマノは釣具店から申し込みました。ネットでの申込はできません。でも申込と同時に参加料等2,620円を支払っていますので、参加できないということはないのではないかと勝手に思っています。シマノは65歳以上の特別枠もありますので、それまでは何としても参加し続けます。そして若さだけで釣りができるのではない、若さだけが全てではない、ということを見せつけてやりたい!!、何としても。

 がまかつはまだ申し込んでいません。いつも申し込んでいる釣具店が、今回の地震でかなりやられて前面改築となるのかどうか、建物が全てブルーのネットで覆われていて、まだ店を覗いてはいません。来週行ってみようと思っています。

 今年は3つといわずにもっと参加しようかなと欲を出したりしていますが、果たしてどうなることか、自分でも???です。

 それなのに、何としたことでしょうか!!こんなことがあっていいのでしょうか??許されるのでしょうか!?心配になってきます。

 

 そうです、今日の朝日新聞の木児です(また出ました、愚かなPCの知能の低さ)、「きじです」と入力して変換すると「木児です」と出るのです。「記事です」とでないのです。

 「福島のアユ 解禁延期へ」 「淡水魚からセシウム続出」という衝撃的な見出し。でもこの記事の前半部分のことは、5月15日の記事にも出ているのです。ただ、15日の記事では、基準値を超えているからどうのこうのするということは書かれていませんでした。

 それが今日の記事では、「解禁を延期する」という検討を始めたと、一歩悪い方に進んでしまったのです。みちのく地方は解禁は大半が7月1日です。まだ1ヶ月余もあるので、その間で検討しようということなのでしょうが、時間が経てば河川の状況がよくなるという保障はまったくありません。それどころか福島第一原発は依然として余談を許さない状況で、放射能(性物質)を出し続けているのでしょうから、悪くなることはあってもよくなるということはないのではないかと絶望的になってしまいます。

 茨城県を流れる久慈川は6月1日解禁ですが、上流の福島県域の久慈川は6月の中旬以降の解禁のはずです。どうなるのでしょうか。

 今日の新聞記事ではアユの調査は、いわき市の鮫川と夏井川で行われたようです。他の川では福島市の摺上川でウグイ、伊達市の阿武隈川でヤマメの調査が行われたようです。

 ヤマメだから、ウグイだからホッと一安心というわけにはいきません。阿武隈川も摺上川もともにアユが釣れる川です。ウグイやヤマメで影響であればアユにも影響があると考えるのが普通、当然でしょう。

 『淡水魚は海水魚に比べて体内にナトリウムをため込みやすく、ナトリウムに似た性質を持つセシウムも海水魚より検出されやすい』とのこと。

 農水省の本音は「出荷停止」がのぞましいとのことですが、水産物では出荷停止を解除するルールが定まっていないため出荷停止に踏み切れないでいるという。

 『湖や川は閉鎖性が高く水量も限られる』から、高濃度のセシウムが溜まりやすいのです。桧原湖や秋元湖は原発から90キロ離れているのに、基準値を超えたわけで、そうなると100キロしか離れていない仙台市も他人事ではありません。名取川や広瀬川に棲む魚がどうなっているのか、知りたいですが、知るのが恐くもあります。

 毎日、新聞に載っている「大気中の放射線量」を見ていますが、ずーと0.08だった仙台市も0.10から0.11マイクロシーベルトになってきています。楽観できるもの、安心できるものはありません。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広瀬川のサクランボ

2011-05-28 22:02:52 | 広瀬川

 久し振りに分流の様子をご覧ください。少し水量が減少しています。今日の雨は霧雨程度で、これでは増水とはならないでしょうが、あさってにかけて台風の影響で強い雨が降れば水量は増すことでしょう。アユ釣りの解禁まで、まだ1ヶ月以上もあるので心配はしていませんが。

               

 上が上流側で、下が下流側です。良くも悪くも去年の秋、この分流の取水口と出口の川底を、ショベルカーで削った関係で分流の水量が多くなりました。この分で行けば、前にも書きましたが分流でもアユ釣りができるかもしれません。川幅は狭いですが、狭いなりに川らしくいろんな流れがあり、石も入っていますので鮎が居付く可能性は十分にあるのではないかと期待?しています。1回は竿を出してみたいです。ただし、短竿で。7.2メートルの竿がいいかも。

 

 2枚目の写真の左岸側にある桜の木です。サクランボがなっています。といっても食べられませんが。毒があるからというわけではないです。山形県で採れるようなサクランボではないです。これ以上実は大きくなりません。

                  

 

 下の4枚の写真は15日に撮影したものです。左岸側に土砂が一杯あり、中洲がありましたから、流芯は右岸側となっています。

  

 鏡から平瀬へ、平瀬から急瀬になるところの逆光の写真です。

           

 少し下っていくとこのように素晴らしい瀬が続きます。右岸へチは結構深くなっています。これはお盆過ぎが楽しみな瀬だなとワクワクするような急瀬です。                       

 急瀬から荒瀬になります。ここはオトリは入らないな、左岸寄りに入れなければとても無理と思いました。

          

 まあ、何にしてもシーズンが楽しみな瀬となったなと思っていたのです。それがその後(このブログで紹介したように)流れはマッタク変わってしまった、マッタク逆になってしまったのです。昨日以前のブログを見てください。

 でも、これもまたすっかり変わってしまうかもしれません。一喜一憂するのは止めます。東京電力と同じように?、何がどうなっているのか、どうなるのかまったくワカリマセンから、信用できませんから。

 それにしても東京電力の情報管理はいったいどうなっているのでしょう。もう上から下までの隠蔽体質は本物ですね、完璧です。平気で情報を隠し、コントロールしようとする。一体どこまで国民をバカにすればいいのでしょう。気がすむのでしょうか。呆れてものが言えません。これが日本を代表する企業だったのですから。そもそも原発を造っているのも東芝とか日立という大企業なのです。原発メーカーの責任ももっともっと問われるべきではないでしょうか。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地下鉄橋梁工事現場

2011-05-27 22:00:57 | 広瀬川

 今まで澱橋下流の工事を中心にお知らせしてきましたが、今日はより下流の仲の瀬橋下流に建設中の地下鉄東西線の工事現場の様子をお知らせします。 撮影はちょっと古く15日(日)のものです。日曜日のため工事は休みです。そのため勝手に断りなく立入禁止の中に入っていきました。休みだからできるのですが。(工事関係者のみなさん、すみません。)写真はいずれも右岸側の河川敷から撮っています。

 最後の3枚は工事現場の階段を上がって(ネットが開いていて、どうぞといっていたように感じたもので)、橋の上から左右を撮ったものです。

 

 『買手なき小女子身を打ち身を反らす漁港に直射日光受けて』

                          (埼玉県:小林 淳子さん)

 

 『小朱点哀しきまでに鮮らけき天魚売らるる季節となりぬ』

                          (舞鶴市:吉富 憲治さん)

 

 『漁止めの浜は白魚寄せる頃漁火はるか夢に灯りぬ

                         (塩釜市:鈴木 久雄さん)

 

 『持ち出しは認めずといふ家畜とは持ち出すものか一時帰宅に』

                         (水戸市:檜山佳与子さん)

 

 『警戒地の浜を嬉しげに奔りゐる黒牛の群哀しき自由』

                           (高山市:桐山 吾朗)

 

 『ヤマボウシ牧場の空を白く染め七〇頭の牛なき五月』

                          (福島市:澤 正宏さん)

 

 『牛飼の友漂白に身を委ねわが家で夜弾くチゴイネルワイゼン』

                       (新発田市:北條 祐史さん)

 

 歌は、23日の朝日歌壇から「魚」と「牛」を歌ったものを取り上げさせていただきました。いつものように勝手に引用させてもらいました。ありがとうございます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またまた、河川工事

2011-05-26 22:15:40 | 広瀬川

 昨日は澱橋下流の左岸側の仮設道路(ではないか?)について写真を多用してお知らせしました。

 左岸側に仮設道路を造って崖崩れの修理工事をするのだろうと思っていたのですが、それも当然あるのでしょうがどうもそれだけではないようなのです。どこまで川をいじるのか、いじくり回すのか、全くもって分からなくなりました。

 

 上下の2枚は24日(火)の午前中のものです。まだどちらかというと左岸側を工事中です。

 

 以下の写真は午後遅くのものですが、すっかり流れが変わっていたのです。午前中までは本流は右岸側でした。本当に素晴らしい、オトリが入るかどうか心配になるくらいの瀬、深くて早い瀬が続いていました。ここでは右岸の土手から竿を出すか、川の中に入って竿を出した方がいいか悩んでいたのですが、・・・・、

 

 すっかり本流というか主流は左岸側に移っていました。二台のショベルカーは川底の石をほじくったり集めたりしています。

 

 そして集めた小石はダンプカーに詰め込みます。上の写真はショベルカーから受けた土砂を、ダンプカーが下流域に運んでいるところです。

 あろうことか、その小石(土砂)を右岸の堤防近くまで運んでいたのです。何でこんなところに川から掬った石を持って行くのか??理解できません。

 

 左岸の崖の上から見たのが上の写真です。今までは右岸側が本流筋だったのに、すっかり左岸側に変わっています。大きなショベルカーが2台で作業すれば川の流れや川底なんか何ともないのでしょう。あっという間に変わってしまいます。

    

 ビックリデス。ワカリマセン。リカイデキマセン。ナゼ、ココマデスルノカ?!。ソノヒツヨウガアルノカ?!

 ナンカ、マッタクメチャクチャニシカオモエマセン、・・・・。

 10月31日まで、今後どんな工事がどこでどのように行われるのか??コワイデス。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

災害復旧への道か、

2011-05-25 21:12:49 | 広瀬川

 (写真が多くなりますが、いずれも22日に撮影したものです。)

 澱橋下流左岸側の工事の様子です。

 

 コルゲートパイプは土砂できれいに覆われています。

    

 下の写真のあたりは崖から岩盤となり、その先は何メートルあるか分からないくらいの深さの大きな淵だったのですが、すっかり埋められてしまいました。魚にとっては誰も近寄らない天国だったはずなのですが。

      

 下の写真は、今までとは逆に下流側から上流を撮ったものです。

          

 下の写真が22日(ということは21日)の最先端です。

              

 この上を歩いていたらふと気がつきました、すっかりボケていたようです、これは仮設道路、崖崩れ防止工事のための仮設道路ではないかと。 仮設道路なら、工事が終わればまた撤去するのか、・・・。

 そうなのです、もう少しで崖崩れの真下に到着します。

 

 

 

 下の写真は上の現場の少し下流の状況です。竹やぶも落下しています。

 

 下の2枚の写真は一番手前、上流側の崖の様子です。

 

  

 これは藤の花でしょうか。崖の途中に咲いていました。

  

 改めて左岸の崖を眺めてみると、どこから崖崩れが起きてもおかしくないように感じます。岩盤は空気に晒され、かなり脆くなっているようです。これでは工事自体も危険を伴います。(本当に私が思ったように、工事のための仮設道路なのかどうか、はっきりはしませんが)

 これでは澱橋下流に平穏は訪れませんよね。魚も落ち着いて縄張りを持つ気にもなれないでしょう。居付くのも難しい。であれば、夏のアユ釣りも期待はできないということになりますか、残念ながら。

 今日6月から8月までの長期予報が出されました。それによると、6,7月は平年並みの気温で、曇りや雨降りが多目、8月は気温は低めで、曇りや雨が多い天候不順の夏になりそうです。

 こうみると、自然環境も人工的な環境もともによろしくないようで、どれだけ鮎と戯れることができるのかどうか。 3月の大震災があったから仕方がないと思うことにしかないか。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

反原発デモと、

2011-05-24 21:40:24 | お知らせ

 今日も暑くもなく寒くもなく過ごしやすい一日でした。一言で言えば爽やかな一日ですか。でも寒がり屋の私にとっては、掘りコタツには電気が必要でした。足元が寒くて。

 仙台藩祖伊達政宗(本来呼捨てにはできないのですが)の376回忌が、瑞宝殿でありました。1636年5月24日、江戸にて死亡しました。70歳でした。確かに藩祖は素晴らしかった。世界に目がいっていた。スケールがでかかった。それだけにその後の藩主はパッとしなかった。伊達騒動があったし、最後には吉原の太夫にも振られたり、明治以降になってもしかり。いつまで経っても政宗一人におんぶに抱っこ、乗り越えられない。これからもずーとそうなのでしょう。さびしいですが。

 今度の地震で仙台城の石垣や塀も数箇所崩れました。交通も遮断されています。

  

 下のブルーシートが掛けられているのは仙台城大手門の隅櫓の向いの石垣と白壁の塀ですが、塀の一部が崩れたようです。

              

 それはそうと、ここ仙台城の跡地は明治以降陸軍第2師団の司令部やいろんな舞台の駐屯地となり、敗戦後はアメリカ進駐軍の駐屯地、アメリカ軍が撤退した後は東北大学の川内教養部となって現在に至っています。 若い人たちが一杯勉学やスポーツに勤しんでいますが、昔々はわれわれの子ども時代の遊び場所でもありました。

 きょうは仙台城下にある博物館で6月5日まで「ポンペイ展」が開催されていて、それを夫婦で見学してきました。

            

 大理石の人物像がいっぱいありましたが、一番驚いたのは大理石のお風呂でした。ボイラーでお湯を沸かして、金属製のパイプでバスタブまでつながっています。水のパイプもあります。追い炊きもできるようになっています。湯船自体はちょっと細くて狭いように感じましたが、それにしてもビックリです。紀元前後にこのようなお風呂の仕組みが出来上がっていたのですから。

            

 でも、貴族たち支配者は贅沢三昧、「食べるために吐き、吐くために食べる」ということをしていたのでは文明は滅びます。何故か滅びて当たり前だと思ってしまいました。まさに自業自得です。火山の噴火はまさに天罰でしょう。

 ポンペイ展の帰りに東北大学に寄って学生食堂に入り早めの昼食を食べて来ました。市民も自由に入れます。夫婦で11品くらい頼んで、920円でした。ご飯が何故か半額でした。一番高かったのはキムチ野菜炒めか、これが150円でした。食堂も広々としていて、明るく快適です。今後も利用します。

 で、そこの食堂で見つけたのが下のチラシです。大学といえばチラシですよね。むかしむかしは学生自治会等のチラシ(というよりはビラですね、当時は)、これが学生生活を象徴していました。

             

 そのチラシによると、5月29日はビキニ水爆の被爆者である大石又七さんの講演会が仙台国際センターであるそうです。これは4月10日、5月7日に東京で実施された「原発反対」のデモ行進を受けて、仙台でも反原発デモに立ち上がろうということです。

 東電福島第一原発から仙台までの直線距離はたったの100キロです。福島第一原発が爆発すれば仙台市もおしまいでしょう。助かるためにはどこかに逃げなければなりませんが、逃避するところはありません。我々夫婦は仕方がないとしても、若い人たちには何とかして助かって欲しいもので、であれば何とかしてこれ以上ひどくならないようにして廃炉にしてほしいものです。廃炉にしても周辺20、30キロの地域は当分は住めないでしょうが。

 そのチラシの裏面掲載の福島県の高校生の手紙を読んでショックを受けましたが、これが原発被害者の偽らざるところなのでしょうか。南相馬市の女子高校生の手紙です。掲載させていただきます。

 『 助けてください  福島県南相馬市の女子高校生です

 わたしは友達を 津波でなくしました  私の友達は 両親をなくしました  私の無二の親友は 南相馬市で ガソリンがないため 避難できずにいます

 電話やメールで 励ますことしか できません

 親友は今も 放射能の恐怖と 戦っています

 だけど、もう諦めてました

 まだ16なのに 死を覚悟してるんです  じわじわと 死を感じてるんです

 もし助かったとしても この先、 放射能の恐怖と 隣り合わせなんです

 政治家も国家も マスコミも専門家も 原発上層部も 全てが敵です 嘘つきです

 テレビでは 原発のことが 放送されなく なりつつあります  同じ津波の映像や マスコミの心ない インタビュー 口先だけの哀悼の意 被災を「天罰」と 言った政治家 政治家はお給料でも 貯金でもはたいて 助けてください

 命令ばかりしないで、 安全な場所から 見てないで、 現地で身体をはって 助けてください

 私達は ・・・見捨てられました おそらく福島は 隔離されます

 完全に見捨てられます 国に殺されます

 私達、被災地の人間は この先ずっと 被災地を見捨てた国を、赦さないし恨み続けます

 これを見てくれた人に 伝えたいです

 いつ自分の大切な人が いなくなるか わからないです

 今隣で笑っている人が 急にいなくなることを 考えてみてください

 そしてその人を 今よりもっと 大切にして下さい 今、青春時代を過ごす学校が 遺体安置所に なってます 体育や部活をやった 体育館は もう二度と動かない 人達が横たわってます

 どうしたら真実を 一人でも多くの人に 伝えられるのか・・・ 一人でも 見て貰えれば幸いです 考えた末 勝手ながら この場を お借りしました

 ごめんなさい そして ありがとうございます 』

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河川工事を上から見ると、

2011-05-23 21:02:26 | 広瀬川

 一昨日は最高気温が27.4度ととっても高かったのですが、昨日今日とまた20度くらいの最高気温となりました。明日はもっと低いかも。

                             

 南九州地方は入梅宣言とか。平年よりもかなり早いらしいですね。気候も変則、荒れたりするのでしょうか。心配です。

  

 澱橋下流左岸の工事については何度もお知らせしていますが、かなり大掛かりな工事なので、普段は近づけません。たまたま広瀬川の左岸上部から工事現場を見ることができましたのでお知らせします。

                             

            

 上の写真は、ダンプカーが持ってきた玉砂利を、ショベルカーの手前で落としているところです。

 

                             

 ダンプカーが残していった玉砂利をショベルカーが均しているところです。上の写真です。

                

 その玉砂利は上の写真のとおり、(上の2枚の写真の現場の)上部の左岸側から採取しています。

    

 だんだんこの工事の目的が分かってきました。広瀬川の護岸工事だけでは分かりませんでしたが。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

咲いています、テッセン

2011-05-22 22:06:39 | お知らせ

 昨日ですか、紹介したパイプの配水管、「コルゲートパイプ」というようです。「ライナープレート」です。 直径は80センチのようです。

 今日は趣を代えてうちの花の紹介です。道行く人も「あっ、きれい」とかいって誉めてくれています。

 

 咲き始めたら一気に咲くような感じ。撮影は昨日ですが、今日雨の中に咲くテッセン(クレマチスというのですか)もいいものです。

        

 じっくり見てやってください。とくに何かをしているということはありません。強いのですかね、生命力が。

 

                   どうですか?

          

             ちょっとしつこいですか。

   

                   もうたくさんですか。

           

          花は誉めれば誉めるほどきれいに咲くとか

       

                きれいですね。

  

 お付き合いありがとうございました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河川工事と、

2011-05-21 21:11:28 | 広瀬川

 昨日書くのを忘れました。岡野釣具店からDMが来たことは書きましたが、肝心の義援金のことを忘れてしまいました。岡野釣具店の方、及び募金してくれた釣り人のみなさん、すみませんでした。改めてお知らせさせていただきます。

 岡野釣具店に設けた東日本大震災の被災者への募金箱に、4月20日現在で92,706円が集まり、岩手県・宮城県・福島県の3県の災害対策本部に送金したとのことです。

 宮城県に住むものとしてご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 全国から沢山の義援金が寄せられていますが、必要としている人に早く手渡せるようになればいいのですが、分配方法でなかなかすんなりとはいかないようで歯がゆい思いをしています。少しでも早く沿岸部に住む人たちに渡ればいいのですが。

 これから二重債務に苦しむ人たちも多く生まれることと思います。少しでも債務が減ることを祈るばかりですが、こういうときは大企業は政府からも守ってもらえるのに、中小零細企業や個人は守ってもらえません。社会的な影響がないから、少ないからということなのでしょうが、東京電力を救済するのであれば、東電によってジプシーにされてしまった人々こそ何とかして救済すべきだろうし、津波等で被災した人たちにも手厚い支援をお願いします。前途を悲観して自殺する人が増えないことを祈るばかりです。

 

 神経の細やかな人は昨日これは何だ?と気がついたかもしれません。写真の左側に変な金属製のものが見えていたでしょう。それがこれです。

       

 実は上の写真の左側に排水口があるのです。直径は1.5メートルくらいもあります。大人でも屈めば十分入れます。この排水口からの排水をこの金属製のパイプで受けるのでしょうか。

 この空間にも何かが設置されるのでしょう。

 

 この排水口の下には4,50年前は川が流れていて、ここが広瀬川の本流でした。強い瀬が長く続いていましたが、左岸側には石積みがあり、そこから竿を出せました。鮎も釣れました。もちろんガラガケですが。

 そしてその石の間にはうなぎも棲んでいて、うなぎ針でなくても大きめの針に大きなミミズをつけて、石の間に入れてやるとうなぎが掛かったものです。夏は沢山の釣り人で賑わいました。昔の話しです。

     

 上が排水口側で、下は流れ側です。見た目は柔らかいように感じたのですが、実際に触ってみるとかなり固いです。直径は1メートルはありません。でも大きいです。

           

 排水口側から流れの方を覗いてみたものです。

         

 この少し下流には下のような四角の排水口が二つあります。ちょっと高いところにありますが、実際の排水はあまりないようです。

  

 それは下の写真ではよく見えないかもしれませんが、10数メートル先には鉄の扉があるからです。これで堰き止めているのかもしれません。

             

広瀬川の崖には下水等の排水口のほかに、今はほとんど埋められてしまいましたが、防空壕も一杯掘られていました。よく掘ったなあと感心しながら見ていたのですが、そこに入るのも大変だろうな、どうやって入ったのか不思議でもありました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鮎用品の売り出しと河川工事と

2011-05-20 21:31:11 | 広瀬川

 昨日ですが、岡野釣具店からアユ釣り用品最後のダイレクトメールが届きました。

          

 早いところは今日20日から解禁の川、静岡県の興津川ですか、確か解禁ですよね。みちのくの我々には信じられません。大藩ならぬ大半の河川は6月1日解禁ですね。鮎釣り師のみなさんは準備万端怠りないですか。みなさんの所の河川の状況はどうですか。現在の地元広瀬川の水量はいい感じですが、問題があります。

 それは河川の工事、川をいじっているからです。川底を浚っているというべきですか。当然にごりもはいります。ショベルカーの作業の音もうるさいですし、これでは川の中の魚は落ち着かないでしょう。ストレスが溜まるのではないですか。

 何しろ工事期間は10月一杯ですから。護岸工事ですから。短い夏のアユ釣りの期間も休工にはならないのでしょうか。無慈悲にも工事を続行するのでしょうか。こんなに川をいじっていいものか、いじる必要はないのに。工事のための工事だといったら怒られますか。中洲の整備はまあ仕方がないとしても、何故今河川の護岸工事をする必要があるのですか。私には分かりません。全くその必要性が感じられません。税金の無駄使いです。漁協から言われているとすれば(そんなことはないと思いますが)、とんでもないことです。

 澱橋下流の工事の様子をお知らせします。ショベルカー2台とキャタピラーのついたダンプカー2台が工事に従事しています。単に下流の中洲の撤去だけかなと思っていたら、かなり大規模な工事のようです。

 

 ショベルカーとダンプカーです。川の流れは本流筋の流れです。

 

 左岸側の中洲を削って、その石を集めています。

 本流筋と左岸側では水が堰き止められていますので、高低差は1メートル近くあるのではないですか。

 

 上の写真の上半分が本流筋です。

   

 左岸側はこんなになっています。ここを全て石で埋めるのかどうか、分かりません。去年まではこの左岸周辺は、禁断の地というか大木があったり、深い淵があったりして人が入って行けない状態だったのです。

 それがこのように大幅に変えられています。

 

 ここの工事の状況は、今後とも細かく報告していきます。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

崖崩れの恐さ

2011-05-19 22:22:36 | 広瀬川

 この前は澱橋上流の右岸側の崖崩れの状況をお知らせしました。今日は澱橋の下流左岸側の崖崩れの状況をアップします。かなり前に一度お知らせしたことがありますが、その後3月11日と4月7日の地震がありまして、崖崩れの状態は悪化しています。とっても硬そうな岩盤と見えたのですが、実際は脆くなっていたのでしょうか。

 何にしても自宅の足元が抉られるというのは恐いし、居ても立ってもいられずたまらないだろうと思います。何事もなければ、最高の景色、見晴らしなのに、お気の毒で慰めようもありません。

 左から右側をアップする形で撮っています。

 

 2枚目の半分見える穴はもしかして戦時中の防空壕だったのでしょうか。広瀬川の崖にはこういう穴が一杯あります。

        

 竹やぶも崩壊しています。地震のときは竹やぶに逃げろ、根が張っているので地割れはしないという理由だったと思いますが、崖の途中の竹やぶではどうしようもありません。

              

 下の3枚は上の写真の上流側の崖崩れの様子です。

 

 

 南側の床下の土台が崩れ落ちています。

 

 こう見てくると、澱橋上下の崖下での釣りは厳重な注意を要する、いややめるべきだということになるでしょう。

 まだ余震はなくなりません。いつ自然は気まぐれで大きな揺れを引き起こすかもしれません。巨大地震で巨大な岩石の直撃を受けたのでは釣りどころではありません、死んでしまいます。

 崖自体はもったとしても、崖に生えている大きな木、これが落ちてこないという保障はまったくありません。いつ大木の下敷きにならないとも限りません。 お互いに十分注意して釣りを、アユ釣りを楽しみたいものです。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いい天気が続きます

2011-05-18 21:41:26 | お知らせ

 きょうも「みちのく歌壇」から引用させていただきます。関係者の皆様、ご理解の程よろしくお願いします。

 とても切なく、やるせない歌ですが、せめてこういう現実、こういうことがあったということを我々は記憶し続ける必要があります。

 瀬戸際で笑みを浮かべた弟の面輪を包む真っ青なシート

                   (宮城・美里町:山本三代子さん)

 身じろぎもせずに涙を流しつつ震災のテレビを視ている幼

                   (大館市:浅川 昭子さん)

 次の歌は上手く例えているなと感心しました。(私もこのブログで何度も地震の揺れについては書いてきて、常に揺れている感じと繰り返してきましたが。)

 余震なのか春風なのか迷うほどこの一月をゆらゆら生きる

 (北上市:菊地 和子)

 確かに強い風が吹くと地震かなと身構えてしまいます。家が老朽化しつつあることもあるかと思いますが。

 

 写真はきょうの夕方ですが、若者たちが気勢を上げて楽しんでいました。場所は澱橋の下流右岸です。ニジマスの放流のとき、竿を出しているところの少し上流です。

           

 8人乗りのボートでしょうか、若者たちは代わりばんこに乗って少し上流に漕ぎ出し、また戻るということをくり返していました。

 この部分は完全なトロ場となっていますので、ボートの練習には格好の場所です。この辺だけで漕いでくれるのであれば、夏でもいいのですが。

 右岸側で漕いでいましたが、このボートは2週間くらい前には左岸側にありました。丁度澱橋の真下に横たわっていました。4日の撮影です。

 

           

 多分東北大学のボートかと思いますが、東北大学の学生たちはボランティア団体を立ち上げて、被災地で活躍しています。

 きょうの朝日新聞の地方版によると、正式名称は「東北大学地域振興プロジェクトHARU」といいますが、登録者は1,000人を超えて、避難所の風呂の番代役、小中学生への勉強指導、障害児の施設での手伝い等「東北大だからこそ、地域の輪に入り込んで人と接し、ここでしかなれない人材を育てられる活動をしたい」といいます。

 頼もしい限りですね。若い人たちに期待するところはとても大きいです。この経験を生かして立派な大人になって欲しいです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショベルカー

2011-05-17 21:51:26 | お知らせ

 写真は15日(日)のものです。

 澱橋下に停まっているショベルカーとキャタピラー付ダンプです。当然河川工事のための車両ですが、橋の下流域の中州や護岸工事をしています。 丁度写真を撮りにいった時、小さい子ども二人を連れたお父さんもいました。子どもにすごいねえと話していました。 (私の子どもも小さい時ショベルカーやブルドーザーが大好きで、工事現場で見たり、ミニのショベルカーを何台も買ったり、当時の小松製作所にハガキを出してパンフレットをもらったりしました。)

 わりと新しい機材です。ショベルの部分を中心にご覧ください。

 

 こうやって見ると普通のショベルのように見えるでしょうが、実際は下のようなものです。

 

 ともに小石や砂利をふるい落として大き目の石のみ集めるためのものです。よくご覧になっていただくと、上下のショベルは同じものではありません。 この二台のショベルカーで橋の下流の中洲を整備しています。

 

 ゴム製のキャタピラーのダンプカーが2台並んでいました。去年もこの車両が活躍しました。ショベルカーから石を受けて運び込みます。IHIなので石川島播磨重工業(今は社名が変わっているかも)製ですか。

 

 レンタル料はどのくらいなのでしょうか。それ以上に全体の工事費はどのくらいなのかそれが知りたいものです。

 本当に休まずに10月一杯まで工事をするのでしょうか。

 

 昨日お見せするつもりだったのですが、眠くてすっかり忘れてしまいました。昨日見せることに意味があったのですが・・・。

 どうですか、可愛いでしょう。目を細めているところなんか、ネコ好きにはたまらないのではないでしょうか。まだ子猫のようでした。車の下に何かが見えるようだと思って注視したら、丸々とした子猫でした。逃げなかったので撮れました。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする