鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

悲しいお知らせが、最上川

2017-08-16 13:37:56 | 最上川

 きょうも相変わらず梅雨らしい梅雨の天気が続いています。おまけに涼しいというか寒いくらいの気温。 きのう21.6度、きょうも21度台の最高気温とか。 でも少しだけ朗報も。 来週は30度近くまで上る日が続くとか、・・・・。

 

 最上川は死んだ!

   最上川は占拠された!

     最上川は滅ぼされた!

        最上川は大鮎の川ではなくなった!

          最上川は乗っ取られた!

             最上川は駆逐された!

 きのうは大日本帝国が滅亡した日ですが、同じ日に最上川もアメリカ帝国主義に滅亡されました。 こう書けば何のことかお分かりではないかと思うのですが、そうです、最上川は”鮎の釣れる川ではなくなった”ということです。 (文章が続きますが、我慢してお読みください。)

 山形県を南から北に流れる大河最上川全般について言っているのではございません。お気を付けください。ゆ~チェリーの裏のというべきか表というべきか、そこを流れる最上川、第一組合と第二組合の境界杭がある最上川のことです。平塩橋下流域です。

 実はきのう居ても立ってもいられず、行ってきたのです、山形県は寒河江川と最上川へ。メインは当然大鮎狙いの最上川です。 国土交通省作成の水位一覧表を見て、これなら入れそうだと思った次第ですが、オトリ等を買う前に事前に該当する最上川の場所に行っていってみました。

       

 

 水量はちょっと多いかなと思いましたが、水温は手の感触では寒くないと感じました。水温計は持って行っているのですが。 そうそうその前にきのう仙台を出発するときは雨でした。でも関山のトンネルを超えればきっと晴れているだろうと期待すること大でした。

 きのうの午後の山形からの帰りの気温は27度、関山トンネルを超えたら21度という状況で雨降りでした。寒河江付近は雲は多かったですが、当然寒くはなく蒸し暑さも感じ、釣りには申し分ない天気でした。奥羽山脈一つで天国と地獄の違いでした。

 まあそれはともかく、大沼オトリ店で入漁証やオトリ鮎を買いました。 正直に申せば、日釣り券(1500円)ではなく”年券”(7000円)を買ったのです。去年のことがあるので、今年は最上川は鮎釣り河川として”復活”するだろうと、自分に都合のいいように解釈してしまったのです。希望的観測そのものです。

 オトリ鮎は1匹500円です。ここのオトリ鮎は実に立派なもので、こんなに大きくていいのか、寒河江川で釣れる鮎よりも大きく立派なのです。極端に大きくはなく、かといって小さくもない元気な鮎を2匹選びました。 若旦那?曰く、寒河江川の鮎は小さい。最上川はバスが多くなり、リリース禁止にした、とか言っていました。

 

 

 

 

 

 水は澄んでいました。水量は多めのため、去年からの原則「膝上より深いところには入らない」ということを守ったのですが、となるとほとんど左岸ヘチしか入れないということになってしまいました。

 実釣時間は9時25分から10時30分の1時間5分。いやあとっても長く感じました。たった1時間なのに。水中糸は0.1号の複合メタルかな。仕掛けとしては頑丈なものにしました。去年同様に第1と第2組合の境界のちょっと上流から釣りスタートです。

 オトリ鮎がなかなか潜ってくれないので背バリを装着しました。去年までなら10分もすれば心地よい当たりが伝わってきたものですが・・・・・。釣り人はガラガケの人もいません。だあれもいません。いるのは現実を知らない、希望的観測で竿を出している自分だけです。

 掛かりません。掛かる気もしなくなってきました。そして思ったこと、願ったことは「バスでもいいから掛かってくれ」というものです。ここまでくると悲しいということを超えて哀れですね。そしたら、10時前ですか、グググッという何かが掛かる感触が伝わってきました。

 これは喜ぶべきことか悲しむべきことか。当然敵は近寄ってきません。好き勝手に動き回ります。でもこちらも鮎釣り師の意地があります。負けてたまるか!と何とかして敵の姿を見据え、左岸の浅瀬に打ち上げて討ち取ってやろうと思ったのですが、流芯(というには手前過ぎますが)の方へ走られるともうどうしようもありません。 でも幸か不幸かハリが外れてくれたのです。 本来ならラッキーなのですが、オトリ鮎はもう亡くなっていました。

 残るはもう1匹のオトリ鮎。気を取り直して、今度は去年掛かった瀬の方で竿を出すことにしました。少し下って背バリのほかにおもりも使って早瀬や急瀬に沈めようとしますがなかなかうまくはいきません。押しが強いため浮いてしまいます。

 それで急瀬や早瀬のすぐ上の押しの強い流れに沈めたところ、一発で掛かりました、鮎がと言いたいところですがバスでしょう。 このバスは手前によってきたりもして何とか採れそうかなとも思ったのですが、2,3メートル先の水中でニンゲンを小馬鹿にするように腹を見せたかと思うと一気に右岸側へ泳ぎ出し、今回は糸が切れてしまいました。それでジ・エンド

 下の付け糸とハナカン周り仕掛けのチチワのところで切れていました。オトリ店の若旦那が言っていました、56センチのバスもいると。 という次第で1時間で2回掛かり、2回とも生き死にの違いはあれオトリ鮎を失いました。敵は鮎ではなかったです。

 

 車を止めたのは毎度のことで、平塩橋の脇から遊歩道へ出て、取り外し可能な車止めを外してから下流へ走ってゆ~チェリーの向かい側に止めます。きのうは橋の手前に駐車車両が3台ありました。鮎釣りというよりはバス釣りに来ているようでした。そして橋下に面したところにいままで見たことのないような看板が立っていました。

 それがこれです。 たまたまなのですが、掲示板の上に二人の若者が映っています。当然鮎釣りではございません。バス釣りでしょうか。この写真は車から撮りました。

 

 でも遅いですね、遅すぎました。 もうこの付近はバスに征服されていました。もう元に戻ることは無理でしょう。 地元の知り合いの鮎釣り師と寒河江川のチェリーランドで話す機会があったのですが、私はもうあの付近は「駄目だね」と言ったら、「98%バスが掛かる」と。

                    

 彼は、なんでも小口バス(スモールマウスバス)が爆発的に増加した!と言っていました。

     

                 

 

 1年でかくも変わってしまいました。ガッカリです。残念です。 こうなればもうバスバスターズを編成して、ルアーでバスやブルーギルを釣りまくり駆除でもしないと無理でしょうね。


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最上川 エピローグ

2016-09-21 15:41:11 | 最上川

 きょうから秋の交通安全運動がスタートしました。 これから祝日と休日、土曜日を除いて毎日定位置や移動したりしての立哨がスタートしました。 朝方は涼しいというよりは寒かったですね。 冬用のベストを着て行きました。

 子どもたちの服装も相変わらず夏のままの子もいれば、もうすっかり冬支度のような子どももいました。手袋をしている子が二人もいました。これにはこっちが参ってしまいました。 こういうときにその子の親の気持ちというか、気配りというようなものが感じられると思います。

 総じて子どもたちはみな元気なのですが、一目見ただけで充実しているなと内面からエネルギーが溢れかえってくる様な子もいれば、しゅんとして元気がなくか弱そうな感じの子もいました。 そういう時はこちらは大きな声で 「お早うございます」「行ってらっしゃい」ということにしています。

 9時過ぎる頃からようやく暖かくなってきました。

 

 

 いつまでもアップしないと忘れてしまいかねないので、この辺でみなさまにご紹介します。 16日ですか、会津若松にいったときに描いてきたものです。 会津と言えば民芸品では「赤ベコ」が有名ですが、こういう「赤べえ」もあります。

  土鈴です。

                              

 自分でいうのも何ですが、素朴で味わいのある赤べえになっていませんか?人柄がそのまま表れているかのように感じませんか?(押しつけがましいですが)

                      

  

 

 きょう堤防の斜面に咲いているのを、咲きかけているのを見つけました。 今除草作業中で、もしかして彼岸花も刈り取られてしまっていたのかもしれません。

   彼岸花

                   

 ショベルカーで、刈った草を何か所かに積み上げていきます。

 

 

 分流はきのうから早朝にかけての雨で増水していました。

                  

             

 

       

 ここの分流でアユルアーを使って何とか鮎を掛けられないか、思案中です。 時間帯によっては可能性もあるだろうと思いますが。 でも今回の増水で水温も下がったでしょうし、もう産卵の時期だということで下りはじめているのかも知れません。

 昆虫もめっきり少なくなったように感じます。除草は昆虫にとっては迷惑ですよね。蛇にしても。

   

 

 実はきのうも雨の中、雨なんかものともせずと言いたいところですが、雨を気にしながら悩みながらまた行ったのです、最上川へ。 きのうで今夏の鮎釣りもジ・エンドにするつもりで。 24日・25日のお祭りの準備もありますし、秋の交通安全運動もスタートするし、きのうしかもう釣行のチャンスはないと判断しました。 それで雨降りですが、仙台ばかりか寒河江地区も雨のようでしたが、出かけました。

 関山トンネルを超えても晴れ間は見えませんでした。気温は16度くらいと低いです。鮎釣りの条件としては芳しくありません。 でも唯一の救いは最上川は長くかつゆったりしているので水温は急激には下がらず、あたたかいということです。案の定20度ちかくもありました。

 オトリ店でおとりを2匹選ぶとき、ダメもとで言ってみました。厚かましいことではありますが、このところ何度も通ってきたが、きょうをもって納竿する予定であり、ついてはオトリ鮎を1匹サービスしてくれないかとお願いしてみました。 

 しかし、すぐに帰ってきた返事は、それはだめだときっぱりとはねつけられました。多分駄目だろうとは思っていましたが、悩むところは全くなく、思っていた以上に簡潔明瞭な返事でした。 いろいろと言われているのかもしれません、もしかして。

 

 最上川のいつもの場所、ゆ~チェリーの向かいです。露天風呂に入っている人の姿が見えます。竿を出した時間は9時15分から10時35分です。 きょうも使用した竿は、シマノのスペシャル豪腕「尺鮎90-95」です。 水中糸は前回使用したフロロの0.4号。 

 ハリはどうしたと思いますか? 前回の反省に基づき、ヤナギかチラシバリを使っただろうと思いますか? そうすべきだったのかもしれませんが、掛かる率が高いのはやはり4本イカリバリであろうということで、4本イカリにしたのです。

 でも最初に入ったのはいつものように第一と第二組合の境界の上流の平瀬で、ここならまだ4本イカリでいいだろうと思った次第です。ここでは毎回5から10分以内で1匹目が掛かっていますので、それも計算に入っていました。

 天気が芳しくないせいかどうか、今回に限って全く掛かりません。掛かるような気配も感じませんでした。これはもしかして鮎は産卵のために下流に下ってしまったのかと思いました。 ここで掛からなければきょうはダメだろうと思いまして、ここで20分くらい竿を出した後、釣り下ることはしないで、一気に階段があるところの瀬に向かいました。

 というのも2匹のオトリ鮎のうち、1匹がまったく使い物にならなかったのです。体だけ大きくてもハナカンを付けると泳がない、潜らないのです。今年初めてのことかな、もしかして。 不運が重なりました。だから残りのオトリ鮎は1匹のみ。これは大事に扱わないともう釣りにはならなくなってしまいます。

 だから一気に下流の瀬へ向かい、ここで掛からなければもうしょうがない、諦めよう、きょうで納竿だ!と自分に言いきかせた次第です。

  ここはパスして、

 この瀬に入りました。

 

 何分位したでしょうか、背バリが効いたのかどうか、竿がぐーんと下流に絞り込まれたかと思うと今度は上流へ泳いでいきました。近くに寄ってくるような感じになりましたので、下流へ導いてうまく抜けました。 嬉しかったですね。なんといってもオデコを免れたのですから。

 

            (何とも無念そうなオトリ鮎です。)

           

 1匹確保。これで有終の美を飾れたと言ってもいいなとさえ思いました。 すぐにオトリ鮎を掛かり鮎に交換しました。 同じ瀬に入れたところ、1分も経たないくらいで強烈な引きが伝わってきました。 「いるじゃないの!」「掛かるじゃないの!」「まだ瀬にいるんだ!」 歓喜の状態です。

 竿が伸されそうです。ネットに入ったまま積まれている石の上を下ってついて行きます。 すこしでも弱い瀬に導いて抜こうとするのですが、格闘するうちに、軍配は敵に上ってしまいました。ニンゲンの負けです。 がっくりです。 

 ここで賢いか愚かかの差が出たというのでしょうか。肝心のハリは4本イカリバリのままでした。1匹掛かった時点でチラシかヤナギに代えていたら、状況は変わっていたのでしょうか?すべては後の祭りですが。 釣りに関しては保守的なんですね、頑固というか融通が利かないというか、柔軟性に欠ける「愚か者」なのでしょう。

 もうここまでくればというやけくそな気持ちで、そのままハリを代えることもせず、今度は瀬の少し上の水深のある押しの強そうな平瀬に背バリを使って泳がせました。 そこで確かに2回ばかり水中で当たりがあったのですが、ハリ掛かりしそうにはなっても食い込むということはなかったのです。逆バリが外れたばかり。

 ということで最後の?最上川釣行は終わりました。 止めました。納竿しました。 最上川に感謝して。6回くらい通いましたが、大河での大きな鮎とのやり取り、また瀬釣りの楽しみ(と苦労、挫折感も)を悔しさ半分ですが味わうことができました。来年に向けての課題ということにしましょう。

 

 その後は「ゆ~チェリー」に入り、3つの温泉に浸かり、頭から足まできれいに洗って、向かいのアグリランド(ポポラみたいなところ)で、安い西洋ナシとブドウと、ナスとシメジをお土産として購入しました。 

 ここの温泉はどうしても忘れられないことがあります。 3・11のあの日、ガスが完全にストップしてお湯が沸かせません。お風呂に入れませんでした。 車のガソリンの残量は多くはなかったのですが、ここなら混んでいないだろうと思って家族でお風呂に入るために出かけた温泉なのです。約2週間ぶりのお風呂でした。気持ちよかったです。そういう思いでのある温泉なのです。

 おとり鮎を購入しての鮎釣りはこれでお仕舞とします。 でも楽しみが一つあります。広瀬川の分流です。ハミ跡がまだあるのであれば、その付近で30分でもアユルアーで遊んでみようという楽しみです。 そしてゆっくりとゆく夏(秋?)を惜しみながら今夏の終焉としていきたいと思った次第です。

 

コメント (1)
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最上川 後編

2016-09-20 16:11:27 | 最上川

 きょうもまるで梅雨空という感じ。 まあ大型台風が近づいてきているようですし、前線も刺激されて不安定な天気にならざるを得ないようです。 

                 (午後3時半ころ)

    

 それにしても気温が低すぎます。25度くらいになって欲しいです。 今週末はそれくらいに上るような予報でしたが、果たしてどうなることやら。 24日25日の土日は町内の一番のイベントである縛不動尊のお祭りとおまつり前夜祭がありますので、何とか雨にはならないで欲しいものです。

                

            (雨の中の除草作業、ご苦労様です。)

         

 

       

 ここの分流に食事に来るあゆを何とかしてルアーで掛けてみたいですね。

 

 

 きのうの続きで、18日のたった一人の最上川紀行ならぬ釣行です。 きのうは午前中の、上流の平瀬と下流の急瀬での鮎との格闘シーンをご紹介しました。今でも思い出すと悔しさが湧きでてきます。

 午後は12時15分から13時15分の一時間の鮎釣りとなりました。何としてもツ抜けをしてやるという強い石ではなく意思があれば、時間は掛かったでしょうが、ツ抜けは可能だったと思います。

 でも極力無理はしないように、なるべく疲れは残さないようにと心掛けているし、お土産を買わなければいけないし、何よりも疲れて運転が嫌になってしまったら大いに困りますので、ひとりの場合はなるべく早く川から上がって帰途につくようにしています。

 「安全に釣りを楽しむ」心掛けが初老の身には必要だと実感しているからですが。 面白くないなといえばいえないこともないです。もう老い先短いのだから、一期一会の精神で、きょうの日に全身全霊を打ちこめと言えないこともないのですが、体力が衰えると気力も衰えます。

 こんな愚痴なんか聞きたくないですよね。失礼しました。

 午後も同じ急瀬と荒瀬を攻めました。写真ではそうは見えないようですが、押しは強いのです。

 

 

すぐには掛かりませんでした。午後の1匹目(累計で7匹目)が掛かったのは12時35分頃です。

 ⑦-1 

 背掛かりです。

         ⑦-2  

 8匹目は12時48分頃

 ⑧-1

        ⑧-2 

 あまり大きくは無かったです。 そうそう午後からは午前中に使ったナイロンの0.35号の水中糸を交換しました。ハナカン周りが何回かチリチリになったりしたもので。 フロロの0.4号にグレイドアップです。 

 これでもう怖いものなし!ということなのですが、早々掛かるものでもありません。というか午前中にも書きましたが、掛かることは掛かるのですが、瀬での釣りでは鋭角釣法にはならず、流れに対して竿を90度の直角近くにするとどうしても水中糸やオトリ鮎は下竿気味になってしまいます。

 おまけにこの場所は左岸側が浅くゆるやかな流れになっているという訳ではなく、瀬が続きますし、低い木の枝や草が川に覆いかぶさっているしで、下流に持って行かれるともう大変なのです。 何回涙を飲んだことか!!

 そして水中でのバレも多発してしまいました。 おっ来た!と少し竿を絞ってから立てるのですが、立てると抵抗がスーと消えていってしまうという悲劇も繰返されました。まあ本当に上手くいかないものです。だから楽しいとも言えますし、腕を磨いてやろうとも思うのでしょうが。

 掛かりが浅いこと、と 特に背掛かりの場合下流に下られると流れの抵抗も加わって抜こうと必死になっても抜けないこと、反省点ですが、帰宅後に気がつきました。 合計で15、16回くらいは掛かったのだから、そういう時は”チラシ”バリか”ヤナギ”バリにすべきではなかったのか?!と。

 さらに、タモで受けようとはせずに那珂川抜きで後方に飛ばし、それから流れてくる2匹のアユを取り込むようにすべきではなかったか。 ほんのたまに飛ばしてみたりはしたことがあるのですが、まあまったく自信はありませんね。 今後の課題です。

 両手2本の手で鮎の抵抗を受けるのと、両手ではあってもタモを持っている両手では力の入り具合も微妙に異なってくるのではないかな。ましてやタモで受けるとなると、タモが届く範囲に2匹の鮎が飛んでくるように調整しなければならなく、必死に耐えながらもいろいろと考えなければならないということはニンゲンにとって不利なのかもしれません。(お前はそんなに馬鹿なのか!?という声が聞こえそうです。)

 とくに18日の納竿という気にさせられた掛かり鮎との死闘は、返す返すも悔しく残念なことでした。水深のある流れの中で掛かり、対岸へ逃げようとするのをなんとか持ちこたえ、瀬の中を少しでも左岸寄りにと引き寄せてきましたが流れに乗ってしまい、どうしても浮き上がってきません、引抜ができません。これ以上引きずられたらもう引き抜けなくなると覚悟をして、瀬の中から必死の形相で(多分?)抜こうと踏ん張り続けたのですが・・・・・。オトリ鮎だけの大ホームランとなってしまいました。 悔しかったですねえ。一気にどっと疲れとため息が出てくるものです。

 でも十二分に楽しめた18日の鮎釣りでした。アユに、最上川に感謝です。 お土産はこういうものです。全て一番安いものばかりです。 でもぶどうは甘いですよ。

         

 鮎はもっと大きかったのになあと思うのですが、・・・・・

 

 まだまだ若くて追星もくっきりです。釣り上げてもさびは全く入りません。しかも急瀬にいるのです、この時期に関わらず。 天晴ですね、最上川の鮎は。

 一日置いて下の写真のように3枚に卸しました。 フライにして食べようと。立派な身ですね。こうやって見ると鮎の切り身とは思わないでしょう??

                 

 そしていつもは捨てていた鮎の残りの部分。もったいないと思って、みそ味でアラ汁にしました。奥方がいろいろ手を加えてくれて、まったく臭みのないあら汁になりました。

 

 そしてきれいにおろした鮎の身はこのようにフライに仕上がりました。

               


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またしても、ひとりの最上川!

2016-09-19 14:47:31 | 最上川

 きょうも冴えない天気ですが、気温はきのうよりはあるようです。きのうの仙台の最高気温は19.9度でした。 寒河江辺りも18度くらいでした。 でも水温は20度くらいありましたが。 きょうの仙台はちょっと動くと蒸し暑さを感じさせる感じなので(くどい!)20度はいっているでしょう。

 きのう広瀬川の分流をご紹介しませんでしたので、きょうは分流のお知らせからスタートです。 まずは分流の上流域から。

   お墓参りに行ってから河原に行ったので遅くなってしまいました。午前11時頃です。

 

             

 大分水位は少なくなりました。また濁り具合も弱まってきた感じです。 今分流のそばを歩くと元気なのはコオロギですね。 あさから元気よく鳴いています。

        

 バッタ類は見かけなくなりました。蝉が姿を消し、バッタ等の昆虫類も消えつつあり、同じ昆虫でもコオロギの天下になっています。

 

 

       

 

 やはりここまでの写真を毎日アップしないと何か落ち着きません。

  

 ここからが本題の最上川での鮎釣りです。 表題からもお分かりのように、天気が悪かったせいもあり、チェリーランドではない湯~チェリー付近の最上川には誰もだあれもいませんでした。 釣れないからいないのか、雨だからいないのか分かりません。

 私も迷いました。このような天気の中で竿を出しても掛かるのか? そもそもまだ鮎は居るのか? 居ても掛かるのか? 誰もいないということは釣れないからではないのか? いろいろ考えだすと悩みは尽きません。

 オトリ等を買う前に、寒河江川に立ち寄り、次いで最上川の様子を見に行きました。やはり心配です。 あまりにひどい川の状態でしたら潔く釣りを諦めて、温泉に入って帰途につくという手もあります。

 湯~チェリーの駐車場に車を停めて最上川へ下りてみました。 水量は前回よりもちょっと少なめかな。 濁りもかなりなくなり川底の石も見えます。 水温は冷たくはなく20度あります、外気温よりも暖かいのです。小雨模様が一番のネックです。 誰もいません。

 一応川の状況を確認してから車に戻り、寝ることにしました、少しの間。 その間にもしかして雨が止まないかなあ、やまなくても小降りになってくれないかなあと願いながら20余分寝ました。 この頃どこでもよく?眠れます。

 その結果、きょうが今年最後の鮎釣りになるかもしれないという覚悟の基に、ダメもとで竿を出してみよう! 1時間は粘ってそれでもだめなら潔く諦めて、温泉に入って温まってから帰ろう、折角準備してきたのだから・・・・・。(グダグダと初老の諦めの悪さ加減を、将来の戒めとしてお付き合いください。)

 それで大沼M店によってオトリ2匹と日釣り券を購入しました。 結果論としては”年券”を買っておけばよかったなあ~ということになります。 そしていつもの最上川へ、釣れることを期待しながら。

 

 竿は何だと思いますか?最後かもしれないと思って持ってきました、シマノのスペシャル豪腕”尺鮎”90-95です。 水中糸は前半はナイロンの0.35号、昼過ぎはフロロの0.4号です。 養殖アユが弱ってきたときには背バリを使いましたが、野鮎のときはノーマル仕掛けでした。

 午前10時15分スタートです。 5分くらい泳がせていましたかな、糸が重くなって下流へ動きました。 何度も書いていますが、最上川の鮎の当たりは、他の河川のように”ガツーン”という訳にはいきません。何ぜなのでしょうか? 思いっきり竿が下流側に引っ張られ、両手で竿を支えるということがあまりありません。

 でも、これも何度も書いていますが、掛かった後の引きというかやり取りが強烈なのです。これにしびれてしまったがために、何回も最上川に通うようになってしまったわけです。 

 記念すべき最初の1匹は掛かった後上流へ向かい、その後右岸側へ、それを左岸側に寄せて浅瀬に来たので抜きました。 無事キャッチしてビックリ!!その大きいこと、優に25センチは超えていると思いました。 

 それがこれです。① まだまだ若さを感じさせる追星くっきりの大きい鮎でした。

 ① 

 いやあ~嬉しかったです、鮎が掛かり取り込んだのですから、しかもでかい鮎です。ホッとしました。オデコを免れましたし。 

     

 それなのに帰宅して採寸したところ24センチちょっとでした。 そんなはずはない!死後硬直で縮こまったのだと思いたいですが、現場で測っていないので何とも言えません。 

 2匹目はこれです、と言いたいところでしたが、5分もしないで2匹目が軽く”ガツン”と掛かったのですが、これもなかなか浮いて来なくて、おとり鮎さえも見えません。でも何とか慎重に左岸近くに寄せて取り込もうと慎重になり過ぎたのでしょうか、バレテしまいました。

 こういう時はショックです、落ち込みます。 往々にして大会等もこういうことで後が悪くなってくるものです。 まあそれはそれとして、1匹は掛かったのだからと自分に言いきかせて釣り下ります。 そしたら、そしたら、そしたらまたしても掛かったのです。

 掛かっても兵器ではなく平気で流芯を上流へ向けて泳いでいきます。何じゃこれは?もしかしてでかい鮎か、尺鮎か、そう思いながら上流へ向かう鮎を下流側へ導こうと竿操作をしたら、今度は右岸側へ走ります。

 そうはさせじと必死に竿を持って耐えます。糸鳴りがするかと思うくらいでした。竿と糸を信じてやり取りをする中で、ふと思いました。もしかしてこれは”ブラックバス”ではないかと。 ”二ゴイ”とは思いませんでした。そうであればなおのこと負けるわけにはいかない!!ニンゲン様の意地にかけて取り込んでやる!と思いました。

 うまく左岸側へ導きました。もう少し、もう少し、寄ってきたら草やぶの中に入れてしまおうと思いました。 でも敵も然るもの、必死なのでしょう、またしても流芯の方へ逃げていきました。耐えるのですがとうとうハリが外れてしまいました。

 ということは引き分けということになるのでしょうか。ブラックバスをやっつけられなかったけど、オトリ鮎を回収できたし(もちろんすっかり弱ってしまいましたが)、両者痛み分けとすることにしました。

 そうそうやり取りの中で、敵は2回もジャンプしました。そのとき魚体は黒かったですし、二ゴイはジャンプしなかったように思うのですが・・・・。 まあでもさすがスペシャル豪腕「尺鮎」ですし、水中糸も0.3号でよくもったものです。

 気を取り直して、オトリ鮎も交換して釣り下りますが、下れば下るほど掛かる気がしませんでした。そしてとうとうコンクリートの階段があるところの瀬が最後に待っていました。早瀬と急瀬があり、水深も深くなってきて押しが強くなります。

 

 

 でもようやく2匹目が掛かりました。 11時6分です。

 ② 

 そしてここで思い知ります、最上川の鮎はまだ若くて瀬についているのだと。全くさびが入るような魚体ではありませんでした。往々にしてこの頃の鮎は触るだけで黒くなったりするものですが。

 ③  (11時21分)

        (11時28分) ④ 

 ⑤ (11時34分)

    11時43分 ⑥ 

 結局10時15分頃から12時までで6匹取り込みました。集合写真です。

     大きい鮎なのですが・・ 

 午前中で何回くらいのバラシがあったでしょうか? 取り込み自体は全てOKでした。 1回だけ掛かり鮎とオトリ鮎の間隔が広くなったもののぶじ掛かり鮎をキャッチした、のですが、オトリ鮎は後方へ行ってしまいましたが、掛かり鮎はタモの中、なのにその元気な鮎はタモの中でジャンプして川のなかへ戻って行きました。こういうこともあるのですね。

 掛かり鮎をすべて取り込んだとすれば、6ひきではなく12匹くらいにはなるのではないでしょうか。 瀬の中を泳がせるためかどうしても竿は鋭角にはならずに、下竿気味になりがちです。 そうなると折角掛かっても一気に下流に走られ、伸されてしまうのです。

 これがとっても悔しいです。ましてや背掛かりが多く、流れに乗られてしまうともうどうしようもありません。この付近の左岸は結構な水深もあり、流れもあって、さらに小枝や草が左岸に覆いかぶさっていて、抜くのが大変困難なのです。

 それこそもうアユとニンゲンの格闘、死闘といっても大袈裟ではありません。アユに引っ張られてそのまま下ってしまうと私としては下手すると”溺れて”しまいかねません。危険と隣り合わせなのです。

 せっかく膝上までの深さには入らないということを守って釣りをしているのに、鮎に深みに誘われてはニンゲンが廃ります、恥ずかしいことです。 そういうこともあってアユとニンゲンの格闘技である急瀬等での鮎釣りは危険でもあるのです。とくに泳げない私にとっては常に危険と隣り合わせなのです。

 それにしても掛かってから取り込むまでのあいだ、くそっ、なにくそっ、負けて堪るか、何としてもとってやる、チキショー何で上がってこないんだ、なんてことを口に出したり、頼む糸が切れないでくれと祈ったり、たかが鮎釣り、されど鮎釣りという面目躍如です。

 ニンゲンをここまで夢中にさせるのですから、鮎様様です。

 以上がきのうの午前中の出来事です。 長くなりましたので、午後以降のことはまたあしたへ続きます。すみません。

 


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3度目の正直、最上川

2016-09-09 15:44:06 | 最上川

 昨夜の雨の驕り昂ぶり具合は、近年無いようなものでした。 今朝はどれだけ広瀬川は増水しているか気になりまして、朝6時に行ってみましたが、きのうの夕方と差して違わない感じの水量でした。

 

     

 

 もっとも深夜には今よりも30センチは増水していました。

   雨と草(花)と流れのコラボ

   

               

 

 

 今から思えば無茶だったかなとも、無鉄砲だったともいえますが、ダメもとで、家に居てウジウジしていてもしょうがないので、最上川へ行くことにしました。 天候のために、釣れなければ、川に入れなければ、温泉に浸かってくればいいという気持ちで行ったわけです。

 だから大沼Mでオトリと日釣り券を買って、最上川へ直行しました。 案の定誰もいません。 午前中の2時間でも竿を出せれば”よし”と思っていました。  少ししてから右岸に若者の姿がありました。 ひとりで来てルアーを投げていました。100メートルくらいのところを往復していました。

  

 やはりここの最上川は”ブラックバス”の釣り場となっていたのですね。以前はそういうことはなかったのに・・・・・。

 例によって例のごとく、毎度毎度おなじみの湯~チェリー付近の最上川です。上流はトロ場、瀬の鏡、平瀬がずーと続き、階段状のところからは急瀬となります。

 

 水量的には前回とほとんど変わらず。ただ濁り具合だけは幾分よくなっていました。

 

 水温も冷たいということもなく、これならばと釣り支度を急いでオトリを曳舟に入れて上流へ向かいました。 きのうの決まりは「左岸からのみ竿を出すこと」 「深さは膝までとすること」です。 入っていく気になれば、馬の瀬状態になっている川の中央付近まで行けないことはないのですが、送り出してくれた家族からは「決して無理はしないこと!」と釘を刺されていますのでそれを順守しました。

 

 結論から言うと、午前8時10分から竿を出し、10時30分頃納竿しましたが、その間に9匹取り込みました。もう1匹掛かったのですが、それは送り込む前に勝手にオトリを追って掛かり、びっくりしたのかジャンプして逃げて行きました。 惜しかったです。 それも取り込んでいれば丁度10引きとなり、めでたく今夏初の”ツ抜け”となったのですが、・・・・。

  ①

 8時10分にスタートしたものの、前回前々回のようにすぐに掛かるということはなかったです。だからやはりだめか???と悲観的になりつつ竿を出しつづけました。1匹目は8時27分に取り込みました。上の①です。背掛かりでした。きれいな鮎です。

 2匹目は8時32分です。 これはえら掛かりかな ②  ちょっと小さいのが不満。

 

 

 3匹目は8時59分取り込みです。 ③

  

                

 4匹目は背掛かりで、9時8分でした。

 

        

 5匹目は9時19分です。

 

            

 8時40分に6匹目が掛かりました。

 

               

 毎度毎度くどいですがお付き合いください。これも加齢に伴うことのようです。(と勝手に解釈しています。) 7匹目です。 9時48分

 

              

 8匹目は10時17分の取り込み

 

 最後です。9匹目10時19分。

   

 

 

 お付き合いありがとうございます。 1匹釣ったごとに写真を撮るのが、今となっては悲しい習慣となってしまいました。 でもこれ、集合写真はいいでよね。オトリ2匹込み

 

 とにかく元気でした。

                  

  

 雲の様子がおかしくなり、風も出てきて、何かポツポツ来そうでしたので早めに上がることにしました。 3回目でようやく下流の方の急瀬でも掛かりまして、瀬に乗って逃げる掛かり鮎との格闘が2,3回経験で来ましたので満足です。

 これが正解でしたね。その後雨も降ってきまして、本当に短い時間でしたが大河での鮎釣りを堪能することができました。右腕が疲れてきて限界に近くなったこともあります。

 関山峠を越えると宮城県側は山形県側よりも雨脚が強くなっていました。結局帰宅は13時過ぎと早め。その後は風雨が強まるばかりで、夜の土砂降りへとつながって行きました。

 今回の最上川釣行は本当についていました。最上川に、アユに感謝です。不満は型が大きくなかったことですか。2回目が一番大きかった。今回は22か23センチが一番大きく、18センチクラスも2匹混じりました。 25センチ以上の大鮎を10匹以上掛けたい!!けれども無理か?

 でもまだ諦めません。鮎釣り師はしつこいのです、諦めが悪いのです。


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2回目の、最上川

2016-09-07 15:52:09 | 最上川

 きのうの仙台は33度まで気温が上ったというのに、きょうは一転して曇り空、冴えない天気となっています。25度くらいまでしか上がってはいないようです。 もう新しい台風の影響が出ているのでしょうか?

       (午前9時過ぎ)

 

 それはそれとして、きのうのブログの画像を見てどう思いました? 湖沼やバスが多く住んでいる河川での話ではありません。 最上川での話です。 きのういろいろ話しを聞いたら、もう最上川ではブラックバスは珍しくはないようです。釣り人は私ではありません。

 

 ということは他の鮎釣り河川でも、二ゴイに代わってバスがのさばるようになってきているということなのでしょうか? きのうガラガケの二人組の人と話をすることがあったのですが、ここの最上川では瀬頭、瀬の鏡の部分や右岸側のトロ場、深いところではよくバスが掛かるようです。

 

 いやはや参りましたね。8月19日ですか、最上川へ入った私はコクチバスを始めて釣って、びっくりしたのですが、きのうのような立派なブラックバスももう最上川のこういうところにも住みついているということです。 拙いことですね。由々しき事態です。

 

 先の二人組が言っていました、この頃はガラガケをしてもハヤやオイカワは掛からなくなったなとも。 とういうことは、それらの魚はバスの餌食になっているということになるのでしょうか? いやはや困ったことです。 このことは漁協ももっと問題化すべきだと思います。漁協のホームページにはバスのことは書かれていません。 書いたら客が来なくなるという心配が先に立つのでしょうか。

 

 

 ということでまた最上川へ行ってきました。 第2漁協組合のホームページでは、濁りがはいっていて釣りはまだのようなことでした。 霊ならぬ例によって寒河江川で2,3匹のそれなりのいい型の鮎を掛けて、アユを多くしてから最上川に入ろうと思った次第です。毎度のことです。

 アユは少しでも大きい方がいいということで、濁っていても釣れるというチェリーランド付近でなく、上流の上野大橋の上流へ向かいました。これで3度目です。馬鹿ですねえ。全く同じところにしか入らない! 能がない! でも確実に大き目の鮎が数匹は掛かるからですので、仕方がないのです。近いですし。

 

 こういうところです。前回前々回よりは水量は多めかな。そして濁りがきついです、一番。瀬頭から釣り下りました。チェリーランドで濁っていても釣れるということは、この辺でも釣れるということなのだろうと思ったのですが、・・・・。

 

 でも今回は違ったのです。全く掛かりません。当たりさえありませんでした。 結局9時から9時40分まで竿を出しましたが、ブラックバージョン90パワー+を泣かせただけでした。オトリも弱ってきて、こちらも気持ちが弱ってきます。

 

 

 2匹のオトリ鮎のうち、もう1匹はほとんど元気ですので、それに賭けることにしまして最上川へ向かいました。オトリ店の爺様は最上川はまだ駄目だなあなんてことを言っていましたが、行ってみなければ、やってみなければ分かりません。現場第一主義です。

 最上川といえば私にとって”湯チェリ~”の向かいの最上川となっています。 むかし昔はもっともっと下流の清川あたりまでも行ったものですが、すべては昔の話しです。

 

 水温は22度ありました。 広瀬川のように冷たくはないです。 この3枚のような写真のところで竿を出した次第です。 竿はシモツケのブラックバージョン90パワー+、水中糸はナイロンの0.4号です。 今年はほとんどナイロンかたまにフロロを使っています。 それで十分釣れています(釣れるところでは)。

 

 0.4号となれば少々のことでは切れません。25センチクラスの鮎にも十分対応できます。 ハリは逆に少々小さめで7.0号です。 何か7.5号にすると掛かりにくいような気がしているのです。理由は不明です。 4本イカリバリです。 2本や3本のチラシやヤナギ仕掛けも持っているのですが、どうにも使う気にならないのです。先入観念というものは怖いものです。

 

 水量的には8月19日と変わらないように感じました。濁りはやや薄くなったかな。(その前にもいろいろ物語はあったのですが、長くなりますので省略しています。)

 最上川では10時15分から11時20分まで竿を出しました。中途半端な時間となっていますが、腹が減ったためです。 例によって第一と第二組合の境界付近から釣り下ることにしています。 そしたら、

 10時16分頃ですか(ということはオトリを送り出して直ぐということです、掛かったのです。例によって当たりは強くはないです。これが不満といえば不満です、贅沢な不満!ゴンとかゴツという感じの当たりです。

 1匹目 背掛かりです。①-1

 ①-2オトリより大きい

 前にも書きましたが、掛かった後の引き抜くまでのやり取りが、その時の抵抗がたまりません!!! 2匹目も背掛かりでした。 10時20分頃です。

②-1 

 これが一番大きかったかな。帰宅後の死後硬直の測定で24.5センチでした。

 ②-2

 3匹目はちょっと時間がかかって、10時46分頃です。 これも背掛かりに近い感じでした。

 ③-1 

                 ③-2

 4匹目は10時50分頃です。

 ④-1

 これは口掛かりでした。

          ④-2

 そして5匹目、これが掛かってもなかなか左岸に寄ろうとしない、寄ってくれない。凄い抵抗を示しました。なかなかオトリ鮎の顔も出ないまま、左岸近くに寄せてきまして、思いっきり抜いてやろうとタモを竿に添えて力を込めたところ、何ということでしょうか、バレマシタ。オトリ鮎のみ”ホームラン”で飛んできました。幻の5匹目の鮎でした。

 

 いつ見ても元気な鮎は楽しいですね。オトリ鮎2匹込みです。

                

 

 11時頃になると車が4,5台もやってきました。人が下りてきて川を見ています。釣り人のようです。仲間のように見えましたが、仲間もいるし、そうでない人もいるようです。 実際に彼らが川に入って竿を出したのは11時40分頃からかな。 それぞれが思い思いのところに入りました。その時には私はもう上がっていました。

 

 ひとりは、私が左岸から竿を出していたところに入って更に右岸側を狙っています。でも掛かってはいないようです。もったいないと思いました。川に入ることによって場を荒らしていると思いました。 ガラガケの人も同じ考えでした。

 もう一人はさらに奥へ。瀬の鏡付近から右岸側へ入って行きました。何とかそこなら右岸へ行けそうです。

 もう一人は階段から竿を出しています。 ガラガケの人は川に入って竿を出した方がいいのにと言っていました。(下の写真)

 

 このほかにももう一人上流を目指した人がいました。

 昼食後は12時25分から13時15分まで午前と同じところに入り釣り下りました。しかし、前回同様午後は難しいです、掛かりません。 階段状のところまで釣り下ったのですが、バスはおろかあゆは1匹も掛かりませんでした。 そして納竿です。

 その時に右岸から竿を出して釣り下ってきた人が大きな魚を掛けて持ってきました。はじめは二ゴイかなと思ったのですが、ブラックバスでした。きのうの写真の通りです。

 

 結局5回掛けて4匹取り込みですので、まあまあOKです。 前回は8匹か、その半分ですが、引きは十分楽しめました。前回以上に面白かったです。

 神に感謝、アユに感謝、家族に感謝、です。

 


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あっと驚く!?最上川(エピローグ)

2016-08-21 14:32:09 | 最上川

 台風11号等の影響で朝から雨かなと思っていたのに、朝から陽射しがあり、暑いこと熱いこと。 午前11時で仙台はナントなんと何と 33.5度 まで上がったということです。

 

 心地よい風が入ってくるということもなく、とっても蒸し暑い一日となっています。 我太太が、あさから大きな荷物を持って市民会館に用があったため、朝方車で送りました。その後観戦しに行った後に市民会館から見た広瀬川等です。

 

 雲がいいじゃありませんか!

 

 

 

 市民会館からの帰りの澱橋上流です。仙台カヌー教会ならぬ協会のカヌーによる川下りのようです。数年前からやっています。 今年は濁り増水で釣りができない時だから、丁度良かったのではないですか。堂々とカヌーを漕げます。

           

 気を付けていってらっしゃい!!

  

 

 

 (午前11時20分頃です)

 

               

 

 広瀬川の水量はきのうの午前中と比べると夕方にはもっと増水していました。山のほうで雨が降ったのでしょう。 きょうはきのうの午前と同じくらいでしょうか、すこしまだ多いかな。

 あさからセミが鳴いていますが、自然界はいつしか主流だったアブラゼミからミンミンゼミやツクツクホーシに代わって行っていますね。

 

 お待たせしました。19日の寒河江川と最上川の釣行の最後のお知らせです。きのうの続きで、最上川です。 

 場所は寒河江市の日帰り温泉「湯~チェリー」の川側、つまり東側かな、そこには最上川が流れていて、露天風呂から釣りの様子が見えるところです。 湯~チェリーに駐車してもすぐ川におりられました。感心はしませんが、1回そうしたことがあります。この日帰り温泉は朝6時からやっていますのでとっても重宝です。 平塩橋の脇から入川できます。

 12時から12時45分まで昼食・休憩し、それからおもむろに午後の部へ突入です。相変わらず釣り人は誰もいません。 駐車したところから下ると、戻ってくるのがとっても大変なので(流れに逆らうから)、午前と同じところから竿を出すことにしました。

 

 オトリにハナカンを通して少しでも沖の方へ泳いで行ってくれと祈りながら、オトリを放したら何となんとナントすぐ2メートルくらいのところで目印が不規則な動きをし、野鮎が掛かったらしいことを教えてくれました。 第一投目から掛かってしまいました。

 

 午前と比べると小さいです。帰宅後実測では17センチでした。

             

 こんなことでは午後の釣りは一体どういうことになるのか?!入れ掛かりモード突入か?!と思ってしまいます。 でも幸先があまりによすぎるとその後は続かないのです、意外と、私には。 でもその後10分したかどうかの頃、竿先に何かグルングルンするような感じの当たりが伝わり、下流へ引っ張られます。

 ハヤかな?と思いました。でもでもでもキャッチしてみてなんじゃこれは!?と驚きです。いままではハヤとかヤマメとかはオトリ鮎で掛けたことはあります。ハヤなんかはもう何回も何回も。 でも19日はそうじゃなかったのです。一体なんだと思いますか?もちろん魚です。

 同じ写真です。段々大きくしています。まさか最上川でこういう魚が釣れるとは????・・・・・

 

 

 

 バスですよね、ブラックバス。 はじめて直に見ました。はじめて触りました。 意外とおとなしい魚ですね。

 

 この無念そうな顔つき、分かります、その気持ち。

                 

 

 魚には罪はないのですが、再放流禁止と解釈しまして葦の群生地の方へ抛りました。成仏してくれよ!

 バスが掛かったためかどうかは分かりませんが、その後サッパリ追いがなく、あたりもなくなったので、1時15分には納竿しました。 私には十分たのしい鮎釣りができました、堪能させていただきました。 疲れが残らないように、早く帰宅できるようにという気持ちも大きいですが。

 10余匹のアユは親類・知人宅へ持って行きました。我が家には残りませんでした。次回があるさ!という余裕のせい?でしょうか。いえいえさばいたりするのが面倒だったからです。

 でもこんな外道が掛かるなんて・・・・。これが異常に繁殖していたために、最上川では鮎が釣れなくなっていたのでは?なんて考えるのは早計でしょうね。 いやあでもショックでしたね。 そういえばむかしむかし白石川で40センチオーバーのアメマスを掛けたことがありました、鮎釣りで。

 3回に分けて引っ張ってきましたが、寒河江川と最上川の釣行報告は以上で終わります。

 

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寒河江川と最上川(本題)

2016-08-20 14:25:28 | 最上川

 きょうも天気予報では雨降りがちのようでしたが、たまにザート来りはしましたものの、極めて短い間でした。 でもいつ豪雨となってもお明かしくないのがこの頃の天気ですので、安心はできません。 でも雲の多い風の少ない天気となっています。

             (午前9時過ぎ)

 

 (分流から本流の流れの様子。)

              

        

 

    

 

 きのうの寒河江川です。チェリーランドの上流の方です。ひとりが瀬で竿を出し、もう一人がこれから瀬頭へ向かっています(話をしましたので)。

 

 私が寒河江川で竿を出したのは7月30日に初めて入った上野大橋の上流付近です。結果的に9時5分から10時5分の1時間の釣りとなりましたが、最初はなかなか掛かりませんでした。 

 上流の瀬頭から1回だけ釣り下ろうと思いました。距離にして100mあるかないかくらいかな。それでも2,3匹は掛かるだろうと思っていましたが、最初の30分は全く掛からず、この付近では一番の急瀬に入ってから掛かりだしました。

 愚かなことにカメラは車の中、ベストのポケットにしまうのを忘れてしまいました。それで集合写真だけです。 型はよかったです。最初の2匹は掛かったのがはっきりとはわからず。どうもこの頃のアユは掛かったことがはっきりしません、そう思いませんか?

 

 もっと思いっきりスカッと掛かってくれ!と叫びたくなります。 掛かったら思いっきり下流へ走れ!ニンゲンを引きずれ!と声を大にして言いたい!

             

 

 ここからが最上川となります。久し振りの最上川はかなり異なる印象を受けました。一面だだっ広くて全くどこがポイントか分かりません。ただただ一面の水面という感じ。おまけに濁っています。 これは寒河江川もそうでした。濁りはちょっとキツイかなと思われるくらいです。

      

 上は駐車したところの上流側、下は下流側です。 これではどこから竿を出せばいいのか皆目見当がつきませんが、逆に考えればどこからでもいいともいえます、というプラス思考にしまして、とにかく来たのだから竿を出してみよう!ダメでもともとなのだから。開き直りも必要です。

 

 かってそうだった様に、最上川第1組合と第2組合の境界線付近から竿を出そうと思いました。 その前に自分で決めたことがあります。 周りに誰も釣り人はいないし、居ないということは本来は嬉しいことなのですが、この大河ではかって命拾いをしたことがありまして、なるべくなら人がいるところで釣りたいなと思っています。

 きのうの取り決めは、① 左岸へチのみを釣り下る。川の中央付近とかには立ち込まないということです。 ② だから、川底がよく見えないということもあるので、短い足(これまで足があともう10センチ長かったらなあと何度思ったことか!)のひざ下までしか立ちこまないことにしました。

 こうすれば転んでも流されることはないだろうと、やけに慎重になってしまいました。竿は、お待たせしました、シモツケのブラックバージョン90です。水中糸はナイロンの0.3号です。ハリは7号の4本イカリ。これで11時頃からのスタートとなりました。

 この軽く100メートル以上はあるだろう川幅の最上川で、左岸から5メートルくらい流れに入って、9メートルの竿で鮎を釣ろうとしています。自分でも、誰もいないことから、せめてコロガシの人でもいてくれたらよかったのに、多分釣れないだろうなと思っていました。

 でも、竿を出して10分もしないうちに、最上川の大アユを思わせる強烈な当たりが伝わってきました、と書きたいところですが、現実はあれっいつ掛かったのか?と気勢をそぐような変化しかありませんでした。 目印の動きがおかしい、不規則な動きをする、なぜか目印が自分の方に寄ってくる、それが最上川の野鮎が掛かった証拠なのです。

 でも半分以上は立派な背掛かりなのです。 なかには対岸へ逃げようと暴れるアユもいてやり取りを楽しみました。これが鮎釣りだと言いきかせながら。

 最上川最初の野鮎の登場です!!拍手でお迎えください。

 ①-1

 ほとんど同じ変わり映えのしない写真となってしまいました。

       ①-2

 オトリ鮎のしっぽ付近の体がおかしい?と思いませんか。これは購入したオトリ鮎なのです。自分で選んだのにこんな鮎を選んでしまいました。 でもこの鮎は、寒河江川でも最上川でもきちんと泳いで、野鮎を掛けて来てくれました。 あとで大河へ放流しました。

 その後も適当に掛かります。時には入れ掛かりみたいなことも経験しました。

 ②-1  背掛かりでしょう。

       ②-2 

 ③-1  これも背掛かり

    ③-2 

 ④-1  背掛かりです。

 ④-2 

 ⑤-1 

             ⑤-2 

 5匹目も背掛かりです。 大きさは帰宅後の実測では22センチ前後が多かったです。背掛かりでも当たりは弱いのですが、その後の引き抜くまでの駆け引き、やり取りは楽しいの一言に尽きます。なかなか左岸の浅いところに来てくれないものですから、時々は無理やり豪快に瀬の中から抜いたりもして、鮎釣りを楽しみました。

 ⑥-1 

            ⑥-2 

 ⑦-1 

 ⑦-2 

 ここまで約1時間です。ほぼ予定通りの釣り下りでした。 集合写真です。

   元気いっぱい!

               

 もうひとつおまけに、

 

 全体的に鮎の体は柔らかかったように感じました。そして黄色の追星が弱い感じ。増水後の鮎だったのでしょうか。 鮎はまだ若い?し白っぽいということか。

 前にも書きましたが、これはあくまでも膝下までしか立ちこんでいません。広瀬川でも膝上までは何度も立ちこんでいます。でもきのうの最上川では慎重に行動しまして、浅いところから竿を出しました。それでも午前の1時間で”7匹”も掛かってくれました!!! 最上川の鮎に感謝です。

 これが欲張って立ちこめるだけ立ちこんで竿を出したら、つまりはもっと奥の方の流れにもオトリを入れたらですが、多分もっともっと鮎は掛かっていただろうと思います。 何しろこの広い最上川で釣り師は自分一人ですから。泳げて体力に自信があればどこまでも入って行ける、そうすればもっと釣れる、そう思わないこともないのですが、きのうはこれで正解だったと思っています。無理しないで鮎釣りが楽しめたのですから。これが一番です。

 

 

 

 12時から12時45分まで休憩昼食。午後の部は12時45分再開ですが、長くなりました。あしたにさせていただきます。   ご了解ください。

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どうしたのでしょう、最上川

2014-09-01 16:28:52 | 最上川

 きのうのブログをご覧になった方はうすうすお感じのことと思います。 そうです、きのうは最上川と寒河江川に行って来ました。

 最上川は本当に行って来たというだけで、竿は出しませんでした。出すまでもなかったということです、悲しいことに。

 

 去年もダメで今年も鮎はいないことはないようですが、圧倒的に数が少ないようで、もうほぼ完全に鮎釣り人に見放されている河川のひとつになってしまったかのようです。 最上川を殊の外愛するnewoneとしてはさみしい限りです。

 

 地元のガラガケの人に話しかけたのですが、寂しそうに言っていました、去年は全くダメで、ことしもさっぱりだと、アユが居ないから釣り人が来ないのだと。

 

 newoneが大好きな寒河江市の「湯~チェリー」のそばの最上川、流れがすっかり変わってしまいました。まるでもう釣りに来るな!とでもいうような川の流れの変わりようです。 右岸側の護岸もすっかり大増水で壊されてしまっているし・・・。

 

 (見ているときに1回掛かったようなのですが、竿を溜めているときにバラしてしまったようです。)

 みちのくで大河川というと、北上川、最上川、米代川が代表的だと思いますが、どの河川もパッとしないようで、もうガッカリもいいところ、それもこれもすべて異常気象のせいにしてしまえば気は楽なんですが、本当に一体どうしたというのでしょうか。

         (黒い雲があったのですが・・・・)

 

 夏の後半の鮎釣りは数釣りよりは何と言っても”大鮎”釣りです。 それが叶わなくなるなんて、楽しみの大半を奪われてしまったかのようです。 鮎釣り大会の数釣り大会はそれなりに楽しいものではありますが、それはまるで”難行苦行の僧侶”のような心境で、およそ趣味の域をはるかに超えています。

 愚痴ばかり出てきます。 そういうわけで最上川は見ただけで竿は出さずに終わり、竿を出したのは寒河江川でした。

 寒河江川は結構な釣り人がいました。いやもっと言えばかなりの釣り人が川に入っていました。今思えばチェリーランド付近に釣り人が多かったのは何のことはない当たり前のことだったのですが、寒河江川は水量がかなり少ないのではないでしょうか。 組合のブログではいつも”平水”となっていますが。

 いつものところでオトリ2匹と日釣り券を購入。 オトリ店の高齢の主人ははやりチェリーランドがいいというのですが、前に寒河江橋の下流がいいという地元の方のアドバイスを頂いていたことを思い出し、チェリーランドを横目に見ながら、寒河江橋を目指し右岸側を走っていたところ、すぐそばの右岸側に素晴らしい瀬が続いているではないですか!!

 ① 

 newone好みの瀬で、瀬の長さは150メートル近くもあるでしょうか。 しかもそこに釣り人はいないのです。 しめた!ここだ!ここがnewoneを待っていたのだと勝手に解釈して、早速釣りの準備です。

 ② 

 深くもなく浅くもなく、石も結構あるようで、ここで掛からなくて一体どこで掛かるのだ!!とでも言ってるように感じました。 ピリッと感じるものがあったのですね。

 キラキラして眩しく、神々しいこと・・・・。

 ③ 

 ①の下流の右岸側を泳がせました。 時に午前9時23分ですか。 すぐには追ってはきませんでした。 でも5,6分後かククッという心地よい当たりが伝わってきました。 嬉しくなります、掛かりそうだと見込んだ流れで早速追ってくれたのですから。

 左岸に寄せて無事引き抜いて取り込みました。 よし!これはいけるぞ!とすっかりいい調子になってしまい、オトリを交換して再度その近くに導きます、泳がせます。 するとまたしても5,6分後今度は前よりも強い当たりが伝わってきました。竿を寝かせてためてから竿を立てて取り込みの準備に入ります。

 でもあろうことか、下流に走った敵はそのまま逃げてしまいました。逃してしまいました。悔しいです。でも気を取り直して再度ほぼ同じところにオトリを入れ、泳がせていたところ、10分くらいしてか、またしても当たりが確実に伝わって来ました。

 今度の敵はもともと右岸寄りを泳がせていたのですが、さらに右岸に逃げようとします。きちんと竿を溜めてハリ掛かりをきっちりとしてから抜きに掛かったのに、あゝああアア嗚呼何ということ!またしてもまたしてもバラシ、敵は逮捕直前に逃亡(ということはないか)していきました。 

 2回連続のバラシ、1回目の時にハリを交換すべきだったのでしょう。面倒くさがりの性格が災いしてしまいました。 本来なら、スタートして20分くらいで3匹ゲットしていたはずなのです。それがたったの1匹のみ。

 そのときです、左岸から忍び寄ってきた人がいました。 鮎釣りの姿をしていますが竿を持っていません。タモも曳舟もありません。   そうなのです、”監視員”でした。ここ寒河江川では日釣り券の現場売りは1000円高の2500円になってしまいます。 でも監視員に来られたのは初めてかな、ここ数年では。

 釣れているかと聞くので、1匹は捕りこんだが2匹はばらしてしまった、寒河江橋の下流がいいと聞いていたのでここに入ったのだが、と答えると、ここはあまり釣れない、いいところではない、刺し網も投網も入っているからというのです。 そうかあああ~、橋下は投網がOKなんだ、忘れていた、愚かですねえ~。

 でも橋の下流にいい釣り場があると聞いていたのだがと言ったら、そこは多分もっと下流の左岸側に車が見えるところ、少しカーブしているところではないか、あそこは水深があって、川相も瀬やトロがあり投網では攻めにくいところだと言います。

 ここまで言われるとなんか””弱り目に祟り目””という感じで、これでもかと頭を殴られたかのようです。 でも3匹きちんとキャッチしていれば、もしかして流れはnewoneの方に傾いていたかもしれない。 まあいまさらそんなことを言っても詮無いことですが、すっかり身も心も打ちのめされてしまったかのよう。

     

 (寒河江橋の方は何かnewoneを待っていてくれているようには感じられなかった。)

 これでは掛かるはずがありません。それでも諦めきれずに竿を出し続けたのですが掛かりません。精神の立て直しができないままに竿を出しても掛かりませんよね。 鮎釣りはかなりのメンタルな部分が深くかつ強く影響する釣りですから。

 こういうことまで書くnewoneもくどいというか、諦めが悪いというかどうしようもない釣り人ですね。 でもこれでまだ半分なのですが。 もうやめときますか?! そうか、じゃあここまでを一応「第一部」としておきましょうか。

 「第二部」に続く、ごきげんよう  ということにしたら怒られそうです。 でも長くなりすぎました。 

   夜になったら”書き加えます”、多分。

 

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寒河江川と最上川

2014-08-02 21:19:09 | 最上川

 きのういろいろありまして、きょうは一人での釣行となりましたので、8月になったことだし、近場の寒河江川とその近くの最上川に行ってみようかなと思った次第です。

 もちろん釣れることはないだろう、下見が中心と割り切って行きました。 オトリ2匹と最上第二漁協の日釣り券を購入、1,000+1,500=2,500円

 寒河江川で2,3匹確保したら、ダメもとで最上川に行ってみようと思いました。オトリとかを買う前に一応入る予定の最上川を見ては来ました。かなりの減水で、どこからでも竿を出せるように感じた次第です。 不安なことはガラガケの人が誰もいなかったことです。もちろん友釣りの人もいませんでしたが。

 

 まずは寒河江川です。 やはり濁っていました。 ずーと濁りはとれないようです。でも大分薄くなっているようで、きょうはやや強い笹濁りというところでしょうか。 全体に渇水気味に見えました。

 

              

 竿を出したのはチェリーランドの下流域です。下の写真の左岸で、堰堤みたいに見えるところの上流左岸から竿を出しました。 すぐに15センチくらいの鮎が1匹掛かったのですが、その後が続きません。

 

 釣り下ります。もう待ったなしに釣り下ります。 他の釣り人はほとんど動きません。大会でもあるまいし、なぜ動き回らないのでしょうか。 下の写真の左岸のへチで2匹目が掛かりました。40分後。

              

 まあ結局9時20分から10時20分の1時間で2匹という釣果です。 野鮎2匹と養殖アユ2匹で合計4匹、これだけあればとりあえず何とかなるだろうと思いました。

 

 上の写真は私の立ち位置の上流右岸側、下は下流側です。橋は寒河江川橋です。

              

 

 本命の最上川です。 3枚の写真を見ただけでもかなり渇水状態であることがお分かりでしょう。 全体にフラットなつまらない、変化のない川になっています。 広く浅くなっているのです。 そして大きな石がなくなっています。

 

 右側のコンクリートの護岸を兼ねた階段は新設されたものです。

            

 

 

 対岸の右岸を見ると護岸用のブロックが壊されています。 かなりの増水ですね。またそのうち護岸補強工事が始まるのでしょう。

 

              

 

 

 私が竿を出して10分くらい後でしょうか、続々と車がやってきて私の車の奥の方に止まりました。 はじめは学生たちのキャンプかなと思っていたのですが、子どもたちのサマーキャンプで、カヌー教室みたいなものを始めました。川で遊ぶ分にはちょうどいい水量かもしれません。

 

                 

 

 私はこの新しい階段の下流にオトリ缶を沈めておきました。中には寒河江川で掛けた野鮎が2匹入っています。最上川では最初はほとんど使っていない養殖オトリに頑張ってもらおうと思いました。 背バリだけではなかなか沈まなくて、その後2号のおもりも使いました。

 

 水はきれいで川底ははっきりと見えます。頭大以下の石がたくさん沈んでいます。ハミ跡はなし。垢ぐされもしてはいない。 やや押しの強い平瀬で、しかも水位が60センチくらいの平瀬で大きな鮎が掛かったらすごいだろうなあ、鮎とのやり取りが堪らない、想像するだけで嬉しくなるのですが、現実は厳しく、ウントモスントモ言いません。

 

 さらに透明に見える流れなのに、泳がせていると変なものが、嫌なものがついてくるのです。 草そのものではなくアオミドロというのでしょうか、それがいつしか糸の接続部分、ハナカン、背バリ、おもり、目印にくっついてくるのです。

 

 竿が重くなったなあと思うとアオミドロがついているのです。鮎の頭に毛が生えたかのように、長髪の鮎となってしまいます。なんとも始末に悪い。 それでもの鮎が掛かってくれれば気分もよくなるのですが、一向に掛かる気配はなく、鮎は弱っていくばかりでした。

 

 最初の小さい方の鮎はとうとう死んでしまいました。水温が寒河江川よりも2度くらい高いようでした。未使用の大き目の養殖アユは元気なのですが、アオミドロが襲ってきてとても釣りになりません。 11時5分に竿を出しましたが、11時40分には納竿しました。釣果はゼロ、零、ZEROです。

 

 そしてオトリ缶を活けて置いたところに戻ったのですが、何となんとナント”見当たりません” ないのです、オトリ缶が。 流されないようにと三方に大き目の石を置いて、上にも大きすぎるかなと思うくらいの石を載せていました。 しかし、見当たらない。

 そうなのです、いつしか増水していたのです。濁りが入ったわけではないし、草木が流れてきたわけでもない、でもいつの間にか10センチ以上も増水していました。増水していたことに気がつかなかったことは拙いですね。天候だけでなく、水位の変化にももっと気を配らないといけません。

 

 ということできょうの釣行は散々な釣行となってしまいました。 オトリ缶はこれで流されたのは2回となります。最初はダイワの大きい方のオトリ缶、2回目はきょうで同じくダイワの小さい方のオトリ缶です。 これでまた大きい方のオトリ缶を使うことになりました。 大きいと重いのですね。 重いのは嫌だから軽い方の小さいオトリ缶にしたのに・・・。2度あることは3度ある、要注意。

 

 良かったのは一つだけ。空の雲です。 いろんな形の雲が目を楽しませてくれました。そうそう雪を抱く月山もきれいでした。

 

 

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最上川(最後の)釣行

2012-09-12 16:27:48 | 最上川

  実はきのう一人で寒河江の最上川に行ってきました。 天気はもう沢山といいたいほど暑い一日でした。 それでも朝方は20度ちょっとの気温だったりして、何度も書いていますが、朝夕はすっかり秋の気配です。

 例によって寒河江川で2,3匹の野鮎を掛けて、それをもとに最上川で大鮎を狙おうかなと思っていたのですが、いざ寒河江川の様子を見ているうちに、寒河江川で掛かる気がしなかったものですので、どうせなら直接最上川で竿を出してやれ! その結果芳しくなくてもそれはそれで仕方がないと思い、オトリ2匹と日釣り券を購入して、”湯~チェリー”向かいの最上川に入りました。

 一番の問題は水温の差なのです。 オトリを購入するときにも思ったのですが、寒河江川の水温は低いのです。月山からはるばる流れてくるのですが、7月の解禁日でもゆきしろで水温が低く釣りにならないことがしばしばです。 ここのオトリ店も水は寒河江川から引いて来ています。 計測したら22度でした。

 そして最上川です。水温は何度あったと思いますか? 朝の8時台です。 26度もありました。 その水温差はナントなんと何と4度もあるのです。 この温度差に慣らしてから引き船やオトリ缶を最上川に入れなければなりません。 きのうは引き船に2匹を入れて、川のそばに持って行き、両手で曳舟に水を掛けて何とか調整しました(そのつもりです)。

 最上川は相変わらず減水ですが、水はとってもきれいでした。 下の写真で小魚が分かりますか? 小さい魚はいっぱいいました。 それはそれは元気なもので、水面近くの目印に果敢に攻めてくるのです。ピョンピョン跳ねて、元気な奴になると15センチ以上もジャンプします。

 

 右上の方に見える橋が平塩橋です。そこからトロ場が続き、橋の下流ではよく鯉釣りをしています。 きのうも一人竿を出していました。

 

 右岸の様子です。

 

 トロ場の下流は広大になり、右岸側は一部トロ場から浅いチャラ瀬が続き、左岸側は惚れ惚れするような平瀬から早瀬、急瀬、そして荒瀬へとつながります。

 

 下の写真はやや右岸よりから左岸上流域を撮ったものです。

 

 上の写真の下流域が下の写真となります。

 

 8時30分から竿を出しました。 最初は例によって左岸から竿を出し、釣り下ります。 この前タモを忘れたときも、左岸からの釣り下りで、2匹確保しました。 

 養殖オトリはそれなりに頑張って泳いでくれます。健気でさえあります。しかし、全く掛かりません。追う気配さえ感じません。 どうしたのでしょうか? 元気なのはオトリとチビハヤ(多分?)ばかり。 目印は5つも着いていたもので、水中から目印めがけてジャンプしてくる小魚!!

 途中で下流から上ってきた地元のコロガシの人に会い、釣果を聞いたところ、下流でたったの1匹!!とのこと。 コロガシでさえ掛からないのでは、これはもしかしてもうここに鮎はいないのではないか?!秋の気配を先取りして産卵のため早々に下流域に下ってしまったのでしょうか?!どうしても考えは悲観的になってきます。

 最初は左岸から竿を出して釣り下り、次は右岸側のトロ場を攻め、それでも掛からないので川の中央から左岸側に竿を出して釣り下ろうと、それでも掛からなければきょうはもうお仕舞!というつもりでした。 午前10時過ぎですね。 いい天気です。 眩しいです。 左岸から竿を出したときは眩しくて川底は見えにくかったのですが、右岸側からは川底がはっきりと見えます。(見えなければよかったのかも・・・)

 

 こんな川底です。 深さは40から50センチくらいです。 必然的に川底を見ることになりますが、何か川底に動きがある、鮎がヒラを打っているように見える? 時々川底の石でキラッキラッと白い魚体のようなものが見える! 最初は信じられませんでした。 それだけ鮎がいれば掛かってくれてもいいのにと思ってしまいます。

 時間の経過とともにヒラをうつ頻度は多くなり、至る所で白い魚体が見えます。 見たくなくても目に飛び込んできます。 これは群れ鮎の集団食餌行動ではないか?!と考えました。 こんなにもこの最上川に鮎はいるんだ! まだこんなにいてくれるんだ! そう思うと嬉しさやありがたさも出てくるのですが、如何せんオトリ鮎を追ってくれないのです。全く見向きもされないようです。

 食餌行動中の鮎のところにオトリを持って行っても掛かりません。 完全に無視されています。 悔しいけどどうすることもできない!!この苛立たしさ、腹が立ちます。 1匹でもの鮎が、交通事故でも1匹掛かってくれれば、もう完全にこっちのものになり、入れ掛かりモードに突入ということになるだろうに、たった1匹、1匹が欲しい、焦っても掛かりません。

 そんな中、先ほどのコロガシの人が私の下流左岸から竿を降り始めました。 ここでやれば掛かるだろうなあとおもって見ていると、掛かりました。続けて2,3匹は掛かりました。3匹目はかなり大きいように見えました。 それをみて矢も盾もたまらず、私は彼の下に直行しました。もうこうなれば恥も外聞も関係ない! ただひたすらお願いするのみ。 そうです、彼のところに行ってこんなことを言ったのです。

 『オトリを貸していただけませんか? 掛かったら全て差し上げます。 それがだめなら売ってください。』

 そしたら気前がいいというか、鮎に対する愛着が薄いのか、OK してくれました。 後で、釣れた鮎とともに持ってきますからと言ったら、『いらねえ』 とのこと。 このとき私は彼の曳舟の前にタモを出したのです。 曳舟の鮎をタモに出してくれるのではないかと思ったわけです。 そうしてくれれば元気な鮎を選択できたのですが、彼の行動は、自分の曳舟の中に手を入れて鮎を探しています。そして掴んだ鮎をタモに入れてくれました。 見たところどこにも異常はないようだし、まあまあ元気かなとその時は思いました。 

 そしてすぐに上流域、食餌行動が盛んな所に向かい、借りた(もらった)鮎をオトリにして沖に出しました。その時は何とかなるように思ったのですが、よく見ると潜ってくれない、浮いている感じがします。 引き戻して背バリを深く打って、再度沖へ。 

 しかし、人間の気持ちなんかこれっぽっちも分かってくれないこの”野鮎”、鮎と人間との共生は一体どこに行ってしまったのでしょうか??お互いがいい思いをしたかったのに・・・・。この鮎はもうグロッキー気味でした。 オトリとしてはもう無理です。 その後曳舟に入れておきましたが、間もなく亡くなっていました。

 性懲りもなく養殖オトリに代えてみましたが、駄目です、追いません、掛かりません。

 悔やまれるのは、借りた鮎がもっと元気な野鮎であったならば、・・・・。後悔先に立たず、その通りです。 タラ、レバ、タラ、レバ、タラ、レバ、・・・・・悪循環 奈落の底

 何と人間は、とくに男は弱い存在なのでしょうか!! 12時に納竿です。 もうこの川に来ることはないでしょう、今年は。惨憺たる結果の最上川でした。 北上川にぞっこんとなってしまったためでしょうか?! イジケテイルのかもしれません、最上川。 川は生きています。魚も生きています。川の感情はどうなのでしょうか?(変な話しになってきました)

 1匹も釣れないのに長々と書いてきました。 こういうブログでいいのでしょうか??自問せざるを得ません。    読んでいただきまして感謝申し上げます。

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夏バテ?、熱中症?

2012-08-22 21:14:11 | 最上川

 暑い、熱い毎日が続きます。 昨夜から山形遠征の準備をして、6時に出発しました。 順調でした。そう思っていました。

 いつものオトリ店でオトリ鮎2匹と最上川第2組合(寒河江川と最上川)の日釣り券を購入し、チェリーランドの下流域へ向かい、着替えをしていたときのことです。

 メガネを交換しようとしたところ、度付偏光レンズが見当たりません。 小さいバッグに入っていませんでした。 今夏はじめてのこと。 

 しかし、それだけではありませんでした。 あろうことか、何となんとナントタモ網を忘れてきたのです。 いつもなら遠征の時は念のためタモ網は2本用意します。 目の粗いのと細かいのと。 なのに、なのに1本も車に入っていません。 目の前が暗くなりました。 ”#ナンタルチア#!! タモなしでどうするか? 今は亡き諏合正一のように、オトリ鮎と掛かり鮎を空中で取り外してセットするしかないか???でもにわかにはそんなことはできっこない。

 でも、ここまで来て、着替えも済まして今更諦めて帰るというのはあまりにもみじめすぎます。 まあ、何とかなるだろう、掛かってから考えればいいこと、くよくよしても始まらない!と考え直し、川に入りました。 正直なところ頭は混乱していました。がっくりしていました。 ショックでした。 よりによってタモ網を忘れてしまうなんて・・・。

 

 寒河江川ではとりあえず午前8時から9時まで竿を出すことにしました。少なくとも2匹はゲットしたいと思いながら、左岸へチ狙い。こんなところです。

 ① 

 より近付いててみるとこんな状態です。 どうです、いい川相でしょう。深さは深いところで膝上、平均は膝頭くらいです。 鮎は跳ねています。時には川底でヒラを打っているのが見えます。 オトリ鮎もよく泳いでくれました。 でも掛からないのです。

              ② 

 下の写真は下流域の早瀬やチャラ瀬です。 ここでも掛かりませんでした。 タモなんかなくてもよかったのです。必要なかったのです。 それを見越して、タモ網を忘れてきた!なんて、ことはないですよね。

 ③ 

 

 でもここで挫けては男が廃る!リベンジは最上川で!ということで近くの最上川へ向かいました。 まだ1匹の養殖オトリは元気でしたから。

              ④ 

 上下の写真は異常渇水の最上川です。 土手の上からの撮影です。去年等の増水で川底は一部変わってはいますが、ここの岩盤のあたりはあまり変わってはいないようです。

  ⑤ 

              ⑥ 

 この上下の2枚の写真は川の中から撮ったものです。上が上流側、下は下流側です。

 ⑦ 

 最上川では9時40分から11時10分まで竿を出しました。 最上川の最初の写真④の上流からです。 

 驚いたのは最上川の水温の高さです。 といっても水温計で測ったわけではありません。 水温計も忘れたからです。 いつも持ち歩くものを3つも忘れてしまいました。水温は寒河江川よりも明らかに高いと分かりますし、最上川は山形県を南から北まで200キロ近く流れていきます。 寒河江付近までは何十キロあるのでしょうか、水量が少なく、しかも猛暑の中をゆったりと流れるので、いやでも水温は上がってしまうでしょう。 

 いままでの経験からして、28度はいっています。もしかして30度になっていたかも。30度の最上川は過去に1度経験しています。ぬるま湯です。腰まで入っても冷たいとはもちろん、気持ちいいとも思いません。 ぬるいからです。

 水は少ない、水温は異常に高い、空中は猛暑、条件はあまりに悪く、寒河江川でも釣れなかったのに、最上川で釣れるとは思えませんでした。 1時間やって釣れなければ諦めて帰ろうと重い、竿を出しました。

 そしたら、④のやや上流の早瀬で、弱りつつあったオトリに背バリをセットして泳がせていたところ、コツンという軽い当たりが伝わってきました。 ウンッ?これは掛かったのかな??竿を立てると強い引きが竿を引っ張ります。そうなのです、掛かったのです! 掛かるはずはないと諦めていたのに、私を慰めてくれるかのように鮎が掛かってくれました。 時に10時3分。

 そうそう竿はシマノの輝石 9.0 H2.75 ソリッド穂先 でした。ソリッドだからといってとくに弱いということはないし、これでも大きい鮎を抜くことはできるのです。

 下りながら鮎を左岸の浅瀬に寄せようと努力します。下流浅瀬に寄っても手もとにはまだ距離があります。それでも何度も水面をジャンプしながら寄ってきました。 右手に竿、左手はハナカン糸をつかみます。 そしてやむを得ず2匹の鮎を水中から陸地に上げ、オトリ鮎から外そうと試みます。オトリ鮎はもう完全にグロッキーです。手もとに寄せるまで、ずーと水面から顔を出していましたので。

 その鮎をみてびっくり! なんてでかいんだ! 25センチはあるか? 今夏最高の大きさではないかと思いました。 記念にこの大アユを持ち帰ろうかなとも思いましたが、そういう弱気を捨ててオトリとして使いました。

 写真の⑥から⑦まで釣り下りましたが、全く何の音沙汰もなし。 それでもう一回最初に近いところから竿を出してみることにしました。 そしたら10時55分頃ですか、またしても軽い当たりがでました。 これも耐えながら下りつつ左岸へチに2匹の鮎を導きます。 前回と同じくハナカンハリスをつかんで、水中から小石の陸地へ。 前の鮎ほどは大きくはないですが、それでも立派な勇壮な鮎でした。

 これで釣れないだろうと思われている最上川から大きい鮎を2匹も釣り上げました。 これで良しとしなければ。 

 水面や空中では相変わらず猛暑が続いています。 今までなら下半身が川に入っていれば、十分我慢が出来たのですが、きょうの日中のこの暑さには考えてしいましました。 いくら水分をたくさんとっても、このまま川に入っていれば、熱中症になってしまいかねません。 それで2匹掛かったものの、これにてお仕舞としました。

 帰宅して鮎の全長を測ったところ23センチでした。

                                                                                                                                                               

 死後硬直すると、身長は縮むと言われてきました。生きているときはもっと大きかったのではないかと今も思っています。 でも釣れてよかった~。

                

 内臓を取って、頭をとって、塩焼きにして食べました。結構美味いのです。

 

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性懲りもなく、寒河江川と最上川

2011-09-14 20:09:57 | 最上川

 諦めが悪いというのか、性懲りもないというのか、どちらもなのでしょうが、またまた行って来ました。 いつもの山形詣で。 首は治っていないというのに。 一番近いところ。 しかも高速を使って。 高速道路の無料制度を活用させてもらっています。感謝です。片道2,050円です。距離は遠いですが、信号がなくスイスイ走れます。

 でも6日のことがありましたので、念のためということでベストは2着用意しました。

 これは普通のベストです。寒河江川用として。

  

 下が最上川用のベストです。 もともとは海釣り用のフローティングベストです。 ベストの後ろが長いのが玉に瑕です。 ベルトがしにくいし、タモを差しにくいですが、それ以外は支障なしです。 意外と嵩張らないし。 格好悪さを気にしなければいいかも。

              

 まず寒河江川ですが、午前8時から10時45分まで歩き回って、たったの1匹でした。 しかもスタートと同時に掛かった1匹のみ。 タックルは竿は久し振りに”がまかつ”の「ファインスペシャル引抜早瀬95」、水中糸はいつもの、何度も使っている、ナイロン0.25号です。

 寒河江川は平日というのに人は一杯でした。とくにお年寄りが。河川敷のグランドでゲートボール大会をしていました。 ゲートボーラー(というのでしょうか?)のほかに、もちろん釣り人も多かったです。9時頃には周りを見渡すと10人くらいにもなっていたでしょうか。 何処からともなく集まってきます。

 勝手な思惑では、寒河江川で元気な鮎を5匹くらい掛けて、それをもとに最上川に行くつもりでした。寒河江川(の鮎)で最上川(の鮎)を釣る目論見でした。 でも寒河江の鮎は完全に無視、見放されてしまいました。一杯歩き回りました。

 

 上下の写真はともにいつも入っているところよりも上流の様子ですが、こんなにいいところでも全く音沙汰なし、音無しの構えでした。

             

 

仕方なく3匹を持って”ゆ~チェリー”の脇の最上川へ。 誰もいません。 誰もいない超渇水の最上川。 この付近も上流も雨が降らないのでしょうか。

 このような状態です。

            

 とても日本3大急流の河川とは思われません。 6日よりもさらに減水しています。 この川の状態を見て、これなら普通のベストでいいのではないかと思いました。 が、やはりまだ1っ週間後ですので、幸い誰も釣り人はいませんし、当初の予定通りフローティングベストを着用しました。

  

 水は澄んでいます。きれいです。 川底の石もよく見えるし、苔で滑る石がたくさんあります。 ハミ跡は、陸にはあるのですが、川底の石には見えませんでした。 でも、川に降りてみると何か掛かりそうな気がしました。 お情けで掛かってやろうというのでもないでしょうが、寒河江川とは違う印象を受けました。

 タックルは、竿はウイストの「1035 PRO AR-1」です。今年最初(にして最後?)の使用です。 10メートル35センチの長い竿。 持ち続けるのは1時間が限度だな。 思ったほど重くは感じないのですが、少し風もありました。 水中糸はナイロンの0.5号です。

        

 上の写真の右側から竿を出しました。3匹のオトリのうち元気なオトリに頑張ってもらいました。背バリ使用。 11時55分スタート。2,3分で竿が大きく曲がります。下流に持っていかれます。 でも強い当たりは伝わっては来ませんでした。これが不満。 

 しかし、その後の引きが強く、なかなか寄って来ないので(竿が柔らかいこともあります)、これはまたニゴイかと思いつつ、左岸の浅瀬に誘導しました。竿が長いため、引き寄せで取り込むのが大変です。いっそのこと引き抜いた方がいいように感じ、抜きました。 この竿の使用方法に、中型以上の鮎は寄せて取り込むように、振り子抜きはしないようにと書いてあったので、躊躇をしたわけです。

 24センチくらいの丸々と太ったメス鮎です。抱卵しているのは確かです。この時期産卵間近のメス鮎を捕るのは、いささか気が引けますが、これも鮎と男の命を掛けた戦い?!ですので、鮎には納得して、観念してもらいましょう。

 さっそくオトリを交換して泳がせるのですが、掛かりません。そのうち泳がなくなりました。体力がなくなるのですよね。 背バリも使いましたが効果なし。 

 そこで寒河江川で使った3匹の鮎の再登場です。といっても1匹は瀕死の重態、1匹のメス鮎も少し持ち歩いただけで弱ってしまい、使用不能に。 残りの1匹、これは大鮎を掛けてくれたもの、これに代えたのですが、背バリを打っても潜ってくれず、午後1時前に納竿としました。

 寒河江川で釣れなかったことが大きい、残念です。せめて5匹くらい掛かっていれば、もっと竿を出せたのですが、もっと掛かったかもしれないのですが。 全ては後の祭り。(町内の祭りは24,25日)

 

 でぶっちょでしょう。背びれの下に掛かりました。 小さいオトリアユを追ってくれたのですね。

     

 真上から見たところです。厚さも凄いものです。

       

 最後の写真です。この精悍な面構えを見てやってください。残念無念という表情ととらえますか? 観念している表情と見ますか? 

    

 これが今年の最後の鮎となるのかどうか、・・・・。

 

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九死に一生!!

2011-09-07 21:55:21 | 最上川

 きのうのこのブログをご覧になったみなさんは 「驚くべき事態」 を何だと想像しましたか?? 尺鮎が掛かった、また大きなニゴイが掛かった、突然の猛烈な雷雨に見舞われた、 etc etc...  丸一日が経って何とか書くことができるように感じますが、一番肝心なことは思い出せないのです。 どうしてなんでしょうか??

 この写真はきのうもアップしました。左側の瀬の向こうで鮎が掛かったこと、でもその後親子丼となったことを書きました。 そのためまた最初に掛かった鮎にお出まし願ったこと、少し弱ってきたので背バリを付けたこと、まで書きました。

  

 この白泡の向こう側に鮎を誘導するためには立ち込まなければなりません。 丁度足の付け根くらいの深さです。 流れは早く、かつ押しも強いです。 出来事が起きたのは、12時10分過ぎかと思います。

 なぜそうなったのかははっきりしないのです。分からないのです。

 気がついたときには、もう流されていたのです。 多分足を滑らせて転んでしまったのではないかと思います。 でもその時の意識はないのです。 何故転んだのか?何が原因だったのか分かりません。 もしかして意識を失ったのかもしれません。 その瞬間の記憶がないのです、意識がないのです。

 気がついたときには流速にもまれて流されていたのです。 しかも、身体は下流側で、下半身が上流側という最悪の状態でした。 なぜそうなったのか??もしかして下流側に動いた? 釣りの時は左足が下流側で右足は上流側という状況でした。流れに並行にならないと立っていられません。

  

 そこで少し下流側に移動しようと右足を左足にクロスさせたところで、滑るか何かして流速に負けてしまい、倒れてしまった、それも体重を右側から左側に移している最中ですから、下半身はとても不安定になっていたでしょう、普通なら上体は足元を掬われた形になったのならば上流側に倒れるでしょうが、足元が不安定で(もしかして片足立ちの状態だったかも)、上体が下流側に倒され、流される形になったのかもしれません。

 気がついたときは流れにもまれ、もがいている状態でした。

      (下の写真の中央辺りから流されました。)

  

 竿は9.5メートル、引き船は7.0リットル、タモは径が39センチの目が細かいタモを身に付けていました。 度付きの偏向サングラス、シマノの帽子を着用し、タイツはウエットタイツです。スリムウエダーではありません。 長袖シャツに手甲を付け、仕掛け等が一杯入ったベストを着用していました。

 何度かこのブログで書いていますが、私は泳げません。自慢ではないですが全く泳げないといってもいい状況です。 数年前スイミングに通い、クロールは1回の息継ぎまで、背泳ぎはそれなりに泳げるようにはなったのですが、これはあくまでも流れのないプールでのこと。 6日は一杯着込んでいたし、引き船やタモも身に付けています。竿も持っています。

 何よりも生きた川であり、流れが強く、押しも強い川なのです。しかも結構水深もありました。 プールでの練習は役に立ちません。 でも””何とかしないと””という意識は強くありました。 だから一杯もがいたのでしょう。 流されながらこれはヤバイ!!態勢が拙い、最悪だ!!これを何とかしないといけないと思ったことは覚えています。

  

 当たり前ですが波がまともに顔面にぶつかります。容赦なくぶつかってきます。 焦ります。 水を飲みます。最上川に限らず川の水をこんなに飲んだのは初めてです。 何とかしないと、このまま流されたら本当にヤバイ!!水死してしまう!!日頃一緒に働いた人には、水死するなら鮎釣り師としては本望だ、なんて言っていたのですが、その時はこんな形では死にたくないと必死でした。

 もがきます。 顔を水面に出そうとします、 息がつけるように。 左手を使って何とか立ち上がろうとしますが、流速の方が強かったです。 そのときはまだ右手は長い竿を持っていたと思います。 だから左手一本で何とかしようともがいたのでしょう。 ことここに至っても竿を離そうとしないなんて鮎釣り師の鏡ではないですか!バカな話しですが。

 (左端上部に石の河原が見えますが、その手前で何とか立ち上がれました。)

  

 いくらもがいても掴まるところはないし、浅くもなりません。 必死に首を長くし、上を向いて呼吸を確保しようとします。水を飲みます。アップアップのまま、このままで死んでしまうのか、これでオレの人生もお仕舞かと思いました。こうやって水死するのかも、水に流され、弄ばれ水を飲み、呼吸が苦しくなり、体力を消耗して、もはやなす術もなくなり終末を迎えるのか!!そんなことも考えました。考えたというかよぎったというか。

 せめて態勢を逆に、上半身が上流側になれば苦しまなくてすむし、そのまま流れて行くことも可能なのに、でも身体は回ってくれません。 あとで思ったのですが、引船とタモの抵抗が思った以上に強かったのです。流れに乗って所有者の身体を情け容赦なく下流に引きずります。 私の場合、引き船は当然ベルトに括りつけていますが、タモも流されないように手尻ロープでベルトに括りつけています。 この二つの抵抗が上半身を起こすための大きなネックとなっていました。 流れに逆らって起き上がろうとするのに、引き船とタモはそうはさせじと流れとともに下流側に力を入れます。

 こんなことを書けるのも助かったからですが、結果的に竿を持つ右手がフリーになったこと、流れが左に緩いカーブを描いているので一時的に浅瀬になること(そこを過ぎるとまた深くなってしまいます。)がよかったのでしょう、20~30メートル流されたものの何とか流されることがなくなり、立ち上がることができました。

 助かったのです。死なずにすみました。 正直嬉しかったです。 助かった、よかった、本当によかった、・・・・。首筋が重苦しいです。左手が何箇所か痛みます、怪我をしています。 顔を水面に出そうと必死だったために首の後ろ、頭の後頭部が重苦しいのでしょう。後頭部だけでなく首の前の顎付近も重苦しい。普段使う以上に使ったために筋肉痛になったということなのでしょうか。

 安堵感と放心状態の中、立ち上がって見えたのは流されていく竿、ダイワの”硬派「剛」早瀬抜95ST”です。芯竿を前にして一直線となって流れて行きます。 帽子もありません。 眼鏡は付けています。 下にガラガケの人がいましたので、大きな声で「竿をとってくれ」と叫びましたが、流れに入っていけないところを流れていき、叶いませんでした。

 ようやく助かったというのに、竿のことを心配するとは呆れてしまいますが、やはり高価な鮎竿は大切なのです。 竿を心配するくらいなら、流されたことも大したことはなかったのではないかと思うかもしれませんが、その時はその時で必死だったのです。 泳ぎが達者な人には流れに逆に流されるという恐さは分からないかもしれません。

     (下流側から流れてきた上流側を撮ったもの)

  

   (これでも水位は8.49で1日よりも減水していました。)

 水温は24度。陽射しがあり全身が濡れても寒くはありませんでした。これはありがたかった。 車のそばで立ち尽くします。 よく助かった、危なかった、ありがたい、恐かった、本当に怖かった、よかった、助かったのだ、・・・・。

 ゆっくり着替えました。(その前に寒河江川の鮎は全て放流しました。元気だったから大丈夫でしょう。) 目が、目の周りが、目の見え方がおかしい!?とくに近くを見ると目の回りが波打っているように見えるのです。着替えてすぐに今起こったことを箇条書きでもまとめておこうと思って、メモ帳を見ると周りがフワフワしているように感じます。 頭はどこにも打っていない筈。そういう大きな石はなかったし。 疲れ、首筋の疲労からくるものか??遠くを見るのには支障は感じませんでした。

 後悔が起こりました。昼が近くになった頃、疲れてきたし、一服するつもりでいたのですが、2匹目が掛かったもので、それならもう少し粘ってみようかなと思ったのです。 そのとき素直に休憩に入ればこういうことはなかったのに、・・・。後悔先に立たず!です。

 帰宅後、釣り道具はそのままにして、横になりました。 もちろん妻には正直に起きたことを話しました。 呆れていましたが、緊迫感は感じられませんでした。かえってその方がよかったかも。 疲れと頭や首の重苦しさ、目の波立ちがありましたので。 でもすぐには眠れませんでした。興奮していたのでしょうから。

 私にとっては、正に九死に一生です。 これで死ぬのかと思いつつ流され、必死に抵抗もしたのです。結果として助かりました。

 平成13年に購入してから大鮎を一杯釣ってくれた鮎竿「硬派・剛95」ですが、9月6日に流失してしまいました。 私の命と引き換えに流されていったのかもしれません。 10年の使用に感謝です。

 きょう9月7日は父の命日でもあります。夫婦でお墓参りもしてきました。親父も助けてくれたのかもしれません。感謝です。

 もっともっと書きたいことがあったようにも思いますが、長くなってしまいました。 ここまで読んでくれてありがとうございます。 非常 感謝

 

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寒河江川と最上川と、・・・

2011-09-06 20:42:27 | 最上川

 「ポテチ」のエキストラ出演ですが、準備万端怠りなくリュックに詰めて持って行ったのですが、私としては肩透かしでした。 今までも何本かの映画やテレビのエキストラとして出演(何ていえるほどのものではないのですが)してきて、撮影現場の苦労や予期せぬことが起こること、時間もきわめて不規則になること等は十分承知しているつもりですが、また撮影スタッフの仕事への情熱、熱心さ、本当に映画を作るのがすきなんだなあという雰囲気、気持ち、いい作品を作りたいという思いは重々分かっているつもりですが、それでも、きのうのナイターの撮影に関してはなんだこれはと思ってしましました。はっきりいえば個人としては白けてしまいました。期待が空回りしてしまいました。もちろんこれは私個人の感想ですし、当日の役割が曖昧で何もできなかったままで終わってしまったということが大きく関係しています。150から200人?(家族連れから恋人、若者連中、仕事帰りの人、毎日が日曜日の人等等)くらいも集まったのだから仕方のないことではあります。 サポートメンバー(ボランティアスタッフ)も一生懸命サポートしていました。撮影はあしたまで連続して3日間行われますので、まだ、ここできのうのことを詳しくあれこれと書くわけにはいきません。 面白おかしく書くだけの内容がなかったということでもあります。 楽しみにしていた方には申し訳ないですが、ご理解ください。

 ということで?、きょうも山形へ行って来ました。

 寒河江川と最上川です。 いろいろありました。 天気や川の状況はいいのですが、鮎が掛かりません。 腕が悪いこともあるでしょうが、アユの追いも悪いのです。 もうすぐアユ釣りシーズンも幕が下りるというのに残念です。残念極まりません。

 仙台もそうですが、山形も雨が少ないのでしょう、川の水量は減少気味です。 降るところには降り過ぎ、降らないところには降らない。何とも皮肉としか言いようのない天気現象です。

 おまけに釣れないときては書く意欲も出てこないというものです。

 下の2枚の写真は寒河江川の寒河江橋の上流です。チェリーランドの一番下の方になります。 9月1日にも入ったところです。 写真だけを見ると素晴らしい流れと見えるかもしれませんが、水量はさらに少なくなっています。

   

 上のチャラ瀬で、動き回って5匹掛け1匹バラシで、キープは4匹です。全て購入したオトリより小さめです。 竿出しは朝の8時から9時30分です。 竿はダイワの「アバンサー95」で、水中糸はナイロンの0.25号。前回と全く同じです。

 4匹に養殖オトリ2匹で計6匹あれば、最上川でも安心して(無理やり)オトリを使えます。

 前回掛かった下の左岸ヘチです(下の写真)が、きょうは全く追いません。 憎たらしいほど掛りませんでした。

   

 次はいつもの最上川です。

 ここも水量は少なめで、川は澄み(川底の石が見えます。)、セミが鳴き、空には白雲、雲の切れ目からは強い陽射しが差し込んできます。

  

 釣り人は誰もいません。 その後ガラガケの人がひとりやってきましたが。  竿出しは、10時15分から12時15分の2時間。 トロから瀬が始まるところからスタートです。 竿はダイワの「硬派”剛”引抜早瀬95」で、糸はホクエツの複合メタル「尺鮎0.2号」です。

 しかし、掛かりません。この前のようにニゴイすら?掛かりません。石だって垢ぐされしているわけではないのですが。 やはり今年の最上川は鮎の絶対量が少なかったのでしょうか。 米代川の鮎を持ってきて放流すれば、もっともっと大きくなるのに、・・・なんて浅はかな考えでしょう。

  

 下の3枚目の写真の上流でようやく待望の1匹が掛かりました。10時45分だから、1匹とるのに30分もかかってしまった。 23センチくらいの雌です。早速オトリを取り替えて同じところに誘導するも、反応はなし!!現実は厳しいですね。

 2匹目は下の写真の左側の波立ちの向こう(右岸より)で掛かりました。 対岸に逃げようとする鮎を何とか左岸の浅瀬に引き出して取り込みました。 実に1匹目から55分も経過していました。 

  

 元気な背掛り鮎だったので、早速オトリ交換して波立ちの向こう側へ誘導します。 そしたら一発で竿がひったくられるじゃないですか!!敵は流れに乗って斜め右岸よりに下ります。 のされたら即高切れです。 何とかついて行こうと竿を立てようとしながら、ついて行きますが、敵の方が上手。 ドンドン下っていき、とうとう”プッツン”です。 下の付け糸の編みこみの部分から切れました。 だから複合メタルの部分は再利用できます。

 でも、うまくいけば3匹キープとなるところ、高切れ(親子丼)のためキープは1匹、厳しい現実。

 気を取りなおして、少し弱ったオトリの再登場です。 今度は背バリをつけました。 しかし、その後驚くべき事態が・・・・。

 (あしたへ続きます)

 


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