はじめに;
先のアジア・太平洋戦争で唯一国土が戦場となり、多くの兵士、住民が亡くなられた、とりわけ巻き添えとなり意に沿わない死を迎えなければならなかった沖縄住民の皆様に心から哀悼の意を表させていただきます。
(きのうの続きです)
牛越橋での鮎の試し釣りに惨敗し、意気消沈したまま澱橋へ戻りました。
ここでこそ、何としても釣ってやるとは思うものの、如何せん釣果零という結果は重いものがあります。
しかも、確保しておいたオトリが少なく、一人2匹のはずが一人1匹のオトリ配布となり、なにやら大会のよう、悲壮感すら漂います。
橋の上流域には、下流側からHさん、自分、Sさんの順に入りました。自分が入ったのは、いつもハミ跡を紹介していたところの流芯側になります。まあ、いわば解禁日に入ろうかなと思っていたところです。
しかし、何といっても水量が少ない。いつもならいい瀬のところが、チャラ瀬に近い流れとなっている。でも一応竿を出してみることにしました。
ハナカンもすんなり通ります。でも祈るような気持ちで、オトリを送り出します。いい友達を、できれば親兄弟分を連れてきて欲しいと祈りながら。
しかし、やはりというべきか、ウントモスントモいいません、感じるものがありません。仕方なく、その流れに入って更にその奥、右岸側の岩盤の瀬に通じる手前の瀬にオトリを持っていきました。
岩盤の方は深いのですが、その手前はせいぜい40センチあるかないかの深さ。川の色がよく感じられ、ここなら何とか掛かるのではないかという予感がしました、少しですが。
瀬の中を泳がせつつ、上流に引き上げます。「うん?なんだ?もしかして、掛かったかな?」と思ったとき、2匹の鮎が絡みながら下流側に流れていくではありませんか。
掛かったのです、掛かっていたのです。しかし手ごたえは、あの鮎らしい強い引きの手ごたえがなかったのです。どういうこと?なぜ感じない!そんなにオバセてはいないのに?
まあ、何にしろ掛かったことは掛かったのです。タモを腰から抜いて引き抜きに掛かります。何ともあっけなくタモに収まってしまいました。腕がいいから?竿がいいから? 何となく竿の力という感じがします。シマノ『珪石』、すばらしい竿です。なんなく抜けます。結構大きかった。19センチくらいでしょうか、それもほとんど背かかりです。
時に釣りはじめてから10分後。そうそう、2回目は11時40分から12時40分までの1時間と決められました。 だから、今年初めての鮎を釣ったのは”6月22日午前11時50分”ということになります。
さっそくオトリを取り替えて、また同じ瀬に入れます。5分もしないうちに、またもや「掛かったかな?」という感じで、前より少し小さいアユが掛かりました。 一体今年のアユはどうなっているんだ!?元気がないのか?!覇気に欠けているのではないか!!それでもアユか! 恥を知れ!!といいたいくらい。これも簡単に引き抜けました。
その後あたりはストップしてしまいました。そしたら、上流側から何やら声が聞こえます。振り返って見ると、Sさんがここの岩盤の溝は入れ掛りだといっています。
信じられませんでしたが、それではと川の中央から左岸ヘチの岩盤の流れに竿を出してみました。そしたら、”掛かった”といいたいところですが、掛かったのは上流のSさんで、なかなか取り込めなくて下ってくるではありませんか。私の竿が邪魔になるので、右岸側に竿を向けて、取り込みを見ていました。オモリをつけていました。竿は柔らかいのか、掛かり鮎が大きいのか、なかなか浮いてきません。腹掛りの鮎でした。
そこで、今度はごくらく背バリをセットして、右岸側の岩盤の深い瀬を攻めてみました。でも掛かりません。そのうちその瀬の手前の浅いところを泳がせていると、「掛かったかな」ではなくて、「どうしたのか?」と思ったらまたアユが掛かっていたのです。これは竿の感度が悪いのか?感覚がなっていないのか? 何にしても不思議です。前にも書きましたが、そんなにオバセてはいません。ちゃんと、目印を見ています。でも手ごたえを感じることなく結構いい型のアユが掛かってくるのです。
ここの浅い瀬で2匹掛けましたが、2匹目は軽く20センチをオーバーするくらい大きいアユでした。
でも、その後は続かす、あっという間に1時間は終了してしまいました。
結局4匹の釣果、貧果でした。自分より前のHさんは3匹掛けて、キープは2匹、後ろのSさんは何と13匹掛けて取り込み11匹というではありませんか。1時間にですよ。それが解禁日の当たり前の釣果だと言ってしまえばそれまでですが、すごいことです。
面白いことに、Hさんもさっぱりアユらしい当たり、引きがなかったといいます。どういうことなのでしょうか。Sさんは引きを楽しんでいます。
以上がはじめての試しつりの結果です。解禁10日前というのに、お恥ずかしい限りです。 水温は17度でした。
以下は、今日集まった人たちの感想等です。釣果は、きのうのブログで紹介した写真のとおりです。釣り場ごとに袋に入れています。
・何しろアユは大きい、とくに放流アユは20センチ前後に成長している。0.08号のメタルが切られた人もいました。体高十分、幅もあります。細仕掛けでは折角掛かっても切られてしまいます。ナイロンなら最低でも2.5号以上はないと持たないでしょう。0.3号がいいかも。
・天然物は追廻まで遡上している。 下流ほどよく釣れた。(試し釣りの場所は、きのうのブログを参照のこと)
・澱橋は左岸側の岩盤の溝に固まっていた。
・今日の試し釣りで、縄張りを持った一番アユは釣りきられてしまったのではないか。でも解禁日までには第2、第3のアユがつくでしょう。
・曇り空、時折小雨の天気でよかった。こらが21日のような暑い日なら、もっともっと釣られていただろう。一般の人の顰蹙を買うことになったかもしれない。(すごいうぬぼれ?では、半分は当たっているかも)
・オトリアユも、掛けたアユも全て、県内水面試験場が持っていって、分析するそうです。「下顎側線孔(かがくそくせんこう)」をみると、結構左右4個ずつ揃っているのですが、鱗の感じ(触感)で放流ものではないかというのが多かったです。
・I理事がいうには、できれば名取川でもこういう形で試し釣りをしたいと。
・脂びれがカットされているアユを釣った方は、釣具店にその旨お知らせください。
初めての試し釣り参加でしたが、何とも不満の残る、消化不良の釣りでしたが、いつも感じる最初の緊張感というか、準備から実際にアユに触ってハナカンを通して、送り出すという一連の動作、作業を行いましたので、もう大丈夫です。すっかり落ち着きました。余裕です。もういつでも、どこからでも始められます。 謝謝
写真はきのうUPしたものの集合写真となります。 敷いてある旗見たなものは、内水面が作った表示物、旗指物?みたいなものです。大きく「○特」と書いてあります。特別に調査しているのだということを知らせるためのもののようです。
