King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

こんな天候の崩れた午後に

2013年05月16日 12時44分53秒 | 珈琲
今年度からまた地域役員の仕事が回ってきました。

といっても前回のような重要職ではないので、そんな
しょっちゅう出番はありません。

毎月会議なんてありませんし、回覧板を回したり、会費の集金とか
募金の集金といったものです。

前回この地域役員をやった時に、なんと小銭集めが多いことかと
あきれましたが、これも税金のようなもので逃れられないとしたら
日本というのは結構なんだかんだ高負担です。

そして、本音と建て前という隠し事が多く、正当なことを大声で言うと
地域では生きにくくなります。

今の大阪市長などは逆に耳目を集めてどうにか生き残りをかけた
戦いを選挙前にできるかということで、テレビに出たり、twitterで
つぶやいたり、盛んにやっていますが、本当の善意とか真っ当な人
というのを最近見なくなったような感じがします。

善意やら正義を振りかざすこともなく普通に真っ当な人が周りに
いるのが普通の社会だと思いますが、人を貶めたり、競争の果てに
少し前に出ることばかりが注目され、本来の孤高の人で、清貧で、
偉ぶらず、人にああだこうだ口も出さないなんて人は本当にみかけ
なくなりました。

そんな日本人の心の移り変わりをふと感じるのもこんなこれから
天気が悪くなるという午後のひと時に、ちょっと塞いだ気持ちが呼び
さまされるからでしょうか。

今年入ってきたケニアの新豆は、とてもすっきりしていてワイリーな
感じです。

これをただ、珈琲じゃないみたいとかフレッシュなフルーツ感とか
言葉にするとなんともやすっぼげなあまりにつまらない感じになりますが、
今まで感じたしゅわっとすっきりな珈琲の数々でもちょっとひときわ
感じがいいものです。

ケニアというとただ苦いだけのコクと苦みの豆のように思われて
いますが、モカに通じる珈琲感があります。

しばらく高くていい豆が手に入らなかったケニアも今年はいいです。

ブラジルの新豆も素晴らしかったので、この新豆の感じがこんな
天候をしばらく忘れさす実力を持っています。

季節のブレンド『颯々』も好評発売中です。
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