吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

Sochiオリンピック その5

2014年02月28日 05時50分06秒 | インポート

   昔、柔道の斎藤選手(現国士舘大学監督)がオリンピックに出場した時の話である。彼は結局2大会で連続して金メダルを取った。選手団長を仰せつかった2回目のオリンピックでは鬼気迫る試合内容で金メダルをとったのである。受賞後のインタビューで、彼は号泣しながら「ほっとしました。これで日本に帰れます」と語ったのが印象的であった。まあそこまで重圧があったのかと同情的にもなるが、負けて「あ 楽しめました」とニコニコしている選手とは随分違うのだなーとその落差に驚きもする。おそらく斎藤選手は国費をもらっているとかの感覚でこの悲壮なまでの責任感が形成されたわけではない。しかしながら最低限国費をもらっているという責任は、もし試合結果につながらなかった場合、やはりどこかで示してほしいところである。だから「あ 自分は楽しんでやりました」などと個人的世界観に帰結されてしまうと、つい「公費の私的流用」を連想してしまうのである。<o:p></o:p>